タグ:プロ野球 ( 2 ) タグの人気記事

2007年 04月 18日
スポーツ:専大北上高野球部解散へ、-西武裏金問題-
 西武に続き、先日横浜も裏金問題が発覚しこの余波がプロ・アマ問わずあちこちに波及しているが、ついに高校の野球部が責任を取って"解散"することとなった。
 専大北上高、早大の元選手が西武から裏金を受け取っていた問題で、選手の母校に当たり、また更に問題になったのは、中学校の野球の成績などにより、高校の授業料が免除される"特待生制度"があったことだ。

 色々と問題を整理したい。
 まず、球団や一部の選手のエゴが、ついに多くの全く関係のない、野球を志す青年に多大なる迷惑をかけた、と言う由々しき事態である。新聞の表現上は"自主解散"となっているが、高校の野球部に所属している選手たちが自主的に行っているわけでは当然ない。あくまで自主的なのは、風当たりがけじめをつけるために学校側が取った行動であり、部員である彼らにしてみれば、青天の霹靂、第三者により可能性が大きく踏みにじられたと言っても過言ではない。
 ただ、解散を受け、一旦日本高野連からは除名されるが、
1.再発防止策を講じること
2.指導者を新しく立てる事
3.特待生制度を廃止すること
4.特待生制度の廃止を現状の関係者や保護者に説明し同意を得ること
と、言う条件が満たされれば高野連への再登録もありうるという"再生への道"は一応作られた。夏の甲子園の予選である県大会に出場するためには、6月中旬までに上記の条件を満たすことが必要となり、期間的にも不可能な話ではないらしい。この辺は、加入している部員たちにとって唯一の希望といえるだろうか。
 解散後は"野球同好会"と言う形で再スタートを切り、諸々の問題がクリアできれば、再登録に向けて動き出しことになるという。

 次に特待生制度。
 これは大きな声で言っていいのか知らないが、八百屋の身の回りでも普通にあった事だ。入学金だけでなく、授業料の免除を"非公式に"掲げているスポーツが盛んな私立高校にはあった話だ。野球やバスケの盛んな某私立高校(当時)に入学が決まっていた知人が、
「ただで高校に行ける」
と話してくれたのを八百屋は今でも覚えている。中体連で輝かしい成果を収めれば、その辺の費用は全て高校持ちだと言う。高校からその知人に接触してきたと言う話だった。
 当時、八百屋は"それが普通なんだ"と思っていた。
 しかし、それは大きなルール違反だったのだ(かつては合法でここ10年くらいでルール違反となったのだったらごめんなさい)。そういうことをしている高校、結構あると思うんだけど身に覚えのある高校はこれを機に一切辞めるべきである。

 そして、西武に続き横浜、そして次に続く球団が出てきてももう驚かないであろう裏金問題。この根幹は、希望枠制度であることは前述したとおりだが、補足として、"契約金1億円+出来高5千万の計1億5千万の契約金の規則が実質的な拘束力を持っていなかった"ことを付け加えておきたい。

 希望枠制度の導入で、契約金がうなぎ登りになることは誰の眼から見ても明らかだった。それに歯止めをかけるために93年に、上記の1億5千万を上限とする線引きが成されたかに見えた。
 しかし、これに噛み付いたのはあの"巨人"。「契約金の上限を設けることは独占禁止法に違反する」と言い放ち、更には「ドラフトそのものが独禁法違反だ」とまでぶちまげたのだ。
 …しかしそれから10年。金に糸目をつけず有名選手をFAを利用して買い漁り、趣旨こそ違うが、違った意味で巨人が独占禁止法に違反している様な気がしてならない。彼らに結果が残っていないから我々もまだ静観できるが、これでプロ野球界を席捲していたら大ブーイングものだっただろう。
 この巨人の発言が、紙の上での約束事である1億5千万にプラスして、見えないところでの金銭供与と言う"裏金問題"に発展したのである。

 決め付けはよくないが、多くの大物選手を買い漁り、また最後まで希望枠制度にこだわり続けていた巨人が、裏金を使っていないはずがないと八百屋は思っている。また他の球団も、経営を圧迫するほどの裏金を使っている可能性日今もって否定できない。現在は表に出すこともタブーとされているが、あの現レッドソックスの松坂にも裏金疑惑が向けられている。これだけの大物である。可能性を疑わない方がおかしい。

 まだまだ物議をかもしそうな裏金問題。膿を出すだけ出し切って、ウエーバー制度やサラリーキャップ制度(これは裏金問題とはあまり関係ないが、金持ちが絶対的に優位な立場にいる、と言うのはおかしいと思うので導入されてもいいと思っている、自由競争との兼ね合いが大きな問題になると思うが)の導入への議論を活発にし、より健全なプロ野球界を構築していくべきだと思う。とにかく今のままでは、ファンも納得できないと思うし、西武が1位でも何処かこう、釈然としないものを感じるのは八百屋だけではないはずだ。
 
[PR]

by R-130 | 2007-04-18 23:37 | Sports
2007年 03月 10日
スポーツ:プロ野球、またしても不正スカウト 西武が2選手に1300万円授与
 現楽天の一場選手に、巨人・横浜・阪神が裏金を渡していた問題が記憶に新しいが、その後もスカウトは、この問題がなかったかのように裏金を使っていたのだろうか。
 西武のスカウトは、早稲田大の選手と東京ガスの選手に二人で計1300万円の金銭を譲渡していたことを発表した。
 いわゆる冒頭の件の"一場問題"以降倫理行動宣言が採択され、改めてプロとの契約に絡んで金品の授受を禁止したはずだが…このような裏金というファンを失望しかさせない手口になぜ球団は手を染めてしまうのか、ちょっと考えてみたい。

 諸悪の根源は、いつの間にかに採用されていた「希望入団枠」だろう。八百屋がそれまで知っていたドラフトは、社会人・学生関係なく一発ドラフトで、一巡目から純粋な指名競争だった。他球団と指名が被れば、即くじ引きで指名権が決まる。くじ引きに敗れた球団は、一巡目に指名された選手は指名できないので、必然球団が欲する選手を獲得できづらくなる。それでも競争率を省みず理想の選手を指名しようとするか、ある程度競走の薄く獲得しやすいであろう選手で妥協するか、この駆け引きが非常に楽しくあり且つ、重要であった。
 しかし、いつの時代からか学生と社会人のドラフトが別れ、いつの間にか逆指名制度というものが導入され、それが名称を変えて現在の希望入団枠が投入されるに至っている。
 昔は、球団に指名された選手、自分の希望にかなわないためには、泣く泣く入団するか、浪人して来年のドラフトを待つしか手段がなかった。有名な話では、当時PL学園に在籍していた桑田と清原。二人とも巨人への入団を望んでいたが…巨人に入団できたのは桑田。清原は指名権を西武が獲得し、泣く泣く西武入りしたいきさつは有名な話だ。
 また、すでに引退した元巨人の元木は、最初のドラフトで当時のダイエーホークスから1位指名を受けたが、どうしても巨人入りしたくて指名を拒み1年浪人、翌年晴れて?巨人入りした経緯もあった。この元木がとった行動にも当時非難轟々だったが、その当時本人が希望の球団に入るにはそれしか方法がなかったのである。
 
 さて、この逆指名制度。ほくそ笑んだのは、巨人などの俗っぽい言い方をすれば、金と人気のあるごくごく一部の球団だけである。他の多数の球団にとっては非常にアンフェアーな規則であった。そりゃ人気のある球団に入れば、実力が伴えばちょっとしたアイドル扱いである。特に巨人戦は当時ホームゲームはほぼ毎日生中継。必然注目も高まる。巨人に行きたがる学生が後を絶たないのは当たり前の土台が整っていた。

 …そこで、逆指名してもらうために各球団が考えたのは…そう、裏金という手段に行き着くことになる。
 自球団が決して行きたい球団ではないかもしれないが、まあこれでも収めてもらってひとつ納得してください…と言う話は誰でも思いつく、安易ではあるが確実な方法だ。一場問題や、今回の西武の問題はたまたま表面化したが、おそらくこれは氷山の一角でしかないだろう。多くの球団が、この何十倍と言う金額が、裏で動いていたと八百屋は勝手に一人で思っている。


 もう一つの問題として、学生のレベルが上がったのか、プロ野球のレベルが下がったのかは定かではないが、学生選手が1軍としての即戦力になりうる可能性を秘めた選手が多くなってきていること、そしてその学生時代有名な話題性のある選手を入団させると、球団の人気や観客動員数に大きなプラスをもたらすと言う背景である。
 最近のベタねたで恐縮だが、早稲田代付属高のハンカチ王子こと斉藤投手と、その斉藤投手と熾烈な投げ合いを演じた、駒大苫小牧高の田中投手の動向が非常にいい例だろう。
 ハンカチ王子は進学を宣言するも、早稲田大の練習場は連日大賑わい。もしプロ野球に進んでいればその球団は、観客動員だけでなくそれまでプロ野球ファンではないファン層の獲得や関連グッズの売り上げも好調で、莫大な利益を得ていただろう。
 田中投手は楽天入りを決め、シーズン前から非常に評判が高い。球団発足以来常に最下位を独走しているが、いろいろな話題づくりなども事欠かず、地元以外からの注目も高いのはこのような選手面も多少なりとも貢献しているはずだ。


 さて、以上の理由でスカウトの裏金が出回ってしまう土台はきっちり整っているのである。この悪しき流れを断ち切るためには…そう、昔のドラフト制度に戻せばいいのである。少なくとも希望枠制度は撤廃すべきだ。
 …ハイハイ、そうなんです巨人はモロに反対しているんですね。清武オーナーと言う名のナベツネが。この男、表舞台はふてぶてしく辞任したかと思えば白河上皇状態である。まあ清武が堀川天皇より灰汁が強いのも始末が悪い。こいつらが猛烈に反発しているから簡単に希望枠制度はなくならないだろう。
 しかし、健全化にはこれしかない。全てにおいて公平化すべきである。金や権力や名声のあるチームだけがおいしい思いをするのはいただけない。ただ、日本ハムのチームは選手が生き生きしていて共感を覚えた、とかロッテのバレンタイン監督の下でプレーしたい、とかかつての名選手王監督の下で指導を受けたいとか、そのような人気で球団が得をする場合はいいと思う。それは球団の努力だ。
 
 希望枠制度は廃止、そして獲得競争のの健全化、これが今日の趣旨である。

 西武は最悪、ドラフト権の剥奪の可能性がある。スカウトと監督は無関係。最悪監督の思うような補強が一切出来ないまま、西部は来期のシーズンを迎えなければならないかもしれない。
 監督や選手、そしてファンにとってははなはだ迷惑な話である。
[PR]

by R-130 | 2007-03-10 23:40 | Sports