1 2007年 07月 11日
課題を挙げれば限がないが、要約して箇条書きにすれば以下の様になるだろうか。 1.相変わらず決定力に欠ける 2.CB阿部の経験不足が露呈 3.W杯で散々指摘された集中の欠如再び 4.オシムは演技したのか、それとも単に底が割れただけなのか 枠外:中村を外してみるのも手 ■ 1.相変わらず決定力に欠ける 今更言うまでも無いが2点目が取れなかったことが最大の敗因。 オシムのように6点取れとは言わないけど、中村、山岸、遠藤、羽生と"これは決めないかんでしょう"的なチャンスを悉く不意にするようでは、国際舞台では勝てないということだ。 高原が数少ないチャンスをしっかり物にした反面、こういった詰めの甘さを見ると、全く成長してないなぁ~、と額に手を当ててしまう今日この頃。 大きなお世話ついでにもう1つ加えれば、日本代表には1トップはやはり向いていないと思う。地上波の3トップなんて表記はお門違い。前半は相手の引いた守りに完全に高原が孤立していた。ASローマのトッティのように相手がベタ引きでもそれなりにチーム力を引き出せるようなクリエイティヴィティがないと現代の1トップは務まらないように思う。じっと我慢してトップに張っているタイプは、もはや1トップでは活きない時代のような気がする。 ■ 2.CB阿部の経験不足が露呈 常々このブログで指摘していた阿部のCBは経験値が低すぎてギャンブルに近い、と言うもの。今までのテストマッチがぬる過ぎた為、阿部が追い詰められたディフェンスと言うものを経験することなく大きな大会に直面して、いきなりその洗礼を浴びた格好だろう。 相手はセバスチャン(なんか西洋の童話に出てきそうな名前だ)ただ1人が危険な匂いがしていたんだから、しっかり目を離さずに集中していれば、あのPKにもなりかねなかった危険なファールを冒す必要もなかったと思う。この辺は3にもも共通するけど。 唯一の救いはこのミスが決勝T進出を決める瀬戸際のプレーでなかったこと。しかし日本代表は高い代償を払ったことになった。阿部にはもう面子もいないことだしより一層の成長をしてもらわないと困ることになる。 ■ 3.W杯で散々指摘された集中の欠如再び 後半得点後も、暫くは攻め続けていたが、段々ゴールが遠いということが広まってきたのか、プレーが散漫に。最後は中途半端に引いた結果、相手の速攻をファウルと言う手段でしかとめることができず、それで与えた絶好のFKを決められてドローに持ち込まれた。 こういった国際大会になれば、内容だけでは評価されない。3階級ほどの差があってもドローはドロー。日本はまたしても1点を守れなかった。 これはW杯の初戦からなんら変わっていないように思える。あのときからメンバーも半分以上変わったが、メンタリティはなんら変わっていない。 それとも、崖っぷちに立つ事で初めて真剣になれるのか? まさか、W杯のときのように崖っぷちにたっても惨めな終わり方をするのではあるまいな? ■ 4.オシムは演技したのか、それとも単に底が割れただけなのか 試合後の苛立ったインタビュー。 そして、ドレッシングルームで激高していたと語っていた中村。 あのオシムの姿の真意があるのか、それとも本当に激高していただけなのか。 個人的には、あのオシムのポーズは"演技"であると信じたい。 あのドイツの地から1年経った今も、弛緩しきったメンタリティーに活を入れるためにあのような激高した姿をメディアや代表メンバーに見せたんだと信じたい。 別にオシムを擁護するわけではないが、ナショナルチームの代表監督たるもの、それくらいは計算づくでやれる力量があるものだと信じたい。まだ半信半疑だが… ただ…あれが彼の単なる素のリアクションだとすれば、オシムJAPANは大成しないだろう。 自分が指導した成れの果てに激高するようでは、自身が代表の事態を把握していないことを露呈しているだけである。 きっと、前回大会の川口のような神かがり的な要素でもない限り連覇はなしえないだろう。 後任候補を早急に探すべきである。 番外:中村を外してみるのも手 中村俊輔の出来が今一歩のような気がする。1試合だけでそれを判断するのはどうかと思うが、彼のところにボールが来るとテンポが悪くなる。やはりさわってリズムを作る選手なだけに、球離れの速さを求めるオシム監督の下では彼のよさは活き難い様な気がする。 1試合ぐらい、彼のいない試合を見てみたい気もする。 グループリーグのレビューは後にやろうと思うが、グループBは何とホスト国のベトナムがUAEを破るという大波乱で、現在ベトナムがトップ。きっとベトナムは御祭り騒ぎだろう!! これでもしベトナムが次戦でカタールに引き分けちゃったりすると… グループリーグ最終戦は、決勝T進出を賭けたベトナムとのもろアウェー決戦になるわけで…ウムム、これはこれで楽しみだ。ベトナムの番狂わせ期待したい!! ■
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by R-130
| 2007-07-11 03:05
| ∟Football otherissue
2007年 07月 11日
■ コパアメリカ準々決勝 ○ ブラジル 6 --- 1 チリ ● ○ ウルグアイ 4 --- 1 ベネズエラ ● ○ メキシコ 4 --- 0 パラグアイ ● ○ アルゼンチン 6 --- 0 ペルー ● コパアメリカ準々決勝は何とも大味なスコアに。 実力で抜けているアルゼンチンやメキシコだけでなく、グループリーグでは批判が絶えなかったブラジルやウルグアイも大勝を収めた。特にグループリーグでは好調だったパラグアイを4-0で完封したメキシコの強さは非常に不気味である。 準決勝の組み合わせは ブラジル --- メキシコ アルゼンチン --- ウルグアイ となった。 ブラジルがメキシコに勝てるのか、非常に興味の尽きないカードである。 ■ リバプール、ベラミーを放出する一方でアヤックスのバベルにオファー ベラミーはウエストハムへ移籍。テベスの後釜にベラミーを指名した。 ただ、ウエストハムの場合、テベスをマンUに移籍させたときに発生した移籍金がどれくらい入ったのかは不明。と言うのもテベスはなんか得体の知れない企業(?)みたいなところに所属していて契約が非常に複雑(なんかの雑誌にMSI社とか書いてあったけど詳細はわかりません)。マンUとテベスの契約がこじれているのはテベスを所有する企業との係わり合いがあるからとか。 ウエストハムは、罰金も取られて、下手したらテベスを売却した金も入らないみたいで踏んだり蹴ったり…って本当は勝点剥奪されるほど思い罰になるはずなのが、罰金のみのために残留できたので、良しとすべきでしょうか。 って今度はバベルにオファーですか? ウイングも出来るってことでサイドハーフやらせるつもりなんだろうか? FWって何人いるよ、この前も書いたけど、クラウチ、カイト、ヴォロベイ、トーレス…そしてバベル?いきなりヴォロベイはレンタルとか!? ■ インテルのグロッソ、リヨンに移籍 イタリア人がリーグ・アンに移籍するってあんまり無いですよね。最近ではグイドリンがモナコの監督に就任したときイタリア人をわさわさ連れて行って顰蹙を買ったのを覚えているけど… しかし、グロッソもパレルモ時代やW杯までは本当にいい選手だったのに…何もリヨンに移らなくても…って思うのは八百屋だけだろうか。まあリヨンはアビダル引き抜かれたからLSBの一人者を確保する必要があったので、リヨン的には良かったんだろうけど…。 うーん。 ■ セビージャのカヌーテ、移籍金を25億円に設定 トッテナムから格安で引き抜いてきたカヌーテを25億で値付け… D・アウベスの件と言い、セビージャも本当に強気である。 しかし当の本人は移籍にも興味津々のようで、"できればプレミアでプレーしたい"とのこと。 それってプレミアの給与待遇がいいから? ■ ポルトDFのぺぺ、レアル・マドリーへ移籍へ キヴを諦めたレアル・マドリーはどうやらぺぺで手を打ったようである。 移籍金も発表されていないが、キヴ側が要求していた金額の半分から1/3程度とかなりお得な買い物だったようだ。レアルは監督がシュスターと言うことで正式にアナウンスがあった後、ロッベンの獲得やセスクに興味やカカに記録的ネン坊を提示など相、変わらずビッグネームのお尻を追いかけている。 ぺぺで妥協したのは、スター選手獲得のための倹約??? ■ マルダのチェルシー入りが内定、ロッベンの去就に注目 それは無いだろう、なんてたかをくくっていたら、唖然、マルダ、チェルシー入りの報道。 移籍金34億円也。 エッシェンが移籍に尽力したなんて話もあるけど、ロッベンはどう思っているんだろう。 ロッベン親父は、「チェルシーに残る」なんて言い放っていたけど、実は本人はまだ契約書にサインしていないんだとか? カかもセスクも無理だから、ロッベンで手を打つかな、レアルは? ■ ビジャレアルにレンタル中のトマソン、レンタル延長へ 真剣に移籍先を探していたトマソンだが、どうやら色よいオファーが無かったようでビジャレアル残留を決めたようだ。あまりフラフラしていると、ビジャレアルが主力のFWを獲得しそうな勢いだったので、早めに手を打ったようである。 ビジャレアルはシュトゥットガルトに8400万を支払ったそうだ。 フォルランのつなぎとしてトマソンは悪くないだろう。今年は選手が獲得できないようなら1年トマソンで繋いで来期探すのも悪くない選択肢だと思う。 ■ ネドヴェド、ユーベとの契約延長が難航 最後はユーベのネドヴェドについて。 恐らく移籍市場で一定の成果を収めたユーベなだけに、先が見えているネドヴェドに大枚を叩く必要もなくなったというのが大筋の見解だろう。 契約延長として提示された条件にはあまりにもネドヴェドを蔑んだかのような内容だったらしく、本人は落胆、代理人は激怒したようで、 「このままでは、彼は引退するだろう」 とまでコメントしている。 果たしてユーベはネドヴェドを本気で引きとめようと思っているのだろうか? ■
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by R-130
| 2007-07-11 02:13
| ∟Football otherissue
2007年 07月 11日
![]() ■ 決勝 1 K・ライコネン フェラーリ 1:21:43.074 2 F・アロンソ マクラーレン + 2.400 3 L・ハミルトン マクラーレン + 39.300 4 R・クビサ BMW + 53.300 5 F・マッサ フェラーリ + 54.000 6 N・ハイドフェルド BMW + 56.300 7 H・コヴァライネン ルノー + 1 laps 8 G・フィジケラ ルノー + 1 laps 9 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps 10 J・バトン ホンダ + 1 laps 11 D・クルサード レッドブル + 1 laps 12 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1 laps 13 A・ブルツ ウィリアムズ + 1 laps 14 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 2 laps 15 C・アルバース スパイカー + 2 laps Did not finish 16 V・リウッツィ トロロッソ + 6 laps 17 J・トゥルーリ トヨタ + 16 laps 18 A・デビッドソン スーパー アグリ + 24 laps 19 S・スピード トロロッソ + 30 laps 20 R・シューマッハ トヨタ + 37 laps 21 A・スーティル スパイカー + 43 laps 22 M・ウェーバー レッドブル + 51 laps ◇ 自身母国グランプリ予選でポールを取ったハミルトンと、ミスったライコネンの"僅差" ハミルトンフィーバーに沸くイギリスGP。 まさかこのルーキーが、ポイントリーダーで凱旋するなんて誰が思ったであろうか。 90年代のナイジェル・マンセル以来のファンの大騒ぎ振り、そしてどこでも注目されるハミルトン。どれだけ若いにしては落ち着いても、逸材であっても、力が入らないわけがない。 アロンソがマイペースで着々とセットアップをこなしていくのとは対照的に、FPでもタイムを出そうとしたハミルトン。必然、母国GPと言うことでプライオリティーのあるハミルトンは燃料を軽めに設定してP.P.を狙った。 一方のフェラーリ勢は、今回も気温・路面温度ともそれ程上がらない"フェラーリ寄り"のコンディションの中、ロングランと予選セッティングをしっかり煮詰める。そしてハードではなく、ミディアムでもロングランで美味しく走れるという自信を深めて予選に臨む。 結果は予定通りハミルトンがP.P.。ライコネンは最終コーナーでタイヤ1個分外に膨らんでタイムロスをし、僅差の2番手につけた。しかし、搭載ガソリン量の差やミディアムでロングランが出来る強みを考えれば、その差は無いに等しかった。 ◇ マッサがまさかのエンジンストール、ハミルトンはライコネンを突き放せず フォーメーションラップが終わろうかとしたとき、突如ピットロードのマーシャルがイエローフラッグを激しく振り始めた。 誰か、エンジンストールでもしたのか? ![]() その答えはマッサだった。 予選は珍しくライコネンより重く積み、予定通り4番手を獲得。しかし1回目のピットを出るときにはフェラーリの1-2体制…を目論んでいたフェラーリ陣営の戦略はあっけなく崩壊。エクストラフォーメーションラップの開始で、マッサはピットスタートに。 スタート。 レコードラインの2番手ライコネンの動き出しが良い。 ![]() しかし、ハミルトンがアウトにすっと車を寄せて被せ、ライコネンの進出を阻止。 ![]() 1位ハミルトン、2位ライコネン、3位アロンソで1コーナーへ。 マッサは最後尾から怒涛の追い上げを見せる。 ![]() 最終的にはクビカの真後ろの5位まで追い上げてチェッカー。アグレッシブな走りで我々を魅せてくれた。 北米ラウンドの頃のマクラーレンなら、スタートしてから1周でコンマ5-1秒位後方を離していくのが常だった。 ![]() しかし今回は全く逃げられない。 ライコネンが常に1秒程度のギャップでハミルトンの後方につき、10周目以降はハミルトンを追い立てまわす。 "いつでも抜けるぞ" そう言わんばかりのドライブである。 予定通り軽かったハミルトンが早めにピットへ。 ここで、ハミルトン、プレッシャーか気が焦ってロリポップが上がらないのにマシンを走らせようとして、若干タイムロス。 その間にライコネンが驚異的なペースでハミルトンとの差をつけ、9秒の給油をしてもハミルトンの前で戻ることに成功した。 ◇ アロンソのギャンブル発動!!しかしレースを制したのは… しかし、レースとは面白いもので、ハミルトンがライコネンの相手にならないとなった途端、今度はアロンソがライコネンに襲い掛かる。 アロンソはライコネンが止まった次の周にピットに入ってロスタイムは6秒ちょっと!!アロンソよりロスタイムを3秒削って何とアロンソがライコネンの前に出る!!アロンソはギャンブルに打って出た!! その後タイムがコンマ5近くずつ開いていく…が、段々開くタイム差が縮まっていく。コンマ5が3になり1になり… アロンソとライコネンのギャップが5秒になったところでそれ以上差が開かなくなった。もうすぐピットに入らんとするアロンソと、まだガスを積んでいるライコネンのラップタイムが同等なのである。5秒のマージンもあってないようなものだった。 アロンソがピットに消えた後、またしてもライコネンは驚異的なペースアップでアロンソのギャップを削り取り、アロンソが入った6周後、ライコネンが2回目のピットを出た後、2秒のギャップを築いてコースに復帰した。 ![]() ライコネンの見事な勝利、しかも連勝!! 2005年の、あの速かったマクラーレン時代のライコネンを髣髴とさせる、強い、勝負どころをしっかり抑えた文句なしの速さだった。 地元GPのプレッシャーに潰されたハミルトン。 ギャンブルに負けたアロンソ。 そして速く強かったライコネン、(マッサもトラブルが無ければこの二人を交わしていただろう) 北米では銀組の足元にも及ばなかった赤組が、 今や銀組が赤組の引き立て役となっている!! 今後がますます楽しみなグランプリ折り返し地点だった。 ■
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by R-130
| 2007-07-11 01:25
| ∟F1 2006 Final
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