タグ:ASローマ ( 8 ) タグの人気記事

2007年 04月 20日
サッカー:セリエA23節(延期分) インテル、やはり勝負どころに弱し
 久々にセリエの記事をとりあげる。恐らく自分の記憶が正しければミラノダービー以来じゃないだろうか。
 今節の第23節はミッドウィーク開催になったのだが、これはもともとは日程として組まれていなかったものが移動してきたもの。
 そう、あのカターニャの暴動事件で延期になった第23節の残り開催分である。
 ちなみにこの第23節。目玉のインテルとローマの直接対決がそのまま延期になり残念な思いをしたのを覚えているが、それが今回、非常に意味のある1戦となって帰って来た。
 それは、インテルが、ホームサン・シーロでローマに勝利すれば、06-07シーズンのスクデットを獲得できる、と言う条件付の試合になったのだ。
 ホーム・サン・シーロでスクデットを決められ、尚且つセリエA2位、スペクタクル度ではインテルをも上回ると絶賛のローマを叩いて優勝できるとあって、インテルとしては優勝して更にチームとしての存在意義を高めたいところだろうが、果たして試合はどうなったのか?振り返りたい。


● インテル 1 --- 3 ASローマ ○  at ジュゼッペ・メアッツァ(サン・シーロ)
【得点者】 ペッロッタ('44) マテラッツィ('52)(PK) トッティ('89) カッセッティ('90+5)
【警告・退場】 フィーゴ(b) サネッティ(b) スタンコビッチ(b) マテラツツィ(b)
         マンシーニ(b) メクセス(b) ピサロ(b) ドニ(b)


■ インテル  4-4-2

    イブラヒモビッチ   アドリアーノ

          スタンコビッチ

    サネッティ        フィーゴ

           カンビアッソ

グロッソ  マテラッツィ  コルドバ  マイコン

             セーザル
【交代】
 アドリアーノ   →   クルス ('61)
 グロッソ   →   ダクール ('61)
 カンビアッソ   →   レコバ   ('90)

 いまいち自信が無いが、スタートは4-4-2のロンボ型。フィーゴが高め、サネッティが低めでプレー。後半16分に、流れを引き寄せるべく、"勝利の方程式"クルスを投入するもこれが大誤算。逆転されて踏ん切りがついたのかレコバを90分に投入するも時既に遅すぎ。この辺の采配の遅さが不満。


■ ASローマ  4-5-1

         トッティ

マンシーニ  ペッロッタ  ヴィルヘルムション

     デ・ロッシ   ピサロ

キヴ  メクセス  フェラーリ  パヌッチ

          ドニ
【交代】

 ヴィルヘルムション   →   カッセッティ   ('74)
 マンシーニ   →   ヴチニッチ   ('77)
 トッティ   →   トネット   ('90)

 キブを左サイドに回し、メクセス・フェラーリの2枚岩。フェラーリが好調なら、攻守にわたりプラスが期待できるこのフォーメーションがベストだろう。
 しかし攻撃陣は層が薄い上に、タッディ、アクイラーニが不在のため、切り札らしい切り札のないスパレッティ監督。交代も何処か渋め。ヴィルヘルムションの替えがカッセッティと言うところに層の薄さを痛感する。でも、カッセッティはちゃんとインテルの息の根を止めたから大したもんか。


 両陣営とも怪我人を抱え、ベストとはいえない。
 インテルは、クレスポ・ヴィエラ・マクスウェル。ローマは、タッディとアクイラーニ。層から考えれば、ローマにとってタッディがいないのは相当に痛い。代役はヴィルヘルムション。

 前半。
 試合の主導権を握ったのはローマ。インテルはお約束のスクデット目前の緊張感からか動きが固く、特に中盤の守備がルーズ。ローマに良い様にゲームをクリエイトされる。
 20分。トッティの強烈シュート→J・セーザルが好セーブ→こぼれ球をペッロッタ蹴りこむ→またもJ・セーザルが好セーブ。さっきセーブして、もうここにいるのか!!と言う感じのJ・セーザルのグッドセーブでインテルは難を逃れる。
 34分。デ・ロッシの浮き球のパスにペッロッタが走りこんでシュートもこれはクロスバーの上。しかしペッロッタの動き出しが絶妙。試合のキーポイントに必ず彼がいたのが印象的だった。
 39分。トッティのポストプレー。マイナスに戻したパスに、マンシーニがダイレクトでシュート。これもJ・セーザルが片手で辛うじて当てて、ポストに救われる。前半はJ・セーザルのセーブに救われた形のインテル。
 一方のインテルは攻めにやや決め手を欠き、大きなチャンスは31分、スタンコビッチがペナルティーエリアの外、左斜め45度から強烈なミドルを放つがこれはポストに当たってゴールラインを割った。その他にもグロッソとフィーゴの崩しなどがあったが決定機は作れず。
 前半も終わりがけの44分に試合後動く。
 マンシーニがバイタルエリアでためて左サイドに動くデ・ロッシへ→左サイドを駆け上がるキヴへ→グラウンダーのセンタリング→詰めていたペッロッタが押し込みゴール!!ローマ先制。ワンタッチやダイレクトのパスを織り交ぜ、インテルDF陣を翻弄、ローマらしい得点で1-0。試合が動いた。 

 後半。
 インテルがねじを巻いてきたのか反撃。
 46分。カウンターからフィーゴが左サイドを突破し、センタリング。アドリアーノに絶妙に渡るかに見えたが、これをメクセスが読みでカバーリングに入り間一髪の間で防ぐ。
 50分。疑惑のシーン。ズラタンのスルーパスにアドリアーノが反応。ドニもボールに行こうとするが間合い的には少し間に合わない。アドリアーノがもったところで、ドニとアドリアーノが接触、し・た・か・に見えた。もんどりうって倒れるアドリアーノ。主審はPKの判定。
 ガッツポーズするズラタン。アドリアーノも倒れこそしていたが顔が微妙ににやけていた。
 マンシーニを初めとするローマ選手はこれに猛抗議。マンシーニはアドリアーノのダイブを主張しすぎて主審からイエローを喰らっている。
 これで得たPKをマテラツツィが見事に決めて、インテルが同点。俄然勢いづく、かに見えた。

 ここでこの疑惑のプレーは後にアドリアーノのダイブと判定され、アドリアーノに2戦の出場停止処分が下る。これに対してインテル側は抗議しているが、ビデオで見る限り間違いなくシミュレーションであった。

 この後試合はヒートアップ。ピサロのフィーゴへのファールでちょっとした両軍のもめあいにもなり、この試合への意気込みが感じられる。
 後半は若干インテルペースか。動きが前半に比べてスムーズ、守備も中盤で機能するようになりローマに前半ほどゲームを作らせない。
 インテルの攻撃が続く。
 マイコンの右サイドからのクロス→アドリアーノヘッド→右ポストにあたりローマ救われる。
 スタンコビッチの高速クロス→ズラタン感じてはいたが若干届かずゴールならず。
 スタンコビッチまたも強烈ミドル→ドニセーブ。
 後半は、ドニが忙しい。

 しかし25分を過ぎたあたりから、両チームの運動量が減少。暑さでバテ気味か、プレーもファールで止まることが多くなってきた。
 そんな膠着状態を打破したのがローマのトッティだった。
 89分。トッティのFKがフィーゴのひじに当たって入るラッキーなゴールで再び勝ち越し、1-2。こけで事実上勝負は決まった。
 ロスタイムにはローマのカウンター。デ・ロッシが持ち込んでDFをひきつけて、右サイドのフリーのカッセッティへ。カッセッティが落ち着いて決めて1-3。インテルに引導を渡した。

 インテルは、ホームで優勝を決められないばかりか、今季初黒星を喫した。またしても、インテルは詰めを誤り、インテルらしい結果に終わってしまった。


 インテルらしい、と言ってしまえばそれまでだ。
 過去を紐解けば01-02シーズン、インテルは最終節に破れ(当時の監督はエクトル・クーペル)ユベントスにスクデットを掻っ攫われたのが記憶に新しい。これ以外にもインテルは勝負どころで悉く勝負弱さを見せ付けてくれる、"愛らしい"チームとも言える。
 しかし、だからインテルは最強にはなれないのだ。
 どれだけ優秀な選手を集めても、最後の何と言うか、メンタリティー的な部分が何か欠落しているのだ。だから今年もバレンシアに負けることなくCLは敗退していった。ここぞと言うときに何かがインテルには長きに渡り欠落している。それが今年のメンバーをもってしても打破出来なかった。
 八百屋の私見だが、これを打破する力こそ、監督に求められている資質だと思う。残念ながら今のマンチーニにはその資質は備わっていない。1-1の後、2枚換えした後うまく行かなくても模様眺めに終始してしまい、大事な勝負どころを看過してしまったのだ。90分にレコバを投入して何をしようと言うのか。この辺の腰の重さは、流れを変え得る上で致命傷だ。
 更にもうひとつ批判させてもらえれば、マンチーニ監督は今までローマの何を見てきたのだろうかと言うことだ。中盤を自由にさせすぎ、神出鬼没のペッロッタにマンマークもつけない。これで前半1点で収まったのはJ・セーザルのグッドセーブがあったから。彼がいなければ前半で0-3になっていたかもしれない。前半から明らかに監督として致命的なミスを犯していた。
 
 今季恐らくスクデットを取るであろマンチーニ監督を切る理由はどこにも見当たらないが、あえて解任し、違う監督にタクトを揮わせる方がより良いインテルになるだろう。これだけのスカッドを有しているのである。捌く人が捌けばもっと面白いチームになるはずだ。

 23節の延期は、思わぬドラマを生んでくれた。
 それは、インテルがやはり今もってしても最強ではないと言うことを知らしめる、ドラマチックな1節であったという風に八百屋は考えている。
[PR]

by R-130 | 2007-04-20 23:43 | ∟Serie A 06-07
2007年 04月 05日
サッカー:UEFAチャンピオンズリーグ ベスト8 1stleg ②
 日本時間の本日早朝に行われた2試合は、プレミアのマンU・チェルシーが、ASローマとバレンシアと戦った。早速振り返りたい。


△ チェルシー 1 --- 1 バレンシア △  at スタンフォードブリッジ
【得点者】 シウバ('30) ドログバ('53)
【警告・退場】 ドログバ(b) ディアッラ(b) シウバ(b) アルベルダ(b) アジャラ(b)


■ チェルシー 4-3-3?(4-4-2っぽくも見えましたが微妙 シェバの位置が特に…)

カルー     ドログバ    シェフチェンコ

     ランパード    バラック

           ミケウ

A・コール テリー カルバーリョ ディアッラ

           ツェフ
【交代】
カルー → ショーン・ライト・フィリップス ('75)
ミケウ → J・コール ('75)

 ロッベン、エッシェンが怪我で苦しい布陣。RSBはディアッラで先発。
 75分に勝負をかけるべく、4-4-2(4-2-4?)の布陣にチェンジするも、J・コールはまだまだフィットに時間がかかりそう。


■ バレンシア 4-4-1-1

                 ビジャ
        シウバ
 ビセンテ                ホアキン

        アルベルダ  アルビオル

 デル・オルノ モレッティ アジャラ ミゲウ

             カニサレス
【交代】
ホアキン → ウーゴ・ヴィアナ ('87)
ビジャ → ホルヘ・ロペス ('90+2)

 マルチェナを出場停止、バラハを再度負傷でボランチを欠くバレンシア。CBのアルビオルをボランチに回してモレッティをCBに起用。
 デル・オルノは古巣対決。フローレス監督にチェルシー攻略法を教えたという話題がメディアをにぎわせていたが果たしてどうか。


 試合は予想通り非常に守備的に進み、特にアウェーのバレンシアはなかなか攻めに人数をかけない展開。チェルシーはポゼッションで上回るもなかなかバレンシアに風穴を開けられない。
 そんな守備的な展開の中、得点が動いたのは前半30分。
 シウバが単独で左サイドを突破し、左斜め45度、距離にして30メートル強の所から強烈なロングシュートを放つ。これはいかなツェフでも弾くことができず思わぬ形でバレンシアが先制。スタンフォードブリッジも予期せぬ失点に静まり返る。
 後半、両チームとも選手交代はなし。やはりチェルシーがポゼッションを高めて攻め込むもなかなかゴールを割る事ができない。そんな中またしても予期しない形で同点弾が生まれる。
 後半8分。カニサレスのゴールキックが、A・コールに渡る。これをすかさずA・コールがロングフィードでバレンシア陣内に蹴りこむ。焦ったバレンシアDF陣、ラインを上げており急なフィードに対応が完全に後手に。それをドログバが見逃さず、バレンシア陣内めがけて走りこみワンバウンドしたボールをそのままダイレクトに頭でカニサレスの頭を越すベティングシュート!!いきなりチェルシーも追いつく。
 フローレスは流石にアウェーで1-1と言う状況では勝負を仕掛けず守りを固める作戦に。
 モウリーニョは残り15分で、ライト・フィリップスと病み上がりのJ・コールを投入し、得意のサイドアタックから活路を見出そうと勝負をかける。
 最後はカルバーリョまで上がって得点を目指すも、フローレスも選手交代をうまく使ってしっかり時間稼ぎ。1-1でタイムアップ。バレンシアが同点でアウェーゴール1をメスタージャに持ち帰る結果となった。



○ ASローマ 2 --- 1 マンチェスター・ユナイテッド ●  at スタディオ・オリンピコ
【得点者】 タッディ('44) ルーニー('60) ヴチニッチ('66)
【警告・退場】 ペロッタ(b) スコールズ(b/s) スールシャール(b) エインセ(b)
※ ペロッタが次節サスペンションで出場停止

■ ASローマ 4-5-1

           トッティ

マンシーニ ペッロッタ タッデイ ヴィルヘルムション

          デ・ロッシ

パヌッチ  キブ     メクセス   カッセッティ

            ドニ
【交代】
ヴィルヘルムション → ヴチニッチ
タッディ → ロージ

 ピサロがサスペンション。トネットが怪我。RSBは守備に若干の不安があるカッセッティ。中盤はちょっとわかり辛かったが、ペッロッタとタッディが交互に引き気味、マンシーニとヴィルヘルムションはサイドに張り出していた。
 移籍してあまりパッとした成績が出ていないヴチニッチの交代がなんとなんと…


■ マンチェスター・ユナイテッド 4-4-2

       ルーニー  スールシャール

  ギグス                  ロナウド

        スコールズ  キャリック

エインセ ファーディナンド ブラウン オシェイ

           ファン・デルサール
【交代】
スールシャール → フレッチャー
ギグス → サハ

 ヴィデッチ、ネビル、エブラ、シルベストル・パク・チソン…怪我人続出でもうラーションもいない。スールシャールとサハとフレッチャーは病み上がりと言う厳しい状況のユナイテッド。帯同メンバーにも聞きなれない名前の選手が含まれており現状のメンバーがベストでありながら交代枠に効果的な選手がいないという、逆風吹き荒れる状況。冷静に考えればマンU有利と言う下馬評は本当か、と疑いたくなるがどっこいリーグ戦では本当に勝負強いところを見せている。この強さをCLでも見せ付けるのか。ロナウドの高速ドリブルはローマ陣内をキリキリマイにさせるのか、見物だ。


 前半。
 キックオフからいきなりマンU陣内に攻め込むローマ。早速奪ったコーナーキックも、トッティが息もつかずに蹴りこみ(カメラが間に合わないほど)明らかに主導権を握ろうとするスパレッティの積極策が見て取れた。この手法が功を奏し、ローマが優勢な時間帯が多かった。
 そんな中、積極的な守備を見せていたスコールズのプレーが仇に…前半34分に2枚目のイエローでいきなり退場!!マンUはリーグ戦でもあまり経験のない10人でのプレーを余儀なくされることに…これがマンUのゲームプランを大きく狂わせたことは言うまでもない。
 必然的に数的有利となり、更に攻め込むローマに先制点が生まれたのは前半42分。
 ショートコーナー→トッティがボールを受ける→縦に走りこむマンシーニに絶妙のパス→マンシーニがマイナスのクロス→タッディがゴール!!見事な先制点だった。

 後半。
 メンバーの交代は無し。ただ、マンUはスコールズと言う中盤の配給役を失い、実質カウンターに全てを賭ける戦術に変更。
 その戦術が活きたのが60分。セットプレーでローマの選手がマンU陣内に多く残っていた時の鋭いカウンターが炸裂。
 ロナウドが高速ドリブルで自陣から右サイドを駆け上がる→右に開いたスールシャールにパス→スールシャールセンタリング→フリーのルーニーがワントラップして落ち着いてシュート!!ゴール!!
 後半も怒涛の攻めを見せていたローマに風穴を空けた瞬間だった。
 しかし、ここでスパレッティが采配をふるう。
 いまいちフィットしていなかったヴィルヘルムションに代わってヴチニッチを投入。シーズン前半を怪我で棒にふるい、復帰後もなかなかインパクトを残せなかった彼がいきなり大仕事をやってのけようとは誰が思っただろうか。
 交代の4分後、後半21分。マンシーニの鋭いシュート→ファン・デルサールが辛うじて弾く→そこにヴチニッチが詰める→強烈な弾道がマンUゴールに突き刺さる!!ゴール!!勝ち越し!!
 ローマに蔓延していたいやぁな流れを僅か6分で引き戻しその後もローマは行け行けどんどんで攻め立てる。
 ファーガソンは、フレッチャーを入れて守備のバランスを取り、サハを入れて一縷の望みを繋ぐも叶わず。一方最後までローマが押しに押すも追加点を上げるには至らず、結局2-1でタイムアップ。ローマとしては、もう1点がほしかった試合、マンUとしてはスコールズの退場もありながら2-1で終えられたのは悪くない結果ではないだろうか、と言う試合に思えた。

 この試合のポイントは、スパレッティがよくマンUを研究していたと言うことに尽きそうだ。
 まず、ホームの地の利とマンUに主導権を握らせないために試合開始直後から積極的に攻めたこと。これが良かった。あまりマンUの時間帯になることなく試合は進み、想定外のスコールズの退場まで引き出せたのだから、スパレッティとしてはしてやったりではなかっただろうか。
 また、ロナウドとギグス対策もしっかり出来ていた。自陣内にこの2選手が入ってくれば、必ず2人がかりで潰しに行くというルールを徹底し、突破を許さなかったこと。特にロナウドはカウンターのとき以外殆ど何もさせてもらえていなかった。リール戦での教訓をうまく活かしている。
 これだけ戦術がハマりながら、2得点に終わったのは何とも悔やまれるだろう。勢い的にも、1-2点は取れそうだっただけに、この甘さが致命傷になる可能性は否定できない。

 マンU陣営にしてみれば、スコールズが退場になった時点でお手上げだった。
 オプションらしいオプションも持ち合わせず、采配もへったくれも無い状況下で、10人になってからアウェーゴールを奪ったのはチームとしての底力を感じる内容だった。
 2ndlegも非常に楽しみな試合が楽しめそうだ。

 2ndlegは間髪あけず次週に行われる。
 いよいよベスト4が決定する。来週も見逃せない1戦になりそうだ。


    

 
[PR]

by R-130 | 2007-04-05 23:56 | ∟UEFA CL 06-07
2007年 04月 04日
サッカー:UEFAチャンピオンズリーグ 今晩の試合の展望(願望?)
■ ASローマ vs マンチェスター・ユナイテッド

 個人的にものすごく興味をそそる1戦。共に両サイドの突破を戦術とする2チームながらその中身は全く異なるだけに、この両個性がどのようにぶつかるのか興味は尽きない。
 早くも、トッティがファーガソンに噛み付いたり、ローマの警察署長がマンUのサイトに怒りを顕にしたりと場外の争いも激しくなっていますが、もともとイングランドとイタリアって過去の歴史紐解いても仲良くないんですよねー。ヘイゼルの悲劇、は行き過ぎだけど、両サポーターの揉め合いは、ゲーム展開やレフリーのジャッジ如何では必至の状況だと思います。特に、オリンピコとあってあの異様な雰囲気の中どのような試合意展開になるのか…楽しみです。
 マンUは、ネヴィルとヴィデッチというDFラインの重鎮2枚が故障。特にこれまで安定した守備とセットプレーに貢献していたヴィデッチの離脱は痛い。FWはスールシャールに引き続きサハも戻ってきたけど出番はあるでしょうか?
 ローマは、今やセリア随一のCBコンビといわれるメクセスとキブが、マンU攻撃陣をどのように押さえ込むか、ここに尽きそうです。
 ローマは内容の良し悪しが激しく結果が安定しない部分、マンUはDF2枚が欠場と言う部分を考慮すれば評価は五分。個人的願望として、今年のマンUにビッグイヤーは取ってほしくないのでローマに頑張ってもらいたいと。しかし、経験・実力は監督も含めてマンUに一日の長があるだけに、ローマは勢いに乗れるかが鍵になりそうです。


■ チェルシー vs バレンシア

 両チームとも主力に怪我人を抱え、バレンシアにいたってはベスト16の2ndlegでインテルとの乱闘で出場停止選手もいるだけに非常に厳しい戦いになりそう。ちょっと整理してみたい。

・チェルシーの出場が出来ない(であろう)選手
 エッシェン ロッベン

・バレンシアの出場が出来ない(であろう)選手
 モリエンテス バラハ マルチェナ ダビド・ナバーロ

 チェルシーはJ・コールが復帰にゴーサインが出たらしくひょっとすればバレンシア戦でも出る機会があるかもしれない。帯同選手には加わっている模様でベンチ入りも現実的とのこと。サイドだけでなく真ん中も出来るユーティリティ性は重宝しそうだ。
 バレンシアは、モリエンテスがユーロの予選で怪我し、2トップはビジャとアングーロだろうか。右サイドハーフにホアキン、となるのかな?リーガ・エスパニョーラをあんまり見ていないんで手前味噌的な予想ですが…
 両チームともサイド攻撃を格とする戦術だが、バレンシアはよりカウンターに頼らざるを得ない戦術になりそうなのに対し、チェルシーはバラックやミケウと言ったポゼッションにも対応できる選手を揃えているだけにこの辺の対応力にチェルシーに一日の長がありそうだ。
 そうでなくとも、今シーズンのチェルシーは多くの怪我人やメディアの逆風にもめげずに結果を残しているだけに、チェルシーを応援したくなる気持ちが八百屋的には強い。

 いずれにしても今日の2試合はどちらも必見。どうやらはしごして見る事になりそうです…(^^ゞ
[PR]

by R-130 | 2007-04-04 21:59 | ∟UEFA CL 06-07
2007年 02月 13日
サッカー:UEFAチャンピオンズリーグ ベスト16プレビュー④ リヨンvsローマ
 プレビュー第4回目は、1月に入ってもたついたものの未だフランスでは敵無しのリヨンと、今年セリエAで一番スペクタクルなゲームをしているローマの1戦を占なう。
 リヨンの悲願のベスト4は成し得るのか。ローマにとってはチャンピオンズリーグとなってからは初の決勝T進出である。


リヨン (リーグ成績 17勝4敗3分 1位)

-故障者リスト-(1st legまでに戻れる…○ 微妙…△ 無理…×)
× A・ディアッラ(MF)
△ ベンゼマ(FW)
△ ヴィルトール(FW)


-対戦相手との過去の成績- 直接対決が過去に無いため、リヨンvsイタアリ勢での成績
5勝4敗3分  16得点23失点 
直近の対戦成績 CL05-06年 Best8(vsACミラン) 1st 0-0 2nd 1-3 AGG 1-3


-予想スタメン-

  マルダ      フレッヂ      コブ

       ジュニーニョ   チアゴ

            トゥララン

アビダル  クリス      スキラチ   レベイエール

              クペ 


■ リヨンの強み … 成熟された4-3-3システム 選手層の厚さはフランス随一
 今やリーグアンにおいて、リヨンに対抗しうるチームはいないだろう。リーグアンはおろか、他国のリーグ戦でも上位につけることが可能なスカッドを揃え、しかも1ポジション2名を擁してターンオーバー制も可能にしている。ベテランと若手の融合のバランスもよく、5連覇を達成できた最大の理由として「大崩れしなかったこと」が挙げられる。
 ル・グエンの遺産を見事に引き継いだウリエ監督の采配も光っている。年末のFWが相次いで怪我で戦線離脱したときには、マルダを1トップに抜擢し難を逃れるなど起用に関しては見事に当たっている。
 FWはカリュウを放出してバロシュを獲得。このトレードは、メディアは概ね好意的に捉えている模様だ(八百屋はそうは思わないが)。中盤もこの夏にシェールストレームを獲得し、ジュニーニョの後継者として育成中である。あの左足から繰り出される見事なパスと強烈なキックは、ジュニーニョとは違った意味で強烈なインパクトを放っている。A・ディアッラノ離脱もトゥラランが見事に埋めている。
 DFも、怪我しがちなカサッパを見越してスキラチを補強したのが成功しており、ミュラーも安定したプレーを披露。ゴールマウスはフランス代表のクペが君臨。つい最近まで怪我で離脱していたがブランクの心配はないだろう。
 ホームでは圧倒的に強いが、アウェーでもしたたかな強さを見せつける。CLグループステージ4節、サンチャゴ・ベルナベウでレアル・マドリーを後一歩のところまで追い詰めていた(結果は2-2のドロー)。前半だけを見ていれば、レアルはリヨンに全く歯が立たなかった。
 果たしてベスト8の鬼門を打ち破ることが出来るだろうか?


■ リヨンの弱み…未だ多い怪我人 1月が成績大不振 CLに若干の不安を残す
 1月に入って勝てないというそれまでに無い深刻な状況に陥ったリヨン。
 原因は1トップの出来るFWが全選手怪我で離脱したのと、リーグ戦とカップ戦の週2試合の過密日程だった。
 2月に入り連敗も脱出。バロシュもチームにフィットしており暗い材料ばかりと言うわけではないがやはり不安を残しているのは事実だ。
 主力ではディアッラとヴィルトールの欠場が濃厚。ボランチと経験豊富なベテランの不在は残念ながらマイナス材料といわざるを得ない。
 しかし怪我人も以前に比べれば減ってきた。正直リヨンの欠点らしい欠点は少なく、今年はドローにも恵まれればベスト8の壁を突破することも不可能ではないと八百屋は睨んでいる。

■ 私が監督ならこう戦う 対ローマ戦
 初戦がアウェーオリンピコと言うことで、慎重な戦い方が要求される。
 普通に戦えば間違いなく打ち合いの様相になるだろうが、ウリエは恐らく慎重策をとってくるだろう。所謂、アウェーなりの戦い方を見せてくるはずだ。
 トッティにはマンマークを貼り付ける必要がある。クリスかスキラチか、役割的に読めないがどちらかが彼を自由にさせないことが最大のテーマだ。得点にしろアシストにしろ、彼を経由することは間違いない。マンシーニとヴィルヘルムションの両サイドアタックにも神経を尖らせる必要がある。この二人は、タッチラインを走破するドリブルも、中に切れ込むドリブルも両方持ち合わせているので、守りの的が絞れない。両SBとトゥラランが対応に追われる事になるだろうが、戦況次第ではチアゴあたりも守備に立ち返る必要がでてくるだろう。



ASローマ (リーグ成績 15勝3敗4分 2位)

-故障者リスト-(1st legまでに戻れる…○ 微妙…△ 無理…×)
× マルティネス(DF)
△ アクイラーニ(MF)

-対戦相手との過去の成績- 直接対決が過去に無いため、ローマvsフランス勢での成績
2勝1敗2分  8得点2失点 
※参考データ 過去の対戦成績年 カップウイナーズカップ91-92 Best8(vsモナコ) 1st 0-0 2nd 0-1 AGG 0-1


-予想スタメン-

          トッティ         

マンシーニ   ペッロッタ   ヴィルヘルムション

       ピサロ   デ・ロッシ 

トネット   キブ    メクセス   パヌッチ

           ドニ


■ ローマの強み…トッティ好調 非常に層の厚い中は戦 補強もまずまず成功
 
 今季セリエAで間違いなく面白いサッカーをしているのがローマである。フォーメーション的には4-2-3-1だが、トッティがポストプレーをしているのではなく引いてチャンスメイクをし、それを2列目が追い越していくようなサッカーを披露してくれている。非常に攻撃的でスペクタクル、そして極めつけはトッティが好調で見事なゴールを量産してくれているところだ。
 トップスコアラーはトッティの14ゴール。これは現在のところセリエAのランキングトップ。その後ろにマンシーニ7ゴール、タッディとペツロッタが5ゴールと続いており、2列目もゴールを積極的に奪っている。
 中盤の選手層は非常に厚く、ローマナイズされた選手がひしめいている。ピサロもローマ色に染まり今や不動のレギュラーだ。アクイラーニの離脱も感じさせない層の厚さだ。
 この冬に補強したヴィルヘルムションは早速タッディからレギュラーを奪いそうな勢いだし、ヴチニッチが期待できないFWにはタヴァーノを獲得(注:バレンシアでCLに出場したためローまでの出場権は無し)、補強でもまずまずの成功を収めている。


■ ローマの弱み…攻撃的ではあるが勝ちきれないサッカー 深刻なトッティ依存症
 セリエAでは、得点も失点も首位インテルに匹敵する数字なのだが勝ち点で11の差が開いているのはやはり、得失点の効率の悪さだろう。必要以上に大量得点で勝ったかと思えば、次節で1点に泣いたり、先制点を守りきれなかったりと、内容は素晴らしいが結果が伴わないのがなんとも残念である。
 しかもトッティがオーダーから外れるととたんに勝率は悪化。彼への依存は深刻だが、スパレッティは彼を中心としたサッカーを構築しているため、もしトッティが抜けたら…悲惨な結果が待ち受けているかもしれない。
 昨年も11連勝を上げながらトッティの骨折と共にチームも沈黙してしまったローマ。対戦相手に、あからさまに弱みを見せているだけに同レベルのチームが相手となると非常にやりにくくなるのは自明の理だ。


■ 私が監督ならこう戦う…中盤でリヨンの組み立てを封じ、素早くサイドに展開
 中盤が5人で構成されているローマは、中盤でリヨンを圧倒できる可能性がある。リヨンのゴブやマルダにいいボールが供給される前に、中盤で未然に危機を防ぐサッカーをするのが好ましい。DFラインをコンパクトに保ち、プレスをかけて中盤でボールを奪うという、所謂昨今の王道とも言えるディフェンシブなサッカーだがこれが、両ウィングを無力化させる有効策としては、これが一番である。
 リヨンのDFラインで守備力にあえて不安があるとすれば右のレベイエール。つまりローマの左サイドのマンシーニが肝になる。マンシーニをレベイエールがマークするなら、ピサロのロングボールでリヨンの右サイドを揺さぶりたい。
 また、戦力に大きな差があるセリエAの首位インテルにスクデットを譲り、チャンピオンズリーグ1本に絞るような用兵も重要だろう。トッティはCLにプライオリティーを置き、悲願の初制覇を目指す…正直ビッグクラブと比較すれば戦力は劣るが、つぼにはまった攻撃力が随所で展開すれば、大番狂わせを演じることが出来なくもない。


◇ 勝ち上がり予想 … リヨンが60%の可能性で勝ち上がり
 ほぼ互角と見ていい試合だが、これまでの実績を勝ってリヨンを若干優勢にした。
 リヨンはアウェーでもしたたかな試合が出来ることがプラス材料、ローマはパフォーマンスが安定しないのがマイナス材料とした。
 ただ純粋な攻撃力はローマのほうが上。歯車がかみ合えば実績上位のリヨンを粉砕する可能性は充分。リヨンはオリンピコでローマを完封すれば勝機があるし、逆にオリンピコでローマは点が取れないと厳しい状況に追い込まれることになるだろう。
[PR]

by R-130 | 2007-02-13 09:40 | ∟UEFA CL 06-07
2007年 01月 24日
サッカー:セリエA20節 インテルは13連勝 4位争いが白熱!!
 しばらく見ていなかったセリエAも20節。インテルは13連勝で2位ローマとの勝ち点差は11に広がった。
 アーセナルvsマンUの前に、インテルvsフィオレンティーナ戦があり観戦。トニが先制したときはひょっとすると連勝も途切れるかと期待して見ていたが、スタンコビッチ、アドリアーノ、イブラヒモビッチがいずれも個人技で叩き込み(3点目のズラタンは、フレイのこぼれ球を押し込んだだけ)3-1で逆転勝ち。フレイの健闘も虚しく、ヴィオラ敗戦。インテルは13連勝。
 インテルを追うローマ。モンテッラをフルアムに放出し、タヴァーノとヴィルヘルムションを獲得。金が無いなりに戦力を立て直しつつリヴォルノの1戦に臨むも、1-1のドローでトッティ退場のおまけ付。トッティの切れる性格は相変わらずのようで…
 同じローマ勢では、オッドをACミランの奪われそうなラツィオはそのミランとの1戦。オッドをベンチから外して臨んだ1戦は、ラツィオが意地を見せて0-0のドロー。オッドはその後ACミラン入りした。
 3位パレルモはレッジーナに引き分け。今年レッジーナは良いサッカーをしていると思っていたが、またも強豪相手に引き分けを披露。スキャンダルの勝ち点マイナスが無ければなかなかいいところにつけているはず。
 インテルが勝ちながら2位以下強豪が軒並み引き分けでさらに勝ち点差は広がり、今年はもう見所はCL出場権をかけた4位争いに焦点が絞られた格好だ。

 21日の結果で暫定4位にエンポリが浮上。しかし、ミッドウィークにカターニャvsエンポリ戦があり、カターニャが勝利してカターニャが4位に浮上した。しかし、4位カターニャから13位トリノまでの勝ち点差はわずかに7。今後も4位は日替わりで変わることになるだろう。ちなみにACミランは、勝ち点24で9位タイ。カターニャとの勝ち点差は5。最短で後2週でミランは4位に浮上することも出来るが果たして4位に上がってくるのだろうか?
[PR]

by R-130 | 2007-01-24 15:32 | ∟Serie A 06-07
2006年 12月 16日
TV-Game:ウイイレで占なう今季最強チームとは?"セリエA編"
 以前のブロクで、八百屋がウイイレ好きであることは告白済みなんですが、そのハマりっぷりは、ちょっと病気みたいなもので、いい年こいたおっさんがいい加減ゲームに熱を入れるのはやめろ!!と、どん引きされる位ハマっています。
 そんな中で、"必ずこれだけはやらないと気がすまない"と言うのが二つあります。
 まず1つは、"リネーム"。
 ライセンスの関係で、実名で登録されていない選手は、エディットで殆ど実名にしてしまいます。リネームのデータは、「ウイニングイレブン10 攻略」さんをよく利用しています。昔は、自分で調べて全部入れていましたが、このサイトの存在を知ってから作業がかなりスムーズになりました。それでも、この作業だけで3-4時間はかかるので、暇なときに、何回かに分けて実施します。夜中の欧州リーグ戦の空き時間なんかにやるのがいいですね。
 次は"最新移籍情報にクラブチームをシンクロさせる"こと。選手登録で、可能な限りの選手を全て移籍させ、可能な限り現状のクラブチームに近づけます。ユースから上がってきた選手のようにデータが無い選手はお手上げですが、(オンラインにすると、配信されているという情報もありますがオンラインにしたことが無いので詳しいことはわかりません)現存選手は全て事実どおり移籍させます。これも雑誌片手に結構な時間が取られるため、何回かに分けてやり終えます。

 よって、今の八百屋のデータは、可能な限りですが今年のクラブチームメンバーが入っております。
 余談ですが、この手のクラブデータ(移籍だけでなく、クラブチームのリ・ネームやユニフォーム、フラッグのデータまで作られて保存されている)メモリーカードが、ネットオークションで出回っています。オークションと言っても落札価格が決まっているので、値段が吊り上げられる心配はないんですが、結構お高いです。気になる方は調べてみてください。ヤフーなんかだとすぐに見つかりますよ。

 さて、最近ふと思ったのは、移籍させておきながら、その移籍チームを全て片っ端からプレーすることなんて、まず、無いんですね。

 じゃあ、各国リーグの有名クラブチームだけでもプレーして、どのチームが完成度が高いが"ゲーム的な見地で"判断してみようじゃない、と言うことで、八百屋なりに今年の9月現在のデータが入ったクラブチームを、エキシビジョンでプレーしてみることにしました。

 とりあえず、全部やると膨大に時間がかかるので、セリエAの5チーム。ACミラン、インテル、ローマ、パレルモ、フィオレンティーナでやってみることに。ただし、公平にジャッジするために、次のルールを作っています。

■ 天候は晴 夏の夜時間 試合時間は10分
■ 対戦相手は、マンチェスター・ユナイテッドで固定(バランスが良く戦術・システムもオーソドックスだと判断した)
■ 調子は""普通(いわゆる→)"で固定
■ システムや戦術は今年よく使われているものを採用
■ けが人などの離脱者は考慮しない

 この縛りで、とりあえず5試合やってみた感想を。
 攻撃面、守備面、戦術・システム面、選手層、総合力を10点満点平均で判断してみました。ただ、あくまで"ゲーム的見地"からの評価で、実際と異なるので悪しからず。


□ 5位 パレルモ 攻撃面:7点 守備力:5点 戦術・システム面:6点 選手層:4点 総合:6点

 ウイイレ10のマスターリーグ、2チーム目で使用したチーム。オフェンス面では結構な選手が控えている。アマウリ、ディ・ミケーレは言うに及ばず、カラッチョロも実際より贔屓目の能力値で非常に重宝する。攻撃力の充実はゲームでも如実に現れている。
 中盤は、ボランチのコリーニもベテランにしては能力値が高くFKも蹴れて、ロングパス精度も高くこの辺は実際と遜色ない。シンプリシオがかなり低めの評価だが、次回作はかなり高い評価で出てくるだろう。ブレッシアーノがトップ下起用するとゲームでは持ち味が消えてしまうが、それでも攻撃面ではなかなか重宝した。
 DFラインは、イタリア勢+ボボで結構な固さ。ゲームでプレーする分には違和感は無い。八百屋はマスターリーグで、ザッカルドをCBにコンバートしたが事実でも同様の起用法が取られていた。ただ、ボボは現実には怪我でここまでに出場はゼロ。この辺の厳しさが現実面では大きなマイナスになっている。
 3バックと4バックを今年使い分けているグイドリン監督だが、ゲーム上では3バックだと守備が破綻してしまいそうだ。尚、選手層も厚くは無いので、マスターリーグをすると序盤のやりくりには苦労しそうだ。


□ 4位 フィオレンティーナ 攻撃面:8点 守備力:4点 戦術・システム面:7点 選手層:5点 総合:6点

 トニ、ムトゥ、そして控えのパッツァーニとFWの層は厚く能力も高い。特にムトゥはこんなに能力高いのか?と思うほど高く、フォワードでもウィングでも使い勝手がいい。
 中盤も、リベラーニ、モントリーボやブラージと使い勝手のよい選手が集まっており4-5-1にも4-4-2にも対応できる。
 ところが、現実同様DFは層も薄く能力も低め。如何にGKフレイの能力が高くともこの辺が若干ネックになるのが気になるところ。
 オフェンス面は現実以上に機能する。ゲームでは破壊力満点なサッカーが楽しめる。


□ 3位 ASローマ 攻撃面:8点 守備力:6点 戦術・システム面:4点 選手層:4点 総合:7点

 現実ほど攻撃的なサッカーが出来ないのは、ゲームでは表現できない連携が現実のチームには備わっているから。4-2-3-1ながら、超攻撃的サッカーをゲームでも標榜してみたが現実ほどうまくはいかなかった。
 まず、ゲームではトッティがボールをキープしきれない。また、あの微妙なワントップながら、下がってボールを受ける動きも再現できなかった。トッティをSTに役割を代えてやってみたがやはりうまくいかなかった。
 でも、ゲーム上では、モンテッラもヴチニッチもオカカも評価が高くFWには事欠かない。中盤も、レギュラーメンバーは豪華絢爛。ピサーロがレジスタだと、ゲームではちょっともてあますがそれでも充分に役割は果たしてくれる。
 DFラインも今年の補強が見事に活かされ磐石。新顔の両SBがゲーム上の能力は低いが、フェッラーリ、メクセス、キブでCBは万全だ。
 ただ、メンバーが4-5-1にフィットしていないので、ゲームでは4-1-3-2あたりでプレーすると、爽快で攻撃的なサッカーが楽しめそうだ。


□ 2位 ACミラン 攻撃面:8点 守備力:6点 戦術・システム面:7点 選手層:6点 総合:7点

 ゲームでは、尚最強クラスのスカッドを有するミラン。現実では衰えの激しい両SBがゲームではバッキバッキに使えるので、昨年同様、アタッキングなサッカーが楽しめる。
 選手の補強具合が、4-4-2に見事にフィットしており、この辺の補強はフロントがアンチェロッティの進言に耳を傾けていることが窺える。
 ゲーム的には、ジラルディーノ、インザーギ、オリベイラのFW勢はなかなか強力。中盤も、カカ、セードルフ、ピルロ、ガットゥーゾとこれも強力だ。
 DFラインが現実同様、やや脆弱だがそれでも及第点以上の力がある。
 ゲーム的には、最強クラスであることに間違いないのだが…
 現実とはなかなか難しいものである。


□ 1位 インテル 攻撃面:10点 守備力:8点 戦術・システム面:9点 選手層:9点 総合:9点

 ゲーム的には、バルサ・レアル・チェルシーと並ぶ最強集団。
 FWは、クレスポ・アドリアーノ・ズラタン・レコバ・クルスと、錚々たる面々。誰が2トップを組んでもすごいことになっている。最早世界選抜状態だ。
 中盤も、ヴィエラ、ダクール、カンビアッソ、フィーゴ、スタンコビッチ、ソラリ、サネッティ…どう組めばいいのか???贅沢すぎるぞ。八百屋的にはひし形にして、底にカンビアッソ、左にヴィエラ、右にスタンコビッチ、トップ下フィーゴ。正直、右とトップ下を入れ替えればゲーム的にはしっくりいくのだが、如何せん皆さんの能力値が高すぎて、全然問題なかった。
 DFは攻撃的SBが揃い踏み。グロッソ、マイコン、マクスウェル…攻撃的に行くならナンボでも行けまっせーと言う感じ。CBが、やや物足りない気もするが、それでもコルドバ、サムエルはゲームでは評価が非常に高い。マテラッツィも使いやすい。GKもトルドが未だ全盛期近い数字を保っており、ジュリオ・セーザルも文句なし。ターンオーバーにもばっちり対応だ。
 4-4-2のフラットにもダイヤモンドにもゲーム的には問題なく対応している。初心者はインテルでやれば、そうそう無様なサッカーにはならないだろう。


 と、言う事で、ゲーム的な見地で言えば、セリエAはインテルがぶっちぎります。はっきり言って、卑怯な位のスカッドを有しています。FWと中盤はもう世界選抜状態です。
 まあ、現実もインテルがぶっちぎろうとしています。当たり前ですね。このスカッドなら。後は、以前にも心配した、マンチーニが変な事さえしなければ、スクデットは当たり前でしょう。そう、変な事さえしなければ…
 しかし、インテルは強かった。強すぎて、もう使いたくないと正直思っちゃいましたよ(^^ゞ
[PR]

by R-130 | 2006-12-16 23:24 | TV-Game
2006年 12月 10日
サッカー:セリエA15節 インテル、堅守エンポリに3得点!!
 セリエAももうすぐ折り返しの15節。
 今節は、ローマダービーとエンポリvsインテル、パレルモvsリヴォルノと好カードが揃った。
 順位表はこちらから

 注目のローマダービー。スカパーで中継が無いのには愕然としてしまったが、結果はラツィオの3-0で圧勝。尻上がりに調子を上げており、マウリ・レデスマ中心の攻撃的なサッカーは非常に、専門家の評判も高い。(守備ブロックには難点があるが)ASローマとの大一番にも勝利してこれで順位を5位にまで上げてきた。ASローマは3位キープ。
 パレルモvsリヴォルノの好調プロビンチア対決は3-0でパレルモ圧勝。シンプリシオが復帰してから、やはり強いパレルモのサッカーが戻ってきた。
 
 怪我人続出でスクランブル状態のACミランは昇格組とは言え戦力的には整っているトリノに痛いドロー。ミラン・トリノ共にシュートがポストやバーに嫌われる展開で両者無得点に終わる。ACミランは15位から、上昇の兆しすら見えない長いトンネルに入ってしまった。4位との勝ち点差は10ながら、主力の相次ぐ離脱と深刻な得点力不足で、本当に得点出来ていない。得点力不足は、FWの決定力不足もさることながら、両SBの年齢の衰えから来る攻撃参加の激減振りが、得点シーンを殆ど作れないでいるのと無関係ではないようだ。

 そして、八百屋の観戦はエンポリvsインテル。リーグ最少失点+ヴァンヌッキのひらめきでここまで驚きの順位一ケタ台をキープ。これにインテルの攻撃力がどこまで崩しにかかるかに注目した。

 インテルは、クレスポ+ズラタンの2トップ。ダクール負傷、ヴィエラサスペンションで、カンビアッソがスタメン。そのほか中盤は、スタンコビッチ、サネッティ、ソラーリ。フィーゴはベンチからも外れ、マンチーニとの確執が盛んに報じられている。
 前半から、インテルは押し気味に試合を進めるが、最後の詰めの部分でエンポリが必死に凌ぎ、時折エンポリも鋭いカウンターから、お約束のヴァンヌッキのひらめきでインテルを恐怖に陥れる。このヴァンヌッキが2列目にいることで、インテルのマークを比較的受けなくてすんでいるのが、彼が最大限に活きる特徴だろう。プレーを見ていたらFWでも活躍できそうだったが、敢えて2列目以降で彼を使っているのにルイジ・カーニの名采配が見て取れる。
 前半はエンポリ0点で凌ぐ。ひょっとしたらこのまま90分もたせてしまうのか…そんな雰囲気を壊したのは、途中出場の左足の魔術師、レコバだった。
 レコバのFKが素晴らしい精度でズラタンの頭に。頭で合わせたズラタンのボールはバーに嫌われたが、跳ね返りをクレスポが詰めてようやく先制!!交代直後のレコバの活躍でついに、インテルがリーが最少失点のエンポリの壁を突き崩した。
 その後はエンポリも集中を切らしてしまい、DFのミスからズラタンに叩き込まれて2点目。セットプレーからサムエルが頭で押し込んで3点目。結果的にはインテルの圧勝となった。


 ◆◆ 考察 インテルの強さはホンモノか??? ◆◆

 
 今季、強烈なスカッドを有したインテルが、15節にして2位ローマに勝ち点差7の独走状態に入ろうとしている。
 まあこれだけのスカッドを有していれば、当たり前といえば当たり前なのだが、毎年恒例の大幅戦力補強と、ヴェロン・ピサロの退団によりゲームプランの練り直しに迫られた今季序盤は、なかなか調子が上がらずCLでも序盤2節で連敗を喫し、あわやグループステージ敗退か!?と騒がれたひところに比べれば、格段にチーム力も向上したといえる。

 しかし、気になるのは、"それでは本当にインテルは強いのか?"と言うこと。今年のセリエAはユベントスがセリエBに降格し、ACミランはカルチョスキャンダルに足を引っ張られ有益な補強が出来ずに、現在故障者続出。ASローマもクラブの赤字体質が改善されず、補強がままならないことからも、事実上この10年セリエAを席捲してきたライバルたちが"不在"の中での今シーズンとなり、独走やスクデットの獲得は最早"ノルマ"となっているのが現状だ。

 八百屋が見ていて感じるのは、セリエAの下位チームは、リーガ・エスパニョーラやプレミアリーグの下位より、チームに勢いを感じないということ。端的にいってしまえば、スペインやイングランドでは、番狂わせが多少なりとも期待出来ても、セリエAではそれすら期待できないほど、チーム間の格差が出来てしまっているような気がする。
 そして、インテルがCLで組み込まれたグループB。ライバルはバイエルン・ミュンヘンと言ったところだが、そのバイエルンも今シーズンはバラックの抜けた穴が埋められず苦しんでいる。そんなグループでの結果だけに、インテルの実力を正当に評価していいものかどうか、非常に悩むところなのだ。

 セリエAでの試合運びを見ていると、面白みは無いが強くはある。そしてその強さは、シーズンが進むごとに確実に増している。これは紛れも無い事実だ。それは、やはり非常に厚い層によって支えられているといって良いだろう。特に中盤は、なかなか全員が揃わないほど怪我やサスペンションに泣かされているが、それでも誰かが活躍し、チームの危機を救っている。これが大きい。リーガで今シーズンインテルが負けていないのはここによるところが大きいのだ。これは昨シーズンには無かったことである。

 これでインテルも8連勝。チームの記録を更新し、昨シーズンローマが記録した11に迫る勢いだ。果たして彼らの勢いがホンモノかどうか、それは彼らがCLで真の強豪と対戦した時に解るだろう。
 ただ、八百屋の個人的な見解としては、彼らが自信を持ってプレーをしている現在、その強さは本物になりつつあるだろうと見て取っている。 
[PR]

by R-130 | 2006-12-10 23:59 | ∟Serie A 06-07
2006年 11月 13日
サッカー:セリエA11節 ACミラン痛恨の3連敗
 セリエAは11節に。ほぼ新チームの陣容も固まり、補強の良し悪しやチームの優劣が段々見えてきた。順位表はこちら。
 上位3チームは順当に勝利。インテルとパレルモが首位に並び、勝ち点4差でローマがこれを追う構図はこのところ変わっていない。4位以降は団子。そして、カルチョスキャンダルの裁定で勝ち点減も5まで軽減されたACミランは、貧打に喘ぎ、3連敗、16位にまで転落した。4勝4敗3分、得点11失点12。得点力は下から数えた方が早く、失点も決して少なくない。やはり、カルチョスキャンダルで補強が思うように進まなかったのが最大の要因だろう。

 そんな中、今週見た試合は、3位ローマと16位ACミランの好カード。サン・シーロにローマを迎え撃ったミランが、何とか3連敗を阻止しようとした試合だったが…
 ミランはFWのやりくりに苦労しているみたいだ。オリベイラとジラルディーノは、もう10試合消化しているのに、リーガでのゴールは僅か「1」ずつ。貧打に喘ぐミランの実情がここに集約されている。
 中盤の組み立てまでは、良いとは言わないが悪くもなく、そこそこの形を作るのだが、問題はフィニィッシュ。オリベイラはことごとく決定機を外し、ジラルディーノは殆ど試合を通じて生きた場面が見られず。得点も、ブロッキのミドル一発のみ。他の決定機もセードルフのミドルなど、あまりFWが活躍する場もなく、アンチェロッティは後半、FWを2枚替え(インザーギ、ボッリエッロ)するほど、今日もFWのパフォーマンスは低調だった。
 一方のローマは、好調を維持している。昨年のシステム4-2-3-1に徐々にダビド・ピサロも慣れてきたようで、攻撃陣は昨年と同様好調だ。
 トッティの1トップも、特性を考えればミスマッチのような気がするが、1トップながら、ちょっと引き気味にパスを受けて相手のマークを外し、2列目(マンシーニ・タッディ・ペッロッタ)のゴール前の走りこみにあわせるようなチャンスメイクを展開。4-2-3-1の1トップにに求められるポストプレーヤータイプ、タメを作るタイプとはちょっと異質だが、これはこれで、充分に機能しているローマの陣容だ。特に、トッティのチャンスメイクは、以前より磨きがかかった印象。動きそのものは全盛期に比べて随分落ちたが、その分老獪さや正確性は増している、ある意味、デル・ピエロにすこーし似てきたことがなくもない。
 ただ、破壊的なキック力を武器にした得点能力と、繊細な技術を武器にした得点力の2面性は相変わらず保持しており、ポジショニングも秀逸。動きは少ないが、頭で戦況を判断できる力は相変わらずで、派手な動きこそないものの、いい位置取りと抜群の決定力でチームに貢献している。2得点はいずれもトッティが取った物で、ボレーとヘッドだが、ポジショニングセンスと決定力が抜群に活かされた得点だった。
 守備も、CBのメクセスとキヴが安定した守りを披露。控えにはフェッラーリもおり、CBは磐石だ。
 ただ、ローマは選手層に不安がある。替えの利かない選手を多く保有しており、もし怪我などで戦線離脱した場合、間違いなくチーム力は大きく下がるだろう。

 ただ、この試合でも感じたことだが、ミランのように主力にベテランが多いと、やはり好・不調の波は激しくなってしまうのは否めない。特にベテランは1年を通しての安定的なパフォーマンスに期待できない事が、長期を通じた星勘定の計算に悪影響を及ぼすことは間違いないだろう。そういう意味では、カルチョスキャンダルの影響で満足に補強が出来なかったミランはこれから後半にかけて苦しむ可能性大だ。

 これでミランハ3連敗。このまま終わってしまうミランでないことはわかっているが、勝ち点減が5に縮まっても現在16位。このままでは、CL圏内も厳しくなりそうな気配が漂ってきた。ただ、現状4位との勝ち点差は9。まだまだ巻き返しは充分可能なだけに、これからのアンチェロッティの采配に注目したい。
 とにかくFWが覚醒しないと厳しいミランの現状である。
[PR]

by R-130 | 2006-11-13 10:20 | ∟Serie A 06-07