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2007年 05月 08日
サッカー:Jリーグ 精神論だけでは監督は務まらない!!他
 Jリーグでは、早くも監督交代の話(噂)で盛り上がっている。
 J2のC大阪の都並監督が解任。他にも藤川コーチやGMも解任された。1年でのJ1復帰を目指すも14節終了で9位とふるわずついに解任の憂き目となった。後任は97年にもC大阪で指揮を取った現アトレティコ・ミネイロ監督のクルピ氏に決定している。

 また、なに振りかまわぬ補強で、序盤こそ4勝1分と好スタートを決めたもののそこから一気に7連敗で急降下の東京Vのラモス監督は前節京都に4-1で大勝し、解任濃厚の雰囲気から一転、続投が決まった。

 一方、昨年見事な采配で予想外の昇格を手に入れた、横浜FCの高木監督も、J1では1勝1分8敗のダントツ最下位で、こちらも解任の噂が飛び出している。しかし、横浜FCの場合、怪我人の多さが大きなネックとなっており、監督の手腕どうこうと言った話以前のような気もする。それに、それほど大きな戦力と言うわけでもなかった昨年の横浜FCにおいて、J1昇格させた手腕と言うのは、前述の2人とは大きく一線を画していることを付け加えておく。

 後個人的な話で恐縮だが、国営放送のスポーツニュース番組では、下らないギャグともいえないようなセンスのない冗談が鼻について仕方がなかった横浜Fマリノスの早野監督は、序盤の戦績を見ていると解任第一号かなぁ、と思っていたがここに来て7位と盛り返し、自分の椅子を確固たるモノにしようとしている。しかし、サポからこれほど受け入れられい監督も結構珍しいのではないか。(過去の実績やキャラクターを考えれば、そうなるかもしれないが)

 閑話休題。
 話を本題に戻して、今回はそんなJリーグの監督の中でも、解任が声高に叫ばれているラモス監督について少しとりあげつつ、その他のJの話題を少し触れたい。

 ブラジルから帰化後、日本代表で永きに渡って10番をつけたゲームメーカー、ラモス 瑠偉。Jリーグの草創期や、90年代前半の日本代表を支え、良し悪しはあるかもしれないが、日本のサッカーの発展に一役買ってくれていたのは紛れも無い事実である。
 しかし、名選手=名監督に非ず、の図式の通り、彼が監督として在籍したチームはこれと言った実績を上げていないと言う現実が存在する。彼の監督としての能力を考える必要があるのではないか。
 テレビ等のメディアには、熱い精神論を振りかざしそれなりの受けもあったが、監督ともなれば話は別。熱い精神論より結果である。どれだけ素晴らしいうんちくを並べても、結果が伴わなければ、"能力が無い"と言うレッテルを貼られて当然。
 何でもJFAとのつながりもあるとか無いとかで、行く行くは日本代表監督に…なんて話もあるとか無いとか、いやいや今の実績でそれは大いに困る。とにかくは東京VをJ1に導いてからの話だろう。何らかの実績を引っさげてきてもらわないと、その起用はジーコ以上に困惑モノである。
 東京Vもアシスタントも柱谷弟とか、チーム出身者ではなく外部からの冷静な判断が出来る人間を招くべきだ。だいたいラモスと柱谷弟ではキャラが被っている。選手としてはやりにくいんじゃないだろうか。
 

■ 我那覇、静脈注射(ドーピング)で出場停止6試合の処分決定

 ドーピング、と言っても禁止薬物の使用、と言う重篤な禁忌を犯した罪ではないので処分は軽微に済んでいるものの、それでも禁止行為をチームドクターの判断で行わせたチーム側の責任は非常に重いものがある。
 ただ、自主的に行っていたすでに4試合の出場自粛も考慮され、残りの出場停止試合数は「2」。この処遇をどう捉えるかは個人で様々だろうが、一外野からの意見としては軽いような気もする。
 我那覇は直近のACLに出場することが出来なくなり、またチームも1000万円の制裁金が課せられた。チームドクターの独断は、大きなツケを払わされることになった。


■ ワシントン、小野…オジェックの技量は如何に?

 練習方針に反発したワシントン、起用法に不満をぶちまげた小野、現状ではオジェックは両者とも和解したようだが、それでもこれだけの不満が飛びたす実態に、オジェックの監督としての技量が改めて問われようとしている。
 もっとも、この両者にも問題が無くはない。ワシントンは昨年のような神通力が影を潜めている。コンディションがなかなか上がってこない証拠だろう。小野の場合、昨年は怪我に泣き、浦和復帰後の実績に欠けている。確かにフェイエに渡る前、そしてフェイエ在籍時は素晴らしい技量を披露し、チームに貢献した。しかし、厳しい言い方をすれば復帰後は怪我の状態も思わしくなく昨年も、ほとんど小野の力は借りずにチャンピオンに…小野にもお山の大将にならず、チームプレーに徹する必要もあると思う。チームにとって変な影響力を行使してはならない。
 しかし、これらの事情を考慮しても、オジェック、どうなの?と思ってしまう。
 基本的なコミュニケーションがとれているのかどうかすら怪しく感じる。
 確かにチャンピオンを取った翌年に、チームがいい成績を収められないと、こういった不満などはよくある話だ。しかし、いい成績を収められるだけのスカッドを有しつつ、詰めの甘さで成績がピリッとしない(ACL含む)のは、過密日程だけが言い訳にならないだろう。
 オジェックもしっかり"試合内容"で周囲を満足させる必要がありそうだ。
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by R-130 | 2007-05-08 23:21 | ∟J League
2007年 05月 07日
サッカー:ロナウド、中村、ペルッツィの話題
 サッカーではCLやリーグ戦以外にも様々な話題があった。
 多くの話題に触れたいのだが、その中でも特に触れたい内容を3点に絞って取り上げたい。


■ クリスティアーノ・ロナウド、3賞を独占受賞

 選手や監督、ライターらが選ぶ優秀選手賞に若手の最優秀選手賞もを受賞したロナウド。
 彼が今、世界でも最高峰のウインガーであることに疑いの余地は無い。
 とある有識者や元選手らは、ダイブ常習犯であるとか、精神的にまだ未熟、玉離れが悪い、とナンクセをつけたいようだが、個人的な見解を述べてそれらの批判に疑問を呈したい。
 自分の観戦暦が浅くて恐縮だが、今年、あのロナウドの高速ドリブルに後ろに下がりながらディフェンスの応対に追われていたDFを何人も見た。局地的に見るシーンではあっても、シーズンに同一選手が何回も相手に向かってドリブルを仕掛け、それに対して下がりながら応対するしか術の無いシーンなんて、今まで見られるものではなかった。速く、ドリブルに切れがあり、しかもトリッキー。見ていてこれほど魅了される"高速"なドリブルは見たことが無い。技巧派のドリブルは良く見受けられるが、技術にスピードをミックスしてこれほどまでに絶技として昇華されたドリブルは見たことが無い。
 そして、彼は単なるドリブラーではない。得点能力も高く、ヘディングの打点も高い。彼が現在のウインガーとしての資質をほぼ兼ね備えているのは、彼の得点力からも良く分かる。クロス、と言うよりも自らフィニィッシュにも絡み、セットプレーでもマーカーをつけなければならないほど得点力が高い、しかもFKやPKも蹴ることが出来る…これほどまでに優秀なタレントはそうはいない。
 今シーズンの開幕前は、W杯でのルーニーとのいさかいでチームでの孤立が心配された。しかし、ルーニーがコメントを発し、この混乱に終止符を打つとロナウドも輝き始める。そして、今やユナイテッドに無くてはならないウイングとして成長した。これでも彼はまだ精神的に未熟なのだろうか。
 CLベスト4-2ndlegのロナウドの無謀なドリブルを批判する輩もいた。しかしそれは違う。あの時はピッチにいる誰もが過密日程に疲弊していた。ロナウドにいつもの様にヘルプが来ないのを自覚すると、どうにか自分で局面を打開しようと臨んだのである。決して昔のように自分の技術におぼれたわけではない。
 今年の夏にロッベンと共にウインガーの移籍市場を賑わせるであろうロナウド。レアル・マドリーのように戦術がフレキシブルに取れないカペッロの元に行く位なら、このままマンUに残留して、ビッグイヤーの獲得に貢献してもらいたい。



■ 中村俊輔、スコットランドでMVPと報道関係者賞のW受賞

 前述のロナウドに何と無く似た記事だが、日本人である、と言うことで何と無くうれしい話題でもある。
 彼が今年のセルティックの戦術を大きく変え、また優勝やCL決勝T出場に貢献したことに、これも疑いの余地は無い。
 しかし彼の場合、これで名実共に世界に名だたるトップ下の選手になったかといえば、それについてはNo、である。それを知らしめたのは、CLベスト16の対ミラン戦。彼は仕事らしい仕事が全く出来ないままベスト16で世界の舞台から姿を消している。この辺の当たりの強さ、したたかなディフェンスに対して、どのように自分を活かしていくのかが、今後の課題となるであろう。
 彼は、セルティックへの残留に前向きに検討しているようだが、未だ根強いリーガエスパニョーラへの移籍話もくすぶり続けている。一部有識者によれば、中村の技能向上のためにもスペインへ移籍すべきだという記事も目にしたことがある。
 では、スコットランドに残った場合、彼は成長できないと言うのであろうか?
 それはもちろんNoである。
 それもこれも本人次第と言うことだ。セルティックでは不動のレギュラー、と言うポジションに甘んじてしまえばそこで彼の成長は止まってしまうであろうし、現状に満足することなく切磋琢磨を続ければ、今後も延びる余地は充分にある。世界の舞台の経験を活かして自分を寄り窮地に追い込む事だって出来る。
 そして大事なことは、試合にコンスタントに出場し続けること。これに尽きる。そして欲を言えば、常に出場し続け、常に水準以上のパフォーマンスを発揮すること、これがプロの鏡だろう。
 スペインに移籍することに反対ではない。移籍ももちろん大きなチャレンジであり、自らを磨くチャンスである。しかし、試合に出られなくなったり、監督の戦術の犠牲となって全く不得手なポジションをさせられた結果、中田英のように器用貧乏になってしまう可能性も否定できない。彼はボランチなどではなく、攻撃的MFとして2列目の技術を磨くべきである。
 話は少し横道にそれるが、セルティックの偉大な外国人助っ人として、元スウェーデン代表FWのヘンリク・ラーションがいる。彼の実績や経歴の説明はより詳しいサイトに譲るとして、セルティックに6年間在籍した彼は、様々な記録にそして記憶に残るゴールを決め、偉大な外国人助っ人として今尚語り草となっている。アジア発の外国人助っ人中村俊輔が、ラーションに並び称されるような外国人助っ人になるかどうか、それを応援したい気持ちでいっぱいの今日この頃である。



■ 元イタリア代表"名"GK アンジェロ・ペルッツィ引退

 最後に、イタリア国籍のGKの引退について取り上げたい。
 この前のローマダービーを最後に引退したその選手の名前は、アンジェロ・ペルッッイ。長きに渡り、カテナチオの最後の番人として、ブッフォンが成長するまでイタリアのゴールマウスを守りぬいた男である。
 彼の経歴も、詳しくは他のサイトに譲るとするが、経歴だけ紹介するとASローマでデビュー後、ヴェローナ→ユベントス→インテル→ラツィオとセリエAの有力チームで全てレギュラーを張ってA在籍のまま引退すると言うイタリア人国籍のGKとしては稀な選手であった(GKは経験を買われ、高齢になってもBやCに在籍する選手が多い)。
 自分がペルッツィのパフォーマンスを最初に目の当たりにしたのは、96-97シーズンのユベントス在籍時。2本で合計180分に満たないVHSでの年間ダイジェストテープだったが彼の活躍には舌を巻いた。
 守備範囲が決して広いわけでもない。ハイボールの処理がうまいわけでもない。今のようにDFラインとキーパーの間にスペースがあるわけでもないので飛び出しがうまいわけでもない。
 しかし、ゴールマウスに飛んでくるボールへの反応や動きが他のキーパーと一線を画していた。特に至近距離からのセービングはブッフォンやカシージャス以上である。
 彼の体つきはボクサー体型だと言う事らしい。肉付きが良く、特に上半身はユニフォーム姿からも筋肉が盛り上がっていることを想像させる。その隊形は俊敏さとは程遠そうに見えるが、実際は類稀な体のバネが想像をはるかに超える瞬発力を生み出し、持ち味の反射神経との相乗効果で、ありえないようなグッドセーブを連発するのである。
 この年のマルチエロ・リッピ率いるユベントスは、昨年の優勝メンバーであるヴィアリやパウロ・ソウザと言ったベテラン勢を一掃し、ジダン、ヴィエリ、ダーヴィッツ、デル・ピエロ等のニューカマーや若手を大胆起用して、セリエAを席捲した。その安定した守備は、フェラーラとこのペルッツィによって成し得たものである。とにかく至近距離からのセーブは必見で、彼の場合山掛けで飛んでいるというわけでなく、シュートが放たれた後にしっかり反応しながら、普通は防げないというゴールを掻き出すのだから、FWとしては相手にしたくない存在だっただろう。

 彼の境遇は、当時のイタリア代表の双璧と言われたジャンルカ・パリュウカ(当時インテル、現アスコリ)と共に切磋琢磨しながら代表でもポジションを争いつつ成長を続けた。少し前の、ブッフォンとトルドに状況が似ているかもしれない。
 98年W杯こそは経験の差と怪我もあり、パリュウカにレギュラーを奪われたが、その後はブッフォンが現れるまでイタリアのゴールマウスを守り続け、06年W杯でもメンバーに名を連ねるほどの実力者だった。
 2000年初頭のセリエAは大物GKの玉突き移籍が非常に多かった。ペルッツィもその中でインテルなどにも在籍し、最後は当時のラツィオオーナー(だったと思う)ツェッキゴーリの肝いりで(この辺も曖昧…)不安定なマルケジャーニに代えてペルッツィを獲得したという経緯があった。当時のバブル絶頂期のラツィオであったが。

 その後多くの大物選手がラツィオを後にする中、ペルッツィは黙々とゴールを守り続け、今年のローマダービーを最後に引退を発表。
 本人は既に数戦前から決めていたらしく、指の痛み止めとして注射を3本打って試合に臨んでいたが、それも限界寸前だったという。

 自分も中学時代にGKをやっていたのだが、彼の動きと言うのが尋常ではないことはすぐにわかった。その往年のセービングは今シーズンも見られていたが、今年が見納めだったのは残念で仕方が無い。
 しかし、彼の決定は尊重したいし、本当にお疲れ様と言いたい選手の一人であることは間違いない。
 数少ない、キーパーで魅せられる選手の1人であった。
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by R-130 | 2007-05-07 03:05 | ∟Football otherissue
2007年 05月 07日
サッカー:プレミア37節 マンU16回目のリーグ優勝を決める
 プレミアリーグは大詰めの37節。チェルシーとマンUの直接対決を待たずに優勝が決まってしまった。非常に残念である。
 しかも、勝負の行方は両試合ともPKによるものだった。

 土曜日に開催され、マンチェスターダービー。
 試合は、ロナウドが得たPKをしっかり決めてマンUが先制する。
 しかしその後は動きに精彩を欠き得点が出来ずに1-0のまま迎えた80分、今度はマンCがPK獲得するという、マンUにとっては悪夢のような展開が待ち受けていた。
 しかし、ヴァッセルのシュートをファン・デルサールが足で執念のセーブを見せて得点を許さずにそのままタイムアップ。
 マンUが王手をかけて、アーセナルvsチェルシーの結果を待つことになった。

 日曜日に開催された、アーセナルvsチェルシー。
 チェルシーは残りの試合3連勝しない限り優勝がありえなくなった。今節引き分けでも、マンUの優勝が決まってしまう。
 しかし、チェルシーは各選手の疲労を考慮して、ドログバ、A・コールをベンチにも入れなかった。FWは、左から、J・コール、カルー、ライト・フィリップスと言う純粋CFを欠く4-3-3の布陣に。CBはカルバーリョの穴を約2ヶ月ぶりスタメンのブラルースが埋める事となった。

 実はCLベスト4-2ndlegの前の試合で、カルバーリョを使わずブラルースを試すべきではないかとブログに書こうと思っていた。やはりカルバーリョにかかる負担が大きすぎで、いつ離脱してもおかしくない状況にもかかわらず、モウリーニョは大一番を控えた前の試合にもカルバーリョを起用。結果怪我を悪化させてしまったのだが、この試合を見て、ブラルースをどうしてモウリーニョが使わないのか改めてよくわかった試合になってしまった。
 モウリーニョのゲームプランを台無しにしたのは42分。ブラルースのバプティスタへの不用意な後方からのファウルだった。味方からの後方のパスに処理を誤ったブラルース。バプティスタに掻っ攫われそうになりたまらずファウル。これでブラルースは一発退場。勝たなければならない試合で、赤紙一発のPK献上と言う最悪のシナリオを書き上げて、ブラルースはエミレーツスタジアムを後にする。
 ブラルースの守備は前半からお粗末過ぎたがこんなオチまでついてくるとはさすがに予想しなかった。彼は来期間違いなく、チェルシーのメンバーから外れるだろう。

 PKをジウベルト・シウバがきっちり決めて1-0でアーセナルが前半を折り返し。敗色濃厚のチェルシーをこの男が発破をかける。
 その名は、ミカエル・エッシェン。ドログバ同様、ここぞと言うときにチェルシーを救ったチェルシーに必要不可欠の男である。
 10名と言う数的不利で防戦一方のチェルシーにあって、唯一のチャンスとなったCKのこぼれ球をライト・フィリップスが絶妙のクロス。エリア内に残っていたエッシェンがニアサイドで合わせて起死回生になりうる同点ゴールを叩き込む。
 この男の発奮に、諦めかけていたチェルシーイレブン(あ、ひとり少ないのでテン?)が発奮する。
 J・コールのレーマンの位置を見ての見事なシュートは残念ながらオフサイド。ロスタイムには、フレブのシュートを紙一重でふさいだツェフからのカウンターに、カルーが応え、逆転のシュートを放ったかに見えたがこれはレーマンの正面上に飛んでしまい、レーマンがパンチングで逃れ、万事休す。
 1-1でタイムアップ。10人のチェルシーが最後までアーセナルを追い詰めたが逆転には至らず、この瞬間、マンUの02-03ズン以来の16回目の優勝が決定した。

 しかし、モウリーニョ監督は素晴らしい。
 試合終了後、いきなりピッチに降り立ったモウリーニョは、アウェーシートに駆け寄ると、
"(チェルシーの)選手たちを褒めてやってくれ、拍手してくれ"
と言うジェスチャーを見せたのである。エミレーツに駆けつけたブルースファンは、全員スタンディングオーベーションでチェルシーの選手を迎えてくれた。
 モウリーニョもまた、選手一人一人に声をかけていた。この辺が選手たちに信頼されている所以だろう。

 カネに物を言わせて大物選手を吊り上げてくるチェルシーのやり方は嫌いである。
 しかし、モウリーニョの監督としての技量は本当に尊敬に値する。
 舌戦や心理戦を仕掛けすぎるきらいがあるが、それも勝ちたいがための彼なりのパフォーマンスである。是非、FACupでは今週で2つのタイトルを落とした無念を晴らしてもらいたい。
 そして、以前にも述べたとおり、脂モビッチは、モウリーニョをクビニしてはならない。彼をクビにすれば、有力選手の流出は避けられないだろう。

 最後にマンUの優勝について一言言わせてもらいたい。
 詳しい振り返りは後日行いたいが、 今シーズンのマンUは、特に攻撃力で絶大な力を発揮した。リーグで奪った得点はそれを物語っているし、正直それ以上に得点をとってもおかしくない位のパフォーマンスがあった。
 しかし、今シーズン開幕前に、マンUがここまで強さを見せるなんて予想した有識者は1人もいなかった。
 層は決して厚くないまま、今シーズンを迎えた感がある。

 しかし、それでも優勝できたのには三つの偶然が重なっている。

① ギグス、スコールズと言ったベテラン勢が殆ど故障することも無く、しかもいいコンディションで通年働けたこと
② アーセナル、リバプールと言ったビッグ4の内の2チームがあまりにも不甲斐なさ過ぎたこと
③ チェルシーに、マンU以上に怪我人が続出したこと

 特に偶然①は、本当に出来すぎの内容だった。
 スコールズ、ギグス共に出色の出来だった今シーズン、しかもほぼ安定したパフォーマンスを見せるなんて誰が想像したか。
 これは一歩間違えれば、ユナイテッドもガンナーズやレッズの仲間入りをしていた可能性が高いのだ。はっきり言ってこの優勝は奇跡的に近かった。ファーガソンの見通しは甘いと糾弾されてもおかしくないシーズンだったのだ。

 ただ、ルーニーやロナウド、そして前半戦の立役者のサハや季節労働者になったラーションの活躍は見逃せない。特にロナウドはこの1年で本当に成長した。
 来期はいい補強が出来れば、今年同様、チェルシーと互角の戦いが出来るだろう。

 奇跡に近い、と批判を交えつつも、今年のユナイテッドは本当に勝負強かった。
 そういう意味では、優勝に心から拍手を送りたい。
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by R-130 | 2007-05-07 02:35 | ∟Premierleague 06-07
2007年 05月 06日
サッカー:UEFAチャンピオンズリーグベスト4 2ndleg 決勝はACミランvsリバプール
 もうかなり前の話題になりつつあるけれど、触れないわけには行かないので簡単に。
 リバプールvsチェルシーは知将同士が繰り広げる息詰まるゲーム展開に、ACミランvsマンチェスターUは、予想以上に大差のついた試合になってしまった。


○ リバプール 1 --- 0 チェルシー ●  at ハイベリー
AGG1-1となり、アウェーゴールでも同点の為、PK戦にもつれ込み4-1でリバプールが決勝進出
【得点者】 アッガー ('22)
【警告・退場】 A・コール(b) アッガー(b) ゼンデン(b)


■ リバプール 4-4-2

     カイト    クラウチ

ゼンデン            ペナント

  マスチェラーノ  ジェラード

リーセ アッガー キャラガー フィナン

         レイナ
【交代】

 ペナント   →   アロンソ ('78)
 ベラミー   →   クラウチ ('91)
 ファウラー   →   マスチェラーノ ('118)

 用兵最大の驚きはゼンデンが続けて起用されたこと。しかし、このベテランが結果的にはいい仕事をしたのだからベニテスの起用は間違いではなかったということか。ダイナミズムを生み出すマスチェラーノを起用し、アロンソをベンチスタートさせるという贅沢な起用にはため息。何とも贅沢。
 ペナント、ゼンデンとクロッサーを入れたことでクラウチの高さを活かす攻撃を標榜したもののこの戦術は型にはまらなかった。最後のファウラーはPK要員???


■ チェルシー 4-3-3

  カルー   ドログバ   J・コール

     ランパード   ミケウ

         マケレレ

A・コール テリー エッシェン フェレイラ

          ツェフ
【交代】

 J・コール   →   ロッベン ('98)
 カルー   →   ライト・フィリップス ('107)
 マケレレ   →   ジェレミ ('118)     

 バラック、カルバーリョに続きシェフチェンコがでん部の痛みでベンチから外れるという悲惨な状態。ジョーカーのロッベンも病み上がりで状態が良く無く、殆ど采配らしい采配が揮えない最悪の状況がシーズン終盤にやってきてしまう。
 いつもは思い切った采配を取るモウリーニョが、ロッベンを投入したのが98分と言うところに深い苦悩が伺える。


 22分。リバプールはFKのチャンスをサインプレーでアッガーが得点する、という予想だにしない展開で早くもスコアをイーブンに持ち込む。
 その後は膠着した展開が続き、1点が勝負を決めそうな展開に。
 チェルシーは、相変わらずの困ったときのドログバさまで、ロングフィードを多用するも、今回は前回の二の舞はふまじ、とキャラガーとアッガーがほぼ完璧に抑え、仕事らしいし仕事をさせてくれなかった。また、選手が疲労のピークに達する中、比較的疲労の度合いが軽いであろうJ・コールの出来が悪かったのが最大の誤算だったのではないか。
 しかし、DFラインは手負いの中、その後リバプールにゴールを割らせず120分集中したプレーを披露してくれた。カイトやクラウチが後半、際どいシュートを放った以外はしっかり守り、崩されるような決定的なシーンは無かった。
 
 やはりリバプールは、戦前に指摘したとおり、引いて守るという相手に対する有効策を所持していなかった。クラウチの高さも活かせずじまい、と言うよりはプレミアではクラウチはしっかり攻略されている。恐れずに足らずなのだ。しっかり寄せられちゃうと凡庸な選手になってしまうところも相変わらずだ。
 誰かが、チェルシーに対して6割のボールポゼッションを誇ったリバプールは素晴らしい、と評価していたブログがあった。しかしそれは視点が違う。チェルシーはしっかり守ってカウンターと言う以外に手立てのない面子のため、あえてじっくり引いていただけのこと。バラック、エッシェンを中盤に配した4-4-2なら、ポゼッションでここまで水をあけられるということもなかったはずである。

 結局、リーグ戦、FACup、CLと3足の草鞋(カーリングカップを含めれば4足)をこなし、さらには直前のリーグ戦でもボルトン戦に負傷者を出し、総力をつぎ込みながらドローに終わったという、肉体的精神的疲労感(リーグ戦の優勝がほぼ絶望になったのも大きな精神的疲労に繋がったと思う)に支配されたチェルシーと、リーグ4位以内を決めカップ戦にも早々に敗退し、この試合だけにコンディションを整えれば良いリバプールとの差はやはり存在した。せめて怪我人だけでも帰ってくればまた違った展開にもなっただろうが、これだけ怪我人も出てしまえばどうしようもない。

 結局一昨年同様、CL準決勝で、リバプールに屈し、チェルシーのそしてモウリーニョの欧州一の挑戦は終わりを告げた。



○ ACミラン 3 --- 0 マンチェスター・ユナイテッド ●  at サン・シーロ
AGG 5-3でACミランが決勝進出
【得点者】 カカ('11) セードルフ('30) ジラルディーノ('78)
【警告・退場】 アンブロジーニ(b) ガットゥーゾ(b) ロナウド(b)


■ ACミラン  4-3-2-1

         インザーギ

     カカ         セードルフ

アンブロジーニ  ビルロ  ガットゥーゾ

ヤンクロフスキ カラーゼ ネスタ オッド

            ヂダ
【交代】

 インザーギ   →   ジラルディーノ ('67)
 ガットゥーゾ   →   カフー ('85)
 カカ   →   ファヴァッリ ('86)

 お馴染みの4-3-2-1にワントップは勝負強さに定評のあるインザーギ。
 マルディーニが怪我で代わりにカラーゼがCBを勤めるもこれはむしろプラス材料。
 ここに来て選手のコンディションも上がってきており、まさにCL1本のミラン。
 直前のリーガもターンオーバーで主力はこぞって温存。


■ マンチェスター・ユナイテッド  4-2-3-1

         ルーニー

フレッチャー  ギグス    ロナウド

      スコールズ キャリック

エインセ ヴィデッチ ブラウン オシェイ

       ファン・デルサール
【交代】

 オシェイ   →   サハ ('77)

 こちらも満身創痍のマンU。
 結局ギャリー・ネヴィル間に合わず、リオは帯同はするもベンチ。何とか無理矢理ヴィデッチを間に合わせてLSBにエインセ。
 2トップにしなかったのは警戒の現われだったのか?もう少し早く動いてもよかったような気もするが…しかしこのコンディションとメンバーでは焼け石に水か。


 ミランvsマンUは思った以上に大差がついてしまった。
 豪雨の中キックオフし、序盤からミランが押せ押せで展開。
 カカとセードルフが個人技で同じような所にゴールを決めて勝負有り。
 後半には、今季ミラン最大のブレーキと言われているジラルディーノが、カウンターから抜け出して駄目押しの3点目を決められ、引導を渡された。
 実況や解説が、雨でマンUは思い通りのプレーが出来なかったというがそれも違うと思う。
 彼らは、選手層も非常薄い中で、しかも直前のリーグ戦で難敵エヴァートンに、2-0から4点入れてひっくり返すという大味な試合をやってのけた。それに相当疲労していたのだろう。それに雨で重いピッチにスリッピーなコンディション。そして、リバプール同様、ここに照準を合わせてきたミランが相手。もちろんマンUは直前も層が薄く総力戦。やはり現状での差はいかんともしがたかった。しかし、これももっといいコンディションで試合をさせて上げられれば、結果は恐らく違ったものになったであろう。


 さてもここからは個人的主観と愚痴を言わせてもらいたい。

 ACミランの場合、4-3-2-1と言う布陣は、現状のスカッドとFWの不甲斐なさを鑑みればベストの布陣と言うことになるだろう。アンチェロッティも手持ちの駒で最大限にやりくりしているという評価も与えられる。

 しかし、これはサッカーの見方の問題であって、個人的意見丸出しなのを前提に言わせてもらえば、どうにも面白いサッカーをしているとは言い難い。
 特に守備的なMFを3枚並べる布陣。ピルロはまあいいとして、ガットゥーゾ、アンブロジーニ、ブロッキ…この辺が2枚、3枚と並ぶとどうもうんざりしてしまう。やり方としては、SBとDMFで中盤の選手を挟み込んで数的優位を作り出して、ボールをダッシュした後は素早く、ピルロ、カカ、セードルフに回す。とてもシンプルと言えば聞こえがいいが、スペクタクルには程遠いサッカーだ。
 攻撃のパターンは、カカやセードルフのドリブルに、両SBのヤンクロフスキやオッドが絡んでくるのだが、この2選手は如何せんクロスの精度が高くないため、クロスからの攻撃、と言うよりはそれをクリアしたボールに2列目がしっかり拾ってチャンスをつくる、と言うパターンが極めて多い。
 後は、カカの個人技、これに尽きる。もし今年のミランにおいて、カカがコンディション不良であればCLはベスト16か良くても8で敗退していたはずだ。
 ガットゥーゾやアンブロジーニやブロッキが凡庸な選手だと言っているわけではない。彼らは"つぶし役"や"汚れ役"と言われるDMFの中においても素晴らしい仕事をしていると思う。しかしそれを2枚も3枚も並べてボールを奪った後、自らボールを展開すると言うわけでもなく素早く近くの展開力のある選手にボールを預ける…このサッカーはやはり見ていて退屈極まりない。
 ミランが得点力不足にあえぐのは、FWの不出来だけではない。この攻め手に人数をかけないシステムのために、FWに訪れるチャンスが少ないのだ。よってジジやオリベイラは点を決めなければならない焦りから、自らのフォームを崩したと言う背景があると自身は踏んでいる。今シーズン、ミランのFWにかけられたプレッシャーは計り知れないものがある。守備的布陣による数少ないチャンスを決めきれなかったがためにかけられる罵声は非常に大きなものがあった。
 しかし得点力不足は決してFWのせいだけではない。確かにジジは非常に多くのチャンスを棒に振ったかもしれない。しかし、FWがもっと楽に前を向いて仕事を出来る環境を作るのも、監督の手腕である。非常にきわどいチャンスを物に出来なかったからと言って叩かれることが非常に多かったミランのサッカーに、今年はあまり賛同できないというのが持論だ。


 リバプールの場合は、故障者が少なくなかったこと、獲得した新戦力が期待通りの活躍を見せなかったことなどを差し引いても、失望の1年だった。
 ニューカマーでは、やはり噂どおりカイトは八面六臂の活躍を見せてくれたが、それ以外は期待外れに終わった。ペナントは最後までチームに馴染むことが出来ず、ベラミーも良いときもあったが年間を通してのパフォーマンスとしては寂しいものがあった。
 そして何より酷かったのはリーグ前半戦。戦っている選手たちに勝とうとする気迫が非常に少なかった。アンフィールドではいいのだが、アウェーでは泥沼…このポテンシャルの不安定さは何よりチームそのものがまとまっていない証拠である。このまとまりのなさが、マンUやチェルシーとは圧倒的違う、リバプールの欠点だった。
 今年はW杯後のシーズンと言うことで、多くの選手が疲れを引きずって開幕を迎えたと思われる。ジェラードも昨年ほどの輝きは見られなかったのは事実だ。しかし、W杯に多くの選手が出場していた、マンUやチェルシーの出来を見れば、リバプールの出来には大きな不満が残る。トーナメント方式に強いベニテスのやり方は評価するが、リーグ戦ではイマイチ成績を残せないベニテスを、監督トータルの手腕としては評価できない部分がここにある。

 セリエAリーグ4位のACミランと、プレミアリーグ3位のリバプールが、欧州最強を争う…
 ノックアウト方式の決勝トーメンとでは、何でも起こりうるだけにこのような事実だけを見て、これが欧州一決定戦だなんておかしい、というつもりは微塵にも無い。
 ただ、文字として表記する違和感以上の違和感を今年のファイナルに感じるのは、自分だけだろうか。
 チェルシーとマンUに決勝に残ってほしかったからという贔屓の観点は多分に入っていると思うが、それでも準決勝はもっといいコンディションで戦わせたかったと思う八百屋である。

 そして、願わくばFACupやCLの決勝のように一発勝負の中で、名将と素晴らしい選手を揃えた両チームの意地の一発勝負を見たかった(リーグ戦の直接対決は、勝ち点差如何では引き分けでも言いと言う思考も働くので真剣勝負になりにくい)。
 FACupでは今季、限界まで戦い抜いた2チームの最後の真剣争いが見られる。それを大いに期待したいところだ。

        
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by R-130 | 2007-05-06 23:12 | ∟UEFA CL 06-07
2007年 05月 05日
F1:バルセロナテスト 2.3.4日目
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■ 5/2 バルセロナテスト2日目
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time Laps
1 K・ライコネン フェラーリ 01:30.280 54
2 M・ウェーバー レッドブル 01:31.752 30
3 H・コヴァライネン ルノー 01:32.149 53
4 N・ハイドフェルド BMW 01:32.175 17
5 N・ロズベルグ ウィリアムズ 01:32.580 45
6 R・バリチェロ ホンダ 01:32.911 44
7 J・トゥルーリ トヨタ 01:32.943 21
8 佐藤 琢磨 スーパー アグリ 01:33.238 40
9 V・リウッツィ トロロッソ 01:33.323 38
10 A・スーティル スパイカー 01:35.488 11
11 S・スピード トロロッソ 01:39.560 7
12 F・アロンソ マクラーレン 00:00.000 1
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■ 5/3 バルセロナテスト3日目
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time Laps
1 F・マッサ フェラーリ 01:21.506 103
2 M・ウェーバー レッドブル 01:21.804 95
3 J・トゥルーリ トヨタ 01:22.309 107
4 H・コヴァライネン ルノー 01:22.378 121
5 F・アロンソ マクラーレン 01:22.579 73
6 R・クビサ BMW 01:22.653 83
7 J・バトン ホンダ 01:22.765 114
8 A・デビッドソン スーパー アグリ 01:23.027 112
9 S・スピード トロロッソ 01:23.713 96
10 C・アルバース スパイカー 01:24.870 63
11 N・ロズベルグ ウィリアムズ 00:00.000 2
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■ 5/4 バルセロナテスト4日目
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time Laps
1 D・クルサード レッドブル 01:21.066 59
2 P・デ・ラ・ロサ マクラーレン 01:21.267 58
3 F・マッサ フェラーリ 01:21.483 38
4 G・フィジケラ ルノー 01:21.876 63
5 R・クビサ BMW 01:22.098 55
6 R・シューマッハ トヨタ 01:22.359 49
7 C・クリエン ホンダ 01:22.807 80

(文中のタイムや写真はF1-Live.com及びGPUpdate.netを参照)

 書きたいことはいっぱいあるんですが、ちょっとこの所PCに向かえなかったので、今後ボチボチアップしていきたいと思います。書いているネタが古いと思われるかもしれませんが、よかったらお付き合いの程宜しくお願いします。

 さて、まずはF1から。
 2日目が雨に祟られたバルセロナテストは1日の延長が決まり、合計4日間の日程でのテストとなりました。こうやってタイムを見ていると、フェラーリ勢が軒並み好調なのが伺えますね。彼らは3日間でテストを切り上げています。
 後は、リストの上位にレッドブルがチラついていますが、これが本当の強さなのかは未知数。でも、冬のテストでも最終日にレッドブルはトップタイムをマークしていたような…気のせいでしょうか。
 それでは、気になる記事をいくつかとりあげましょう。


■ HONDA、"ぞうの耳"ウイングをテスト
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 うーんすごいですね。素人から見たらドラッグにしか見えないんですが、これはこれで効果があるのでしょうか。何でもマクラーレンも初日に革新的なフロントウイングを持ち込みテストしたらしいですが、この時のアロンソのコメントは
"あんまり効果を確認できなかった"
とのこと、これはお蔵入りの可能性もあるそうです。
果たしてぞうの耳ウイングは日の目を見ることがあるでしょうか。
クラッシュとかしたら危なそうなんで禁止される可能性もありそうですが…


■ ロス・ブラウン、去就は7月に発表

 自分の価値を吊り上げている現在休暇中のブラウン。世界一周しながら自分の価値を高められるなんて、そんな人は世界でも一握りの存在だと思います。
 そんな彼が、"まずフェラーリと話し合って7月には何らかの結論を発表する"とコメント。復帰するにしても新天地を求めるにしても、あまり遅いとチームにいい影響を与えないための決断でしょう。さらにこんなコメントも。

"フェラーリと合意に至らず、それでも自分がF1界で仕事がしたいと思えば、別のオプションを行使することになるだろう"

もし、ブラウンが新天地を求めた場合、争奪戦は必死。現在のところ噂だけでも、マクラーレン、HONDA、TOYOTAが上がっているだけに、今後の動向に注目です。


■ ヴェッテル、シートの保証は無し

 タイセンとの強い絆は有名な話だが、来期のシートに関しての質問で、タイセンが"保証はされていない"と明言した。
 最初は見せ掛けかと思ったが、ここに来て金曜のテストに3rdドライバー(=ヴェッテル)を使わないことも明言。現状の好成績をもたらしているバランスを崩したくない、と言うタイセンの思惑も見え隠れする。
 しかし、長い目で見た場合ドライバーとしての価値があるのは、クビカとヴェッテルになる。彼らはまだ若い。それに引き換え30になんらんとするハイドフェルドの場合、今年は相当頑張らないと来期のシートは無い、と言うのがパドックの見解だ。

 そこに来て噂になっているのが、BMWがトーロ・ロッソを買収して、2ndチームにしてしまうという噂。一見突拍子も無いような噂に見えるが、ベルガーと言う存在があるだけにあながち眉唾の噂、では済まされないかも。ベルガーがチーム運営にうんざりすれば、譲渡、の可能性もゼロではないかも(とは言え、トーロ・ロッソはベルガーの個人運営ではないので、そんなに簡単に譲渡は出来ませんが…)
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by R-130 | 2007-05-05 07:37 | ∟F1 2007 Test
2007年 05月 02日
F1:バルセロナテスト 1日目
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1 . ラルフ・シューマッハ** - トヨタ TF107 - 1:20.479 (+ 0.000 ) - 92周
2 . キミ・ライコネン - フェラーリ F2007 - 1:21.195 (+ 0.716 ) - 97周
3 . 佐藤琢磨 - SUPER AGURI Honda SA07 - 1:21.858 (+ 1.379 ) - 98周
4 . ペドロ・デ・ラ・ロサ - マクラーレン・メルセデス MP4-22 - 1:21.906 (+ 1.427 ) - 100周
5 . ニック・ハイドフェルド - BMWザウバー F1.07 - 1:22.114 (+ 1.635 ) - 78周
6 . ルーベンス・バリチェロ - Honda RA107 - 1:22.655 (+ 2.176 ) - 131周
7 . ネルソン・ピケ - ルノー R27 - 1:22.763 (+ 2.284 ) - 125周
8 . ビタントニオ・リウッツィ - トロ・ロッソ・フェラーリ STR2 - 1:22.771 (+ 2.292 ) - 56周
9 . デビッド・クルサード - レッドブル・ルノー RB3 - 1:22.973 (+ 2.494 ) - 47周
10 . ファイルーズ・ファウジー - スパイカー・フェラーリ F8-VII - 1:23.343 (+ 2.864 ) - 43周
11 . ギド・ヴァン・デル・ガルデ - スパイカー・フェラーリ F8-VII - 1:23.466 (+ 2.987 ) - 37周
12 . 中嶋一貴 - ウィリアムズ・トヨタ FW29 - 1:24.248 (+ 3.769 ) - 31周
13 . ニコ・ロズベルグ - ウィリアムズ・トヨタ FW29 - 1:24.321 (+ 3.842 ) - 11周

*タイムリザルトはルノーより。

**タイムリザルトに記載されているラルフ・シューマッハのファステストタイムは、シケインカットのときのタイムであるとトヨタチームは認めている。実際のラルフのタイムは、ライコネンに0.788秒遅れの4番手となる。
(文中のタイムや写真はF1-Live.com及びGPUpdate.netを参照)の


 バーレーンGPのあと、暫し中断していたF1サーカスも、バルセロナテストより再開。
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 トップタイムはTOYOTAのラルフ!!おおーっ。
 と思いきや、実は新設のシケインショートカットで実際は4位とのこと。
 実際の1位はライコネンです。フェラーリの好調ぶりは続いています。
 冬のテストではねマッサが1'21"1を出していましたが初日で既にこのタイムにライコネンは並びました。恐らく、テストで20秒前半から20秒を切るタイムが出るかもしれません。グランプリの予選も18秒から19秒台の争いになるのではないでしょうか。
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 SuperAguriの琢磨も好調。実質の2番手のタイム!!タイムもライコネンのコンマ5秒落ちと好調です。
 中盤戦にむけて、ポイントの可能性は狭まると思います。是非早いうちにSuperAguriにポイントを獲得してもらいたいものです。
 でも、バルセロナでの好タイムは好材料だと思います。
 今回は、期待しちゃってもいいのかな(^^ゞ
(まだ1日目だっツーの!!)
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by R-130 | 2007-05-02 00:03 | ∟F1 2007 Test
2007年 05月 01日
F1:Ayrton Senna da Silva
 1994年5月1日。
 ちょっと古いF1ファンなら、忘れることの出来ない日であろう。

 そう、ファンの人でも、そうでない人でも、
 この日が来ると、何か、こう気持ち的にふるえるものがあるかもしれない。

 もうあれから今年で13年になる。
 当時は地上波しか中継がなく、中継時には毎回楽しみに深夜の時間を待っていたものだ。

 しかし、その日だけはカッコいいオープニングもなく、突然の現地映像。
 聞けば、セナがクラッシュにあい重体との報。

 
 何度も流されるクラッシュのシーン。
 タンブレロを直進し、ウオールに殆ど減速もしないままクラッシュして止まった後
 少し、カナリアカラーのヘルメットが動いた気がした。



 "大丈夫だろう"


 きっと誰もが思ったに違いない。
 確かに大きなクラッシュだった。
 しかし、
 きっとまた、ロスマンズカラーのレーシングスーツに身をまとい、
 サーキットに戻ってくる、
 そう思っていた。

 
 現地の中継から、再開のレース映像へ。
 ライバルのいなくなったイモラを、次代のチャンピオンになるミハエルが独走し、
 片山右京が頑張っているシーンも映し出されたが、何処か空虚。
 何かが違うと思っていた矢先、

 急に現地映像がカットイン。


 セナ、事故死の報道だった。


 実況のCXの三宅アナや今宮氏、川合氏が涙に暮れ
 恐らく日本だけでなく全世界のファンが涙したであろう瞬間。

 母国ブラジルのサッカーの試合途中に、この朴報が流れると
 誰が言うでもなく試合が中断され、選手や関係者、スタジアムの観客全てが黙祷した言う逸話もある。


 あれから13年。
 安全性が飛躍的に高められ、コースがどんどん改修され、
 プライベーターが活動しにくくなり、メーカーの代理戦争の様相を呈してきたF1を、
 セナはどのような思いで、空から眺めているのだろう。


 
 自分がセナの技術で一番に思いだすもの。
 それは、鈴鹿のスプーンカーブのセナ足。
 エキゾーストサウンドがCDに収められたものを購入し、
 何度も聞きほれたものだ。

 あの、自力TCSといおうか。
 アクセルのパーシャルとONの繰り返しは、
 他のドライバーには真似できない芸当だった。


 これだけ思いをこめて書いているようで、
 実は自分はセナファンではない。
 それでも、彼の死はあまりにも痛すぎた。
 F1を見始めたとき既に絶頂であった彼が、
 絶頂のまま、サーキットから姿を消してしまったのだ。
 
 最近になって、彼のドライビングを映像で見る機会があった。
 レギュレーションなど様々な違いはあるとは言え、
 やはり彼のドライブには舌を巻く。

 恐らく、誰も彼の真似を出来るものはいないだろう。


 そして、あの超絶な技術を繰り出しつつも、
 妙に人間的だったところ。
 それも、今でも心に残っている理由かもしれない。


 「それでもF1は続いていくのです」

 今宮氏があの時言った様に
 今もF1は続いている。


 自分もあの後も毎戦欠かさず見ている。

 セナは、あれから様変わりしたF1を
 どんな思いで見つめているのだろう。
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by R-130 | 2007-05-01 00:00 | ∟F1 2007 Other issue