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2007年 04月 30日
サッカー:プレミア36節 チェルシーの逆転優勝3連覇は遠のく
 大詰めを迎えたプレミア06-07シーズン。残りも4-3試合。マンUとチェルシーの一騎打ち、UEFA圏内の熾烈な争い、そして残留争いと例年以上に盛り上がりを見せている。CLにも4枠中3チームが残るなど、リーグに勢いがあると言うことか。
 2強の結果は後に回して、まずはまずはリバプール、アーセナル絡みの結果から。
 土曜開催のポーツマスvsリバプールは、ポーツマスが2-1でリバプールを下し再びUEFA圏内の7位に浮上した(今年はカーリングカップでチェルシーが優勝しリーグではチェルシーの2位以上が確定しているので、UEFA枠は5-7位に与えられる)。当然リバプールはCLを見据えて大きくメンバーを落としており、リーグ順位も4位以上を確定させている為、余裕と言えば余裕である。
 アーセナルvsフルアムの試合は、1-1で拮抗していた終了間際に、アデバヨールとジウベウト・シウバが決めて3-1で突き放し勝利。残留争いの渦中のフルアムは勝ち点を上積みすることは出来なかった。

 残留争いでホットだったのが、ウィガンとウエストハムの17位18位直接対決。ウエストハムは猛攻でアウェーながらウィガンに0-3で大勝。得失点差の関係で順位こそ変わらなかったが、勝ち点35でついにウィガンに並んだ。テベスとマスチェラー問題で罰金も課せられると散々のウエストハムだが、試合はこの所気合のこもった内容で勝ち点を積み重ねている。昨年旋風を巻き起こしたウィガン、中盤には降格争いを脱したかに見えたがまた失速して終盤に再び残留争いに巻き込まれている。
 チャールトンはアウェーのブラックバーン戦。攻撃的布陣で臨むも後半守備が破綻して1-4で大敗。勝ち点の上積みはならずウエストハムと順位が入れ替わり19位にダウン。
 シェフイールド・ユナイテッドは降格の決まったワトフォードに1-0で辛勝。唯一の得点も相手のO.G.となかなか締まらない内容だった。
 これで 15位シェフィールド・U 勝ち点38 16位フルアム 勝ち点36 17位ウィガン 勝ち点35 18位ウエストハム 勝ち点35 19位チャールトン 勝ち点33。シェフィールドは今節勝ち点3を積み上げたものの全然ほっとできない状況である。

 さて、マンUとチェルシーの2チームは同時刻開催。土曜日の早い時間帯での試合が組まれた。
 マンUはアウェーでエバートン戦。チェルシーはホームでボルトン戦。日本時間20時45分、現地時間12時45分と言う早い時間でのキックオフとなった(CLを考慮してのものと思われる)。
 マンUとチェルシーのフォーメーションを簡単に。

■ チェルシー  4-3-3

 カルー   シェフチェンコ   ライト・フィリップス

     エッシェン      ディアッラ

          マケレレ

ブリッジ  テリー  カルバーリョ  ジェレミ

          ツェフ
【交代】

  カルバーリョ   →   ランパード ('29)
  シェフチェンコ   →   ドログバ ('46)
  ディアッラ   →   J・コール ('15)

 CLを見据えて、ドログバ、ランパード、A・コール、フェレイラ、J・コールがベンチスタート。バラックは怪我でベンチ入りせず。
 カルバーリョが怪我を押して出場していたが、更に悪化させランパードと交代。エッシェンをCBで起用してランパードを中盤に。
 後半、シェバ→ドログバでリバプール戦の再来とばかりにロングボールを多用し、最後はJ・コールまでつぎ込んでスクランブル体制で追い詰めるも…


■ マンU  4-4-2

      ルーニー   スミス

ギグス                スールシャール

      キャリック   スコールズ

エヴラ  エインセ   ブラウン  オシェイ

        ファン・デルサール
【交代】

 エヴラ   →   フレッチャー ('56)
 スミス   →   ロナウド  ('63)
 スールシャール   →   イーグルス ('87)


 
 ロナウドをベンチスタート。
 CLには、怪我しているDF人が戻ってこれる?との噂があり、今は我慢の時か。
 しかし、まさかまさか2点先制されようとは…
 ところがロナウドを投入してから勢いが全然違う。この辺は流石マンUと言ったところか。


 チャンネルをコロコロ変えながら2試合を掛け持ち観戦していたんだけど、なかなか手に汗握る内容に。
 正直一番やきもきしたのはスタジアムで観戦している両チームのサポの皆さんじゃないでしょうか…
 2試合ごちゃ混ぜになるけど簡単に試合を振り返りたい。

 マンUvsエバートンの1戦。エバートンはUEFA圏内に入っており、少しでも勝ち点を上積みしてUEFAカップを確実にしたいところ。
 よってエバートンのモチベーションは結構高い。好不調の波が激しいチームだが、ハマれバ充分に上位陣に一泡吹かせるスカッドを有している。八百屋大好きのアルテタも、気分屋さんだけど仕事するときし凄い仕事するからなぁ…と思いながら見ていたらいきなり先制はエバートン。
 12分。エブラのファールでゴール前のFK。スタッブスの強烈なFKにキャリックの足が当ってしまいコースが変わってゴールへ!!エバートン先制!!観客沸騰!!首位マンUに早い時間帯でゴールを奪い意気高揚。
 マンUは例によってペースを握るが今日はロナウドの不在が響いてか攻撃に若干迫力不足。あのロナウドの敵に向かって仕掛ける高速ドリブルが無いからだろうか…
 
 チェルシーvsボルトン戦。ボルトンもUEFA圏内の5位に位置しており、自分たちの足場を確実にするためにも勝ち点がほしいところ。よって彼らもモチベーションは低くなかった。
 そして、スタンフォードブリッジでも悲鳴が…
 19分テイモリアンのCKをミハリクが押し込んでなんとボルトンが先制!!何と2強が先制されるという外野からしてみれば願っても無い展開に。

 しかし先に追いついたのはチェルシー。
 22分、左サイドからブリッジの正確なクロスがゴール前で待ち受けていたカルーにドンピシャ!!すぐさま1-1に追いつき、33分には、カルバーリョに代わり出場したランパードのCKをまたもカルーがヘッド。これがDFに当たってGKのヤースケライネンが自陣ゴールに入れてしまうというかわいそうな形のOGに。あっさりチェルシーが逆転。流石強いなぁ、と思ったんだが…

 マンUは試合を支配しながらなかなかゴールが生まれない。じりじりした雰囲気の中、前半はチェルシーvsボルトンは2-1でチェルシーリード。マンUvsエバートンは0-1でエバートンリードで折り返した。


 後半。
 シェバ→ドログバと勝ちに来た采配で後半を迎えたチェルーシに待っていたのは"悲劇"だった。
 54分。タルのFKをディヴィスがうまく押し込んで再びボルトンがイーブンに持ち込む。この後J・コールまで突っ込んでサイド勝ち越しを狙うもこの日の選手は明らかに疲労に取り付かれており後半運動量が激減。リバプール戦のような集中力も無く2-2のままタイムアップ。
 途中、グディソン・パークのマンU戦の途中経過がでるたびに大きなため息をついていたチェルシーファンが印象的だった。

 マンUは今シーズン見せ付けている底力をここでも見せる。
 50分にマヌエル・フェルナンデスにシュート決められ、2-0と突き放されたマンUはここからファーガソンが魂の采配をふるう。
 まず、イエローを1枚受けているエヴラに代わりリチャードソンを投入。ある程度守備を捨てて攻撃参加を指示されたのか上がりっぱなしに。ここで流れが代わり、61分、ギグスのCKをGKターナーがファンブル、オシェイが押し込んで1点を返す。ここで流れがガラッと変わった。
 次に温存していたロナウドを投入。行け行けのマンUを防ぎきれず、68分、CKから代わったばかりのロナウドのヘッドにフィル・ネビルが対処を誤ってOG。ついに同点となった。
 しかし、モイーズ監督も男だった。マンUの行け行けムードに、ビーティとマクファデンと攻撃的なカードを切って応戦。試合を盛り上げてくれる。
 それでもマンUの勢いをとめることはできず79分、ロナウドのクロスにエバートンDFが処理を誤りこれがルーニーの足元に。古巣相手に強烈なシュートを叩き込んで逆転の2-3!!これで勝負有り。
 ロスタイムには途中出場の若手イーグルスもゴールを叩き込み2-4でマンUが2点ビハインドを撥ね返す逆転勝利を収めた。

 これでマンUとチェルシーの勝ち点差は5。残りは直接対決を含む4試合。
 対戦相手的にはチェルシーやや不利。次節はアーセナル戦である。
 チェルシーとしては3連覇に"赤信号"である。
 また、最短ではあと2試合、そうマンUとチェルシーとの直接対決で優勝が決まる可能性もある。うーん、去年の逆パターン再現か。

 しかもCLではバラックに続き、カルバーリョも負傷欠場が決定。
 やばいぞチェルシー…
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by R-130 | 2007-04-30 07:21 | ∟Premierleague 06-07
2007年 04月 28日
日々の雑記:皆さん…GWです…
 今日からGWですね。
 5/1と5/2を有給にしちゃえば今年も9連休が実現します。
 かく言う八百屋も、5/1と5/2を連休にして9連休を満喫…


んな訳無いですよね~(涙)


 嗚呼ーっ、これって昨年も似たようなエントリーをあげたような気がする…
 今日はのほほんと家にいますが、その後は出張もあったりして(なぜGWに出張…)後のお休みは5/5のみ…もう暦どおり休み取るのはハナから諦めているんですが、しかしそれにしても…って思ってしまいます。
 まあ、中には休みが全くなし(法律上は大問題ですが…)と言う方もいらっしゃるだろうし、しっかり暦どおり休みますって方もいるだろうし、GWって悲喜こもごもだと思います。

 よかったら皆さんのGWの予定(ないしは行動後の実績)でも、コメント欄にチョコチョコっと書いていただければありがたいです。特にGWはお仕事、と言う方、共に慰めあいましょう!?違うか。
 では皆さん、よいGWをぉぉぉぉ~(脱力)

 
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by R-130 | 2007-04-28 17:57 | 日々の雑記
2007年 04月 28日
F1:開幕3戦を見終えて、"ここが驚いた"私撰ベスト5
 2007年のF1もフライアウェイの序盤3戦が終わり、ヨーロッパラウンドへの長いインターバルへと突入しました、が、F1をご覧の皆様にとって今年の開幕3戦はどうでしたか?
 ミハエルのいないGPと言うことで開幕前は色々と言われておりましたが、蓋を開ければハミルトンが3戦連続表彰台とかやっちゃったもんだから、早くも"チャンピオンの可能性もあり"なんて報道に火がついております。まだ、1勝もしていないと思うんですが…
 やはり、その時代時代のスタードライバーが引退しても、なんだかんだ言ってF1って盛り上がるんだなぁと、つくづく思ってしまいました。だって開幕したらミハエルの話題なんか殆ど出てきませんでしたから…特にもう現れることはないであろうミハエルの現役の走りを最初から最後まで見て、賛否両論あるかと思うけど、その走りや実績に関しては文句のつけようのないスーパードライバーとの引退とあって
「今年は(ミハエルが引退したことで)やっぱり色々と尾を引くかなぁ」
なんて言わなかったけど心の中では思っていました。でも、開幕してみれば見事なまでにメディアは取り上げなくなったので、ちょっとびっくりしています。


 さて、前置きがちょー長くなりましたが不満はこれくらいにしておいて、(前置きは"ここが驚いた"の番外編と言うことで(^^ゞ)2007年の開幕3戦を見終えての、○○に驚いたを私的に5つ選んでみました。皆さんはどうお思いでしょうか?結構似てしまっていると思いますが、よかったらご一読ください。


■第5位 : HONDAがあまりにも遅いのに驚いた

 斬新なカラーリングやエコロジーへの取組で、サーキット外では色々と注目を集めていたHONDAだったがトラック上では開幕前からあまりポジティブな噂は聞こえてこなかった。
 テストのでのタイムも、トップタイムから大体1.5-2秒落ちのところを走っていたので、大丈夫かなぁ、と思っていたら全然大丈夫じゃなかった。
 昨年に、体制変更して(ジェフ・ウィリス切って)中本STDを据えて風通しをよくした結果、風がよく通り過ぎてアイデアの良し悪しをよく吟味しないまま、ニューマシンに具現化した結果、こうなってしまったような気がする。
 風洞上の数値はなかなかよかったらしいが、風洞の数字だけではかれないのが空力の難しいところ。ピーキーな空力に、マシンの挙動が安定しないというのが、技術上の問題と言うことだ。
 しかし、よくよく考えたら、シャーシ屋さん、誰かいるんでしょうか?経験豊富なシャーシデザイナーがHONDAにどれだけいるのか首をひねってしまう。昨年の駄作ぶりの責任をジェフ一人に押し付けちゃったけど、それも違うんじゃないの?と思う。ジェフがいなくなってマシンが上向いた、なんて記事もありましたがあれはたまたまだと思う。ジェフが至ってマシンは向上していたと思うし、ジェフがいなくなったからRA107は大変なことになっているような気がする。
 後は、バトン。あんなチームのことを考えない発言をするドライバーはチームの士気を著しく低下させる。来年は交代させるべきだ。ヨーロッパのジャーナリストが最近、おとなしくエンジンだけ供給していればいい、なんて記事を書く人が増えてきている。そう言われない為にも、RA107Bは正念場のマシンになると思う。


■第4位 : ルノーがあまりにも遅いのに驚いた

 HONDA以上に遅くてびっくりしたのがルノー。ドライバーが変わればこうもマシンって遅くなるの?と間違って捕らえられちゃうほど、アロンソの離脱とともにマシンのポテンシャルは著しく低下した。
 技術的な理由は、BSタイヤがうまく使えていない(昨年のルノーはMIタイヤを1番うまく使っていた)、昨年のギャップに苦しんでいる、と言うことらしいが、マシンそのものが駄作だ、と言う可能性も否定できないくらい今年のマシンは遅い。もともと、エンジンがパワフル、と言うわけではなくトータルバランスで勝負のルノー、だっただけにある1線を超えると著しく挙動がナーバスになる今年の車、全体的なタイムの落ちが激しいのは言うまでもない。
 可愛そうなのは、そのマシンの悪さを隠すかのようなコヴァライネン批判。ハミルトンがしっかり走ってしまったせいもあり、特に開幕戦はクソミソ言われていたけど、あんなふらふらするマシンをミス無く走らせるほうが難しいわけであって、コヴァライネンが悪いわけじゃないと思うぞ。昨年のテストではレギュラードライバーに勝るとも劣らないタイム連発していたんだから。
 アロンソも結果論だけど、いいタイミングでマクラーレンに移籍したいとうことか…


■第3位 : マクラーレンが驚くほど早く、フェラーリとのギャップを縮めてきたことに驚いた

 テストや開幕戦のアルバートパークを見る限り、フェラーリがマクラーレンより2歩くらい先を行っているなぁ、と言う印象があったが、なんのなんのセパンでは大きく巻き返し、バーレーンでも思ったほどフェラーリとの差は無かったマクラーレン。開幕後はもたつくのがマクラーレンのお家芸だったが、今年は壊れることも無くコンストラクターズでも、フェラーリをリードしてヨーロッパ凱旋するという、予想以上の出来を披露した。
 この理由は、

① ニューウィーが離脱して、良い意味でワンマン体制から脱却でき、クルーの多くが良い緊張感を持って仕事が出来ている
② アロンソ効果

と言うことだろうか。ニューウィーの離脱は非常に大きいと思っていたが、今年のマシンはニューウィーの遺産を上手に活かしているだろう。過激な部分は過激に、コンサバな部分はコンサバに。うまくバランスの取れたマシンだと思う。
 そして、アロンソがモチベーターとなってチームを鼓舞しているシーンが多く見受けられるのも好材料だ。これはバトンとは全く逆で本当に素晴らしいと言わざるを得ない。ある意味ミハエルにも通ずるものがあるんじゃないだろうか。
 この辺は、ライコネンも見習って欲しい気もする。性格が違いすぎるから無理だろうけど…。


■第2位 : ハミルトンが3戦連続表彰台に登ったのが驚いた

 ある程度実力があることは予想できたとしても、2強4人のドライバーがいながら3戦とも3位以内を確保しているのに驚きを隠せない。
 しかもアルバートパークでは、スタートでアロンソをぶち抜くシーンを見せ付けての3位。セパンでは、マッサを撃墜しての2位。シャキールでは老獪にミス無く走って2位と、安定感は正直、2強4人のドライバーの中で1番だった。今年はデ・ラ・ロサで…なんていっていた自分が恥ずかしくなるくらい、この人は速かった。デ・ラ・ロサなら3位2位2位なんてリザルトは不可能だったと思う。
 しかし、まだ優勝はしていないわけだし、将来的にF1を背負って立つ人材だとは思うけど今年のワールドチャンピオン候補とか祭り上げちゃうのはどうかと思うぞ。本人は、あのレース運びを見る限り、メディアのそんなアゲアゲムードに乗ってしまうような若造ではなさそうなのでさほど心配していないが、開幕3戦では見せていない、GP2時代の切れ味鋭いオーバーテイクをライコネンやマッサに挑めるのかどうか、非常に注目している。F1は非常に抜きにくいとは思うが、そういうシーンを今年見られるのかに注目したい。


■第1位 : SuperAguriが開幕戦でQ3まで残ったことに1番驚いた

 2007年と言う現代においても、F1に痛快サクセスストーリーはあったということだ。
 グランプリウイークが始まろうとする火曜日にニューマシンの全体お披露目。11チーム中当然一番最後のニューマシン発表。もちろんシェイクダウンもままならず(RA106ハイブリッドでパーツ類はテストしていたけれど)、そのマシンがQ3に残るなんて、世界中の誰もが予想していなかったはずである。
 それが、金曜日から走り始めたら速い速い。常に中位以上のタイムで我々を盛り上げてくれ、
「初のQ1突破なるか!!」
なーんて期待もピークに達していたら、とんでもない!!琢磨はQ2で10位から落ちなかったもんだからさあ大変。
誰も給油準備していない。作戦も立てていない。でも嬉しい!!
Q3後は、優勝したかのようなクルーのお出迎え。琢磨はクルーに担がれて満面の笑み。こんな痛快な絵物語が開幕戦で見られたことは、本当に驚きだった。
 スパイカーなんか、シコシコテストしていたのにSuperAguriの影さえ踏めなかったわけだから、この躍進は本当にすごい。
 ただ、ポイントが取れるのは開幕3戦までかなぁと思っていただけに、ノーポイントとはちょっと残念。ヨーロッパラウンド以降は各チームマシンの熟成度も上がるだろうから、ポイントは段々ハードルが高くなるんじゃないかと思う。
 でも、また我々に夢を見せてほしいなぁ…


 こんなことを書いていても、スペインGPは後2週間後。
 待ち遠しいですねぇ…
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by R-130 | 2007-04-28 17:40 | ∟F1 2007 Other issue
2007年 04月 27日
サッカー:UEFAチャンピオンズリーグベスト4 1stleg②
 実は昨日夜に、おりゃああっと書き上げてアップ直前に何かの拍子に間違ってtabキーを押してしまい、その後enterキーを叩いてしまってページが移動。書いていたもの全てパーと言う、これまでにも何度となく同じ過ちをしていたんだけどまたやってしまい、書く気が失せたので簡単に流したい。でも、試合内容はマンUvsミランに劣るかもしれないが、監督の戦術対決としては非常に見ごたえのある試合だったように思う。


○ チェルシー 1 --- 0 リバプール ●  at スタンフォードブリッジ
【得点者】 J・コール('29)
【警告・退場】 マスチェラーノ(b)


■ チェルシー 4-3-3(シェバとJ・コールのポジションは流動的)

シェフチェンコ  ドログバ   J・コール

     ランパード    ミケウ

          マケレレ

A・コール テリー カルバーリョ フェレイラ

           ツェフ
【交代】

 シェフチェンコ   →   カルー ('76)
 J・コール   →   ライト・フィリップス ('85)

 カルバーリョが間に合い、RSBにフェレイラと守備的布陣。バラックの怪我での離脱は非常に痛手。3トップは上手にポジションチェンジしながらチャンスをうかがう。


■ リバプール  4-4-2

     ベラミー   カイト

ゼンデン           ジェラード

     マスチェラーノ アロンソ

リーセ アッガー キャラガー アルベロア

         レイナ
【交代】

 ベラミー   →   クラウチ ('53)
 アロンソ   →   ペナント ('83)

フィナンを故障で欠き、右にアルベロア、左はリーセを配する苦しい布陣。シッソコでなくマスチェラーノは、攻撃的にいくというベニテスのメッセージか。


 両チームの戦術的メッセージは明確だった。
 チェルシーは、完全にアウェーゴールを与えない。守備的布陣で臨み、ドログバへのロングボールからのポストプレーで得点できれば儲け物、という戦い方だった。決勝Tで、リバプールがすべてアウェーゴールを奪って有利になっている点をモウリーニョは充分わかっているはずだ。ここで、アウェーゴールを渡して勢いづかせたくはなかったはずだ。
 布陣ではマケレレだけでなくミケウも上がりを自重し、実質中盤で攻撃的に振舞っていたのはランパードだけ。前線の3トップ+ランパードの個人技+ひらめきにモウリーニョは全てを託していた。
 
 一方のリバプールも、フィナンが故障でスタメンで起用できなかった誤算はあるものの、シッソコでなくマスチェラーノを中盤に配するあたり、パスで繋いで攻撃を重視するサッカーを目指していたはず。ただ、両SBがフィナン、アルベロアで固めれば守備的な不安も少なくてすんだだろうが、リーセをLSBに配さなくてはならなかったところに、彼の持ち味である攻撃力を半減させたばかりか、守備にも不安を抱えてしまったところに、ベニテスの誤算があったかもしれない。

 試合は、予想以上にチェルシーペースで進んだ。
 ロングボールをこれでもかとドログバに放り込み、ドログバのポストプレーから生まれたチャンスをシェバとJ・コールが狙う。相手がシュートを弾いたルーズボールは、ランパードがミドルを狙うというスタイルを確立。これほどまでにシンプルな戦術に打つ手がなかったのは

・ドログバの身体能力がずば抜けていたこと
・ドログバのマーカーにアッガーが多く対応していたこと

が挙げられる。90分間、ドログバにキャラガーがついていれば少しは違った結果になったかもしれないが… 
 得点シーンの29分はカウンター。カルバーリョのフィードにドログバが右サイドを突破し、アッガーを惹きつけて中央へ絶妙の折り返し。これにJ・コールがうまく詰めてチェルシーが先制した。
 チェルシーの3トップは巧みなポジションチェンジでマーカーを絞らせなかっただけでなく、チャンスメイクに、そして詰めに大きく貢献しいていた。モウリーニョが"前半の勢いならもっと点が入ってもおかしくなかった"と嘆いたのもあながち強がりではないほどチェルシーは、堅守+カウンターから試合を握っていた。


 リバプールは、お得意の堅守+カウンターを相手に実践されてしまい、リズムの狂った試合だった。左サイド(チェルシーの右サイド)を必要なまでに突いた攻撃まではうまく行くが、最後の詰めの部分がうまく行かなかった。チェルシーのDFラインが非常に集中していたこと。A・コールもフェレイラも攻め上がりを自重し、守備に貢献。マケレレもミケウも中盤のスペース消しに奔走していた。実質、懸案のチェルシーの右サイドもマケレレとの連携守備で必要以上のチャンスを許していなかった。
 リバプールはちょっとした課題を見つけたはずだ。攻めあがってこない相手に対して、どのような崩しを見せればいいのか。
 これは現代サッカーにおける命題のようなものである。これに昨年チェルシーが苦しみ、今年はバルサが苦しんでいる(バルサの場合はそれだけではないが)。それに対するチェルシーの答えがバラックを中盤に配した4-4-2なわけで、カウンターだけでなくポゼッションにも対応しうるサッカーを模索していたと言うことになろうか。
 リバプールの場合、攻撃的なバルセロナにこの戦術が見事にハマった。中盤の素早いプレスから両サイドにボールを配する見事なカウンターで、昨年のチャンピオンをベスト16で沈めた。しかし、今回のように引いて守られる相手に対してどのように戦うのか。
 ベニテスもそれを見越してマスチェラーノを配したが、メッセージ性としてはいまひとつだった。確かにベラミーが病み上がりで殆ど仕事らしい仕事をしていなかったのもあるかもしれない。しかし、そこを見切ってクラウチに変えた後も、チームのリズムを変えられなかった事はベニテスの責だろう。例えばロングボールを多用してポストプレーにかけるとか、やりようはあったはず。クラウチがじれて、自陣まで下がってボールを受けに来る時点で、リバプールの勝利はないと感じた試合だった。

 両監督とも展開をよくシミュレートした布陣とゲームプランだと思ったが、より現状を把握していたのはモウリーニョ、ミッションの遂行を確実に行えたのはチェルシーのメンバーと言うことだろう。

 2ndlegでは、リバプールも攻撃的に行かざるを得なくなる。チェルシーとしてはカウンターが狙いやすくなるだけに組みやすし、と言えるかもしれない。
 もっともフィナンが復帰して、リーセをLSHにまわすことが出来れば、CLで猛威をふるっているミドルからロングレンジでの強烈なシュートが帰って来るかもしれない。本当はベニテスは1stlegでこの攻撃を使いたかったはず。この辺の駆け引きも見物である。

 アンフィールドでリバプールは起死回生を狙う。 
 チェルシーはモウリーニョ悲願のビッグイヤーに王手を掛けられるか。
 2ndlegはどちらも見ごたえのある試合になりそうだ。
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by R-130 | 2007-04-27 08:28 | ∟UEFA CL 06-07
2007年 04月 25日
【速報】:UEFAチャンピオンズリーグベスト4 1stleg①
日本時間の25日早朝に行われた、CLベスト4の1stlegの結果を記載しています。
結果を知りたくない方はこの先を読み進めないようにお願いします。
この先の内容は、"続きはこちらから"をクリックしてご覧頂きますよう、お願いします。

続きはこちらから
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by R-130 | 2007-04-25 06:54 | ∟UEFA CL 06-07
2007年 04月 25日
サッカー:UEFAチャンピオンズリーグ ベスト4の予想と願望
 もうすぐ始まるCLのベスト4。今年ももうここまで来たかぁ、早っっ!!と思いつつ、簡単に展望と願望と。いつも当たった試しがないので最近はするのを控えていたんですが、ちょっと開始まで時間もあるので簡単に。

◇ 4/24 1stleg マンチェスター・ユナイテッド vs ACミラン  at  オールド・トラッドフォード

-予想スタメン uefa.comより-

■ マンU 4-4-2

    ルーニー   スミス

ギグス            ロナウド

    スコールズ  キャリック

フレッチャー エインセ ブラウン オシェイ

       ファン・デルサール


■ ミラン 4-3-2-1

         インザーギ

     カカ         セードルフ

アンブロジーニ  ピルロ  ガットゥーゾ

ヤンクロフスキ マルディーニ ネスタ オッド

            ヂダ


 DFラインに怪我人多発で両SBが本職ではなく、攻撃面は良しとしても守備面に不安を残すマンUと、得点力不足に泣きながら抜群の守備力と中盤の制圧力でここまで勝ち進んできたミラン。好対照な両チームの戦いとなる。
 過去に98-99シーズン、マンUが「カンプ・ノウ」の奇跡で優勝した年、準決勝で当たったのがアンチェロッティ率いるユベントスだった。一方のミランは、ビッグコンペティションに過去11度準決勝まで勝ち上がり、その内9回が決勝まで駒を進めると言うデータが残っており、机上の空論ではミラン有利と言うことになりそうだ。

 ゲーム展開は、ミランはアウェーなので無理をせず守備的に徹し、カカの1撃やセットプレーにかけるスタイル。マンUはアウェーゴールはやりたくないからやはり守備的に行くのかなぁ、と言った中盤ガチガチのまったりとした(いや見ごたえのある中盤のせめぎ合いになるかも)展開が予想される。
 基本的に今までのミランはベスト8のバイエルン戦以外、アウェーではまったりやってきている。だから、バイエルン戦が彼らの本性なのか、バイエルンのルーズな中盤だったからあれだけ攻撃できたからなのかは何とも言えない所だ。
 マンUとしては、もう予想スタメン見ても攻めるしかない、と言うメンバーになっているが、今シーズンは本当にアウェーゴールに泣いているチームが多いだけに、Sir・Alexはどう考えているだろうか。
 マンUにとって警戒すべきは、カカとインザーギ、と言うことなのだろうが意外にやばいのがセードルフ。CLを3チームに渡り経験しているだけに老獪な1撃には要注意。キャリックとスコールズがどれだけ中盤を抑えられるか。彼らはどちらかといえば攻撃に持ち味を出すタイプ。ファーディナンドとヴィデッチの鉄壁CBが揃って不在で後ろを気にしながらのプレーでどれだけやれるだろうか。

■ 予想スコア … 0-0 もしくは 1-1でドロー スコアレスドローか1-1ドローは意味合いが大きく違うが…



◇ 4/25 1stleg  チェルシー vs リバプール  at スタンフォードブリッジ

-スタメン予想 八百屋個人的-

■ チェルシー 4-4-2

  シェフチェンコ    ドログバ

        ランパード

   J・コール       ミケウ

         マケレレ

A・コール テリー ブラルーズ フェレイラ

         ツェフ

■ リバプール 4-4-2

   ベラミー     カイト

リーセ             ジェラード

    アロンソ   シッソコ

アルベロア アッガー キャラガー フィナン

          レイナ

 
 …自分で予想しろ、といわれると結構難しい…
 チェルシーの場合、エッシェンがサスペンション、バラックとカルバーリョが怪我というこれまたマンUに負けず劣らず悲惨な状況。DFラインは適正で言えばCBの1枚はブラルーズなのだが、最近使っていないのでフェレイラを真ん中、RSBにディアッラと言う線もありそう。しかしフェレイラの出来もあんまりいいとは言いがたかった(ニューカッスル戦)だけに…頭が痛そうだ。
 バラックの離脱(?)も大きな痛手になりそうで、コンディションから考えればこの4人が中盤を任されそう。リバプールの分厚い攻撃にポゼッションで応戦するためにも最初から4-3-3は使わないだろう。あるとすれば後半のある程度の時間帯からだろう。
 一方のリバプールは、プレミアは4位以内確保、故障者もルイス・ガルシア以外は僅か。と言うことで一番CLに集中できる環境下にある。メディアの予想もリバプールが絶対的に有利、と報じているが、今まで絶対的に有利と言われたチームが敗退していった姿を何度と無く目にしているので、あまり参考にはならない。
 FWはクラウチを使う可能性も充分にある、が、多分クラウチはプレミアでテリーらに攻略されているので、速さで揺さぶるベラミーを持ってきたほうが得策ではないかと言う八百屋の個人的主観。まあ、後半のスーパーサブ的に使うという選択肢も充分有り、ベニテスとしてはニヤニヤしながら考えているのではないだろうか。

 試合展開は、守備に不安を抱え、アウェーゴールを気にしながら慎重に戦うチェルシーを、リバプールが追い立てまくる試合になりそう。と言っても前がかりと言うわけではなく、バルサ戦で見せたような、中盤からの積極的なプレスにボールを奪ったら徹底したサイドからの速攻、と言う形だろう。ただ、先ほども言ったがメディアが言うほどこの両チームに大きな差は無いんじゃないかと思う。カルバーリョとバラックが戻れば、チェルシーのほうが断然上だ。これまで、窮地に立たされつつも、何度となく逆境を撥ね返してきたモウリーニョ。ついに隠れた功労者バラックを失ったモウリーニョが今回も結果を残せるのかに注目したい。

■ 予想スコア  0-1 か 1-2 でリバプール 引き分けはなさそうな気がする。チェルシー勝利?1stlegでの勝利は難しそう。頑張ってドロー?         
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by R-130 | 2007-04-25 03:18 | ∟UEFA CL 06-07
2007年 04月 23日
サッカー:欧州サッカーリーグ、続々優勝が決まる
 さて、終盤戦を迎えて欧州各国のリーグ戦。今週続々優勝が決まった。

 まずは、先週ローマに勝ち損ねて優勝を花道で飾れなかったインテルは、今節アウェーでシエナと戦い、マテラッツィ2ゴールの活躍で勝利して、予定通りスクデットを飾った。ちなみに残り5試合を残してのスクデット決定はタイ記録らしく、今シーズン、予想はされていたが予想通りのインテル独走と相成った。
 前節見事にインテルの優勝を阻止したローマは、次節のローマダービーを見据えてメンバーを大きく落としたため、アタランタに2-1で敗北。アタランタ戦は後半を見ていたがなんとなんと、"ボボ"ことヴィエリがザンパーニャに替わって前線でプレー!!惜しいヘディングも放つなどなかなか存在感を見せ付けていた。
 ACミランはロナウドの2発でカリアリに快勝。5位エンポリとの勝ち点差を6とし、CL出場権の足場を固めつつある。
 フィオレンティーナはアウェーで難敵ラツィオを0-1で下し、何とかUEFA圏が見える7位に留まっている。

 フランスリーグアンでは、こちらも予定通りリヨンが6連覇と言う偉業を達成。ちなみに欧州の5大リーグ(プレミア・リーガエスパニョーラ・セリエA・ブンデスリーガ・リーグアン)で6連覇をなしえたチームは存在しないと言うことで、ひとつの偉大な記録を打ち立てたこととなった。
 しかし、記録とは裏腹にCLはベスト16で敗退と失意の多かった1年でもある。主力がこぞってメガクラブに移籍しそうなリヨン。チームの再編成をするなら今かもしれないが、果たして去年までの完成度の高いチームが作れこなせるかどうか、ウリエ監督の手腕が問われそうだ。

 中村俊輔が所属するセルティックは、キルマーノック戦での後半ロスタイム。俊輔の値千金のFK弾が決まって劇的な勝利を決め、優勝に花を添えた。今年は派遣奪回に燃えるレンジャースが序盤に混迷を極めたため、セルティックが独走で優勝。俊輔もセルティック残留に前向きと言う報道だが、彼自身の次のステップを見据えた場合、セルティックでコンスタントにプレーし続けるのがいいのか、本人が望むリーガエスパニョーラでレギュラーは確約されないチームでプレーするのがいいのかは、本人も含めて誰もわからないだろう。

 優勝は決まっていないが、プレミアの話題を少し。
 マンUがボロに敗れると言う波乱で、チェルシーが勝ち点を「1」まで縮める大きなチャンスがやってきたのだが、チェルシーは、セントジェームスパークでニューカッスルと対戦。こちらも、ジンクスを打ち破れず0-0のスコアレスドロー。マンUとの差を縮める絶好のチャンスを逃してしまった。チェルシーにとってはイタイイタイ引き分けだっただろう。
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by R-130 | 2007-04-23 11:55 | ∟Serie A 06-07
2007年 04月 23日
サッカー:Jリーグ7節 浦和"ホーム不敗神話"崩壊…G大阪が首位へ
 Jリーグは7節が終了した。
 上位陣では、名古屋は神戸を下して連敗を2でストップ。勝ち点を15に伸ばした。後半、3トップで挑む神戸を4バックで受け止めるなど、戦術的にもなかなか見ごたえのある1戦だった。
 G大阪は磐田を5-2で退けた。一時は3-2と1点差まで詰め寄られ、いやなムードが漂ったが最後は2点を奪い突き放した。

 今節の目玉は、ACLという2足の草鞋に苦しむ、浦和と川崎の1戦。浦和としては、不敗神話の続くホームで川崎を叩いて、首位を固めたいところだったが…
 前半は浦和ペース。これまでどうにか勝ち点を拾ってきた戦いぶりから一転、有機的な動きを重ねて川崎陣内に何度も詰め寄る。小野も復調してきており、チームにアクセントを添えていた。これだと得点は時間の問題…かと思われた後半。川崎は数少ないチャンスをものにする。
 FW登録の黒津がこの試合はLSHで先発し、左からの折り返しのクロスに、病み上がりの我那覇がゴールし、川崎が先制!!阿部のややまずい守備も悔やまれる。
 更には、ジュニーニョの意表をついた正確なクロスをマギヌンがヘッド合わせて川崎が追加点。あらら、という間に川崎が2点を挙げて、追う浦和も苦しい展開に。
 浦和もトゥーリオの代役で出場したDF堀之内がワシントンのパスに見事に答えて1点を返すがそこまで。後は川崎がまんまと逃げ切り1-2で川崎勝利。浦和は1年以上続いた不敗神話は「25」で途切れることとなった。

 "記録は記録。それほど気にしてはいない。"
 オジェック監督の言葉である。言葉の意味はそのとおりだと思う。記録なんて未来永劫続くわけではない。いつかどこかで途切れるもの。それがたまたま4月21日だった、ということだ。
 しかし、怪我人に悩まされているとは言えオジェックの用兵や資質には疑問を呈してしまう。例えば小野の交代は必要だったのか。あそこで小野を替える事がチームの起爆となりえたのか。確かに拙い内容なりにも勝ち点を積み重ねてきている浦和だが、今シーズンは失点も多くこの辺の不安定さにオジェックの資質に疑問を感じる。勝ち点も、選手個々の能力で積み重ねているようなもので、そこに監督の光る采配が見え隠れしているわけでもない。
 まあ、7節の時点で監督批判をするのもどうかと思うのでこれくらいでとどめておくが、シーズンが進むにつれ、どのように転がっていくのかを注視したい。

 順位表を見れば面白いことになっている。
 1位に勝ち点16でG大阪。伏兵の名古屋が勝ち点15で2位。3位タイで、浦和と川崎が勝ち点14。序盤にサプライズを見せた柏が勝ち点13で5位。清水・新潟・磐田が勝ち点12で続く。どこも星の取りこぼしなどで抜け出せず、序盤はこのままだんごが続きそうな気配である。

 スカッドで言えば、浦和とG大阪が抜けている感があるので、ACLとの2足のわらじを履く浦和が今後どのようなゲームを続けていくのかに注目したい。
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by R-130 | 2007-04-23 11:33 | ∟J League
2007年 04月 23日
サッカー:オシム監督「メンバーは固まった」とは言うものの…
 サッカー日本代表のオシム監督が
「選手を見極めるときは終わった」
と、報道陣に漏らしたことが話題になっている。就任から約8ヶ月。テスト期間を経て、アジアカップへの陣容は大体固まったと言うことか。
これまでの召集メンバーから、色々な問題点を検証してみたい。


■ 全体的な印象として

 オシム監督就任後、第1戦、第2戦と大幅に人員を刷新した事で、いかにも「新生」が強調されていたが、実のところこれまでのメンバーを見れば、06W杯の登録メンバーが結構多い。

-06W杯登録メンバーで出場した選手-
FW  巻  高原
MF  中村  遠藤 
DF  中澤  坪井  加地  駒野  サントス
GK  川口

 全員が同時にピッチにたった時間は恐らくゼロだと思うが、復帰組の中澤、欧州組の中村・高原、ザルツブルグに移籍したサントス以外は割りとコンスタントに召集されていた。
 また、オシム監督就任以降、コンスタントに呼ばれている選手は、

FW  佐藤
MF  阿部  鈴木  
DF  トゥーリオ

 と、まあ06W杯出られるかなぁ出られなくとも時代は間違いなく主力だよね、と言われていた面々で、これはこれで驚かない、というか、当然そうなるよな、というメンバーが出場していた。
…結果、なんかそれ程変わってないな、と思わずにはいられないメンバーが名を連ねている。オシム監督ならではの"オシム人事"を期待していたが、おお、呼ばれたかと言うような選手が割りとコンスタントに呼ばれなかったのが非常に残念。まあ、ペルー戦のようにU-22代表を飛び級入りさせる方が、よっぽど戦力になるのかもしれない。反町監督の指導もなかなか理に叶っているだけに…
 このメンバーだと主力を含めた10人後半が確定。後は、今期のJで活躍している選手や、ひょっとすれば欧州組も追加があるかもしれない。特に松井あたりは、いい加減呼ばれてもいいような気がするが…


■ FWについて 

 今期絶好調の高原は、代表復帰戦でもゴールをあげ、残念ながら彼抜きにはFWは語れないと言うことが改めて証明された。出場時間も、HSVにいたときより格段に増えて、駆け引きや突破などの引き出しが格段に増えており、この経験とフィジカル的要素は、国内のFW陣では残念ながら太刀打ちできない。
 焦点は、高原のコンビは誰か、と言うことになりそうだ。
 精力的に動き回る巻や、裏への飛び出しを得意とする佐藤は、オシム好みといえメンバーには当確と言えるだろう。これに本田(名古屋)や矢野(新潟)あたりが絡んで来るものと思われる。コンディションが整え我那覇(川崎)や田仲達也(浦和)も滑り込んでくるかもしれない。
 ただ、オシムが召集する傾向として"所属チームでコンスタントに出場している選手"と言うのがあるので、コンスタントに出場しているとは言い難い選手の登録は難しそうだ。


■ MFについて

 相変わらずMFは飽和状態というほどそこそこの選手が揃っており、起用に頭を抱えるセクションである。
 ボランチには、阿部、鈴木(ともに浦和)と言った実力者のほかに、最近は攻撃的MFで起用されているが遠藤(G大阪)や、怪我で出遅れている長谷部(浦和)などもおり、全く困っていない。阿部はどうしても使いたいから、代表でもクラブチームでも別ポジションで起用されており、これが彼のプレーの幅を広げてくれる起用となるか、中田英の様に器用貧乏になってしまうかは今後を見守りたい。
 攻撃的MFには、恐らく中村俊輔が核となる構想があるだろうが、それ以外にも中村剛憲(川崎)や羽生(千葉)ニ川と家長(共にG大阪)もいて、誰をどう使おうか迷うだろう。正直、自分としてはDFを3枚に削ってでもMFを5枚無いしはFWも1枚にして6枚、使ってもらいたいと思っている。
 そして、忘れてならないのが、浦和で復調してきている小野伸二や、ル・マンで相変わらずいい仕事をしている松井と言う実力者の存在である。彼らの経験は、きっと国際舞台では役に立つはずである。小野は、DMFもOMFも出来るユーティリティ性がある(最近運動量が減ってきているのでDMFは厳しいかもしれないが)。この辺をオシムはどのように考えているだろうか。


■ DF、GKについて

 中澤の復帰は代表にとって大きなプラスだろう。フィジカルに優れており、ポジショニングも的確、敏捷性も決して低くない。トゥーリオとややキャラが被るのが心配だが連携が高まればそれ程の心配も無いだろう。
 しかし、2枚岩は決まっても、バックアッパーはやや不安が残る。今のところ坪井(浦和)くらいなもので、他のメンバーの発掘が急務だ。この辺は、強国との親善試合がなかったため、DFの問題点が覆い隠されたままアジアカップを迎えようとしているところに大きな不安を残す。
 また、4バックにした場合の両サイドバックも適任者がおらず、右の加地(G大阪)や左の駒野(広島)は守備の面での貢献が殆ど期待できない。更にはバックアッパーとなるとこれまた発掘が急務になるため、どうしても4バックに固執するなら、
 
  LSB     CB       CB      RSB
  中澤    トゥーリオ   茂庭     坪井
 (横浜M)    (浦和)    (FC東京)  (浦和)

 となるか。また、U-22から選手を引っ張ってくるのもいいだろう。恐らく現在の代表において最大の問題になっているであろうDF、ある意味得点力不足より問題は深刻だ。欧州や南米の列強と対戦すれば、その問題点は浮き彫りなると思われるが、そうなる前にある程度補強を考えてもらいたい。
 GKは、全試合川口がゴールマウスを任されている。少なくともアジアカップまでは川口で行くのか、それても2010年まで任せるのか…この所、GKについては年齢よりも経験を優遇するクラブチームや代表が増えている。オシムもその線で川口を起用し続けているのだろうが、しかしフレンドリーマッチくらいは、45分ずつに分けて新鋭を試すくらいの懐の広さを持ってもらいたい。


■ システム・戦術について

 フルコート・マンマークを好むオシムにとっては、4バックだろうが3バックだろうがあまり関係ないことかもしれないが、U-22代表が3バックで固定しているのに対して、オシムは4バックと3バックの併用をしているところを見ると…恐らく相手のFWの枚数で4バックか3バックを決めるのだろうけど…現状のスカッドから考えれば、3バック固定のほうがいいような気がする。そもそも、U-22とA代表でDFの枚数が違うナショナルチームなんてそうは存在しないはず。この辺は、コミュニケ不足、と指摘されても言い逃れで着ない実情だ。
 加えてサイドバックに適任者がいないことを考えても、3バック+Wボランチで、相手のシステム次第でDFラインを3枚とボランチを1枚加えた4枚にする等で柔軟に対応できる策をとったほうが、より攻撃の幅が広がるように思える。この連携が整えば、いざと言うときにトゥーリオや中澤のオーバーラップを可能にするはずだ。
 DFを1枚削れば必然的にMFは5枚使うことになり、サイドアタックを得意とする選手を配したり、ポゼッションを高める為の選手を配すると言うバリエーションが取れる。現状の4バックでは、必然的にサイドアタックが軸となる戦術になるが(あくまで現状のオシムの用兵での話)、現状再度アタックが機能的に働いているとは言い難く、より強い相手と戦えばその欠点は顕著に現れるだろうから、戦術に柔軟性を持たせる為にも、3バックと5MFの3-5-2を推奨したい。
 また、オシムの戦術も、今尚全容がつかめない、流動的というか臨機応変と言うか、形容し難いものであるのにも問題がある。各国、もしくは著名なクラブチームの戦術と言うものは得てして、簡潔に表現・説明できるものであると自身は考えており、今の日本代表がどのような戦術を柱に列強と戦おうとしているのか、未だ見えてこない。
 良いように解釈すれば、相手に合わせた臨機応変さを追及したサッカー、と言うことになるだろうが、列強国相手にそのような模様眺めの戦術など通用するはずもなく、この辺はジーコに通ずるものがあり、非常に危険な状態だ。彼も、複数のプランを用意しておらず、特定の選手に依存すると言う危険なスタイルを標榜していた為、特定の選手のコンディションが悪いと何も出来ずに終わると言う最悪のシナリオを体現してくれた監督である。
 オシムは特定の選手に依存していないように見えるが、前述のようにフィールドで長時間プレーしている選手が割りと存在する。テストマッチで、前半と後半で選手をごろっと入れ替えるような采配で、いろいろな可能性を試してほしい気もする。そういう意味ではジーコに通ずるものがなくも無い。
 明確な戦術があるからこそ、選手は個々の能力を充分発揮できるものである、と自身は考えており、この辺をオシム監督はどのように采配を振るうのか今後に注目したい。


■ 最後に   もっと強国のテストマッチを

 アジアカップ前の壮行試合のキリンカップは、コロンビア代表とモンテネグロ代表に決まった。
 …ぶっちゃけて言えば、もっと強い相手を連れてきてほしかった。
 正直メンバー次第では、この相手でも日本は苦戦するだろう。ただ日程的にもビッグネームが来日する可能性は極めて低く、あまり実りのあるテストマッチになるとはお世辞にもいえない環境が揃っている。
 新生日本代表の、最初の試練はアジアカップと言うことになる。
 この真剣勝負の舞台で、06年のW杯で見せた、DFラインのモロさと得点力不足が、この1年でどれだけ改善されているのかに注目したい。
 しかし、欲を言えばこの真剣勝負の舞台に挑む前に、もう少し強国を相手に試合を積み、自国の問題点を見つめなおしてほしかった。
 この1年、正直各下ばかりを相手にもっぱら攻撃面の修正に奮闘していたようだが、各下のざる相手に練習をしたところで本番にどのように通用するかははなはだ疑問である。
 協会は、アジアカップの惨敗を予見し、次期監督候補をリストアップする必要もあるだろう。この1年が、新生日本代表の礎を築くための1年だったとは思えない節も多い。
 オシム監督は、内容を伴った結果を残し、是非我々のような性根の悪い批評する人間たちを黙らせてもらいたいものである。
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by R-130 | 2007-04-23 09:03 | ∟サッカー日本代表
2007年 04月 21日
サッカー:八百屋が好きな監督 【第3位】 フース・ヒディング(現ロシア代表監督)
 自分がサッカーを観戦するに当り、選手の素晴らしいプレーにももちろん注目して観戦するが、監督がどのようなシステムを採用し、どのような戦術を駆使し、どのような用兵を繰り出すかという点も、かなり高く注目している。これまで、サッカーのエントリーを書くにあたり、監督の重要性についてひっそり述べたことがあったが、あくまで個人的主観だが、サッカーにおける監督と選手の重要度の割合は、6-7:4-3くらいで監督が重要だと思っている。これは、ピッチで必死の限りを尽くしているプレーヤーを、ややもすれば侮辱するような表現かもしれないが、優秀なタレントを生かすも殺すも監督次第と言うことを、誇張して表現すると、このような言い方になってしまうのでご勘弁願いたい。
 尚、監督に求められる資質として、選手のやる気をどれだけ向上させられるか、というのも重要な資質だと思う。所謂モチベーションをあげるのに優れた監督、と言おうか。この辺は、急に現実的な話で恐縮だが、企業を経営したり・組織を運営するのにも欠かせない資質の一つだと思う。よく、日本ではプロ野球の監督が、上司にしたい人として取り上げられるのも、その資質が、チームを指揮していくのにも、会社組織を指揮していくのにもリンクしているからだと思われる。
 前置きが長くなったが、自身が現段階での好きな監督と嫌いな監督のベスト3を寸評つきで取り上げたい。やや、メジャーな名前ばかり取り上げているのが恥ずかしいが、その辺は観戦暦の浅さということで、ご容赦願いたい。


□ 好きな監督 第3位 : フース・ヒディング監督(現ロシア代表監督)

 クラブチームでも輝かしい成績を残しているが、何といっても彼の名声を不動にしたのは直近2大会のワールドカップの功績だろう。2006年のドイツ大会では、グループリーグで日本と同居したオーストラリアを率い、初の本大会出場を果たしたばかりか、初戦で日本を完膚なきまでに叩きのめし、その勢いを駆ってベスト16に進出。ベスト16でも、イタリアを後一歩のところまで追い詰めた"好チーム"を作り上げた。
 2002年の日韓共催大会では、ホスト国の韓国代表を率い、まあジャッジなどにすくわれた面はあったがなんとベスト4にまでコマを進めると言うサプライズを提供。極東の地+高温多湿の気候、と言う理由で大会の開催地にふさわしく無いと、ヨーロッパ中心に批判が巻き起こり、大会の価値は正当に評価されていないものの、世界の大会でそれまでグループリーグ敗退が関の山だった韓国をベスト4にまで導いた功績は、今尚韓国を始めとする世界各国で高い評価を得ている。
 彼の持ち味は、選手の心理を掌握するのに長けていることだろう。02年・06年のW杯での交代枠の使い方は非常に効果的だった。交代と言う切り札を用いることで、チームに明確なメッセージを送れる数少ない監督の1人である。
 特に02年の日韓共催のベスト16でイタリアを打ち破った試合は、まさに語り草だろう。確かにジャッジが非常に韓国を助けた面は否定できないが、彼の采配が選手のみならず、見ていたホスト国の観客をも味方につけることに成功した采配であったことは、今尚記憶に新しい。結果、アン・ジョンファンの劇的なゴールデンゴールによりベスト8に勝ち進んだのだが、あの時ほど監督の采配に、意気高揚したのはあまり記憶に無い。
 戦術は、3トップを好むが3トップに固執しているわけではない。割と選手の特徴を踏まえたうえでの戦術・システムを用いる節があり、割と柔軟な対応が取れる。まあ、祖国のオランダが伝統的な3トップ採用国なので、その方向性が強いということか。どちらかと言えば、対戦相手を熱心に研究する傾向が有り、相手の弱点にあわせこんだ用兵にも優れている。
 現在はロシア代表監督を務めているが、そのオファーたるや推定4億円。代表監督の中ではトップサラリーでロシアの肝いりでの監督就任となった。巷の噂では、油モビッチが、お金を積んでチェルシー監督へ招聘、なんて話もあるが今後の去就が密かに注目されている監督でもある。
 戦術や用兵もさることながら、モチベーション・マネージメントに優れた監督であると八百屋は感じている。

 ただ、それだけに残念なのがあの脱税疑惑。
 ベルギーに居を構えていたものの、実際に生活していたのは…
 氏、曰く「ベルギーで生活するつもりだった」
 と言うお粗末な言い訳は、おおよそ策士とは思えない、情けなさすら感じる見え見えの嘘だった。
 
 
 いつものごとく長くなったので、続きはまた次の機会にでも(^^ゞ
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by R-130 | 2007-04-21 01:19 | ∟Football otherissue