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2007年 03月 11日
F1:開幕まであと5日!!タイヤのワンメイク化がレース展開をどう変える?
 いよいよ2007年シーズンの開幕まであと1週間を切った。
 きっと今頃は、初戦の結果も出て、今年はこうなるかなぁ、と言う展開の予想に花が咲いているところだろうか。
 かく言う八百屋も、この日は…当然仕事(涙)時差の少ない開幕3戦は、リアルタイムでの観戦はお預け。周囲の情報をいっさい遮断して、悶々としながら仕事をしつつ帰りを待つという不健全な(?)ウイークエンドになりそうだ。

 さて、開幕間近と言うことでF1のエントリーにも力を入れて行きたいが、今回は昨年からの主な変更点について触れてみたい。昨年とはちょっと変わった見方が必要になってくる点もあると思うので…
 
 まずはタイヤ。
 ご存知の通り、ミシュランの撤退によりブリヂストンのワンメイクとなる。ワンメイク化に伴い、これまで山のようにあったタイヤスペックは4スペックに限定、ハード・ミディアム・ソフト・エクストラソフトの4スペックになる。
 そしてサーキットに持ち込むスペックは2種類の限定され、またドライバーもこれまでの使用制限に変更が。細かい説明は省略するが、予選から決勝の間に、ブリヂストンが持ち込んだタイヤ2スペックをいずれも1セットは使用する義務が発生する。
 この変更点に伴う今年のポイントは2つ 

①硬めと柔らかめの二つのタイヤの使用義務をどのセッション・スティントで使用すのか 
②昨年のブリヂストン勢はアドバンテージがあるのか 

 この2点になる。

 ①について。
BSが持ち込む2つのスペックは、エクストラソフトとソフト、ソフトとミディアム、ミディアムとハード、と言った組み合わせが基本で、コンパウンドの固さが1つないし2つ飛びで持ち込まれることは無いそうなので、極端に片方のコンパウンドではタイム落ちが激しい、と言うことにはならないだろう。しかし、この冬、チームが血眼になってタイヤテストを繰り返していたのは、今年は限られたコンパウンドのタイヤの性能を如何に引き出すこと、これが出来れば相手との差をつけられる大きなチャンスだからである。
ところで、2スペックのタイヤを予選と決勝で必ず1セット以上使わなければならない、となった場合、どのような使用方法が考えられるだろうか。
 
 一番コンサバな考え方は、Ⅰ予選と、決勝の2スティント(2ストップ)を柔らかめで走ってマージンを稼ぎ、順位変動の少ない最後のスティントを硬めで走る、と言う方法。1番無難なような気がする。しかし、最後のスティントがマッチレースだった場合、ハードだとソフトより勝負が掛けにくいと言うリスクも背負う。この辺のドラマは面白くもある"かも"知れない。
 また、持ち込んだ柔らかめのタイヤの相性がよく好タイムが期待できるが硬めのタイヤではあまりタイムが期待できない、となった場合(序盤の3連戦はこの可能性があると思います)、Ⅱ硬めのタイヤのスティントを思いっきり短くすることでタイムの落ち幅をとどめると同時に、ソフトタイヤでコースに長く留まるようにする作戦、もありかもしれない。これはソフトタイヤの性能をフルに引き出し、ハードとのタイム差が大きいチームが取ってくる可能性もある。
 更に、セカンドグループのチームで、Q2でノックアウトしたチーム・ドライバーなんかは、Ⅲ割と燃料を重めに積んで硬めのタイヤでコースに少しでも長く留まり、残り2スティントを変則ショートストップでソフトでバリバリ走る、と言う策もある。ストレートスピードに自信があり、後ろの車を抜かせずに抑えることが出来れば、あわよくばポイントも、という考え方だ。
 いずれにせよ、どこかに硬めのタイヤを1回はさまなければならない、と言うレギュレーションが恐らく今シーズンの何処かに劇的なドラマを生むことは間違いないだろう。まあ、純粋な競争ではないじゃないか、と言う声も無くはないが、まあそれはそれ。今年のレギュレーションの"妙"を楽しみたい。


 ②について。
 TOYOTAやSuperAguri勢については残念ながらアドバンテージはあまりなさそうだ。彼らの場合、マシンのハンデがあまりにも大きく、タイヤに言及する以前の問題と言ってもいいかもしれない。
 しかし、フェラーリについては若干のアドバンテージがあるようだ。去年はBS勢の一番柔らかいタイヤを履いていた傾向もあり、ソフトコンパウンドのスペックを持ちこまれたサーキットでは、それなりの力を発揮しそうだ。現に、シャキールでいきなりフェラーリが好タイムを連発し続けているのは、サーキットデータだけでなく、タイヤへの順応性が早いと言うのもあげられるだろう。BSのトップチームとして常に2人3脚で開発を支えてきたフェラーリ。これ位の恩恵はあって良いのかもしれない。
 逆の言い方をすれば、MIからBSに切替を余儀なくされたチームはタイヤに苦しむかもしれない。ルノー陣営も"タイヤへのアプローチを180度変えて臨まなければならない"と言っており、その特性の違いを認めている。マクラーレンやルノーを初めとするMIトップチームがどう対応していくかも見所のひとつといえるだろう。

 ざっとタイヤの変更だけでも、今年は一味変わった見方が出来そうだ。開幕まで後5日。今からの開幕が本当に待ち遠しい。
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by R-130 | 2007-03-11 23:55 | ∟F1 2007 Other issue
2007年 03月 10日
スポーツ:プロ野球、またしても不正スカウト 西武が2選手に1300万円授与
 現楽天の一場選手に、巨人・横浜・阪神が裏金を渡していた問題が記憶に新しいが、その後もスカウトは、この問題がなかったかのように裏金を使っていたのだろうか。
 西武のスカウトは、早稲田大の選手と東京ガスの選手に二人で計1300万円の金銭を譲渡していたことを発表した。
 いわゆる冒頭の件の"一場問題"以降倫理行動宣言が採択され、改めてプロとの契約に絡んで金品の授受を禁止したはずだが…このような裏金というファンを失望しかさせない手口になぜ球団は手を染めてしまうのか、ちょっと考えてみたい。

 諸悪の根源は、いつの間にかに採用されていた「希望入団枠」だろう。八百屋がそれまで知っていたドラフトは、社会人・学生関係なく一発ドラフトで、一巡目から純粋な指名競争だった。他球団と指名が被れば、即くじ引きで指名権が決まる。くじ引きに敗れた球団は、一巡目に指名された選手は指名できないので、必然球団が欲する選手を獲得できづらくなる。それでも競争率を省みず理想の選手を指名しようとするか、ある程度競走の薄く獲得しやすいであろう選手で妥協するか、この駆け引きが非常に楽しくあり且つ、重要であった。
 しかし、いつの時代からか学生と社会人のドラフトが別れ、いつの間にか逆指名制度というものが導入され、それが名称を変えて現在の希望入団枠が投入されるに至っている。
 昔は、球団に指名された選手、自分の希望にかなわないためには、泣く泣く入団するか、浪人して来年のドラフトを待つしか手段がなかった。有名な話では、当時PL学園に在籍していた桑田と清原。二人とも巨人への入団を望んでいたが…巨人に入団できたのは桑田。清原は指名権を西武が獲得し、泣く泣く西武入りしたいきさつは有名な話だ。
 また、すでに引退した元巨人の元木は、最初のドラフトで当時のダイエーホークスから1位指名を受けたが、どうしても巨人入りしたくて指名を拒み1年浪人、翌年晴れて?巨人入りした経緯もあった。この元木がとった行動にも当時非難轟々だったが、その当時本人が希望の球団に入るにはそれしか方法がなかったのである。
 
 さて、この逆指名制度。ほくそ笑んだのは、巨人などの俗っぽい言い方をすれば、金と人気のあるごくごく一部の球団だけである。他の多数の球団にとっては非常にアンフェアーな規則であった。そりゃ人気のある球団に入れば、実力が伴えばちょっとしたアイドル扱いである。特に巨人戦は当時ホームゲームはほぼ毎日生中継。必然注目も高まる。巨人に行きたがる学生が後を絶たないのは当たり前の土台が整っていた。

 …そこで、逆指名してもらうために各球団が考えたのは…そう、裏金という手段に行き着くことになる。
 自球団が決して行きたい球団ではないかもしれないが、まあこれでも収めてもらってひとつ納得してください…と言う話は誰でも思いつく、安易ではあるが確実な方法だ。一場問題や、今回の西武の問題はたまたま表面化したが、おそらくこれは氷山の一角でしかないだろう。多くの球団が、この何十倍と言う金額が、裏で動いていたと八百屋は勝手に一人で思っている。


 もう一つの問題として、学生のレベルが上がったのか、プロ野球のレベルが下がったのかは定かではないが、学生選手が1軍としての即戦力になりうる可能性を秘めた選手が多くなってきていること、そしてその学生時代有名な話題性のある選手を入団させると、球団の人気や観客動員数に大きなプラスをもたらすと言う背景である。
 最近のベタねたで恐縮だが、早稲田代付属高のハンカチ王子こと斉藤投手と、その斉藤投手と熾烈な投げ合いを演じた、駒大苫小牧高の田中投手の動向が非常にいい例だろう。
 ハンカチ王子は進学を宣言するも、早稲田大の練習場は連日大賑わい。もしプロ野球に進んでいればその球団は、観客動員だけでなくそれまでプロ野球ファンではないファン層の獲得や関連グッズの売り上げも好調で、莫大な利益を得ていただろう。
 田中投手は楽天入りを決め、シーズン前から非常に評判が高い。球団発足以来常に最下位を独走しているが、いろいろな話題づくりなども事欠かず、地元以外からの注目も高いのはこのような選手面も多少なりとも貢献しているはずだ。


 さて、以上の理由でスカウトの裏金が出回ってしまう土台はきっちり整っているのである。この悪しき流れを断ち切るためには…そう、昔のドラフト制度に戻せばいいのである。少なくとも希望枠制度は撤廃すべきだ。
 …ハイハイ、そうなんです巨人はモロに反対しているんですね。清武オーナーと言う名のナベツネが。この男、表舞台はふてぶてしく辞任したかと思えば白河上皇状態である。まあ清武が堀川天皇より灰汁が強いのも始末が悪い。こいつらが猛烈に反発しているから簡単に希望枠制度はなくならないだろう。
 しかし、健全化にはこれしかない。全てにおいて公平化すべきである。金や権力や名声のあるチームだけがおいしい思いをするのはいただけない。ただ、日本ハムのチームは選手が生き生きしていて共感を覚えた、とかロッテのバレンタイン監督の下でプレーしたい、とかかつての名選手王監督の下で指導を受けたいとか、そのような人気で球団が得をする場合はいいと思う。それは球団の努力だ。
 
 希望枠制度は廃止、そして獲得競争のの健全化、これが今日の趣旨である。

 西武は最悪、ドラフト権の剥奪の可能性がある。スカウトと監督は無関係。最悪監督の思うような補強が一切出来ないまま、西部は来期のシーズンを迎えなければならないかもしれない。
 監督や選手、そしてファンにとってははなはだ迷惑な話である。
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by R-130 | 2007-03-10 23:40 | Sports
2007年 03月 10日
日々の雑記:八百屋、インフルエンザ(A型)に襲われる!!
 どもども、インフルエンザA型を喰らって1日悶絶していた八百屋です…ぐぇぇ

 インフルエンザなんていつ振りだったんでしょうか?小学校の時以来じゃないでしょうか。
 体調がおかしくなり始めたのは、CLの2ndleg2日目。
 朝4時半におきたら、えらい寒い!!寒気がする。でも、この所異常な寒の戻りですごい冷えていた(この日の最低気温は福岡で2度)ので、単に外気温が寒いだけだ、と勝手に決めつけ、服を4枚着込んでジャージも重ね履きして、靴下も2枚履いてストーブつけてCL観戦。

 ハイ、ここで多くの突込みを入れられた方、正解です。もうこの時点で駄目なんですよね。体調悪いと思ったらビデオにとるなり、リピート見ればいいと諦めて寝ればよかった。しかーし、あほな八百屋はそのまま観戦に興じることに…
 7時15分、観戦終了。バイエルンvsレアル・マドリーの後に、ミランvsセルティックの延長戦を堪能し、サッカー観戦でドーパミンやらアドレナリンやらよくわからない興奮物質がどばどは分泌されてて観戦時はどーってことなかったんだけれど…
 
 観戦後興奮が収まると同時にやってきたのは、人生でも経験したことのないような強烈な寒気!!あまりの寒気に動くこともままならなくなるほどに。這うように布団にもぐりこみ、寒い寒い、と連呼して嫁さんに布団やら毛布やら被せて貰う事7枚!!こんなに重ねてもまだ寒いなんて異常なのはわかっていても、それでもまだ寒い。布団の中で手足を折り曲げて丸くなりながら、布団や毛布7枚着込んだ上に更に体温を確保しようとする情けない30代男(CL観戦直後)。その日が出勤でなくて本当に良かったよ。

 寒さに凍えつつ、布団にとどまること7時間。気がつけば寝ていたようで、会社の電話で目が覚める。とりあえず聞かれたことにそれなりに指示を出して電話切ってまず思ったのは、体の節々が痛い。のどが痛い。体がだるい。寒くはなくなっがねつっぽい。
 …風邪かよ(+_+ )//

 取りあえず病院に。風邪引いたんで会社休みます、なんて小学生みたいなことは死んでも言いたくないのと、でも治さずに出勤したら多くの人に迷惑をかけそうなので病院で注射打ってもらい強力な解熱剤をもらおうと決断。ふらふらする頭で車を転がし、近くの内科へ…

 っとそこで出くわした光景はおそらくしばらく忘れることの出来ない光景。
 八百屋が行った病院は小さい内科で車の駐車場も隣の薬局含め15台くらいのスペースがあるところなのだが、かるーく満車。しかも路上に車が5台ほど溢れ、しかも路上の車だけでなく駐車場の車の中にも、車中で苦しそうにしている人間を多く見かける。

 これって…もしかして…ミンナジュンバンマッテルノ???

 熱だけではないめまいを覚えながら、取りあえず路駐して順番だけでも確保しようと受付に行くと…やはり院内も長蛇の列。いや、列は作っていないが、"私、本当に具合が悪いんです"という表情を浮かべた風邪の猛者ども(←?)が所狭しと座っている。
 うへー、と思いつつとにかく待てばいつかは見てくれ、薬ももらえるだろうと思い、取りあえず診察の受付を済ますと、受付の人が
「5・10・15・20…23番目の診察となりますけどよろしいですか?」
と、聞いてきやがった。ハイハイ、いいですよもうこうなりゃ最後まで待ちますよ。
覚悟を決めると、それでは熱を測ってください、と電子体温計を渡される。
そういや熱も測っていなかったなぁ、と思い久しぶりに体温計を脇に挟む。すると1分後に

"39.1"

ハアァァァ、熱の数字を見て更に気力減退。そりゃきついわ、俺。
それから、過酷な23番の順番待ちが始まる。取りあえず、1つだけあいていた待合室のシートに腰掛けて、幸い本棚が近くにあり、暇つぶしの漫画がいくつかおいてある。八百屋が読めそうなのは名探偵コナンくらいだったが、コナンは20冊くらいあったのでこれなら暇もつぶれようと、飛び飛びにしか揃っていないのが気になったが、この際そんなこと言っている場合でないと自分に言い聞かせ、数字の少ない巻数から読み始める。
 幸い、この病院には1巻があり、コナンがどうして小さくなったかのエピソード知ることに成功。ほほー、こうして小さくなってしまったのかぁ、とぼーっとする頭の中にプチトリビアをぶち込むも、後は内容があまり頭に入らない。そりゃそうだ、漫画にしては活字が多いのと何といっても推理もの、考えながら読むのが面白いのに考えるという行為が出来ないのだから…
 そんな理屈を頭でこねつつ、読破すること8冊、時間にして2時間半後にようやく八百屋の名前がコールされる。

 フラフラになりながら診察室へ行き、一通り問診の後、インフルエンザの測定へ。綿棒の細いのを鼻の穴の奥にグジグジ突っ込まれ、10分後に結果が出るという。ふーん、と思い10分経ってまた呼ばれて行ってみたら、診断結果は
「インフルエンザのA型です」

はい、もう何でもいいですから薬ください、そんな心境でした(笑)
結局、最近話題のタミフルを処方してもらい、会社休みたくないから、と言ったらその他にも解熱剤やら鎮咳剤やら4種類の薬を処方してもらい、ヘロヘロになりながら帰宅。結局行って帰ってくるのに3時間半もかかったよ。
でも、なんと今のこの時期風邪が大流行らしく、インフルエンザもA、B問わず大流行なそうな。

そして、噂のタミフル摂取。一応嫁さんに奇行を始めたら、思いっきりひっぱたけ、とお願いして布団にもぐっていたら、1時間くらい経ってどあーっと汗が大量に噴出して、見事に解熱!!うーんタミフル素晴らしい。確かに副作用については、慎重に調査する必要があるが、特効薬であることは間違いない。
次の日、つまり今日なんだけど今朝もタミフル飲んで、また会社から帰ってきてタミフルのんだらもうほとんど通常と変わらない。元気元気。タミフル恐るべし、タミフルあっぱれ、である。

え?こんな長々とエントリー書かずに早く寝てインフルエンザ早く治せって?
仰るとおりですね(^^ゞ 
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by R-130 | 2007-03-10 00:40 | 日々の雑記
2007年 03月 09日
サッカー:UEFAチャンピオンズリーグ ベスト8の組み合わせ決定
<準々決勝 4月3日/4日、4月10日/11日>

1 ACミラン vs バイエルン・ミュンヘン

2 PSV対リバプール

3 ローマ対マンチェスター・ユナイテッド

4 チェルシー対バレンシア


<準決勝 4月24日/25日、5月1日/2日>

4の勝者対2の勝者

3の勝者対1の勝者


<決勝 5月23日>

(ちなみに左側が1stlegをホームで戦うチーム)


 CLのベスト8の組み合わせが発表された。
 正直、この中にバルサとインテルとアーセナルの名前がないのが信じられない。特にバルサとアーセナルは昨年のファイナリストである。如何にCLが一発勝負の恐ろしい舞台であるかを垣間見ることが出来る事実であろう。
 さて八百屋が危惧していた、プレミア勢が1/4Finalまでに潰し合うと言う最悪のシナリオは避けられたみたいで、どうやら決勝はプレミア勢同士の争いになる可能性も出てきたような気がする。って言うか、プレミア勢の決勝戦なんていつ以来なんだろうか?もし、仮にそうなったとすれば少なくともここ20年はない取り合わせなはずだ。

 1/8Finalの目玉は、間違いなくチェルシーvsバレンシアになるだろう。特にインテルを下して勝ち上がってきたバレンシアの勢いと、2ndlegをホームで戦える優位性は見逃せない材料だ。
 簡単に4試合の展望を。


1 ACミラン vs バイエルン・ミュンヘン
 これまた、調子の悪いチーム同士の組み合わせ。中盤の構成力は強いがFWの決定力を欠くミランと、特にこれといったインパクトを持たないがFWの決定力だけで言えばミランの比ではないバイエルン。なかなか予想が難しいが、実はこの取り合わせ。昨年の1/16Finalでバイエルンがサン・シーロでぼこぼこに叩きのめされ(1-5)た苦い思い出のある試合なだけにバイエルンのモチベーションは高そう。目指すはW杯の奇跡を再び?バイエルンの意地に期待したい。


2 PSV対リバプール
 こちらは堅守を売りにするチーム同士の争い。0-0、1-0みたいな展開になる可能性もある。ベニテスとクーマンという知将同士の争いなだけに、用兵やベンチワークを楽しむにはもってこいかもしれないが、プレーはがちがちな可能性も否定できず。ただ、リバプールにはカイトやベラミー、PSVにはコネやファルファンといった素晴らしいFWも在籍しているのでチャンスは逃さずゴールに結び付けてくれるかも。カイトがエールディヴィジ経験者なのと、PSVはまたしてもプレミア勢との戦い。この辺もポイントになるか?


3 ローマ対マンチェスター・ユナイテッド
 両者とも4-2-3-1を軸にフォーメーションを組むチーム。実力・実績ともマンU上位だが、マンUの怪我人の多さがどのように響くか。また、CLに照準を絞れるローマと依然3冠の可能性を残すマンUとでは選手のやりくり方も違うだろうからこの辺の差もどう現れるのか注目したい。

4 チェルシー対バレンシア
 間違いなく1/8Finalの注目カード。チェルシーはプレミア勢の次に引きたくないカードを引いてしまったという気がする。ポルト相手に予想外の苦戦を強いられ、未だ本調子ではないことを裏付けたチェルシー。バレンシアは復帰早々のバラハがまたも戦線離脱し、しかもマルチェナとダビド・ナバーロには処分が下り出場できない可能性もあるだけにボランチが心配だ。アルベルダとウーゴ・ヴィアーナになるのだろうか。
 スカッドを見る限りでは、チェルシー有利だが、インテルを倒してきた勢いと2ndlegホームの地の利を得たバレンシアも侮れないだろう。


 さて、最後にこのところ入ってきたニュースを少し取り上げたい。


■ ロベルト・カルロス、レアルと契約更新を断念 
 マルセロの加入に、ミゲウ・トーレスの成長もありLSBの後進も順調に育つ中、ロベカルがレアルとの契約を更新しない方針を明らかにした。その後も欧州でプレーするか、ブラジルに戻るかは今のところ未定。しかし、ロベカル程の実力者なら、ドバイを始めとするサウジアラビアのクラブからオファーが殺到すると思うのだがその辺はどう考えているのだろうか。日本には…来ないだろうなぁ。来てほしいけど。

■ マケレレ、移籍の可能性
 今シーズン限り契約が切れるチェルシーのマケレレ・本人はチェルシーでユニフォームを脱ぎたいと公言しており、2年契約を望んでいるようだが、なんとチーム側が提示した契約は1年限りのものだったことにショックを隠せなかったとのことだ。モウリーニョは、将来中盤の底に、若きナイジェリア代表、ジョン・オビ・ミケウを据える方針で実際、モウリーニョの今シーズンの我慢の起用がここに来て花を開きつつある。CLポルト戦での後半マケレレに交代して入ったミケウは守備だけでなく、精力的に動き回りパスも正確で中盤にダイナミズムをもたらしていた。これは間違いなくモウリーニョがアンカーに要求する意図を酌んでおり、今後アンカーがマケレレに代わりミケウが先発する算段が整った上での、マケレレの提示であることが予想される。
 果たしてマケレレは残留を選ぶのか、それとも再度移籍市場に身を投じるのか?
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by R-130 | 2007-03-09 23:07 | ∟UEFA CL 06-07
2007年 03月 09日
サッカー:UEFAチャンピオンズリーグ Best16 2ndleg バイエルンvsレアル・マドリー観戦記
 八百屋の2ndleg生観戦は、バイエルンvsレアル・マドリーの1戦。ミランvsセルティックも気になったが、前節同様ガチガチになることが予想されたので、打ち合いになりそうなこちらの試合を生観戦した。斜陽の2チームが果たしてどのような戦いを見せてくれるのか。試合は開始早々から大変な事に…

■ バイエルン 4-4-2

    ポドルスキー     マカーイ

           ファン・ボンメル

シュバインシュタイガー     サリハミジッチ

           ハーグリーブス

ラーム  ルッシオ    ヴァン・ヴイデン  サニョール

              カーン
【交代】
・ポドルスキー → ピサロ   ('69)
・サニョール → ゲルリッツ   ('85)
・シュバインシュタイガー → デミチェリス   ('87)

 ポドルスキー→ピサロは1stlegと変わらない采配。何故ピサロはスタメンにならないのか。
 後半途中、ファン・ボンメルが退場になり、守備固めにデミチェリスを投入。
 サニョールとゲルリッツは時間稼ぎ。

【得点者】
マカーイ('1) ルッシオ ('66)

【警告・退場】
ポドルスキー(b) ファン・ボンメル(b/s)



■ レアル・マドリー 4-3-1-2

    ラウール   ファン・ニステルローイ

         イグアイン

ガゴ     ディアッラ     エメルソン

ロベルト・カルロス エルゲラ セルヒオ・ラモス トーレス

             カシージャス
(フォーメーション表記したが自信なし、エメルソン・イグアイン・ラウールのポジションが良くつかめなかった)

【交代】
・エメルソン → グティ   ('32)
・イグアイン → カッサーノ   ('46)
・ガゴ → ロビーニョ   ('75)

 前半途中でエメルソン→グティ。ガゴ・ディアッラのWボランチに2列目にイグアインとグティ。
 後半開始ともに切れのなかったイグアインに代えてカッサーノに託すも大きな効果はなし。
 最後はなりふり構わずロビーニョを投入するももはや打つ手なしの状態。
 レジェスやベッカムがいれば…レアルファンよりもカペッロがそう嘆いていたかも。

【得点者】
ファン・ニステルローイ ('83)(PK)

【警告・退場】
セルヒオ・ラモス(b) グティ(b) ディアッラ(b/s)



 何度も書いて恐縮だが斜陽の2チームの試合。共に名門・常連ながら国内リーグの優勝が難しくなりつつあるだけにCLに照準を合わせざるを得ない状況なのも面白い。
 特にレアル・マドリーはこの大一番の後にクラシコを控えているだけに、カペッロの去就にも注目が集まる。彼の監督人生初の更迭があるのか?暗い、と思われそうだがその辺も注目の1戦だった。

 前半。
 開始11秒と言う、CL新記録で得点を奪ったのはバイエルンのマカーイだった。
 レアルボールでキックオフ後、ロベカルのトラップミスをサリハミジッチがスティールして猛然とレアル陣内へ。併走していたマカーイにラストパスし、フリーになっていたマカーイが落ち着いてレアルゴールへ!!いきなりの先制点にミュンヘン・フースバルシュタディオンが大沸騰!!カペッロがトリボーテの守備的布陣で臨んだゲームプランは僅か11秒で修正を余儀なくされる。
 その後試合が落ち着きつつあったが、レアルは先制されたショックか落ち着きを欠き、その後もカウンターでマカーイやポドルスキーがカシージャスと1対1になるシーンがあったが、シュートが甘かったのとカシージャスが何とかセーブし前半はそれ以上の失点を許さなかった。
 レアルは、トリボーテで望んだ為中盤からのボールのつなぎのリズムが悪く、ガゴが出しどころにあぐねたパスを悉くバイエルン側がカットしていた。カペッロの指示だろうが、両サイドバックも失点を恐れてか攻め上がりを自重し、カゴとのパスの出しどころに窮し、ラウールが何度も自陣まで戻ってきたおかげで、バイエルンは失点の脅威から更に遠ざかることに成功した感の前半だった。
 バイエルンは先制後、実質リードの状態になり無理な仕掛けは自重するも、カウンターの道筋はしっかり確保し隙あらば更に追加点を狙う構えだった。

 後半。
 クディ加入後、攻撃にリズムが出てきているが後一歩が足りないレアル。そんな中、バイエルンの攻撃でペナルティエリア内レアルのCB(エルゲラ?)が手にボールが当り明らかにハンドだったが、主審は笛を吹かずにCKの判定。しかしそのCKをルッシオがまたしても頭で合わせてバイエルンが2点目をゲット!!これで実質レアルに引導を渡した。
 失うものが無くなったカペッロはロビーニョを投入して、更に攻撃の活性化を図るが、バイエルンのしたたかな試合運びに0点のまま時間が刻々と過ぎていく。
 そんな中、投入したロビーニョがPKを獲得。このプレーがPKに値するかどうかは微妙だが、先ほどのハンドの判定を流した分の"おあいこ"判定だろうか?
 PKの時に、キッカーが蹴る前にエリア内に入った入らないで、ファン・ボンメルとディアッラが口論に。2人ともその前にプレーでイエローをもらっており、ここで2人とも2枚目のイエロー提示で退場。ファン・ボンメルの次節出場停止は痛いがここは時間稼ぎのパフォーマンスだったか?
 PKはここぞと言うときにPKを外すと評判のファン・ニステルローイが落ち着いて決めて1点差。このときの残りが10分少々。
 ここで老獪な海千山千のヒッツフェルトは、バイエルンはデミチェリス・ゲルリッツを投入して巧みに時間稼ぎを行いついに時間切れ。バイエルンが2-1でAGG3-2でベスト8進出を決めた。
 しかし、正直サッカーの内容としては、それ程見るべき内容があると言うわけでもなく、やはり斜陽の2チームらしい試合展開であった…


 尚、ヒッツフェルトはこの半年だけの暫定政権であるところを改めて強調。今年の夏で監督を辞することを改めて強調している。
 後任候補として、マテウス(現ザルツブルグ監督)、クロップ(現アーヘン監督)、クリンスマン(元ドイツ代表監督)、フェラー(元ドイツ代表・元ローマ監督)、ブッフバルト(元浦和レッズ監督)や果てはモウリーニョの名前まで挙がるような非常に多くの候補がリストをにぎわしているが、どれも現実味に欠けているの言うのが現状だそうだ。バイエルン首脳陣は、リーダーシップのある若い監督を希望しているようだが、クリンスマンは代表時代にバイエルン首脳と悉く反目しあった仲であり、このオファーを受ける可能性は今年インテルが゛優勝を逃す可能性よりも低いだろう。
 また、"現実路線への転換"を名目に大枚をはたいて補強をした今シーズンの結果がこれと言う、散々なカペッロも更迭も秒読み段階だ。カペッロも更迭については「会長に任せる」のひと言にとどめており、クラシコでも敗戦すればいよいよ更迭の可能性が高まるだろう。ただ、バルサもCL敗退を余儀なくされており、クラシコには高いモチベーションで望んでくるかもしれない。勝つことは容易なざる事に違いは無い。これまでカペッロを擁護していたレアル首脳がどのような行動を取るか。この1週間が見ものである。
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by R-130 | 2007-03-09 22:29 | ∟UEFA CL 06-07
2007年 03月 09日
サッカー:絶叫の後半戦!! UEFAチャンピオンズリーグBest16 2ndleg
 UEFAチャンピオンズリーグ 1/16Final 2ndleg。
 1stlegが全試合僅差だったため、どの試合も目が離せない好ゲームになったがどうやら試合のドラマは後半に訪れた試合が多かったようだ。

○ バイエルン 2 --- 1 レアル・マドリー ●
AGG 4-4 だが、アウェーゴールでバイエルンがベスト8進出

 1stlegの終了間際のファン・ボンメルのゴールが予想以上に利いたバイエルンの結果だった。
 いきなりのサプライズは開始5秒から。
 マドリーボールで始まり、ロベカルのトラップミスをサリハミジッチがかっさらい、縦に走り抜けるマカーイと並走しながら右サイドを突破。開始早々でマークの受け渡し云々も決まらないままに、エルゲラがマカーイを捕まえきれずに、ゴール前でフリーに。サリハミジッチ→マカーイでゴール!!その間開始から僅か11秒!!ミュンヘンのフースバル・スタジアム(今はもうアリアンツ・アレナって言わないんですか?)が大沸騰。この時点でAGG3-3ながらアウェーゴールでバイエルンがリードする。
 ガゴ・エメルソン・ディアッラのトリボーテで失点を防ごうとするカペッロのゲームプランは早くも白紙にしなければならなくなり、エメルソンに代えてグティを投入し、幾分リズムを取り戻すもバイエルンゴールを割るには至らない。
 後半、イグアインに代えてカッサーノを投入するもゲームを支配するには至らず、逆にコーナーキックからルッシオに決められて2-0に点差を広げられる始末。最後はガゴ→ロビーニョへの変更もニステルのPKで1点を返すのが精一杯でタイムアップ。
 レアル・マドリー最悪の16強で姿を消す展開となった。


○ ACミラン 1 --- 0 セルティック ●
AGG 1-0 でACミランがベスト8進出

 日本人ファンが注目した1戦、ACミランvsセルティックの試合は延長戦までもつれ込むも1-0でミランが競り勝ち、常連の面目を保った。
 この日もミランは中盤を厚くする4-3-2-1のシステムで望み、1トップのインザーギはこれまた殆ど見せ場らしい見せ場を作れなかったが、3センターハーフが中盤を掌握し、カカとセードルフがチャンスメイクだけでなくフィニィッシュに絡む活躍を見せる。しかしミランの怒涛の攻撃は、マクマナスの壁やボルツのファインセーブに阻まれ、なかなか1点が奪えない。
 セルティックは、1stleg以上に攻めあぐね、左手小指骨折の中村も、因果関係はともかくとして動きに全く精彩を欠いていた。ミランの弱点であるDFラインを、中村もマクギーティも揺さぶることが出来ず、ガットゥーゾ・アンブロジーニのフォローも素晴らしく、殆どチャンスらしいチャンスが作れなかった。
 延長にも連れ込んだ、延長前半3分。レノンのミスをカカが逃さずボールを奪い、そのまま50メートルドリブルで独走。そのスピードとタッチ数の多いやわらかいドリブルに、ディフェンスに入ったマクマナスも飛び込めず、ファーサイドのシュートコースを消すのと切り替えして右足で打たれるのをケアするので精一杯。その隙に更にカカはドリブルスピードを上げてペナルティエリア内に侵入。ボルツが飛び出したところをカカはボルツの股間を抜くシュートでついに183分目にして初のゴーが生まれた。やはり1点がものをいう世界になると、個人技の差がもろに出るのがよくわかる展開だった。
 延長後半、ストラカン監督はきれの無い中村を下げてミラーを投入し、パワープレーに出るも及ばず。八百屋が日本人だから言うのかもしれないが、ここは中村は下げずに中盤を1枚削ってでもFW3枚入れて、パワープレー+FKのチャンスに賭けて欲しかった。まかり間違って1点でも入ればアウェーゴールで(延長戦でもアウェーゴールが有効になるとは知りませんでした…)勝ちあがれるだけに、その可能性を放棄して欲しくなかった。
 いずれにしろ、セルティックはベスト16で敗退。セルティックの新しい歴史に、中村俊輔が貢献したのは間違いなく、またこのようなビッグコンペティションに日本人が出場したのも中村俊輔が初めてである。セルティックも、日本人選手も、これからはこのラインが今後の指標となるだろう。


△ アーセナル 1 --- 1 PSV △
AGG 2-1 でPSVがベスト8進出

 アーセナルはやってしまった。
 怪我人に苦しみ、ジウベルト・シウバがCB、デニウソンをDMFの抜擢する急造システムでもゲームを支配しながら、またしても点が取れ無いという展開が続く。
 PSVも必死に守って数少ないチャンスに賭けるもこれはアーセナルDF陣がしっかり跳ね返しスコアレスの展開で試合が進んでいく中、PSVはアレックスの痛恨のオウンゴールでアーセナルに先制点を献上。AGG同点で、アウェーゴールも無いので全くの同点となった。
 しかし、残り10分のところでPSVはアーセナル陣内の左サイドの深いところでFKを得て、そのFKにものすごい高い打点でアレックスが合わせて同点に!!脅威のアウェーゴールをゲットに成功。アーセナルはこれをひっくり返すには後10分で2点が必要となりこれで戦意喪失。そのまま1-1でタイムアップし、バルセロナに続き昨年のファイナリストは今年はベスト16で姿を消すと言う大波乱となった。
 ちなみに、この試合の前得点(内1点はオウンゴール)を叩き出したPSVのCBのアレックス。チェルシーからのレンタルって知ってました?来期は変に補強するより彼を呼び戻す方がよっぽどためになると思うのは八百屋だけだろうか?やや、攻撃的なきらいがあるのはモウリーニョ好みではないのかな?


○ マンチェスター・ユナイテッド 1 --- 0 リール ●
AGG 2-0 でマンチェスター・ユナイテッドがベスト8進出

 マンUvsリールの試合は八百屋は見ていないので明言を避けたいが、今期CL最後の舞台となるラーションがグッバイゴールでリールを1-0で下し、AGG2-0でベスト8進出を決めた。
 しかし、マンUはここに来て怪我人続出。この試合予想通りLSBで出場したシルベストルが肩の脱臼、サハがハムストリング、スールシャールは膝、フレッチャーは足首の故障。そしてラーションは予定通り2/12でヘルシンボリに帰還し、いよいよシーズン前半で八百屋か指摘していたコマ不足が現実味を帯びてきた。特にスールシャールとフレッチャーは今期中の復帰が厳しい状況で、プレミアとCLの2足の草鞋を現有戦力でどうやりくりしていくかに注目が集まる。


 ベスト16を見終えて、一番驚いたのはPSVがアーセナルを沈めたことだろう。昨年のファイナリストがベスト16で、しかもPSV相手に涙をのむことになろうとは誰が予想しただろうか。と、言いつつ結構雑誌なんかではPSVにも充分勝機がある、と書かれてあって実際そのとおりの結果となった。
 アーセナルはアンリを始めとする怪我人にも苦しめられた。当のアンリも、2ndleg後半に出場もさしたる見せ場も作れずにまた別の箇所を怪我して離脱。アーセナルは今期無冠でシーズンを終えることになるだろう。
 バルセロナもまさかのベスト16敗退。リバプールがシーズン後半に急激に調子を上げてきた、と言うのもあるが、残念ながら今年のバルセロナに去年のような強さが戻らなかったのが最大の敗退理由だろう。ホームで2失点と言うのも大きな敗退理由だ。同様にスペインのもう一つの雄であるレアル・マドリーも、ホームで2失点し結局敗退の憂き目にあっている。
 インテルのベスト16敗退も驚くべき事象だろう。このチームもやはりホームでの2失点が最後まで響いた。世界選抜とも言える陣容でセリエAを席巻しているインテルも、CLと言う特殊な舞台で結果を残すのにはまだ時間を要するということか。しかしこのメンバーでベスト16で敗退してしまうのも、信じられないと言う気がしてならないが…
 ちなみに、この試合の終わりに両軍も見合いの大乱闘に発展した事件で、バレンシア川ではブルディッソを殴って鼻を骨折させたダビド・ナバーロ、ブルディッソを蹴ったマルチェナ、インテル側では、ブルディッソ、コルドバ、マイコンが、そしてインテル・バレンシアの両チームに何らかの制裁がかけられることが決定された。ちなみに、ダビド・ナバーロは確か試合に出ていなかったはず。それなにのあの乱闘では一番目立っていたのだからいただけないとしか言いようがないだろう。
 何とも後味の悪い試合になってしまった。

 
 UEFAチャンピオンズリーグ 1/16Final 2ndleg。
 1stlegが全試合僅差だったため、どの試合も目が離せない好ゲームになったがどうやら試合のドラマは後半に訪れた試合が多かったようだ。

○ バイエルン 2 --- 1 レアル・マドリー ●
AGG 4-4 だが、アウェーゴールでバイエルンがベスト8進出

 1stlegの終了間際のファン・ボンメルのゴールが予想以上に利いたバイエルンの結果だった。
 いきなりのサプライズは開始5秒から。
 マドリーボールで始まり、ロベカルのトラップミスをサリハミジッチがかっさらい、縦に走り抜けるマカーイと並走しながら右サイドを突破。開始早々でマークの受け渡し云々も決まらないままに、エルゲラがマカーイを捕まえきれずに、ゴール前でフリーに。サリハミジッチ→マカーイでゴール!!その間開始から僅か11秒!!ミュンヘンのフースバル・スタジアム(今はもうアリアンツ・アレナって言わないんですか?)が大沸騰。この時点でAGG3-3ながらアウェーゴールでバイエルンがリードする。
 ガゴ・エメルソン・ディアッラのトリボーテで失点を防ごうとするカペッロのゲームプランは早くも白紙にしなければならなくなり、
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by R-130 | 2007-03-09 19:38 | ∟UEFA CL 06-07
2007年 03月 07日
サッカー:UEFAチャンピオンズリーグ Best16 2ndleg リバプールvsバルセロナ観戦記
 非常に厳しい状況下に置かれているのは承知しながらも、心のどこかできっとバルサはやってくれると抱いていた淡い期待は、木っ端微塵に打ち砕かれてしまった。
 リバプールがBest8進出。2-2というAGGはさることながら、内容ではリバプールが圧倒していた。
 昨年のディフェンディングチャンピオンのバルサがどうしてベスト16で敗退したのかを中心に、観戦記をつづりたい。


■ リバプール   4-4-1-1

       カイト
                  ベラミー

リーセ  シッソコ  シャビ・アロンソ  ジェラード

アルベロア  ヒーピア  キャラガー  フィナン

             レイナ

【警告・退場】
アルベロア(b) シッソコ(b) ペナント(b) レイナ(b)
※シッソコは次節出場停止

【交代】
・ベラミー → ペナント (68分)
・リーセ → アウレリオ (77分)
・カイト → クラウチ (90分)

 リバプールは1stlegと同様のメンバー。


■ バルセロナ   3-4-3

 エトー   ロナウジーニョ   メッシー

           デコ

 イニエスタ  マルケス    シャビ

 プジョル    テュラム    オレゲール

          バルデス

【警告・退場】
テュラム(b)

【交代】
・エトー → ジュリ (61分)
・テュラム → グジョンセン (71分)

 SBのベレッチとジオが負傷、シウビーニョも本調子では無いということで最近採用され始めた3-4-3システムで望んだ大一番。本来、イニエスタとシャビは高い位置でプレーするイメージなのだろうが、如何せん2人とも前に進むことが少なく特にイニエスタは自陣に張り付いてしまい、役割不全に。結果このようなフォーメーションでプレー。スタメンの3トップは、コンディションが良ければバルサのベストになるのだが、エトー・メッシーと病み上がりと言うだけに…


 前半。
 想像以上に積極的な守備で、多くの観衆や視聴者を驚かせたのはリバプール。
 中盤から激しいチェイスを仕掛けて、バルサに有機的なパスを許さない。中盤の底で、中途半端な横パスをシャビ・アロンソとシッソコがカットして、すぐさまサイドハーフのジェラードとリーセに送り込むシーンが目立つ。
 本来、サイドの守備をしなければならないイニエスタとシャビは今回その役目を免除されているのか殆ど守備に絡むことが無かった。これは、攻撃的に振舞う為の代償という事だろうか。しかし、このサイドの攻め上がりで3バックの1枚がサイドに絞ることで、残り2枚が中央に絞り込む動きが発生する為、逆サイドが致命的なまでにスペースが空くという大きなリスクにさらされ、結果決定的なシーンが何度なく訪れた。
 覚えているだけでも、リーセが2回(内1回がバー)、ベラミー→カイト→リーセの波状攻撃(内2回がバルデスの正面、最後のリーセのヘッドは枠を捉えたがプジョルが体を張ってクリア)、酷かったのはV・バルデスのクリアミス。ゴールマウスを飛び出してのクリアが、ゴール正面30メートルのシッソコの足元にゴロで収まってしまい、シッソコがダイレクトで無人のゴールに蹴りこむもこれもバーに救われた。これはキックの精度の高い人間が蹴っていれば間違いなく1点ものであった。
 しかし、そんな幾度となく訪れるピンチを、本当に運だけで凌いでいくバルセロナを、"ひょっとしたら神見離していないのではないか"と思ったバルサファンは多いのではないだろうか、これは大逆転の布石なのだと…
 ところが今日のバルサは攻撃面もちぐはぐ。特にサイド攻撃を得意とするバルサが、SBの攻め上がりを無くして、メッシーが孤立するシーンは哀れだった。メッシーには、アルベロア・シソコ・シャビ・アロンソが2重にも3重にも周りを囲み、メッシーをサイドに追いやる。果敢な仕掛けも3人相手には無謀。いつもなら、ザンブロッタやベレッチの攻め上がりによるコンビネーションがなくなったことでますます孤立を深め、結果自陣に戻すパスが大半を占めた。ここで、デコやシャビにこの役割が期待されたわけだが、残念、彼らはサイドハーフの選手ではない。このバルサの3-4-3の致命的な欠点、ウイングの孤立、は今日の敗因の決定的な要因になってしまう。
 エトーが復調していなかったことも今回はマイナス材料だった。ロナウジーニョが中央に張り、マーカーを引き付ける事で左サイドに回ったエトーのプレーを引き出そうと言う目論見は、残念ながらエトーが復調しておらず、フィナン1人で事足りたことで全てが水泡に帰してしまった。これも、事前に懸念された事案であった。やはりここは、グジョンセン(この場合はセンターにグジョンセンで左にロナウジーニョ)かジュリ(この場合は中央にロナウジーニョ、左にメッシー、右にジュリ)をスタメンに立てるべきだった。
 結果、前半僅か1本のシュートにとどまるバルセロナに対して、終われる立場のはずのリバプールがシュート10本を放ち、戦前の予想をまたしても裏切る形で前半は終了した。

 後半。
 両チームともメンバーの交代はなし。ライカールトは前半の字チームの戦いぶりをどう分析したのだろうか。これでいいと思ったのだろうか。
 動き出したのはバルセロナ。不調のエトーに代えてジュリ。メッシーを左に持ち出してジュリを右に置く。この采配には異論が無い。
 ベニテスも動く、先週末にマンUと対戦したときと同じく、ベラミー→ペナント。守備固めか、ベラミーの足がとまりかけていたからの交代か、しかしバルサDF陣にとってはベラミーはリーガ・エスパニョーラにはいないタイプのやりにくいFWだったはず。これはバルサにとって助かった。
 これを見て、ライカールトも大鉈を振るう。テュラム→グジョンセン。勝負に出た。マルケスを最終ラインに下げて前を厚くする。もう2点取るしかないバルサには仕方の無い前がかかりぶりだ。この後、ロナウジーニョが決定的なチャンスをつかむもこれはリバプールの右ポストに嫌われる。八百屋はこの瞬間、バルサの敗退を覚悟した。勝つチームと言う物は、役者が決めるときに決めるものなのだ。しかし、役者が決められなかったバルサには、ベスト8という道標がかすんで見えていたことだろう。
 グジョンセン効果が徐々に出始めた76分、ようやくバルセロナは先制する。オフサイドギリギリで抜け出したグジョンセンが、落ち着いてフェイントでレイナを交わして無人のゴールへ…遅すぎるバルサの先制ゴールだった。
 その後約5分間、バルサのイケイケモード全開となるがこの5分を活かしきれることなく、リバプールもベニテスが交代を巧みに使ってゲームを落ち着かせ、逆にカウンターから、ジェラードのゴール前の鋭い切り返しから至近距離でのシュートを浴びるなど、最後まで強いバルサは戻らないまま、90分が終了。
 バルセロナは、負けるべくして負けてしまった試合だった。

 この試合の敗因は、1サイドバックの攻撃を無くした3-4-3システム 2不調のエトーをスタメン起用した まではあげたが、もう一つある。
 それは、このブログでも何度となく指摘しているライカールトの用兵である。
 まずは前半の戦い方を見て、何故すぐに手を打たなかったのか。これが解せない。
 早い話、エトー→ジュリ、テュラム→グジョンセン、あるいは2枚換えをいち早く決断すべきではなかったのか。もし1失点しても2得点すれば少なくとも追いつく訳である。ここは失点を恐れず2得点を目指す采配を処するべきであった。事実、グジョンセンが入って暫くはその効果が現れた。中央にも裏をとろうとするグジョンセンの動きが加わったことでラインを気にするようになったリバプールDFライン。結果、ロナウジーニョやデコへのプレッシャーが1時的に弱まったのが、良質のパスを引き出せる結果となった。
 また、前半メッシーを見殺しにしていたサイドへの対策も打つべきであった。
 望むらくは、後半最初に4-3-3に戻す英断をして欲しかった。コマ不足なのは解るが、オレゲールをRSB、ザンブロッタをLSBでも良かったはずだ。中盤で消えていたイニエスタか、シャビを1枚削ってでも、サイド攻撃を活性化させる必要はあったのではないだろうか。
 そうでなくとも、最後の1枚。これはオレゲール→ザンブロッタを実践して欲しかった。もうバランス云々を言うときではなかったはずだ。ザンブロッタの攻撃参加を見たかった。後半に、ジュリをオレゲールが追い越してチャンスメイクしたシーンが一度だけある。これに、ライカールトは閃いてほしかった。

 残念ながら1勝1敗、AGGも2-2ながら内容はリバプールの圧勝、バルセロナの完敗だった。負け惜しみではないが、リバプールがCLを制するとは思えない。しかし、バルセロナがCLを制するだけの実力が今年は備わっていなかったのがこの2戦で露呈されてしまった。
 応援している人間としては本当に残念で悔しいが、それ以上にクリーンでしかも激しいプレーでバルサを打ち負かしたリバプールとベニテスに賞賛の拍手を送りたい。

 かのクライフが、「バルサの一つの時代が終わろうとしている」、とこの冬スペインの雑誌に寄稿したという記事をどこかで読んだ。
 図らずも、本当にバルサの1時代が終わろうとしているような錯覚に陥ってしまった。
 クライフの言葉に屈せず、最後の砦となったリーガ・エスパニョーラのタイトルだけはぜひとも死守してもらいたい。
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by R-130 | 2007-03-07 21:40 | ∟UEFA CL 06-07
2007年 03月 07日
【速報】:「アウェーゴールの重み」 UEFAチャンピオンズリーグ Best16 2ndleg
 4試合中、3試合がアウェーゴールが物を言った試合になり、残りの1試合もアウェーゴールに苦しめられた展開となった。

● リバプール 0 --- 1 バルセロナ ○
AGG 2-2だが、アウェーゴールでリバプールがベスト8進出 

 リバプールの本拠地アンフィールドで行われた2ndlegは、バルセロナが1-0で勝利するもアウェーゴール差でリバプールに軍配が挙がった。
 3-4-3というなれないシステムを採用したライカールトと、1stlegから一切メンバー・システムをいじらなかったベニテス。中盤に入ったマルケスとイニエスタが消えてしまい、3-4-3としてのシステムが機能していなかったバルサと、1stlegより中盤でのプレッシャーを強め高いテンションで守備をしたリバプールの差は歴然だった。
 リバプールは攻撃でもバルサを圧倒、決定的なシーンはバルセロナは数えるほどしかなかったのに対し(グジョンセンのゴール以外では、後半のロナウヂーニョの右ポストに当たったシュートくらい)、リバプールはバーに阻まれたシューが2本、決定的なシーンは両手で数えるほどあり、運でバルセロナは可能性を残すような展開だった。
 用兵にも差が出た。ライカールトは結局3-4-3を捨てられなかった。別に3-4-3でもいい。しかし最後の1枚の交代は、オレゲール→ザンブロッタに当ててほしかった。この辺の采配の拙さもあり、バルサは敗退が決定。早過ぎる敗退と言っていいだろう。
 コパ・デル・レイとCLでの敗退が決まり、ややもすれば無冠に終わる可能性も出てきたバルサ。このような結果をシーズン前に誰が予想しただろうか…
 試合の展開などについては、後日観戦記で考察したい。



△ バレンシア 0 --- 0 インテル △
AGG 2-2だが、アウェーゴールでバレンシアがベスト8進出

 メスタージャで行われた2ndleg。非常に激しいぶつかり合いで試合は進んでいく。
 アルベルダのサンペンションと入れ替わるように復帰したルーベン・バラハが前半途中に負傷交代するというアクシデントに見舞われ、窮地に追い込まれていくバレンシアだが最後の最後でインテルの攻撃を食い止める。
 後半、点が取りきれないインテルはダクールに代えてフィーゴ、マクスウェルに代えてグロッソを入れて全員攻撃モードに突入するも、ここでフローレスが絶妙のタイミングでホアキンを投入して、インテルの前がかりモードに釘を刺し、見事な采配でインテルの攻撃を交わした。ここで評価したいのはバレンシアはビタビタに引いて守りきったわけではない、と言うこと。しっかりカウンターを仕掛け、インテルの守備陣に釘を刺して守りきったことは、流石フローレス、と言った感じだった。
 後半ロスタイムには、ブルディッソとマルチェナが揉め合い、これが乱闘に発展。両軍のサブや首脳陣までピッチになだれ込む大荒れの展開のまま試合は終了。後味の悪さを残してしまった。
 しかしセリエAで爆走するインテルもCLでは昨年より悪いベスト16での敗退。やはり欧州の壁、CLの壁はインテルには果てしなく高いようだ。


○ チェルシー 2 --- 1 ポルト ●
AGG 3-2でチェルシーがベスト8進出

 クアレスマを2列目の真ん中に置くと言う奇襲作戦が見事にハマりアウェーのポルトが先制すると言ういきなりの波乱で目の離せない展開に。
 その後はホームチェルシーが怒涛の攻めを仕掛けるも最後がかみ合わずに前半は0-1と言う予想外の折り返しに。
 後半最初に出来の悪かったマケレレに代えてミケウとかなりギャンブルチックで不安を感じたが、安定したボール捌きとアンカーとしての役目を見事に務め上げてこの交代は結果的に吉と出る。モウリーニョは前半左でプレーさせていたロッベンを右に変更したらその采配が見事に当たりロッベンのゴール(キーパーのファンブルと言うのもあったが)で同点に。
 そして攻めに攻め続けるチェルシーはバラックが逆転ゴールを突き刺して勝負あり。前半1点を取ったポルトはその後劣勢にまわり、試合を通じてシュートは3本。うち後半は1本しか打てないほど受けに回っていた。これでは逆転は難しい。
 しかし、モウリーニョを最後まで苦しめたポルトの戦い方は賞賛に値するだろう。



● リヨン 0 --- 2 ローマ ○
AGG 2-0 でローマがベスト8進出

 この試合は全く見ていないので明言を避けたいが、ローマがトッティとマンシーニの前半の2ゴールで逃げ切りに成功。スタッド・ドゥ・ジェルランでのリヨンのCL不敗神話は崩壊した。ローマ不利の前評判を覆す前半の2得点はすばらしく、リヨンは後半、シェルストレームと病み上がりのヴィルトールを投入するも1点も取ることができなかった。
 もっともローマが2点を取った時点でこの勝負はついていたかもしれない。ここからリヨンがひっくり返すには3点が必要だった。アウェーで2得点と言うローマのアドバンテージは計り知れなく大きなものだった。
 リヨンはピークがシーズン前半に来てしまい、その後調子の下降すると同時に故障者が続出。トップチームでは、シーズン中に調子落ちすることは珍しい話ではないが、リヨンの場合は故障者を多数抱えてしまい、ようやく故障者が戻り始めて調子が上がる前にCLから敗退を余儀なくされた。まさか、ベスト16でリヨンが消えるとは…首脳陣は頭を抱えていることだろう。



 AGGでタイスコアながら、アウェーゴールに泣いたバルセロナとインテル。この2チームは優勝候補の筆頭でもあった。
 またアウェーで2ゴールを上げ、試合を有利に進めたローマ。
 アウェーポルトにアウェーゴールを緩し、じりじりする展開に苦しめられたモウリーニョ・チェルシー。
 アウェーゴールルールの妙が、明暗をくっきり分けたベスト162ndlegの最初の4試合だったと八百屋は思う。しかし実に見ごたえのある試合であった。今晩の試合にも期待したい。

 
 4試合中、3試合がアウェーゴールが物を言った試合になり、残りの1試合もアウェーゴールに苦しめられた展開となった。

● リバプール 0 --- 1 バルセロナ ○
AGG 2-2だが、アウェーゴールでリバプールがベスト8進出 

 リバプールの本拠地アンフィールドで行われた2ndlegは、バルセロナが1-0で勝利するもアウェーゴール差でリバプールに軍配が挙がった。
 3-4-3というなれないシステムを採用したライカールトと、1stlegから一切メンバー・システムをいじらなかったベニテス。中盤に入ったマルケスとイニエスタが消えてしまい、3-4-3としてのシステムが機能していなかったバルサと、1stlegより中盤でのプレッシャーを強め高いテンションで守備をしたリバプールの差は歴然だった。
 リバプールは攻撃でもバルサを圧倒、決定的なシーンはバルセロナは数えるほどしかなかったのに対し(グジョンセンのゴール以外では、後半のロナウヂーニョの右ポストに当たったシュートくらい)、リバプールはバーに阻まれたシューが2本、決定的なシーンは両手で数えるほどあり、運でバルセロナは可能性を残すような展開だった。
 用兵にも差が出た。ライカールトは結局3-4-3を捨てられなかった。別に3-4-3でもいい。しかし最後の1枚の交代は、オレゲール→ザンブロッタに当ててほしかった。この辺の采配の拙さもあり、バルサは敗退が決定。早過ぎる敗退と言っていいだろう。
 コパ・デル・レイとCLでの敗退が決まり、ややもすれば無冠に終わる可能性も出てきたバルサ。このような結果をシーズン前に誰が予想しただろうか…
 試合の展開などについては、後日観戦記で考察したい。



△ バレンシア 0 --- 0 インテル △
AGG 2-2だが、アウェーゴールでバレンシアがベスト8進出

 メスタージャで行われた2ndleg。非常に激しいぶつかり合いで試合は進んでいく。
 アルベルダのサンペンションと入れ替わるように復帰したルーベン・バラハが前半途中に負傷交代するというアクシデントに見舞われ、窮地に追い込まれていくバレンシアだが最後の最後でインテルの攻撃を食い止める。
 後半、点が取りきれないインテルはダクールに代えてフィーゴ、マクスウェルに代えてグロッソを入れて全員攻撃モードに突入するも、ここでフローレスが絶妙のタイミングでホアキンを投入して、インテルの前がかりモードに釘を刺し、見事な采配でインテルの攻撃を交わした。ここで評価したいのはバレンシアはビタビタに引いて守りきったわけではない、と言うこと。しっかりカウンターを仕掛け、インテルの守備陣に釘を刺して守りきったことは、流石フローレス、と言った感じだった。
 後半ロスタイムには、ブルディッソとバレンシアの中盤の選手が揉め合い、これが乱闘に発展。両軍のサブや首脳陣までピッチになだれ込む大荒れの展開のまま試合は終了。後味の悪さを残してしまった。
 しかしセリエAで爆走するインテルもCLでは昨年より悪いベスト16での敗退。やはり欧州の壁、CLの壁はインテルには果てしなく高いようだ。


○ チェルシー 2 --- 1 ポルト ●
AGG 3-2でチェルシーがベスト8進出

 クアレスマを2列目の真ん中に置くと言う奇襲作戦が見事にハマりアウェーのポルトが先制すると言ういきなりの波乱で目の離せない展開に。
 その後はホームチェルシーが怒涛の攻めを仕掛けるも最後がかみ合わずに前半は0-1と言う予想外の折り返しに。
 後半最初にマケレレが負傷交代で代役がミケウとかなり不安を感じたが、安定したボール捌きとアンカーとしての役目を見事に務め上げてこの交代は結果的に吉と出る。モウリーニョは前半左でプレーさせていたロッベンを右に変更したらその采配が見事に当たりロッベンのゴールで同点に。
 そして攻めに攻め続けるチェルシーはバラックが逆転ゴールを突き刺して勝負あり。前半1点を取ったポルトはその後劣勢にまわり、試合を通じてシュートは3本。うち後半は1本しか打てないほど受けに回っていた。これでは逆転は難しい。
 しかし、モウリーニョを最後まで苦しめたポルトの戦い方は賞賛に値するだろう。



● リヨン 0 --- 2 ローマ ○
AGG 2-0 でローマがベスト8進出

 この試合は全く見ていないので明言を避けたいが、ローマがトッティとマンシーニの前半の2ゴールで逃げ切りに成功。スタッド・ドゥ・ジェルランでのリヨンのCL不敗神話は崩壊した。ローマ不利の前評判を覆す前半の2得点はすばらしく、リヨンは後半、シェルストレームと病み上がりのヴィルトールを投入するも1点も取ることができなかった。
 もっともローマが2点を取った時点でこの勝負はついていたかもしれない。ここからリヨンがひっくり返すには3点が必要だった。アウェーで2得点と言うローマのアドバンテージは計り知れなく大きなものだった。
 リヨンはピークがシーズン前半に来てしまい、その後調子の下降すると同時に故障者が続出。トップチームでは、シーズン中に調子落ちすることは珍しい話ではないが、リヨンの場合は故障者を多数抱えてしまい、ようやく故障者が戻り始めて調子が上がる前にCLから敗退を余儀なくされた。まさか、ベスト16でリヨンが消えるとは…首脳陣は頭を抱えていることだろう。



 AGGでタイスコアながら、アウェーゴールに泣いたバルセロナとインテル。この2チームは優勝候補の筆頭でもあった。
 またアウェーで2ゴールを上げ、試合を有利に進めたローマ。
 アウェーポルトにアウェーゴールを緩し、じりじりする展開に苦しめられたモウリーニョ・チェルシー。
 アウェーゴールルールの妙が、明暗をくっきり分けたベスト162ndlegの最初の4試合だったと八百屋は思う。しかし実に見ごたえのある試合であった。今晩の試合にも期待したい。

 
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by R-130 | 2007-03-07 07:33 | ∟UEFA CL 06-07
2007年 03月 06日
サッカー:チャンピオンズリーグ ベスト16 2ndlegプレビュー③
 時間がなくなってきたので残りの4試合は軽くふれるにとどめたい。

■ ACミラン vs セルティック
【2ndlegの結果予想と勝ち上がり予想 2-0でACミランがベスト8進出(約80%の可能性)】
 まともに予想すればミランの優位はゆるぎない。徐々にリーグ戦での戦い方にも安定感が出てきて、後はFWの決定力次第という形になってきている。
 ミランの中盤が4枚でも5枚でも、機能性は高く、1stleg以上にセルティックの中盤は押さえ込まれてしまう可能性が高い。やはり、中村のFKとフェネゴールの高さが、唯一ミランの切り札になりえるポイントだろう。
 ただ、日本人だから、と言うわけでないがビッグサプライズを期待したいのも事実。中村俊輔のFKが全席解禁になったサンシーロの観客を失意のどん底に叩き込めるかに期待したい。


■ チェルシー vs ポルト
【2ndlegの結果予想と勝ち上がり予想 2-0でチェルシーがベスト8進出(約80%の可能性)】
 チェルシーは、復帰後も捻挫したり頭を蹴られたりと散々のテリーが欠場するのは痛いが、カーリングカップ決勝以降にA・コールが復帰してとりあえず緊急事態は避けられている。エッシェンをCBに回しても、4-3-3ならマケレレ・ランパード・バラックで問題なく、4-4-2にしてもミケウかディアッラを起用するオプションがあるので心配ないだろう。ホームでのアドバンテージを活かして、攻撃重視で行けば、失点以上の得点がついてくるだろう。
 エッシェンが中盤で使えない分、思い切って4-3-3でスタートし、勝負を決めに行くのも手かもしれない。
 ポルトはクアレスマが切れた動きを見せてくれていたが、良くも悪くも攻撃は彼次第と言う所があるので、厳しいマークをどりだけかいくぐってチャンスメイクできるかに全てがかかっていると言っていいだろう。しかし、現状の戦力でサプライズを起こせる可能性は低く、アップセットを望むのはこくだろう。


■ リヨン vs ローマ
【2ndlegの結果予想と勝ち上がり予想 3-2でリヨンがベスト8進出(約60%の可能性)】
 どちらもリーグ戦がそれ程好調ではないだけに予想が難しいが、実績を買ってリヨンを推したい。1stlegは中盤のつぶしあいという展開になったが、2ndlegは点の取り合いになるのではないかと予想している。ローマも好チームではあるのだが、内容の良し悪しが大きいため安定性ではリヨンに劣るだろう。しかし言葉を変えれば、つぼにはまればローマの方が良い結果を残す、と言うことも言えなくもないが…。


■ アーセナル vs PSV
【2ndlegの結果予想と勝ち上がり予想 2-0でアーセナルがベスト8進出(約60%の可能性)】
 アーセナルに怪我人が続出しており、ロシツキーが絶望、アンリが非常に厳しい、ファン・ペルシーもマダマダ時間がかかる、と言うことでベストをくむには程遠い状態だ。プレミアでも、怪我人とサスペンションで、デニウソンとウォルコットが先発するなど苦しい台所事情が伺える。それでも、決定力に欠きながら試合の主導権はほぼ握っていたので、1stleg同様決定力さえ備われば…と言うところではないだろうか。
 PSVは守備力の非常に高いチームであることはデータからも証明されている。事実、1stlegは大方の予想を覆して1-0で勝利を収めた。この守備力が2ndlegでも続けば、0-0でも勝ち抜けと言うことになるPSV。アーセナル相手にどこまで持ちこたえられるか…がこの試合の見所になりそうだ。
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by R-130 | 2007-03-06 23:00 | ∟UEFA CL 06-07
2007年 03月 05日
サッカー:チャンピオンズリーグ ベスト16 2ndlegプレビュー②
■ バレンシア vs インテル
【バレンシアの勝ち上がり条件】
・勝ちなら無条件でベスト8進出
・引き分けの場合も0-0 1-1ならアウェーゴールでベスト8進出

【2ndlegでのバレンシアの戦い方】
 サン・シーロで結果は残したが、厳しい見方をすれば出来すぎの感もあった1stleg。ビジャのFKもシウバの2点目も常に狙えるプレーとは言いがたいので、1stlegの結果をもってしても"やや苦しい"というのが正直な気持ちだ。基本的には、しっかり守ってカウンターというスタイルと聞いているので(フローレスはこの考え方が基本だろう、アイマールを放出した理由もこれにあたるから)、インテルの攻めを受けてのカウンターと言う形が基本になりそうだ。
 ただ、破壊力満点のインテルの攻めを90分受けれるかどうかは疑問。アルベルダを欠き、中盤のバランサーが不在のバレンシアはややもすれば90分守りっぱなしと言う可能性も無きにしも非ずだ。0-0でも1-1でもいいので抑え切れればバレンシアの勝利なのだが、バレンシアにとっては果てしなく長い90分になることは間違いないだろう。

【インテルの勝ち上がり条件】
・勝利の場合は、無条件でベスト8
・引き分けの場合 0-0 1-1 以外なら勝ち抜け

【2ndlegでのインテルの戦い方】
 条件的に不利とはいえ、勝てば文句なく勝ち上がるのでインテルとしては通常通りの戦い方で問題ない。効率がよくしかも破壊力ある攻撃力でバレンシア陣内でプレーをすれば、それ程恐れるに足らないだろう。フローレスがアルベルダのいない中盤を5枚にする可能性もあるので、その時は中盤の覇権争いに注目が集まる。ただ、変な計算はせずにメスタージャでも行け行けプレーが出来れば、自ずと道は開ける物と思われる。
 注意すべきはセリエAでもよくある後半に入って突然集中がぷっつり切れるところ。これが出てしまうと、間違いなくバレンシアにはやられる。90分間常に集中を保つことが必要だ。勝てない相手ではないが優しい相手ではないことも事実。集中が切れた時点で、インテルは敗退するだろう。


【2ndlegの結果予想と勝ち上がり予想 2-1でインテルがベスト8進出(約70%の可能性)】
 インテルの勝ち上がりを予想。セリエで連勝記録が止まったことをネガティブ要因に挙げるメディアもいるが、そもそもトップリーグで17連勝すること自体が異例であり、変なプレッシャーから開放されてむしろ良かったのではないだろうか。しかも連勝が止まった試合も、ウディネーゼに早々に先制されて苦しい展開ながらも引き分ける粘り強さも持ち合わせており(勝ちきれなかったと言う評価もあるが)、サッカーのクオリティが著しく低下したと言うわけではない。
 条件はインテル不利ながら、しつこいようだが勝てば1点差でも文句なく勝ち上がる為、インテルの攻撃にアルベルダ抜きのバレンシアが耐えられるかに注目が集まる。一方のインテルも怪我のヴィエラやカンビアッソがどこまでのクオリティのプレーを披露してくれるかで話も変わってきそう。いずれにしろ、メスタージャでも受けてカウンターに徹するバレンシアが見られそうだ。



■ バイエルン vs レアル・マドリー
【バイエルンの勝ち上がり条件】
・2点差以上での勝利
・1点差勝利の場合は1-0か2-1

【2ndlegでのバイエルンの戦い方】
 デミチェリス・ハーグリーブスのWボランチの出来が悪かったのがどこまで改善されているのかに注目したいのと、後半サリハミジッチが入って球周りがよくなったので、中盤の起用がポイントになってくる。ベストはハーグリーブスを底に据えるロンボ形で右にサリハミジッチがよさそう。また、アウェーで攻め上がりを自重していた(と思いたい)サニョルやラームが、サイドハーフとどれだけ連携してサイドアタックのシーンをつむぎ出せるかが焦点となりそう。あとFWはマカーイの相方はピサロだろう。「容赦なくピサロ」である(笑)。
 尚、カンナバーロにイタリア帰還説が浮上するなど今年の状態は決してよくない。この辺をどれだけ突けるかがも相手を崩すポイントになりそうだ。前回のように、ルッシオがうまい動きでカンナのマークを外すような陽動が取れれば面白い。

【レアル・マドリーの勝ち上がり条件】
・引き分け以上なら無条件で勝ち抜け
・1点差で負けても3点以上取れば勝ち抜け

【2ndlegでのレアル・マドリーの戦い方】
 怪我人が多く、満足にオーダーを組めなさそうで、イグアインや構想外から復帰を果たしたカッサーに(出場することがあれば、の話だが)期待が集まりそうだ。現状のオーダーでは全く予想が立てられないが、ベンチのメンバーや1stlegの戦い方を見る限りでは守りきろう等と言うプランを序盤から明確に打ち出さないほうがいいだろう。後半途中、手詰まりになりその方針に切り替えるなら解るが、前半はあくまで攻撃的な選手を前線に張り付かせ、バイエルンに好き勝手やらせないようにけん制することが何より必要だろう。
 ニステルが不在だと、攻撃陣は非常に重い命題を背負う。CL経験の豊富なラウールがその重責を果たせるか、いろいろな意味で注目が集まる。


【2ndlegの結果予想と勝ち上がり予想 2-2でレアル・マドリーがベスト8進出(約75%の可能性)】
 両チームのDFの出来を考えれば、打ち合いになる可能性が高い。が、1stlegは両者猛攻で点を取り合ったというわけではないので、前回のような緊張感の無い試合に終始すれば、1-0や1-1、ややもすれば0-0で終わってしまう可能性もありそうだ。バイエルンは1-0での勝利を目指すがそのような器用なサッカーが出来れば、ブンデスリーガで4位に沈み込むことも無いだろうから、アウェーゴールが2点あるとはいえ、レアル・マドリーが極めて優位だろう。
 両者ともチームの性格としては攻撃的な選手を多く有しているので、後は監督のさじ加減次第、と言ったところか。両監督とも海千山千の兵だけに用兵にも注目したい。
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by R-130 | 2007-03-05 22:40 | ∟UEFA CL 06-07