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2007年 02月 09日
F1:2/8 ヘレステスト3日目 降雨で各チームテスト切り上げ
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1. ニック・ハイドフェルド - BMWザウバー F1.07 - 1:29.486(+0.000) - 36周
2. アレキサンダー・ブルツ - ウィリアムズ トヨタ FW29 - 1:30.061(+0.575) - 69周
3. ティモ・グロック - BMWザウバー F1.07 - 1:30.213(+0.727) - 27周
4. キミ・ライコネン - フェラーリ F2007 - 1:30.628(+1.142) - 89周
5. ニコ・ロズベルグ - ウィリアムズ トヨタ FW29 - 1:30.684(+1.198) - 64周
6. ルーベンス・バリチェロ - Honda RA107 - 1:30.684(+1.198) - 47周
7. フェリペ・マッサ - フェラーリ 248 F1 - 1:30.746(+1.260) - 44周
8. ヤルノ・トゥルーリ - トヨタ TF107 - 1:30.981(+1.495) - 89周
9. フランク・モンタニー - トヨタ TF107 - 1:31.027(+1.541) - 75周
10. デビッド・クルサード - レッドブル ルノー RB3 - 1:31.166(+1.680) - 66周
11. マーク・ウェバー - レッドブル ルノー RB3 - 1:31.405(+1.919) - 68周
12. ペドロ・デ・ラ・ロサ - マクラーレン メルセデス MP4-22 - 1:31.479(+1.993) - 71周
13. フェルナンド・アロンソ - マクラーレン メルセデス MP4-22 - 1:31.573(+2.087) - 9周
14. マルコ・アンドレッティ - Honda RA106 - 1:32.387(+2.901) - 62周

* タイムリザルトはヘレス・サーキットより
(文中のタイムや写真はF1-Live.comを参照)


 タイムチャートの1番上にハイドフェルドがきたのを見て、おおっ!!ついにBMWが来たかっ!!と思ったら、何と何と昨日からの雨で、コンディションはウエットだったみたいで…このタイムはあんまり当てにはならないだろう。ドライバーの周回数にもかなりのバラつきが見られるし…
 今年はテストの走行距離が制限されているのもあり、ウエットコンディションでの走行を控えて距離を温存するチームが続出。ヘレスでのテストを早めに切り上げるチームが相次いだ。

 新車がほぼ出揃ったバレンシアのテストから見ている限り、マクラーレンが速そうな感じはひしひしと伝わってくる。連日好タイムをマークしており、誰が乗ってもそれなりにいいタイムが出るのは好印象だ。
 フェラーリもそこそこいいタイムを出している。若干トラブルもでているが、初期トラブルは早めに出尽くしたほうが良い。
 ルノーはテストをほぼノートラブルで走りきっている。信頼性の高さは早くも折り紙つきだ。タイムは模様眺めなのか本気で走っているのかわからないようなぼけたタイム。去年もそんなに最初から飛ばしていなかったので、ポテンシャルはそこそこあるといっていいだろう。
 後、期待したいのがBMW。随所に光る走りを見せてくれている。今年は4強をも切り崩すのか?サーキットによってはトップに肉薄するタイムも出せそうだ。

 次回は2/12からバルセロナでの合同テストとなる。
 あらゆる要素が揃ったこのサーキットでのタイムは一つの基準となることは間違いない。ここで各チームのある程度の実力が見えてくるものと思われる。
 今回目立たなかった、HONDA、TOYOTA、レッドブルもどのようなタイムを叩いてくるのかに注目したい。



■ トロ・ロッソ、新車発表日程を公表

■ ベルガー、法廷闘争も辞さず 2007年のマシンは合法と主張


 STRの新車は13日にバルセロナで発表するということが公式にアナウンスされた。
 まだ、ドライバーの起用については明言されておらず、合わせて発表される見込みだ。
 どうやら憶測されたよりも早期の発表と言うことで、RB3もどきの新車が見られる公算が高くなってきた。しかもFIAのOKのお墨付きをもらった可能性も高い。
 STRのオーナーの一人、ベルガーも「彼らが訴えたければ、それでもいいさ。判決を聞いてやろうじゃないか」と、あくまで強気だ。ここで言う彼らとはスパイカーとウイリアムズで、特にスパイカーのコリン・コレスは似通った部分が確認されれば、メルボルンで法的手段に訴えると鼻息が荒い。

 今年はまだカスタマーシャーシは認められていない。
 あと1年の辛抱なのでオリジナルシャーシで参戦してもらいたいものだ。
 もし、法廷闘争になって、参戦が禁止でもされようものならそれこそ興醒めである。
 同じことはSuperAguriにも言える。

 カタロニアでは、赤牛にペイントされた"RB3"を見ることになるのだろうか…
 
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by R-130 | 2007-02-09 23:10 | ∟F1 2007 Test
2007年 02月 08日
F1:2/7 ヘレステスト2日目 午後から降雨に
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1. フェリペ・マッサ - フェラーリF2007 - 1:19.746 (+0.000) - 46周
2. ルイス・ハミルトン - マクラーレン・メルセデスMP4/22 - 1:19.821 (+0.075) - 109周
3. ロバート・クビサ - BMWザウバーF1.07 - 1:19.839 (+0.093) - 96周
4. フェルナンド・アロンソ - マクラーレン・メルセデスMP4/22 - 1:20.046 (+0.300) - 101周
5. キミ・ライコネン - フェラーリF2007 - 1:20.068 (+0.322) - 46周
6. ネルソン・ピケJr. - ルノーR27 - 1:20.070 (+0.324) - 76周
7. アレキサンダー・ブルツ - ウィリアムズ・トヨタFW29 - 1:20.132 (+0.386) - 78周
8. ニコ・ロズベルグ - ウィリアムズ・トヨタFW29 - 1:20.143 (+0.397) - 66周
9. ラルフ・シューマッハ - トヨタTF107 - 1:20.604 (+0.858) - 59周
10. マーク・ウェバー - レッドブル・ルノーRB3 -1:20.629 (+0.883) - 36周
11. デビッド・クルサード - レッドブル・ルノーRB3 - 1:20.702 (+0.956) - 70周
12. ニック・ハイドフェルド - BMWザウバーF1.07 - 1:20.710 (+0.964) - 80周
13. ジェンソン・バトン - Honda RA107 - 1:20.751 (+1.005) - 100周
14. リカルド・ゾンタ - ルノーR27 - 1:20.767 (+1.021) - 86周
15. ヤルノ・トゥルーリ - トヨタTF107 - 1:20.898 (+1.152) - 80周
16. マリオ・アンドレッティ - Honda RA106 - 1:22.151 (+2.405) - 74周
(文中のタイムと写真についてはF1-Live.comより引用)


 風邪でダウンのマッサが2日目にステアリングを握っていきなり1分19秒764のトップタイムを記録。周囲を驚かせた。
 同僚のライコネンは電気系統にトラブルが発生してマイレージを稼げず5番手に留まる。
 しかし、今回はHONDAのマルコ・アンドレッティを例外として15台のタイムが約1秒の間にひしめき合い、昨日より更に大混戦に!!今年のF1は面白くなる?だろうか。

 新車を出してそれなりにマイレージが稼げている各チームだが、タイムの出方を見ると、マクラーレン、フェラーリ、ルノーの3強は今年も揺るぎなさそう。それに、BMWが続きそうな気配がしている。
 逆にHONDA、TOYOTA、レッドブルはどうなの?と言う感じ。HONDAとレッドブルはまだ新車発表して間もないのでなんとも言えないがTOYOTAは???って感じがする。ひょっとすれば、本家がウイリアムズに負けて、ワークス解体か?そんな悲惨な噂も聞こえるくらいだ。早くもTOYOTAは崖っぷち?今年は優勝できるのだろうか…

 
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by R-130 | 2007-02-08 16:11 | ∟F1 2007 Test
2007年 02月 08日
サッカー:セリエA 再発防止策を政府が承認 10日よりリーガ再開へ
■ セリエAで観客の入る試合はわずか4試合…スポーツナビ
■ パンカリ臨時代表「リーグ戦は今週末から再開する」=イタリアサッカー…スポーツナビ
■ CLミランvsセルティック戦、中立地開催も=欧州CLサッカー…時事通信
■ 伊政府、再発防止法案を承認=国内リーグは10日再開-サッカー暴動事件で…時事通信
■ 伊開催の欧州CLでも無観客か…デイリースポーツ


 予定より1週早めて10日よりセリエAは再開されることとなった。
 ただ、当初の報道にあったとおり、

・スタジアムが一定の条件を満たさなければ無観客による試合を行うこと。

の他に

・当面はデーゲームによる開催
・アウェーサポーターの来場禁止

等が盛り込まれた。しかし放映権の問題もあり一刻も早く開催したいFIGCの思惑と、スタジアムを少しでも用件を満たすように改修し、2-3周後に観客を入れて再開したいクラブ側との溝は思ったよりも深いようだ。
 また、2/3と2/4に行われるはずだった22節の残りの試合は4月の中旬に延期されることが発表。カレンダーどおり10日からは23節から再開されることとなる。
 
 尚、2/21と3/16にCLのベスト16のインテル-バレンシア戦とミラン-セルティック戦が行われるが、ジュゼッペ・メアッツァ(サンシーロ)は条件を満たしていないため、無観客での試合になる。そのため中立地(フランス・スイス)での開催の可能性があるようだ。


 加速する観客離れが深刻化しているセリエA。果たして90年代に見られたようなスペクタクルなリーグ戦と世界を席捲するようなクラブチームが再び現れるようになるのか、リーガの進退をかけた再開まであと2日である。
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by R-130 | 2007-02-08 15:55 | ∟Serie A 06-07
2007年 02月 08日
サッカー:国際親善試合 イングランドvsスペイン
 マンUの本拠地のオールド・トラッドフォードで行われたイングランドvsスペイン。
 共にEuro08予選で崖っぷちに立たされている2チームであり、監督の技量が疑問視されている2カ国である。イングランドがベストを組めない状況であることは理解していたが(ルーニーとテリーが怪我で出られない状況)、それなりに両国本気でやってくるだろうということで朝早起きして生観戦(CSのフジテレビ739)することに。
 

スタメン
-イングランド 4-1-4-1-
             
             クラウチ

ランパード  ジョンソン? ジェラード  ライト・フィリップス

             キャリック

P・ネビル  ウッドゲイト  ファーディナンド G・ネビル

             フォスター

-スペイン 4-4-2-

       モリエンテス   ビジャ

  D・シウバ               アングロ

        アルベルダ   シャビ

カプデビラ  プジョル   マルチェナ?  セルヒオ・ラモス 

             カシージャス

(1部記憶がはっきりしていなくてスタメンに誤りがあると思います、すみませんm(__)m)


 内容としては正直決して褒められた内容ではなかった。両国とも攻撃のイマジネーションに欠けていたように思う。結果は0-1でスペインの勝利。後半途中出場のイニエスタが、ビジャのクロスにイングランドDFがはじいた(かすった?)こぼれ球を豪快にミドルで差し込んだのが決勝点になった。
 冒頭にも触れたとおり、両国ともユーロ08の予選は崖っぷちの状態である。ただ、この試合を見てどちらがより深刻な状態にあるか時かれれば…イングランドと答える人が多いと思う。

 スペインは、ラウールを外し(代表にも召集せず)中盤から前の6人の内5人をバレンシア勢で固めた。特にサイドハーフと2トップはバレンシアのまんま。クラブチームでやっている間柄と言うのもあり、攻撃はそれほど悪いとは感じなかった。事実両サイドの上がりにビジャのチャンスメイクとモリエンテスの前線での動き等、役割・攻撃の形共に悪くは無かった。

 しかし、ルーニーやJ・コール、A・コールやテリーなど多くの役者を欠いているとは言えイングランドの攻撃の形は酷かった。CSの実況や解説陣は、ランパードとジェラードの共存がどうとかこうとかと言う話に終始していたが、一番問題なのはマクラーレン監督があまりにも"無策"である、と言うことである。
 前半の5分はスペイン陣内に猛攻を仕掛け、今年のイングランドは違うか、と思わせたがボールが落ち着くと後は防戦一方。攻めも右サイドのみの単調な攻めに終始し、いかなライト・フィリップスもあれだけベタに右サイドにボールを集められると、相手も考えて守るというものである。事実、D・シウバ、カプデビラ、アルベルダで効果的に守り、ライト・フィリップスの進入をしっかりケアしていた。
 タレントの質と言う意味ではイングランドもスペインもそれほど大きな差はないと思う。しかし量で言えば、時代のタレント予備軍は圧倒的にイングランドのほうが多い(と思うのは、八百屋がプレミアしか見ていないからかもしれないが…)ように感じる。
 そのようなタレントを全く活かしきれていないのがマクラーレン監督だ。
 そもそも、どのようなシステムで彼が戦おうしているのかが見えてこない。もうユーロ予選も後が無いとなれば、解任覚悟で腹をくくって戦術をある程度固定化すべきだ。1トップなのか、2トップなのか、2トップならファーストチョイスはだれだれなのか?中盤はワンボランチにするのか、フラットにするのか?ワンボランチを置くなら、ジェラードとランパードはどう使うのか?ジェラードはサイドでランパードを中に使うのか?…
 この辺が90分を通してどうしたいのか見えないまま無得点でオールド・トラッドフォードを後にするマクラーレン監督とスリーライオンズ。彼らの出口はまだ先のようだ。

 解説陣が腐心していたランパードとジェラードの共存。これは八百屋的にはトライすべきだと思う。持ち味の似ている二人だが、二人とも世界で屈指のレベルのMFである。使わない手はない。しかし、イングランドのFW陣に決定力のある選手がルーニーしかいないのでFWは2トップで固定するか、ルーニーの1トップにワンボランチおいて攻撃的能力の高いMFを4枚並べるか、ここら辺で決める必要があるだろう。八百屋的にはルーニーはワントップで活きない事、J・コールも怪我していることからも2トップのセンターをフラットにする布陣を勧めたい。もちろん、ジェラードとランパードを共存させ彼らをセンターハーフにすえるので、最低限の約束事は決めておきたいところだ。
 サイド攻撃を活性化させる1つのオプションとしては後半左サイドで目を引いたダウニングと、今年は精彩を欠いているがトッテナムのレノンも活用したい。もちろん今回のライト・フィリップスが悪いわけではない。彼はある意味マクラーレンの無策に討ち死にしたようなもので、マクラーレンが策を用意していればフィリップスも活きていた筈である。J・コールが不在である以上、人選が厳しいのは否めないが、現状のプレミアを見る限り彼らを使うのは有効だと思う。
 マンCのRSBのマイカ・リチャーズは良かった。攻撃的に行くならG・ネビルの代わりに彼を使うのも手だろう。LSBは…A・コールがいないと致命的だ。ブリッジもにしても今回のP・ネビルにしても決め手にかける。ここは積極的にプレミアの選手を試す必要があるだろう。

 イングランドのEuro08予選の次なる相手は、アウェーでのイスラエル戦。ここで負けると本選出場は果てしなく厳しくなる。マクラーレン監督の首もかかるであろうこの1番。マクラーレン監督の意地とスリーライオンズの底力に期待したい。        
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by R-130 | 2007-02-08 15:33 | ∟Football otherissue
2007年 02月 08日
サッカー:UEFAチャンピオンズリーグ ベスト16プレビュー① リバプールvsバルセロナ
 いよいよ近づいてきているチャンピオンズリーグ・ベスト16。全試合は出来ないと思いますが、八百屋的に気になる試合を中心にプレビューをして見たいと思います。まずは、05-06の王者バルセロナと04-05の王者リバプールのビッグマッチ。八百屋的に解きほぐすと割と一方的な展開になりそうな気もしますが…どうでしょうか(^^ゞ



バルセロナ (リーグ成績 12勝2敗7分 1位)

-故障者リスト-(1st legまでに戻れる…○ 微妙…△ 無理…×)
△ サミュエル・エトー (FW)
△ リオネル・メッシー (FW)


-対戦相手との過去の成績-
1勝2敗2分  4得点4失点 
直近の対戦成績 CL01-02年2次リーグ 1st 3-1 2nd 0-0 


-予想スタメン-

  ロナウジーニョ    サビオラ       ジュリ

    デコ                シャビ

            エヂミウソン

  ジオ    マルケス  プジョル  ザンブロッタ  

             バルデス


■ バルセロナの強み … 高いボールポゼッションを中核とした超攻撃的サッカー
 巷では、"バルサのサッカーは対策されつつある"という論調がにわかに強まってきているがそれは恐らく誤解しているだけだろう。トヨタカップ以降、調子が落ちておりけが人も出ているだけで、メンバーが戻って調子も上がれば手がつけられないような攻撃サッカーが戻ってくるはずだ。
 4-3-3という不動のシステムで、細かいショートパスを多用しポゼッションを高めて中盤を制圧するサッカーは最早完成の域にある。メンバーがここ数年それ程変わっていないのも組織力が高い証拠である。エトーという大黒柱を欠いても、グジョンセンや一時戦力外とされていたサビオラがその穴を埋め、サッカーの内容が色あせることは無かった。
 ワイドに開く両ウイングは、中へのドリブルの切れ込みも出来るドリブラータイプが多く、フィニィッシュにも絡むどちらかと言えばウイングと言うより、セカンドトップといった役割だ。チャンスメイクも、タテに抜けてセンタリングより、中に切れ込んでマークを乱して決定的なパスを供給するか、あたりに来なければ自らシュートと言う決定的な役割が多いのも特徴だ。
 中盤は1ボランチの2センターハーフと表現すれば良いか。センターハーフではあるが寄り攻撃的なタクトを任されている。デコをファーストチョイスに、長短のパスでリズムを作りたいときにはシャビ、ドリブルによる攻め上がりを作り出したいときはイニエスタと特徴が別れているのも非常に都合が良い。
 両SBは、攻撃も守備もハイレベルなクオリティが要求されるがどちらかと言えば守備に重きが置かれているポジションであり、ファン・ブロンクホルストとザンブロッタ、バックアッパーはオレゲールのみと若干層の薄さは気になるが質はきわめて高い。シウビーニョやベレッチは守備に難があり指揮官の信頼は勝ち取れていないのが現状だ。
 また、CBにはマルケスと言う、ロングフィードに優れた選手がおり、攻撃のオプションには事欠かない。
 これら多くの選手にそこそこの層の厚さも加わり、一人や二人の選手が抜けてもバックアッパーが抜けた穴を補完して、クオリティーを落とさずサッカーが出来るのが強みである。しかも初戦にはエトーも戦列に復帰するだろうし、それなりのメンバーでオーダーが組めるようになるのもライカールト監督には心強いだろう。ポゼッションを高め、相手にプライオリティーを渡さず相手のリズムを崩し、たたみかける攻撃で相手のゴールを襲うのが強いバルサのサッカーの真骨頂である。


■ バルサの弱み…固定できない「ボランチ」と、前がかりになった時の空いたスペースのケア
 今年バルサで大きな問題になっているのは「ボランチ」。ここに「この人!!」と言う存在がいないのがネックになっている。
 ライカールトが序盤辛抱強く使い続けたモッタ。フィジカルに優れており、守備力にはそれなりに備えているが、何より無用なファールが多くすぐにイエローをもらってしまうのが最大の難点である。守備の要なだけにあっさりイエローを頂戴してしまうとその後のゲームプランに大きな支障が出てくる。致し方ないイエローはしょうがないとしても、不要なイエローはチームに不必要な緊張を生んでしまう。彼は結局ライカールトの信頼をつかむことが出来なかった。
 エヂミウソンは能力の高いことは疑いの余地は無いが、ややモビリティに欠ける事。ボールの展開能力に欠けるところがややボランチとしての起用をためらう理由だろうか。まあ、満遍なく出来なくは無いが残念ながらファーストチョイスになりえないのがライカールトの正直な思いだろう怪我しがちでコンディションがなかなか保てないのもマイナス要素。
 マルケスはボランチでもそれなりに起用できる選手である。フィジカルも強くフィードも正確。ボランチとしては適役と言えなくも無い。しかし、マルケスをボランチで起用すとCBのコマ数が不足するのだ。そこで、CBIには本来ならテュラムを使いたいところだが怪我でコンディションを崩しており、また厳しい見方をすれば、高齢で90分ベストパフォーマンスを期待するのが難しいと言う一面もある。
 後は専業ではないオレゲールぐらいしかおらずCBに目処が立たないことも、マルケスをボランチで使えない理由である。
 シャビもボランチが出来なくは無いが守備力に不安があるのでこれは、攻撃的にいきたいという"オプション"として使うべきだろう。

 また、相手にがっちり引かれて守られて点が入らないとだんだん焦れだして前がかりになりすぎるきらいもある。そうなると守りはボランチ+CB2枚になってしまい、流石のプジョルでもこれを対応するのは厳しい状況だろう。相手に都合よく攻めさせてカウンターと言うスタイルではない為、致し方ない部分ではあると思うが注意が必要だろう。


■ 私が監督ならこう戦う 対リバプール戦
 初戦はカンプ・ノウの為バルサとしてのプライオリティーは、0-0の引き分けより2点差以上で勝つことを目標にすべきだ。アウェーゴールは怖いがカンプ・ノウという素晴らしい雰囲気で戦えることを考えれば、勝つことが絶対条件、出来れば2点差以上の勝利が目標となるだろう。
 リバプールの弱点はズバリ左サイド、バルサ側の右サイドが攻略の鍵になる。リバプールは守備の出来るLSBがいない。ジュリとザンブロッタの連携でリバプールの左サイドを攻略の起点にしたい。また、グジョンセンよりモビリティの高いサビオラを起用したい。高さと強さはあるが、スピードに対して難のあるリバプールDF陣に、サビオラ・ジュリといった屈指の俊足タイプの選手には手を焼くだろう。
 逆に守備面では、効果的な上がりを見せるシャビ・アロンソとジェラードに対するケアが必要になってくるだろう。右のペナント、左のアウレリオ(リーセ)は両SBがマッチアップするとして、時に効果的な上がりを見せるこの二人を、自陣のどこまで入ってくれば捕まえるようにするのかをハッキリさせておきたい。少なくとも、フリーのままプレーさせるようなことなれば両者の正確なミドルの餌食になる可能性はきわめて高い。この辺の約束事は必要になってくるだろう。やはりボランチの役割は高くなりそうだ。



リバプール (リーグ成績 15勝6敗5分 3位)

-故障者リスト-(1st legまでに戻れる…○ 微妙…△ 無理…×)
○ モハメド・シッソコ (MF)
× ハリー・キューウェル (FW)
× ルイス・ガルシア (FW)


-対戦相手との過去の成績-
2勝1敗2分  4得点4失点 
直近の対戦成績 CL01-02年2次リーグ 1st 1-3 2nd 0ー0 


-予想スタメン-

       ベラミー      カイト

アウレリオ                  ペナント

       アロンソ     ジェラード  

リーセ   アツゲル    キャラガー   フィナン

             レイナ


■ リバプールの強み…ホームに強い 攻撃タレントは欧州でも屈指
 最近リーグ戦は好調を維持。カップ戦に敗退し、リーグもほぼ3位か4位というところから、照準をCL1本に絞れるというのも強みだ。
 リーグ戦ホームの成績は10勝3分と負け無しでかなり強い。アンフィールドという雰囲気の良いスタジアムも、理由のひとつかもしれない。
 攻撃面では今シーズンから加入したタレントが当っている。オランダから来たカイトは、まさにこれ以上ないといった補強だった。スコアラーとしても、チャンスメイカーとしても、ウインガーとしても水準以上の能力を持っており、まさに今期のリバプールの攻撃陣を牽引している。また、高さのクラウチ、速さのベラミーと、特徴のそれぞれ異なるFWを有しているのも強みで、戦局に応じて使い分けが出来るのもベニテス監督としてはゲームプランが立てやすいだろう。思い切って、アウレリオのところにベラミーを持ってきて、カイトとクラウチの2トップという布陣も可能だ。
 ペナントはようやくここに来て調子を上げており、右サイドは今後もどうやら彼に託されそうな雰囲気である。左サイドは、リーセ、アウレリオ、M・ゴンサレスと守備には難があるが攻撃力ではなかなかのポテンシャルを持つ3人が犇めいておりさほど問題はない。ルイス・ガルシアの離脱を最小限に食い止めている。
 アロンソとジェラードのコンビも攻守にわたって安定。シッソコがまもなく復帰するが、ファーストチョイスはこの2人であろう。


■ リバプールの弱み…守備の出来ないLSB スピードの対応に難のあるCB アウェーでの戦跡の不安定さ
 守備陣に問題を抱えているのと、アウェーでの戦績が悪いのはあながち無関係ではないだろう。アウェーで押し込まれたときに、守備陣が踏ん張れないのも大きな理由のひとつだと思われる。
 アウェーでの成績は5勝6敗2分。とりわけ6敗もしており、初戦のカンプ・ノウでもこの辺が非常に心配される。
 また、ウォーノックをブラックバーンに放出してしまい、守備の出来るLSBがいなくなってしまったのも非常に問題だ。守備を殆どしないリーセと、スピードは豊だが守備力に難のあるアウレリオ。CBの不安とあいまって最大のウイークポイントになっている。
 CBもキャラガーの相方が不安定だ、ベテランのヒーピアは衰えが顕著で、タテの突破に対応できなくなってきている。逆に若手のアッゲルはようやく落ち着いて来たように見えるが、まだ若さゆえの不安定さがぬぐえない。どちらを使っても不安が残り、バルサの攻撃陣を支えられるか、心許無い。


■ 私が監督ならこう戦う…アウェーでも攻撃姿勢を貫く
 初戦はアウェーになるリバプール。正直チームの格はバルセロナの方が1枚上手である。そんな相手にはとにかく自分たちのサッカーをやること。これに尽きるだろう。
 具体的には、両SBが攻めあがったスペースを有効活用するサッカー。いまやバルサ封じの定番となりつつあるが、両サイドハーフにそのミッションをこなせる適役を揃えているだけに、やらない手は無いだろう。ペナントやアウレリオ・リーセが正確なクロスを繰り出せるのであれば、クラウチを前に据えるのも面白い。ただ、バルサのCBは、ハードマーカー揃いなのでクラウチがイマイチ役に立たない可能性は否定できないが…
 また、バルサが試合の主導権を握る前に、アロンソ・ジェラードが巧みにオーバーラップを仕掛けてあわよくばミドルを放ち、バルサにやすやすとプライオリティーを握らせないことも重要になってくる。アウェーだから、最悪0-0でアンフィールドに帰れれば…そんなゲームプランが出来るなら、プレミアリーグでマンUに13ポイントも離されるはずがない。ここは、アウェーでも愚直に自分たちのサッカーを貫くべきである。ややもすれば1st legで勝負が決まるような結果にもなりかねないが、ここい1番に勝負強いバルサである。相手の出端をくじくくらいの大胆さがないと、リバプールの勝ち上がりはないだろう。


◇ 勝ち上がり予想 … バルセロナが75%の可能性で勝ち上がり

 八百屋的には見た目以上にチーム間格差があるように思える。バルセロナが調子を落としているという現状を踏まえてもリバプールには厳しい相手だということは間違いない。
 最大の失敗は冬にDFを補強するどころか、ウォーノックを放出してしまったこと。守備が出来るしかも両SBが出来るDFを放出してしまったことで、LSBの守りは常に不安が付きまとう。ベニテス監督が4バックと3バックの両方を試しているのもどちらを使っても落ち着かないからだろう。ここは間違いなくリバプールの泣き所になるはずだ。
 後はクラウチ。彼が鍵を握っているだろう。バルセロナが唯一手におえないものがあるとすればクラウチの高さ。彼が本領発揮をすればバルサにとっては脅威だろう。しかし意外にハードマークを受けると何も出来なくなるというプレーの幅の狭さが今季見られており、ここが一皮剥けないと、クラウチもリバプールの武器にはなり得ないだろう。
 いずれにしても役者も経験もバルサが上と見ている八百屋。リバプールは1st legに全てを賭けるつもりで臨まないと突破は厳しいだろう。
(注:データは2/8現在のもの)

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by R-130 | 2007-02-08 06:14 | ∟UEFA CL 06-07
2007年 02月 08日
F1:2/6 ヘレステスト1日目
c0101167_222462.jpg

1. ペドロ・デ・ラ・ロサ - マクラーレン・メルセデスMP4-22 - 1:20.001 (+ 0.000 ) - 108周
2. アレキサンダー・ブルツ - ウィリアムズ・トヨタFW29 - 1:20.036 (+ 0.035 ) - 72周
3. ロバート・クビサ - BMWザウバーF1.07 - 1:20.159 (+ 0.158 ) - 46周
4. ルイス・ハミルトン - マクラーレン・メルセデスMP4-22 - 1:20.233 (+ 0.232 ) - 111周
5. キミ・ライコネン - フェラーリF2007 - 1:20.245 (+ 0.244 ) - 86周
6. ラルフ・シューマッハ - トヨタTF107 - 1:20.254 (+ 0.253 ) - 55周
7. ジェンソン・バトン - Honda RA107 - 1:20.371 (+ 0.370 ) - 99周
8. フランク・モンタニー - トヨタTF107 - 1:20.409 (+ 0.408 ) - 46周
9. ニコ・ロズベルグ - ウィリアムズ・トヨタFW29 - 1:20.525 (+ 0.524 ) - 62周
10. ルカ・バドエル - フェラーリF2007 - 1:20.666 (+ 0.665 ) - 62周
11. セバスチャン・ベッテル - BMWザウバーF1.07 - 1:20.715 (+ 0.714 ) - 51周
12. デビッド・クルサード - レッドブル・ルノーRB3 - 1:21.021 (+ 1.020 ) - 48周
13. ネルソン・ピケJr. - ルノーR27 - 1:21.264 (+ 1.263 ) - 117周
14. リカルド・ゾンタ - ルノーR27 - 1:21.392 (+ 1.391 ) - 67周
15. マーク・ウェバー - レッドブル・ルノーRB3 - 1:21.858 (+ 1.857 ) - 27周
16. クリスチャン・クリエン - Honda RA107 - 1:22.083 (+ 2.082 ) - 35周

* タイムリザルトはヘレス・サーキットより。
(文中のタイムと写真は、F1-Live.comより引用)



 6日より、昨年の上位8チームがスペインのヘレスサーキットに集結。1チーム2台体制でのテストが行われている。
 トップタイムは今回もマクラーレンが記録。デ・ラ・ロサが1分20秒001のタイムを叩き出した。しかし、今回は9台がコンマ5秒の中にひしめき合う大接戦。16位のHONDAのクリエンまでが2秒差の中にひしめき合う大混戦。このタイムがある程度信用できるものなら、今年は大混戦の予感、と、なるわけだが…果たして真相は如何に。
 ちなみに2番手にはウイリアムズの新車FW29を駆るブルツ。3番手にBMWのクビカが飛び込んできている。ウイリアムズもマシンの素性が良さそうなタイムだ。今後に期待していいかもしれない。
 
 フェラーリは体調の不良のマッサに代わりバドエルがドライブ。チームは、今回から2台のF2007を揃えた。主にマシンのトータルバランスを仕上げるテストに終始し、2台で150週近くを周回。ライコネンが5番手のタイムを記録している。
 BMWは空力パーツとセットアップのテストに終始。周回数は二人とも少ない物の、クビカが3番手と好タイム。ヴェッテルも11番手のタイム。
 TOYOTAもセットアップを中心にテスト。ただ、本家がウイリアムズに負けるというちょっと不安な立ち上がり。これがグランプリでも続くようなら…ちょっと気になる結果だ。
 ルノーはゾンタがR27を初ドライブ。本日は慣熟走行に重きを置いている。ピケJrはテストプログラムを続行。主にハンドリングを向上させるようなテストを行った模様だ。
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 一方のスパイカーもシルバーストーンでテストを敢行。アルバースがステアリングを握りおよそ200kmをノートラブルで走りぬいたようだ。明日はスーティルが引き継ぐ模様だ。
 発表会のときに比べ、やや赤みが濃い色になっているような気がするが気のせいだろうか…



■ ヴァン・デル・ガルデ、スパイカーのシートに"確信"

「俺は、契約には関わっていないんだ」
と本人はスパイカーの会見時に語ったそうだが、このままスパイカーとの契約が有効となった場合、彼はSuperAguriで沢山のマイレージを稼いでスーパーライセンスを発給してもらってからスパイカーに移る予定だったのかもしれない。まあ、SuperAguriのテスト時にトラブルで4周しか走れずその目論見は"未遂"に終わっているが…
 もしこれが本当の話なら、とんでもない奴である。まあ、ガルデのマネージャーの仕組んだことかもしれないけど、それでもとんでもないことに変わりは無いのだが… 
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by R-130 | 2007-02-08 05:11 | ∟F1 2007 Test
2007年 02月 07日
サッカー:セリエA 基本は無観客試合で17日より再開か?
■ 今週末にもセリエA再開の可能性 スタジアムに新安全基準適用へ…ISM

■ マルディーニ「観客なしでの試合はばかげた案だ」…スポーツナビ

■ カターニャGM、森本の完全移籍明言…日刊スポーツ

■ 安全確保強化で合意=伊サッカー暴動事件で=リーグ再開、大半は無観客か…時事通信

■ アウエーサポーター団体入場禁止…セリエA暴動事件…スポーツ報知

■ 安全性確保できないクラブは追放も-セリエAの暴動事件…サンケイスポーツ

■ イタリア内務相「今後は試合開催禁止か、空のスタジアムで」…ISM


 やはり、と言うべきか。セリエAの再開にあたっての規制について、大揉めに揉めている。
 現段階の報道では、基本的に以下の条件を満たさないスタジアムについては、無観客試合での再開と言うことになるそうだ。条件を満たしていれば、観客は入れて良いとの見解らしい。

・グランド内外にビデオ監視装置がついている
・観戦チケットにナンバーが記入されている
・スタジアム内に警察官の詰め所がある


 この案件を満たすスタジアムは、以下の4つしかないそうだ。

・ローマ   スタディオ・オリンピコ(ASローマ、ラツィオ)
・トリノ    スタディオ・グランデ・トリノ(トリノ)
・パレルモ レンツォ・バルベラ・スタジアム(パレルモ)
・シエナ   スタディオ・アルテミオ・フランキ(シエナ)

 原則、この4箇所以外のスタジアムで試合をする場合は、無観客となるのが現段階での報道だ。
 しかし、無観客試合については上のマルディーニやチームオーナーも一斉に反対。酷いチームオーナーになると、
「これは警官とサポーターの問題だから、試合はもちろん観客を入れて即刻再開すべきだ」
と声高に主張する人もいるらしい。もちろん、イタリアのプロディ首相は「受け入れられない」と、ばっさり切り捨てたが、この発言は、殉職された警察官のとある情報が元となっている。
 尚、殉職された警官についての続報はスポーツ報知から引用した。

◆ 死因は肝臓破裂
 暴動事件で死亡したフリッポ・ラチーティさん(享年38歳)の死因が肝臓破裂だったことが5日、分かった。当初は顔面に爆竹があたったことが死因とされていたが、4日の司法解剖の結果判明。またラチーティさんは9月のカターニャ-メッシーナ戦後の暴動の後、裁判で暴動に加わった人物に不利な証言をしており、カターニャサポーターから逆恨みされていたという説も上がっている。



 いずれにしても根深い問題であることに変わりは無く、この件を警察官とサポーターだけの問題で片付けるわけには行かないだろう。実際に暴動は起きているわけだし、現に1人の尊い命が失われている。そこに直接的にしろ間接的にしろ、"カルチョ"が関わっているわけである。
 サポーターの暴動は昨今問わず常に起きており、大多数の健全なファンの妨げになっているとしか言いようが無い。イタリア政府はもとより、FIGC(イタリアサッカー協会)とCONI(イタリア五輪委員会)は毅然とした態度でこの問題の対策に乗り出して欲しい。

 ただ一方で長期の中断による経済的打撃も深刻になることが予想される。
 もちろん、中止した分の試合の打撃もさることながら、世界各国のセリエAの"馬鹿高い"放映権を支払っているテレビ局から、損害賠償のクレームが来ることは想像に固くない。たたでさえ、カルチョスキャンダルの影響で、セリエA離れが進んでいた矢先の出来事である。

 セリエAは、今、非常に危険な常態にあると言っても過言ではないだろう。
 とにかく、フットボールで人の命が奪われるようなことがあってはならない、
 そのことだけは間違いの無い事実である。
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by R-130 | 2007-02-07 01:09 | ∟Serie A 06-07
2007年 02月 07日
サッカー:プレミアリーグ26節 レディングが絶好調 リバプール、アメリカ人グループへ売却
 今節は4強の試合を全部見たので軽く触れて、あとトピックスをいくつか。

 まず、4位アーセナルはミドルスブラとのアウェーゲーム。
 アーセナルはファン・ペルシーとフレブと言う両サイドハーフを欠く苦しい台所。リュングベリも復帰はまだで、今節はロシツキーとフラミニが両サイドハーフにつく。
 試合は後半、センデロスがヤクブをペナルティーエリア内で倒してファール。PK+黄色が妥当だと思ったが、レフェリーの判定はPK+赤。厳しい判定でアーセナル劣勢。PKも決められ、先制はミドルスブラ。
 しかし10人の劣勢にもめげずエース、アンリが数少ないチャンスを確実に物にして同点でタイムアップ。アーセナルとしては負けなかっただけでもよかったと言うべきなのだろうが、これで事実上アーセナルの優勝は無くなったと見ていいだろう。(マンUとは勝ち点17差)
 ちなみにミドルスブラは、レアル・マドリーからレンタル移籍していたウッドゲイトを完全移籍させたことを発表。ちなみにレアル時代のウッドゲイトは怪我に泣かされ2年間の在籍で出場試合数は僅か「9」だった。

 3位リバプールは、ホームでエバートンとマージーサイド・ダービー。
 前回アウェーは、0-3と完敗しているだけに雪辱をはらしたい…所だった。
 リバプールはまたしてもシステムをいじって3-4-3。クラウチ・カイト・ベラミーを3人同時に立たせて、3バックはフィナン・キャラガー・アッゲル。
 リバプールは、散々押したがエバートンのゴールをこじ開けることは出来なかった。ジェラードのFKも僅かに外れ、シャビ・アロンソのロングシュートはハワードが掻き出し、決定機にクラウチは"へなちょこキック"でファンの失望を誘っていた…
 リバプールも痛い引き分けで、首位マンUとの勝ち点差は13に広がった。
 ちなみにDICへの売却の噂が持ち上がっていたリバプールだが急転直下、アメリカ人グループに売却されることが決まった。これは、リバプールがチーム売却の話をアメリカに持っていったことにDICがキレて手を引いてしまった事がDICとこじれた原因らしい。ちなみに売却額は1100億円以上とか。チームやスタジアムを含めた総資産価値が1100億円と言うのは安いのか高いのか、金額に現実感のない八百屋にはよくわからない話だ。

 2位チェルシーは、アウェーでチャールトンとのロンドンダービー。
 チェルシーは、RSBで本日もラッサナ・ディアラがスタメン。LSBはコールの替わりにブリッジ。4-4-2のフォーメーションで、中盤はマケレレ・ミケル・ランパード・バラック。2トップはドログバ・シェフチェンコ。
 シェフチェンコが一時のスランプを脱しつつあるようだ。前半戦はまるでボールに絡めなかったシェフチェンコだったがカップ戦でゴールを挙げてコンディションも上向いてきつつあるようだ。動きも鋭さが少しではあるが戻ってきて、何よりボールに絡むようになってきた。試合の結果は0-1でチェルシーの勝利。ランパードのミドルが決勝点だったが、このゴールは、シェフチェンコがドリブルでチャールトン陣内に突っかけて行って、ディフェンスしたこぼれ球をランパードがうまく持ち直して叩き込んだミドルであった。
 後半終了間際にはテリーが交代で出場。約2ヶ月ぶりの復帰となった。モウリーニョとしては本当は2点差くらいに持って行って、もう少し早く投入したかったようだがなかなか2点目が決まらず終了間際の投入となった。
 しかし、テリー不在のディフェンスはやはり不安が残る。この日もツェフが4ヶ月前に頭蓋骨を骨折したとは思えないハイパフォーマンスで好セーブを連発。チームの勝利に大きく貢献している。
 怪我人の多いチェルシーだが、テリーも復帰間近で明るい話題も出てきた。CL、カーリングカップ、FAカップ、プレミアと超過密スケジュールが続く中、モウリーニョがどのように立て直してくるかに注目だ。
 また、場外の話題ではモウリーニョのレアル・マドリー監督就任の噂が持ち上がったがこれは本人があっさり否定。また、テリーが改めてチームを代表してモウリーニョを擁護する弁を発表。今シーズン終了での解任はありえない話だ、と言う声明を出している。

 首位マンUは、トッテナムとのアウェー戦。トッテナムが10位と言うのがこのスカッドを見る限りでは信じられないのだが…
 前半は一進一退の攻防をしていた。球際の競り合いが激しく両者の意地が見て取れる熱い試合だった。トッテナムもベルバトフの惜しいシュートがあったがこれはファン・デル・サールが掻き出し、難を逃れた。
 均衡が破れたのはもロナウドのダイブによるPK獲得だった。リプレイでも確かに接触が無く、PKの判定にトッテナムイレブンも憤慨していたが、判定は判定。ユナイテッドが先制したのが前半終了間際だった。
 後半はトッテナムも緊張の糸が切れたのか3失点。CKからヴィディッチのヘッド、ロナウドの折り返しにスコールズ、カウンターからギグスがゴールネットを揺らし、トータルスコアは0-4で、マンU圧勝。ただ、試合中にルーニーが足を負傷。ファン・デル・サールは接触プレーで鼻を骨折。交代枠3人を使い切ったマンUはオシェイを"臨時の"GKに仕立てて難を逃れている。

 この結果、首位マンUと2位チェルシーとの勝ち点差6は変わらず。3位4位は折角近づいたかに見えたがまたしても後退となってしまった。

 
 さて、前半戦のポーツマスに成り代わり、思わぬ伏兵がプレミアを盛り上げている。
 そのチームの名前は"レディング"。聞いた事無いぞそんな名前と言われたあなたは、ある意味正しいかも。06-07シーズンの昇格組である。
 年明けからは何と4勝1分の負けなし。ついにポーツマスを抜いて6位に浮上した。
 何と言っても、アイルランド勢の、ドイル・ハントらがゴールを量産しているのに加え、ここに来て、リロイ・リタが調子を上げてきて決勝ゴールを上げる勝負強さを見せている。今節は、マンCとの対戦だったがリタの2ゴールで2-0で退けている。

 ヨーロッパカップ戦にも手が届くかもしれないレディングの快進撃はいつまで続くのか?彼らの躍進ぶりから目が離せない。
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by R-130 | 2007-02-07 00:37 | ∟Premierleague 06-07
2007年 02月 06日
F1:スパイカー、新車の名前は"F8-Ⅶ"
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(写真や文中のコメントについてはF1-Live.comを参照)

 2/5(月)、シルバーストーンでスパイカーは2007年の新車を発表。
 その名は"F8-Ⅶ"だ。
 名前の由来については次のように説明があった。

 数字の“8”は、マシンに搭載されたフェラーリエンジンのシリンダー数を意味する。ちなみに市販車のC8スパイダーも8気筒エンジンを積んでいる。それに続く“VII”は、航空機メーカーとしてのスパイカーの伝統に基づくものだ。スパイカーの飛行機には、デビューした年のローマ数字が付けられている。すなわちF8-VIIは、8気筒エンジン搭載の2007年“F”モデルというわけである。

 以下、首脳陣とドライバーのコメント。

コリン・コレス(マネージングディレクター兼チーム代表)

「チームにとって、シーズン前半がチャレンジングなものになるであろうことは分かっているが、それと共にもたらした安定性によって、実質的な方向性と焦点を得られた。スパイカーがプロジェクト作業を達成しなければならないことは分かっているし、すでにチームの方向転換には着手している。第一段階としては、マイク・ガスコインの加入であり、彼がテクニカルチームを率いて、われわれの求める方向性へと導く助けになってもらうことだった」


マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)

「3カ月前に私がスパイカーに来て以来、チームを構成する人材や手順、そして資源を正しく導入するために技術部門を注意深く見てきた。すでに、イタリアの第2の風洞施設を稼働させ、献身的に取り組むメンバーのおかげで、空力資源が2倍になっている。チームとして、われわれは小規模に徐々に段階を踏むよりも、大胆な改良を施すといった重要な見方を優先させることで、さらに構造化されたアプローチを通し、将来的な計画を考えているのだ。シーズン後半にはBスペックパッケージを投入するので、その変更の結果がどうなるのか楽しみにしている」


クリスチャン・アルバース

「ドライバーとして、常に最大限の走りをしてきたけど、2006年は自分ができると思った最高のものを常に示すことができなかった。チームとは改善が必要な主要部分について、冬を通して密接に作業に取り組んだし、シーズン後半には進歩が見られると確信しているよ。マイク(ガスコイン)の加入や、追加された資源を見てもらえれば、僕らが改善しようと真剣に取り組んでいることが分かるはずだ。すでにワクワクするような発展を遂げられていると思うし、シーズン後半は、さらに期待できると思っている」


エイドリアン・スーティル

「いい気分だ。レースドライバーとして、チームの一員でいられるということは、本当にいいことだね。僕の目標はチームと共に作業し、彼らと共に次のステップへと進歩することだ。マシン開発に貢献したいし、もっと前進するために役立ちたいと思う。それに、サーキットも学ばなければいけないし、できる限りF1ビジネスについても知る必要があるね。ドライビングだけじゃなくて、プレッシャーや報道陣についても同じことが言える。でも、すべてが初体験だから、一歩ずつ乗り越えていくよ。まずは走って、多くのマイレージを稼がなきゃいけないからね」

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 ガスコインは得意のBバージョンをトルコGPでデビューさせる予定らしい。しかしこのBバージョン、それなりの成果が上がらないと金の無駄遣いになりかねないので注意が必要だ。実際去年のTOYOTAは、TF106Bがあまりパッとしなかった。まあ、TF106Aのままだと悲惨な状況になっていたかもしれない、と言う推測も成り立つがあの程度の成果では、費用対効果を考えれば非常に高くついたに違いない。
 しかしフェラーリエンジンを載せているこのスパイカーの新車。結構侮れないかもしれない。シルバーストーンでこのまま単独でシェイクダウンを済ませる予定。去年と違い、チームオーナーに迷いがないのでそれなりに資金が調達できており、ガスコインと言うベテランのデザイナーがうまく機能すれば、STRやSuperAguriを凌ぐマシンになりうる可能性も秘めている。

 また、代表のコリン・コレスは、カスタマーシャーシのSuperAguriとSTRを再び牽制するような発言をしており、場合によってはメルボルンで法的手段を用いてでも走らせない構えのようだ。
 この行動に対してFIAは、この2チームにノンタイトルでの参戦を課すか、テレビ放映権の分配金を与えない処置を講ずるかもしれない、と言う憶測が流れている。

 いずれにしろ、これで新車を発表していないのは渦中のSuperAguriとSTRのみである。
 この2チームの今後が非常に気になるところだ。
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by R-130 | 2007-02-06 23:29 | ∟F1 2007 Other issue
2007年 02月 05日
サッカー:カターニャサポーターの暴動事件でセリエAは2週にわたって試合中止に
■ ファンが暴動、警官死傷=国内リーグ、当面休止も-イタリア・サッカー…時事通信


■ イタリア代表とU-21代表の試合も中止…スポーツナビ



■ パンカリ臨時代表「サッカーをストップさせる。もうたくさんだ」…スポーツナビ



■ 完全移籍白紙?森本 最悪退団も…スポーツニッポン



■ イタリアサッカー、15日間の中断のあと観客無しで再開へ…スポーツナビ




 セリエAがまた大変なことになっている。
 カルチョ・スキャンダルという前代未聞の癒着事件の後味がまだ消えきれない時に、今度はサポーターの暴動による死者が出る騒ぎが起こったのだ。
 正直、サッカー界に於けるセリエAのイメージは大きく損なわれてしまったといっていいだろう。

 事の発端は2/2(金)のカターニャvsパレルモのシチリアダービー。
 後半13分に、審判の判定を不服としたカターニャサポーターが暴動を起こしたのが始まりとなった。
 その後試合は35分に渡って中断。警官隊も暴動を抑えるために催涙ガスを使うなどスタジアムは騒然となった。
 試合は再開後、0-1からのビハインドだったカターニャはガゼルタのゴールで追いつくが後半38分にディ・ミケーレのゴールで再度逆転を許し、1-2で敗れた。

 試合後、スタジアムに入れず、また試合の結果に不服だったサポーターが再度暴動を起こす。鉄棒や発炎筒などを持って警官を襲撃。まさに暴徒と化したカターニャサポーターは、ついに制止に入った警官を殺してしまうという(爆竹のような爆発物をパトカー内に投げ入れ、中にいた警官1名が死亡)最悪の事態に発展。他にも警官1名が重傷を負い、1命死亡、150人以上が負傷するというまさに最悪の事件へと発展してしまった。

 これによりあくまで現在の暫定処置として報じられているが、3日以降のセリエAは約2節(2週間)に渡り中止し、その後無観客試合による再開が検討されているという。また、サッカーA代表やU-21代表の試合も延期もしくは中止を発表、いまイタリア全土のセリエA、セリエBと代表関連試合が全てストップするという異常事態に陥っている。
 実はイタリアでは前の週にもアマチュアリーグで、暴動を止めようとしたチーム関係者が逆にサポーターの襲撃にあって死亡するという痛ましい事件が起きたばかりだった。


 
 ヘイゼルの悲劇、という話をご存知だろうか?少し歴の長いフットボールファンならご存知の方も多いと思うし、そのフレーズは聞いたことがある、と言う方も少なくないだろう。詳しい話の内容はこちらに譲るとして、暴徒化したサポーターが起こしたもっとも悲惨で痛ましい事件として現在にも語り継がれている。39人が死亡し、500人以上の負傷者を出したこの事件で、イングランドのクラブチームは5年間、UEFAが開催するカップ戦から追放。ベルギーは向こう10年間カップ戦の開催権利を失い、ヘイゼルスタジアムは国際試合での使用を永久に禁止される処置となった。

 フットボールは世界でももっとも競技人口が多いスポーツである。しかし、であるがために痛ましい事件も少なからず起きている。このようなサポータの暴動により、サポーターや暴動を制止しようとした第3者の死亡、また選手がサポーターの標的になった事件も珍しくない。有名な話としては、94年のW杯アメリカ大会、グループリーグのアメリカvsコロンビア戦で、自殺点をアメリカに献上してしまい当時優勝候補とも目されたコロンビアが予選で敗退。その自殺点をしてしまった、(当時)コロンビア代表DFエスコバル選手が、帰国の途に着いた空港で男女4名に銃撃され、銃弾12発を受けて死亡するというこれまた凄惨な事件が起こっている。

 文化が違い、サッカーが根付いていない日本のフットボールファンが言うのはおこがましいかもしれないがあえて言わせてもらう。

 暴力を起こしたところで何も残らない、むしろ失うものの方が大きい、と。

 欧州のフットボールの文化は日本とは違い、我々からしてみればサッカーの試合で死者なんて考えられない事態だから、この件に関して口を挟むのは違うかもしれない。
 でも、暴力は許されるべきものではない。あくまでもフットボールはスポーツである。審判の判定が如何にアマチュアであろうとも、それを司るものはスポーツであって、法でも権力でも富でもないのだ(と、信じたい)。
 どのような事態であれ、暴力に訴えることは実に愚かな事だ。暴動を起こしたところで絶対に満足など得られるものではない。

 この事件に対して、イタリアは国を挙げて毅然とした態度で臨んでもらいたい。セリエAの評価も地に墜ちるかもしれない。しかしそれも仕方のないことだ。リーガを取り巻く事実を、認識し受け止めることが必要だろう。そして、それを浄化できれば…その時は、時間がかかるかもしれないが、またあのときのような興奮がやってくるものと信じたい。

 無観客試合が現在検討されているセリエA。クラブとしては収入に大きなダメージを食らうだろうし、年間シートを確保しているサポーターからは批判が来るかもしれない。しかし、これを機に、安全な試合運営が出来る方法をより深く検討し、それが実施できる目処がつくまでは、安易に再開させるべきではないと思う。

 亡くなった警官の命に哀悼の意を捧げると同時に、今後このような痛ましい事件が起きないように祈るばかりである。



 参考までに。
 今シーズンはUEFAカップで、2件の痛ましい事件も起きている。
 1つは、暴動を起こしたパリSGのサポーターが、鎮圧しようとした警官の発砲を受けて死亡。
 1つは、オランダのフェイエノールトのサポーターがピッチに乱入して、フェイエノールトは大会から追放されている。
 また、イタリアでの過去の惨劇をまとめたサイトはこちらを参照
 
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by R-130 | 2007-02-05 01:00 | ∟Serie A 06-07