カテゴリ:∟Serie A 06-07( 15 )

2007年 05月 18日
サッカー:セリエA 06-07シーズン総括①
 まだ、リーガも終わってないのに総括も早かろう、と言われそうだが今後なかなかまとめて書けない日々が来そうな予感がするので、書けるときに書いておこうと思い今日はセリエAの総括でも。もちろん1日では全部書けるはずも無いので何回かに分けて書いていこうと思う。


■ 尋常ならざるカンピオナート わかりにくかった今年の勝ち点

 カルチョ・スキャンダルの裁定を受けて、ユベントスが創設以来初のセリエB落ち。ACミラン、フィオレンティーナ、ラツィオ、レッジーナが勝ち点マイナスからのスタート。今年のカンピオナートは日々の勝敗による勝ち点の積み重ねが、そのまま順位に反映されないという異常事態の1年だった。税金滞納や不祥事などによるペナルティーで勝ち点1-2の剥奪はこれまでもあったが、これだけ多くのチームが、しかも最大で15も勝ち点を剥奪されるカンピオナートは前代未聞である。我々は、雑誌やインターネットによる、"減算済みの"順位表を常時眺めていたわけだが、実際には勝ち点にそれぞれのチームで引き算を必要とする裏作業が発生していたのだ。


■ インテルはやはりインテル イタリアの意地を見せることすら出来ずに…

 インテルのマンチーニ監督は、殊更今年の"公平性"について主張してきた。ジャッジが公平になり、ようやく更正明大なシーズンが始まった、と。このシーズンを勝利したチームこそ真のチャンピオンだ、と。
 しかし、ユベントス不在のセリエA、そして、カルチョスキャンダルの裁定を受けて、ユベントスから、通常では放出など有り得ない主力の2人、ヴィエラとイブラヒモビッチ、を"ラッキーに"獲得しておいて、今年は公平だったと言えるのが不思議である。今年のインテルは、優勝して当たり前。イタリアだけでなく、欧州の舞台での活躍が義務付けられていた。

 しかし、優勝と言う最低ノルマは果たしたものの、セリエAと言うリーグの看板を背負って望んだチャンピオンズリーグでは、リーガ・エスパニョーラで4位付近を彷徨う"手負いの"バレンシアに、0-0,2-2ながらアウェーゴールで沈められ、去年より早いベスト16での敗退を余儀なくされた。ちなみに昨年も敗れ去った相手は、イエロー・サブマリンことビジャレアル。スペイン勢に相性が悪い、と言う言い訳では済まされないほど今年のインテルのスカッドは充実していただけに、まして、バレンシアの負傷者は多かっただけに、今年こそビッグイヤーを、なんて言われていたのもお恥ずかしいほど早期敗退の憂き目にあっている。これは、インテルがここぞと言う勝負どころにからっきし弱いと言うチームカラーが何も変わっていないことを再度全世界に知らしめたことになる。それを裏付けるように、リーグ優勝のかかったローマとの大一番ではホームで1-3で破れ、コッパ・イタリアの決勝戦でも、トータルスコアでローマに7-4と大敗を喫している。
 インテルは、やはりインテルであった。
 これが良くも悪くもインテリスタに愛され続けている所以であり、その"象徴"とも言うべき、モラッティ現オーナーはまた毎年のように"あっ"と言わせる補強を続けていくのだろう。今年、その詰めの甘さを払拭できる最大のチャンスを得たはずのインテルだったが、そのチャンスを活かす事も出来ず、インテルのまま07-08シーズンを迎えることになるのだろう。


■ あまりにも不甲斐なかったACミラン、来季は今季のような失敗は許されない

 カルチョ・スキャンダルの最中にあり、満足いく補強が出来なかった、と言うマイナス条件を鑑みても、あれだけのそうそたるメンツを抱えたミランの前半の低迷振りは、目を覆うばかりであった。
 諸悪の根源はFW陣である。
 チェルシーに新天地を求めたシェフチェンコの穴に最後まで苦しめられた。やはり、怪我で1シーズンを棒に振りその後のパフォーマンスが未知数だった、リカルド・オリヴェイラでは代役が務まるはずも無かった。
 また、年齢も進み更に怪我しがちになってしまったインザーギもシーズンを通して満足なパフォーマンスを発揮することも出来ず、一番の誤算はジラルディーノ。パルマ時代の輝きは、ミランに移籍して完全に消えうせてしまった。彼の得点王もフロックだったのでは、といわれるほど彼の評価は地に落ちようとしている。

 しかし、不振の理由はFW陣だけなのか?そうではない。
 更に問題なのは、FWにより良い形でボールを渡すことの出来ないMF陣と、点を取っても堪え切れないDF陣にもある。
 FWの得点力不足に影が隠れてしまっているが、今季のミランは中盤からいい形でFWにボールが渡るシーンが少なかった。ただ、ジラルディーノに関しては、結構いいボールが集まっていた時期もあったが、彼が全て潰してしまった感もある。
 MF陣に大事なのは、FWへの得点をとらせるようなチャンス作りである。それが、マーカーの引き付けだったり、絶妙なパスであったり、あるいは自らもちこむシュートだったり…

 しかし、今季のカカやセードルフは自身の得点能力は誇示されるものの、その他のチャンスメイクに関してはあまり機能しているとは言いがたかった。二人共、FWの得点力不足に見かねてプレースタイルを変えた、という意見も無くは無いが、彼らの後方支援なくしてFW陣は点を取ろうにも取れないという事情もあるはず。一概にFW陣の決定力不足で全ての問題を片付けてしまってはいけないように思う。

 更にスタムが抜けて更に脆弱で高齢化したDFラインも問題だっただろう。
 今年は怪我人も多く、満足にオーダーが組めない日々が続いた。
 酷いときは、ネスタ、カラーゼ、カフー、セルジーニョが戦列を離れ、前半は何とか老体にムチを打って頑張っていたマルディーニも後半怪我が多くなった。
 何とか冬のマーケットで、ラツィオからオッドを獲得してRSBの問題にはけりをつけたが、この脆弱さがリードしてそのリードを守りきれないという、ミランらしからぬ勝負弱さに前半は明け暮れることとなる。

 幸い、ネスタも復帰し、オッドもミランになれた後半からは勝ち星を重ね始め、CLでの活躍も説明の必要も無いが、前半のだらしなさは、正直呆れるばかりであった。

 来季は、勝ち点減などのペナルティーも無い全く同等の条件でのスタートとなる。今年のような体たらくぶりは許されない。名門の真の実力は、来季に試されることとなる。
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by R-130 | 2007-05-18 21:32 | ∟Serie A 06-07
2007年 04月 23日
サッカー:欧州サッカーリーグ、続々優勝が決まる
 さて、終盤戦を迎えて欧州各国のリーグ戦。今週続々優勝が決まった。

 まずは、先週ローマに勝ち損ねて優勝を花道で飾れなかったインテルは、今節アウェーでシエナと戦い、マテラッツィ2ゴールの活躍で勝利して、予定通りスクデットを飾った。ちなみに残り5試合を残してのスクデット決定はタイ記録らしく、今シーズン、予想はされていたが予想通りのインテル独走と相成った。
 前節見事にインテルの優勝を阻止したローマは、次節のローマダービーを見据えてメンバーを大きく落としたため、アタランタに2-1で敗北。アタランタ戦は後半を見ていたがなんとなんと、"ボボ"ことヴィエリがザンパーニャに替わって前線でプレー!!惜しいヘディングも放つなどなかなか存在感を見せ付けていた。
 ACミランはロナウドの2発でカリアリに快勝。5位エンポリとの勝ち点差を6とし、CL出場権の足場を固めつつある。
 フィオレンティーナはアウェーで難敵ラツィオを0-1で下し、何とかUEFA圏が見える7位に留まっている。

 フランスリーグアンでは、こちらも予定通りリヨンが6連覇と言う偉業を達成。ちなみに欧州の5大リーグ(プレミア・リーガエスパニョーラ・セリエA・ブンデスリーガ・リーグアン)で6連覇をなしえたチームは存在しないと言うことで、ひとつの偉大な記録を打ち立てたこととなった。
 しかし、記録とは裏腹にCLはベスト16で敗退と失意の多かった1年でもある。主力がこぞってメガクラブに移籍しそうなリヨン。チームの再編成をするなら今かもしれないが、果たして去年までの完成度の高いチームが作れこなせるかどうか、ウリエ監督の手腕が問われそうだ。

 中村俊輔が所属するセルティックは、キルマーノック戦での後半ロスタイム。俊輔の値千金のFK弾が決まって劇的な勝利を決め、優勝に花を添えた。今年は派遣奪回に燃えるレンジャースが序盤に混迷を極めたため、セルティックが独走で優勝。俊輔もセルティック残留に前向きと言う報道だが、彼自身の次のステップを見据えた場合、セルティックでコンスタントにプレーし続けるのがいいのか、本人が望むリーガエスパニョーラでレギュラーは確約されないチームでプレーするのがいいのかは、本人も含めて誰もわからないだろう。

 優勝は決まっていないが、プレミアの話題を少し。
 マンUがボロに敗れると言う波乱で、チェルシーが勝ち点を「1」まで縮める大きなチャンスがやってきたのだが、チェルシーは、セントジェームスパークでニューカッスルと対戦。こちらも、ジンクスを打ち破れず0-0のスコアレスドロー。マンUとの差を縮める絶好のチャンスを逃してしまった。チェルシーにとってはイタイイタイ引き分けだっただろう。
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by R-130 | 2007-04-23 11:55 | ∟Serie A 06-07
2007年 04月 20日
サッカー:セリエA23節(延期分) インテル、やはり勝負どころに弱し
 久々にセリエの記事をとりあげる。恐らく自分の記憶が正しければミラノダービー以来じゃないだろうか。
 今節の第23節はミッドウィーク開催になったのだが、これはもともとは日程として組まれていなかったものが移動してきたもの。
 そう、あのカターニャの暴動事件で延期になった第23節の残り開催分である。
 ちなみにこの第23節。目玉のインテルとローマの直接対決がそのまま延期になり残念な思いをしたのを覚えているが、それが今回、非常に意味のある1戦となって帰って来た。
 それは、インテルが、ホームサン・シーロでローマに勝利すれば、06-07シーズンのスクデットを獲得できる、と言う条件付の試合になったのだ。
 ホーム・サン・シーロでスクデットを決められ、尚且つセリエA2位、スペクタクル度ではインテルをも上回ると絶賛のローマを叩いて優勝できるとあって、インテルとしては優勝して更にチームとしての存在意義を高めたいところだろうが、果たして試合はどうなったのか?振り返りたい。


● インテル 1 --- 3 ASローマ ○  at ジュゼッペ・メアッツァ(サン・シーロ)
【得点者】 ペッロッタ('44) マテラッツィ('52)(PK) トッティ('89) カッセッティ('90+5)
【警告・退場】 フィーゴ(b) サネッティ(b) スタンコビッチ(b) マテラツツィ(b)
         マンシーニ(b) メクセス(b) ピサロ(b) ドニ(b)


■ インテル  4-4-2

    イブラヒモビッチ   アドリアーノ

          スタンコビッチ

    サネッティ        フィーゴ

           カンビアッソ

グロッソ  マテラッツィ  コルドバ  マイコン

             セーザル
【交代】
 アドリアーノ   →   クルス ('61)
 グロッソ   →   ダクール ('61)
 カンビアッソ   →   レコバ   ('90)

 いまいち自信が無いが、スタートは4-4-2のロンボ型。フィーゴが高め、サネッティが低めでプレー。後半16分に、流れを引き寄せるべく、"勝利の方程式"クルスを投入するもこれが大誤算。逆転されて踏ん切りがついたのかレコバを90分に投入するも時既に遅すぎ。この辺の采配の遅さが不満。


■ ASローマ  4-5-1

         トッティ

マンシーニ  ペッロッタ  ヴィルヘルムション

     デ・ロッシ   ピサロ

キヴ  メクセス  フェラーリ  パヌッチ

          ドニ
【交代】

 ヴィルヘルムション   →   カッセッティ   ('74)
 マンシーニ   →   ヴチニッチ   ('77)
 トッティ   →   トネット   ('90)

 キブを左サイドに回し、メクセス・フェラーリの2枚岩。フェラーリが好調なら、攻守にわたりプラスが期待できるこのフォーメーションがベストだろう。
 しかし攻撃陣は層が薄い上に、タッディ、アクイラーニが不在のため、切り札らしい切り札のないスパレッティ監督。交代も何処か渋め。ヴィルヘルムションの替えがカッセッティと言うところに層の薄さを痛感する。でも、カッセッティはちゃんとインテルの息の根を止めたから大したもんか。


 両陣営とも怪我人を抱え、ベストとはいえない。
 インテルは、クレスポ・ヴィエラ・マクスウェル。ローマは、タッディとアクイラーニ。層から考えれば、ローマにとってタッディがいないのは相当に痛い。代役はヴィルヘルムション。

 前半。
 試合の主導権を握ったのはローマ。インテルはお約束のスクデット目前の緊張感からか動きが固く、特に中盤の守備がルーズ。ローマに良い様にゲームをクリエイトされる。
 20分。トッティの強烈シュート→J・セーザルが好セーブ→こぼれ球をペッロッタ蹴りこむ→またもJ・セーザルが好セーブ。さっきセーブして、もうここにいるのか!!と言う感じのJ・セーザルのグッドセーブでインテルは難を逃れる。
 34分。デ・ロッシの浮き球のパスにペッロッタが走りこんでシュートもこれはクロスバーの上。しかしペッロッタの動き出しが絶妙。試合のキーポイントに必ず彼がいたのが印象的だった。
 39分。トッティのポストプレー。マイナスに戻したパスに、マンシーニがダイレクトでシュート。これもJ・セーザルが片手で辛うじて当てて、ポストに救われる。前半はJ・セーザルのセーブに救われた形のインテル。
 一方のインテルは攻めにやや決め手を欠き、大きなチャンスは31分、スタンコビッチがペナルティーエリアの外、左斜め45度から強烈なミドルを放つがこれはポストに当たってゴールラインを割った。その他にもグロッソとフィーゴの崩しなどがあったが決定機は作れず。
 前半も終わりがけの44分に試合後動く。
 マンシーニがバイタルエリアでためて左サイドに動くデ・ロッシへ→左サイドを駆け上がるキヴへ→グラウンダーのセンタリング→詰めていたペッロッタが押し込みゴール!!ローマ先制。ワンタッチやダイレクトのパスを織り交ぜ、インテルDF陣を翻弄、ローマらしい得点で1-0。試合が動いた。 

 後半。
 インテルがねじを巻いてきたのか反撃。
 46分。カウンターからフィーゴが左サイドを突破し、センタリング。アドリアーノに絶妙に渡るかに見えたが、これをメクセスが読みでカバーリングに入り間一髪の間で防ぐ。
 50分。疑惑のシーン。ズラタンのスルーパスにアドリアーノが反応。ドニもボールに行こうとするが間合い的には少し間に合わない。アドリアーノがもったところで、ドニとアドリアーノが接触、し・た・か・に見えた。もんどりうって倒れるアドリアーノ。主審はPKの判定。
 ガッツポーズするズラタン。アドリアーノも倒れこそしていたが顔が微妙ににやけていた。
 マンシーニを初めとするローマ選手はこれに猛抗議。マンシーニはアドリアーノのダイブを主張しすぎて主審からイエローを喰らっている。
 これで得たPKをマテラツツィが見事に決めて、インテルが同点。俄然勢いづく、かに見えた。

 ここでこの疑惑のプレーは後にアドリアーノのダイブと判定され、アドリアーノに2戦の出場停止処分が下る。これに対してインテル側は抗議しているが、ビデオで見る限り間違いなくシミュレーションであった。

 この後試合はヒートアップ。ピサロのフィーゴへのファールでちょっとした両軍のもめあいにもなり、この試合への意気込みが感じられる。
 後半は若干インテルペースか。動きが前半に比べてスムーズ、守備も中盤で機能するようになりローマに前半ほどゲームを作らせない。
 インテルの攻撃が続く。
 マイコンの右サイドからのクロス→アドリアーノヘッド→右ポストにあたりローマ救われる。
 スタンコビッチの高速クロス→ズラタン感じてはいたが若干届かずゴールならず。
 スタンコビッチまたも強烈ミドル→ドニセーブ。
 後半は、ドニが忙しい。

 しかし25分を過ぎたあたりから、両チームの運動量が減少。暑さでバテ気味か、プレーもファールで止まることが多くなってきた。
 そんな膠着状態を打破したのがローマのトッティだった。
 89分。トッティのFKがフィーゴのひじに当たって入るラッキーなゴールで再び勝ち越し、1-2。こけで事実上勝負は決まった。
 ロスタイムにはローマのカウンター。デ・ロッシが持ち込んでDFをひきつけて、右サイドのフリーのカッセッティへ。カッセッティが落ち着いて決めて1-3。インテルに引導を渡した。

 インテルは、ホームで優勝を決められないばかりか、今季初黒星を喫した。またしても、インテルは詰めを誤り、インテルらしい結果に終わってしまった。


 インテルらしい、と言ってしまえばそれまでだ。
 過去を紐解けば01-02シーズン、インテルは最終節に破れ(当時の監督はエクトル・クーペル)ユベントスにスクデットを掻っ攫われたのが記憶に新しい。これ以外にもインテルは勝負どころで悉く勝負弱さを見せ付けてくれる、"愛らしい"チームとも言える。
 しかし、だからインテルは最強にはなれないのだ。
 どれだけ優秀な選手を集めても、最後の何と言うか、メンタリティー的な部分が何か欠落しているのだ。だから今年もバレンシアに負けることなくCLは敗退していった。ここぞと言うときに何かがインテルには長きに渡り欠落している。それが今年のメンバーをもってしても打破出来なかった。
 八百屋の私見だが、これを打破する力こそ、監督に求められている資質だと思う。残念ながら今のマンチーニにはその資質は備わっていない。1-1の後、2枚換えした後うまく行かなくても模様眺めに終始してしまい、大事な勝負どころを看過してしまったのだ。90分にレコバを投入して何をしようと言うのか。この辺の腰の重さは、流れを変え得る上で致命傷だ。
 更にもうひとつ批判させてもらえれば、マンチーニ監督は今までローマの何を見てきたのだろうかと言うことだ。中盤を自由にさせすぎ、神出鬼没のペッロッタにマンマークもつけない。これで前半1点で収まったのはJ・セーザルのグッドセーブがあったから。彼がいなければ前半で0-3になっていたかもしれない。前半から明らかに監督として致命的なミスを犯していた。
 
 今季恐らくスクデットを取るであろマンチーニ監督を切る理由はどこにも見当たらないが、あえて解任し、違う監督にタクトを揮わせる方がより良いインテルになるだろう。これだけのスカッドを有しているのである。捌く人が捌けばもっと面白いチームになるはずだ。

 23節の延期は、思わぬドラマを生んでくれた。
 それは、インテルがやはり今もってしても最強ではないと言うことを知らしめる、ドラマチックな1節であったという風に八百屋は考えている。
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by R-130 | 2007-04-20 23:43 | ∟Serie A 06-07
2007年 02月 19日
サッカー:セリエA24節 ロナウドが移籍後初ゴール ローマは痛い敗北
 セリエAは24節。来週のCLを睨んで、CL出場組みは主力の温存が目立った。

 インテルはサン・シーロにカリアリを迎える。サン・シーロは突貫工事でビデオカメラなどの取り付けを行い、無観客試合対象スタジアムからは外れた。CLも通常通り観客を入れての試合となる。
 インテルは、マテラッツィ、ヴィエラ、サネッティ、アドリアーノを休養させるもカリアリを圧倒し、前半11分CKからのこぼれ球をフィーゴがズラタンにヒールパス。アウトサイドにかけたセンタリングをブルディッソがヘッドで叩き込んで先制。この1点で今日のインテルは充分だった。1-0で快勝。連勝記録は17に伸びる。
 カリアリは、前半立ち上がりにカウンターで、スアソが60メートルほどドリブル突破をかけてカポーネに見事なスルーパスを送ったが、カポーネが見事に外して先制ならず。後はインテルの一方的なペースだった。ここで先制していれば試合の流れはずいぶん変わっていただろう。また、インテルはフィーゴが久々に先発。動きも軽快でで伸び伸びプレーしていた。

 ACミランはアウェーでシエナとの1戦。
 ロナウドが先発と言うことで結構な注目が集まった試合。ロナウドがいきなり2ゴールと結果を残したのは流石だが、試合を見ていた限りなんでもないと思われる場面でミスしたりと、動きは決して良くなく、ひょっとすれば昔のような爆発的なスピードで相手を抜き去るような動きと言うのはもう期待できないのかもしれない、と思うほど絶望的な動きだった。
 しかし、ポジショニングは相変わらず見事で生粋のFWだなぁ、と思う1面も。ミラン2試合目、しかも初のスタメンでいきなりドッピエッタだからこれは評価して然るべきか。何だかローマにいた頃の晩年のバティストゥータのような感じだ。
 しかし試合そのものは非常に緊張感に欠けた試合で特に弛緩しきった両チームのDF陣には閉口。試合もシエナがミドルスブラから戻ってきたマッカローネの2得点などで3-3まで盛り返したところで終わるかと思った後半ロスタイムに、カカのCKをシエナの選手のオウンゴールで辛くもミランが勝ち越してタイムアップ。何とも最後まで締まらない試合だった。

 ローマは堅守エンポリのホームに乗り込んでの1戦。インテルを追いかける立場としてはアウェーでも負けられない試合だったが、前半4分にポッツィが先制した1点をエンポリが自慢の堅守で最後までローマの猛攻に耐えてエンポリが金星。マンシーニ、キブを温存したローマにとっては痛恨の敗北。インテルとの勝ち点差は14に拡がりスクデットは最早絶望的だろう。スパレッティは早々とCLにプライオリティを置いた用兵に切り替えるべきである。

 この結果、エンポリが4位に再浮上。5位にラツィオ、6位にACミランが上がりカターニャは7位に交代。4位エンポリと6位ミランとの勝ち点差は依然「2」のままだ。

 
 さて、カターニャの暴動事件後2節が消化。ピサヌ法の施行により、基準を満たしていないスタジアムは無観客試合が行われている。が、これはセリエAだけに関わらず、UEFA杯でも同様の措置がとられている。リヴォルノはホームのアルマンド・ピッキで無観客試合を行いエスパニョールに0-1で敗北を喫した。実は再開後の23節のキエーボvsインテル戦が無観客試合で、それを観戦していたのだが、本当に緊張感のない"練習試合"のようなカンピオナートだった。選手や監督の指示が非常にリアルに聞こえ、ボールを蹴った乾いた音がこれほどまでにテレビの音声で拾われたのは初めてのことではないだろうか。そして、点が決まっても、観衆が沸くことは絶対にない。
 実際試合は開始早々、アドリアーノがドリブルで持ち込んで強烈なミドルシュートを放ちインテルが先制したが観客の歓声は聞こえず。ポストにあたって入ったシュートで、ポストに当たった乾いた音がいつまでもこだましているような感じだった。
 リボルノの選手も歓声が聞こえないからか気合が入らなかったのだろう。アドリアーノへの守備がものすごい雑だった。

 ピサヌ法に基づいた、基準を満たさないスタジアムの無観客試合は致し方ない。もう悲劇は2度繰り返してはならないし、そのためのドラスティックな決断はむある意味必要だったし、今回はなくなられた遺族には大変失礼な表現だが、いいきっかけだったと思う。
 ここでの問題は、ピサヌ法が成立していたにもかかわらずカルチョのスタジアムにはその適用を除外していたという事実である。まさにこの法律は一番危険が高いスタジアムに適用されなければならない法律だったのに、"絵にかいたもち"でしかなかったということだ。

 ところが無観客試合が選手やサポーターにもたらす影響はことの他大きいだろう。テレビで見ていて実感したがあのような練習試合のような雰囲気で、士気が上がるはずもないだろう。週末の試合を楽しみにしていたサポーターにとっても、生きがいがなくなり生産性に影響を及ぼすようなことにも繋がるかもしれない。少し論理が飛躍しすぎたが、チームオーナーは一刻も早くホームスタジアムを改修すべきである。資金的な問題はついて回るが、このまま放置している様ではそれ以上の損害を被る可能性もあるだろう。元々実力のあるリヴォルノやカップ戦に強いパルマがこのままUEFA杯の1回戦で消える可能性は極めて高くなった。他のオーナーも対岸の火事と思わず、一刻も早く手を打つべきである。
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by R-130 | 2007-02-19 23:16 | ∟Serie A 06-07
2007年 02月 08日
サッカー:セリエA 再発防止策を政府が承認 10日よりリーガ再開へ
■ セリエAで観客の入る試合はわずか4試合…スポーツナビ
■ パンカリ臨時代表「リーグ戦は今週末から再開する」=イタリアサッカー…スポーツナビ
■ CLミランvsセルティック戦、中立地開催も=欧州CLサッカー…時事通信
■ 伊政府、再発防止法案を承認=国内リーグは10日再開-サッカー暴動事件で…時事通信
■ 伊開催の欧州CLでも無観客か…デイリースポーツ


 予定より1週早めて10日よりセリエAは再開されることとなった。
 ただ、当初の報道にあったとおり、

・スタジアムが一定の条件を満たさなければ無観客による試合を行うこと。

の他に

・当面はデーゲームによる開催
・アウェーサポーターの来場禁止

等が盛り込まれた。しかし放映権の問題もあり一刻も早く開催したいFIGCの思惑と、スタジアムを少しでも用件を満たすように改修し、2-3周後に観客を入れて再開したいクラブ側との溝は思ったよりも深いようだ。
 また、2/3と2/4に行われるはずだった22節の残りの試合は4月の中旬に延期されることが発表。カレンダーどおり10日からは23節から再開されることとなる。
 
 尚、2/21と3/16にCLのベスト16のインテル-バレンシア戦とミラン-セルティック戦が行われるが、ジュゼッペ・メアッツァ(サンシーロ)は条件を満たしていないため、無観客での試合になる。そのため中立地(フランス・スイス)での開催の可能性があるようだ。


 加速する観客離れが深刻化しているセリエA。果たして90年代に見られたようなスペクタクルなリーグ戦と世界を席捲するようなクラブチームが再び現れるようになるのか、リーガの進退をかけた再開まであと2日である。
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by R-130 | 2007-02-08 15:55 | ∟Serie A 06-07
2007年 02月 07日
サッカー:セリエA 基本は無観客試合で17日より再開か?
■ 今週末にもセリエA再開の可能性 スタジアムに新安全基準適用へ…ISM

■ マルディーニ「観客なしでの試合はばかげた案だ」…スポーツナビ

■ カターニャGM、森本の完全移籍明言…日刊スポーツ

■ 安全確保強化で合意=伊サッカー暴動事件で=リーグ再開、大半は無観客か…時事通信

■ アウエーサポーター団体入場禁止…セリエA暴動事件…スポーツ報知

■ 安全性確保できないクラブは追放も-セリエAの暴動事件…サンケイスポーツ

■ イタリア内務相「今後は試合開催禁止か、空のスタジアムで」…ISM


 やはり、と言うべきか。セリエAの再開にあたっての規制について、大揉めに揉めている。
 現段階の報道では、基本的に以下の条件を満たさないスタジアムについては、無観客試合での再開と言うことになるそうだ。条件を満たしていれば、観客は入れて良いとの見解らしい。

・グランド内外にビデオ監視装置がついている
・観戦チケットにナンバーが記入されている
・スタジアム内に警察官の詰め所がある


 この案件を満たすスタジアムは、以下の4つしかないそうだ。

・ローマ   スタディオ・オリンピコ(ASローマ、ラツィオ)
・トリノ    スタディオ・グランデ・トリノ(トリノ)
・パレルモ レンツォ・バルベラ・スタジアム(パレルモ)
・シエナ   スタディオ・アルテミオ・フランキ(シエナ)

 原則、この4箇所以外のスタジアムで試合をする場合は、無観客となるのが現段階での報道だ。
 しかし、無観客試合については上のマルディーニやチームオーナーも一斉に反対。酷いチームオーナーになると、
「これは警官とサポーターの問題だから、試合はもちろん観客を入れて即刻再開すべきだ」
と声高に主張する人もいるらしい。もちろん、イタリアのプロディ首相は「受け入れられない」と、ばっさり切り捨てたが、この発言は、殉職された警察官のとある情報が元となっている。
 尚、殉職された警官についての続報はスポーツ報知から引用した。

◆ 死因は肝臓破裂
 暴動事件で死亡したフリッポ・ラチーティさん(享年38歳)の死因が肝臓破裂だったことが5日、分かった。当初は顔面に爆竹があたったことが死因とされていたが、4日の司法解剖の結果判明。またラチーティさんは9月のカターニャ-メッシーナ戦後の暴動の後、裁判で暴動に加わった人物に不利な証言をしており、カターニャサポーターから逆恨みされていたという説も上がっている。



 いずれにしても根深い問題であることに変わりは無く、この件を警察官とサポーターだけの問題で片付けるわけには行かないだろう。実際に暴動は起きているわけだし、現に1人の尊い命が失われている。そこに直接的にしろ間接的にしろ、"カルチョ"が関わっているわけである。
 サポーターの暴動は昨今問わず常に起きており、大多数の健全なファンの妨げになっているとしか言いようが無い。イタリア政府はもとより、FIGC(イタリアサッカー協会)とCONI(イタリア五輪委員会)は毅然とした態度でこの問題の対策に乗り出して欲しい。

 ただ一方で長期の中断による経済的打撃も深刻になることが予想される。
 もちろん、中止した分の試合の打撃もさることながら、世界各国のセリエAの"馬鹿高い"放映権を支払っているテレビ局から、損害賠償のクレームが来ることは想像に固くない。たたでさえ、カルチョスキャンダルの影響で、セリエA離れが進んでいた矢先の出来事である。

 セリエAは、今、非常に危険な常態にあると言っても過言ではないだろう。
 とにかく、フットボールで人の命が奪われるようなことがあってはならない、
 そのことだけは間違いの無い事実である。
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by R-130 | 2007-02-07 01:09 | ∟Serie A 06-07
2007年 02月 05日
サッカー:カターニャサポーターの暴動事件でセリエAは2週にわたって試合中止に
■ ファンが暴動、警官死傷=国内リーグ、当面休止も-イタリア・サッカー…時事通信


■ イタリア代表とU-21代表の試合も中止…スポーツナビ



■ パンカリ臨時代表「サッカーをストップさせる。もうたくさんだ」…スポーツナビ



■ 完全移籍白紙?森本 最悪退団も…スポーツニッポン



■ イタリアサッカー、15日間の中断のあと観客無しで再開へ…スポーツナビ




 セリエAがまた大変なことになっている。
 カルチョ・スキャンダルという前代未聞の癒着事件の後味がまだ消えきれない時に、今度はサポーターの暴動による死者が出る騒ぎが起こったのだ。
 正直、サッカー界に於けるセリエAのイメージは大きく損なわれてしまったといっていいだろう。

 事の発端は2/2(金)のカターニャvsパレルモのシチリアダービー。
 後半13分に、審判の判定を不服としたカターニャサポーターが暴動を起こしたのが始まりとなった。
 その後試合は35分に渡って中断。警官隊も暴動を抑えるために催涙ガスを使うなどスタジアムは騒然となった。
 試合は再開後、0-1からのビハインドだったカターニャはガゼルタのゴールで追いつくが後半38分にディ・ミケーレのゴールで再度逆転を許し、1-2で敗れた。

 試合後、スタジアムに入れず、また試合の結果に不服だったサポーターが再度暴動を起こす。鉄棒や発炎筒などを持って警官を襲撃。まさに暴徒と化したカターニャサポーターは、ついに制止に入った警官を殺してしまうという(爆竹のような爆発物をパトカー内に投げ入れ、中にいた警官1名が死亡)最悪の事態に発展。他にも警官1名が重傷を負い、1命死亡、150人以上が負傷するというまさに最悪の事件へと発展してしまった。

 これによりあくまで現在の暫定処置として報じられているが、3日以降のセリエAは約2節(2週間)に渡り中止し、その後無観客試合による再開が検討されているという。また、サッカーA代表やU-21代表の試合も延期もしくは中止を発表、いまイタリア全土のセリエA、セリエBと代表関連試合が全てストップするという異常事態に陥っている。
 実はイタリアでは前の週にもアマチュアリーグで、暴動を止めようとしたチーム関係者が逆にサポーターの襲撃にあって死亡するという痛ましい事件が起きたばかりだった。


 
 ヘイゼルの悲劇、という話をご存知だろうか?少し歴の長いフットボールファンならご存知の方も多いと思うし、そのフレーズは聞いたことがある、と言う方も少なくないだろう。詳しい話の内容はこちらに譲るとして、暴徒化したサポーターが起こしたもっとも悲惨で痛ましい事件として現在にも語り継がれている。39人が死亡し、500人以上の負傷者を出したこの事件で、イングランドのクラブチームは5年間、UEFAが開催するカップ戦から追放。ベルギーは向こう10年間カップ戦の開催権利を失い、ヘイゼルスタジアムは国際試合での使用を永久に禁止される処置となった。

 フットボールは世界でももっとも競技人口が多いスポーツである。しかし、であるがために痛ましい事件も少なからず起きている。このようなサポータの暴動により、サポーターや暴動を制止しようとした第3者の死亡、また選手がサポーターの標的になった事件も珍しくない。有名な話としては、94年のW杯アメリカ大会、グループリーグのアメリカvsコロンビア戦で、自殺点をアメリカに献上してしまい当時優勝候補とも目されたコロンビアが予選で敗退。その自殺点をしてしまった、(当時)コロンビア代表DFエスコバル選手が、帰国の途に着いた空港で男女4名に銃撃され、銃弾12発を受けて死亡するというこれまた凄惨な事件が起こっている。

 文化が違い、サッカーが根付いていない日本のフットボールファンが言うのはおこがましいかもしれないがあえて言わせてもらう。

 暴力を起こしたところで何も残らない、むしろ失うものの方が大きい、と。

 欧州のフットボールの文化は日本とは違い、我々からしてみればサッカーの試合で死者なんて考えられない事態だから、この件に関して口を挟むのは違うかもしれない。
 でも、暴力は許されるべきものではない。あくまでもフットボールはスポーツである。審判の判定が如何にアマチュアであろうとも、それを司るものはスポーツであって、法でも権力でも富でもないのだ(と、信じたい)。
 どのような事態であれ、暴力に訴えることは実に愚かな事だ。暴動を起こしたところで絶対に満足など得られるものではない。

 この事件に対して、イタリアは国を挙げて毅然とした態度で臨んでもらいたい。セリエAの評価も地に墜ちるかもしれない。しかしそれも仕方のないことだ。リーガを取り巻く事実を、認識し受け止めることが必要だろう。そして、それを浄化できれば…その時は、時間がかかるかもしれないが、またあのときのような興奮がやってくるものと信じたい。

 無観客試合が現在検討されているセリエA。クラブとしては収入に大きなダメージを食らうだろうし、年間シートを確保しているサポーターからは批判が来るかもしれない。しかし、これを機に、安全な試合運営が出来る方法をより深く検討し、それが実施できる目処がつくまでは、安易に再開させるべきではないと思う。

 亡くなった警官の命に哀悼の意を捧げると同時に、今後このような痛ましい事件が起きないように祈るばかりである。



 参考までに。
 今シーズンはUEFAカップで、2件の痛ましい事件も起きている。
 1つは、暴動を起こしたパリSGのサポーターが、鎮圧しようとした警官の発砲を受けて死亡。
 1つは、オランダのフェイエノールトのサポーターがピッチに乱入して、フェイエノールトは大会から追放されている。
 また、イタリアでの過去の惨劇をまとめたサイトはこちらを参照
 
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by R-130 | 2007-02-05 01:00 | ∟Serie A 06-07
2007年 01月 30日
サッカー:セリエA21節 マテラッツィ、またしても頭突きを喰らう
 今節のセリエAは話題が豊富だ。
 まずはおめでたい話。

 カターニャの森本がようやく初出場を果たした。初出場したのだが後半も39分。殆ど満足にプレーできない時間である。少しでもアピールできればいいと思っていたら何と、いきなりチームを同点に導く初ゴール!!DFに体を寄せられながらもボールを失うことなくゴールを蹴りこんでいた。フィジカルに強い森本らしいゴールだ。ヴェルディ時代から、最年少最年少、と周りが少し騒ぎすぎるきらいがあったが、初出場でこの結果は見事だ。カターニャはCL戦線にとどまる貴重な勝ち点1をアウェーで獲得した。

 ラツィオがいよいよエンジン全開か!?ここ10試合5勝2敗3分と調子が上向いてきた。開幕2連敗したときはどうなるかと思ったが、オッドをミランに放出しても勢いは止まらない。この日は3位パレルモを子ども扱いして3-0で快勝。ここに来てパレルモは息切れ状態。3強から脱落しそうな様相だ。ラツィオはこれで4位浮上。3位との勝ち点差は「9」。パレルモが4位集団に吸収される可能性も出てきた。

 ACミランはパルマ相手に苦しんだが、グルギュフの投入でリズムが変わって、インザーギが貴重な1点を後半30分にゲット。この虎の子1点を守りきり、ミランが辛勝。ミランは9位ながら4位との勝ち点差は3まで縮めてきた。ミランも渋い試合運びが多い中、いよいよCL出場圏内が見えてきた。

 そして首位インテルはサンプドリア相手に快勝し14連勝。しかしこの勝利にはちょっとしたオチがついていた。
 パルマのMFのデルベッキオ(昨年確かアズーリに初召集されたはず)が、インテルのDFの"あの"マテラッツィにハードマークと暴言に切れて頭突き!!前半7分、いきなりのレッドカードで退場となった。これでサンプドリアは10人となり予定以上に苦しむ結果なりインテルは余裕の2得点、14連勝を成し遂げた。
 後付で恐縮だが、マテラツツィは多分セリエAでも頭突きを受けるだろうなぁと思っていた。まさか半年後に喰らうことになろうとは…、さすがはマテラッツィ。本人も「チームが強ければ俺はどうだっていい。」とコメント。この辺もちっとも変わってないあたり、流石である。
 尚、頭突きを食らわしたデルベッキオは3試合出場停止。マテはお咎めなしと言うことだ。
 この辺の裁量は当然といえば当然だが…どうなんだろうか?
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by R-130 | 2007-01-30 17:35 | ∟Serie A 06-07
2007年 01月 26日
サッカー:セリエA ロナウドがついにACミラン入り決定!!
 ついにロナウドがACミランに移籍する運びとなった。
 ロナウドに移籍金を払ってでも獲得する意志のあるチームはミランしかいない、と噂されていた通りの結果となった。何でも移籍については合意済みで、後はレアルとミランの間で移籍金がいくらになるかの折衝が、長い間続けられていたようだ。17-18億円で売りたいレアル側と、10億程度にとどめておきたいミラン側との激しい駆け引きがあっとされているが、結局売り損じを恐れていたレアル側が結局10億前後(推定は情報元でまちまちで9億~12億の間と見られている)で売り捌いた格好だ。
 ロナウドについての辛辣な報道は、随所でなされているのでここでは触れないが、はっきりと言えることは、ロナウドにとって、ミランでのプレーが正念場になることは間違いないだろう。彼の年齢を考えても、これが欧州の大舞台での最後のチャンスになる可能性はきわめて高い。彼のパフォーマンス次第では、来期以降放出される可能性もあるだけに、その辺を肝に銘じてプレーして欲しいものだ。
 ロナウドはかつて、ACミランの永遠のライバルであるインテルにも在籍していた。イタリアの地に馴染むのに問題は少ないだろう。また、同胞のカカやカフー、ヂダやオリベイラといった選手も在籍しており、孤立を深めることも無いだろう。後はアンチェロッティ監督や首脳陣が、いかに甘やかさずにモチベーションを引き出してミランをCL出場権を獲得できる4位に引き上げるかが今後の絶対命題となるだろう。
 もっとも、2006年W杯の酷評の中でも、3ゴールをあげたその能力に疑いの余地は無い。残念ながら今のウエイトでは、全盛期のDFを一瞬で置き去りにするようなスピードは望むべくも無いが、それでも足元の技術やシュート精度などはまだまだトップクラスのはずだ。カカやセードルフが、絶妙なパスを送ればロナウドにもまだまだ一仕事できると八百屋は確信している。また、ロナウドのコンディションが上がりコンスタントに活躍するようになれば、ロナウドのマークが厳しくなり、今までマークに苦しんでいたカカやジラルディーノ、インザーギといったスコアラーのマークが薄れて、彼らが輝きだすといった相乗効果も期待できる。
 ボッリエッロが薬物使用で出場不可能になり、ジラルディーノ、インザーギ、オリベイラもなかなか浮上のキッカケが掴めないミランFW陣。いずれにしろ、2007年のACミランの浮沈は、ロナウドがある程度握っているといっても差し支えないだろう。
 尚、前述したがミランは他にもラツィオよりSBのオッドを獲得している。

 またセリエAではないが、アストン・ヴィラ所属のチェコ代表、バロシュがフランス・リーグアンのリヨンに移籍することが決まった。フレッヂ、カリュウ、ベンゼマと立て続けにFW陣に故障が発生し層の薄さを補う格好での補強だ。
 しかし、このバロシュが面白いコメントを発表して話題を呼んでいる。

 「本当なら俺は今頃、チェルシーに移籍しているはずだった。チェルシーに移籍できなかったのは、ショーン・ライト・フィリップスがアストン・ヴィラに移籍しなかったからだ。」
と、暗にショーン・ライト・フィリップスを批判しているとも取れるようなコメントを残しながらも、
「でも、フランスの名門チームの1員になれることを誇りに思うし、自分の判断は間違っていなかったと確信している。」
とも、付け加えていた。八百屋的にも、バロシュはチェルシーに行くよりはリヨンでよかったと思っている。あのチームのプレッシャーは半端ではない。バロシュがチェルシーで成功する可能性は低かっただろう。
 しかし、モウリーニョにとっては頭の痛い話だろう。結局モウリーニョがリクエストしていたCF1人補強は、叶えられないままになりそうだ。故障者が多く、層の薄さが今後の過密日程にどう影響するか。FWはカップ戦でシェフチェンコが2ゴールと復調の兆しを見せているらしいが、今後もドログバに大車輪の活躍を求めることになりそうだ。
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by R-130 | 2007-01-26 23:59 | ∟Serie A 06-07
2007年 01月 24日
サッカー:セリエA20節 インテルは13連勝 4位争いが白熱!!
 しばらく見ていなかったセリエAも20節。インテルは13連勝で2位ローマとの勝ち点差は11に広がった。
 アーセナルvsマンUの前に、インテルvsフィオレンティーナ戦があり観戦。トニが先制したときはひょっとすると連勝も途切れるかと期待して見ていたが、スタンコビッチ、アドリアーノ、イブラヒモビッチがいずれも個人技で叩き込み(3点目のズラタンは、フレイのこぼれ球を押し込んだだけ)3-1で逆転勝ち。フレイの健闘も虚しく、ヴィオラ敗戦。インテルは13連勝。
 インテルを追うローマ。モンテッラをフルアムに放出し、タヴァーノとヴィルヘルムションを獲得。金が無いなりに戦力を立て直しつつリヴォルノの1戦に臨むも、1-1のドローでトッティ退場のおまけ付。トッティの切れる性格は相変わらずのようで…
 同じローマ勢では、オッドをACミランの奪われそうなラツィオはそのミランとの1戦。オッドをベンチから外して臨んだ1戦は、ラツィオが意地を見せて0-0のドロー。オッドはその後ACミラン入りした。
 3位パレルモはレッジーナに引き分け。今年レッジーナは良いサッカーをしていると思っていたが、またも強豪相手に引き分けを披露。スキャンダルの勝ち点マイナスが無ければなかなかいいところにつけているはず。
 インテルが勝ちながら2位以下強豪が軒並み引き分けでさらに勝ち点差は広がり、今年はもう見所はCL出場権をかけた4位争いに焦点が絞られた格好だ。

 21日の結果で暫定4位にエンポリが浮上。しかし、ミッドウィークにカターニャvsエンポリ戦があり、カターニャが勝利してカターニャが4位に浮上した。しかし、4位カターニャから13位トリノまでの勝ち点差はわずかに7。今後も4位は日替わりで変わることになるだろう。ちなみにACミランは、勝ち点24で9位タイ。カターニャとの勝ち点差は5。最短で後2週でミランは4位に浮上することも出来るが果たして4位に上がってくるのだろうか?
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by R-130 | 2007-01-24 15:32 | ∟Serie A 06-07