カテゴリ:∟F1 2006 Final( 7 )

2007年 09月 11日
F1:第13戦 イタリアGP決勝 フェラーリ、聖地で惨敗
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■ 決勝
1 F・アロンソ マクラーレン 1:18:37.806
2 L・ハミルトン マクラーレン + 6.062
3 K・ライコネン フェラーリ + 27.325
4 N・ハイドフェルド BMW + 56.562
5 R・クビサ BMW + 1:00.558
6 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1:05.810
7 H・コヴァライネン ルノー + 1:06.751
8 J・バトン ホンダ + 1:12.168
9 M・ウェーバー レッドブル + 1:15.879
10 R・バリチェロ ホンダ + 1:16.958
11 J・トゥルーリ トヨタ + 1:17.736
12 G・フィジケラ ルノー + 1 laps
13 A・ブルツ ウィリアムズ + 1 laps
14 A・デビッドソン スーパー アグリ + 1 laps
15 R・シューマッハ トヨタ + 1 laps
16 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 1 laps
17 V・リウッツィ トロロッソ + 1 laps
18 S・ヴェッテル トロロッソ + 1 laps
19 A・スーティル スパイカー + 1 laps
20 山本 左近 スパイカー + 1 laps
Did not finish
21 F・マッサ フェラーリ + 43 laps
22 D・クルサード レッドブル + 52 laps


 うーん、やってしまいました…
 フェラーリ、聖地モンツァで惨敗。
 ここまで、こっぴどくやられたのもいつぶりでしょうか?

 事前のモンツァテストが芳しくなかったので厳しい戦いになることは予想されていましたが…マッサは戦えずしてリタイア。これは現代のチャンピオンシップにはあってはならない出来事。これが今年のマクラーレンとフェラーリの決定的な差じゃないでしょうか。サーキットで有利不利が出ていて、なかなか面白いんですが、マシントラブルは圧倒的にフェラーリが多い!!去年までのマクラーレンが信じられないくらい、今年のマクラーレンは壊れない…この差だと思います。

 スタート。
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 フェラーリ勢が好スタート。マッサはハミルトンに襲い掛かり、ライコネンはハイドフェルドを早々に交わして、レティフィロで上位をうかがう体制に。
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 レティフィロでアウトから被せようとするハミルトンとインをゆずらないマッサ。
 この2人が軽く接触し、ハミルトンは軽く弾き飛ばされます。
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 しかし、ハミルトンはショートカットしたまま順位を2位に上げて(キープして?)レースに復帰。これも結構微妙。文字情報で、"ハミルトンがコーナーリングでミス"と表示されたにもかかわらず、その後審議の雰囲気は一切無し。まあ白熱しているレースに水は差さない(この程度なら)、というスチュワードの姿勢でしょうか?

 その後、レッドブルのクルサードがグランデでフロントウイングを無くしてクラッシュしSCがコースイン。
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 SCがコースアウト後も、マッサがハミルトンをしつこくチェイスするがハミルトンが抑えきる。

 レースが10周を過ぎようかと言うときに、なんとマッサがピットイン!!
 リアサスペンショントラブルでリタイアと言う、フェラーリにとっては最悪の結果。

 上位争いでは、ライコネンがソフトタイヤでスタート。その後、1ストップでハードタイヤをロングスティントで走りきるギャンブルに出る!!
 ハミルトンが2回目のストップを終えた後も、ライコネンはハミルトンの1.7秒前方を走っており、モンツァのティフォシも沸騰!!ギャンブルが吉と出たかに見えた…

 しかし、翌周にハミルトンが、タイヤの美味しいところをフルに使ってライコネンを1コーナーでねじ伏せる。ライコネンは乗り慣れないTカーでセットアップもままならず…ポイントリーダーと互角に渡り合えるだけのマシンではなかった…
 結局、アロンソ-ハミルトンの1-2フィニィッシュでイタリアGPは終了。ライコネンは何とか3位に踏みとどまり、ハミルトンとアロンソのポイント差は最少でくい止めることが出来たが、惨敗と言う言葉しか思いつかないほど、悲惨なレースだった。
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 イタリアの著名なスポーツ誌(サッカーでも有名ですね)、ガゼッタ・デロ・スポルトでは

「フェラーリのタイトル争いは終わった」
「イタリアGPの結果は、率直に言って恥ずかしい」

と、厳しい見出しがのぼっていたそうな。やはりここ一番、しかも地元で悲惨な結果には地元紙も擁護の余地なしと言うことだろうか。


 個人的に痛快だったのはルノーのフィジケラを押さえ込んでいたAD!!
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 この2チームの予算は一体いくらの差があると言うのか!!しかもモンツァで抑えられるんだからAD、頑張っていたと思います。琢磨を非難するわけではないんですが、この所予選・決勝ともADの方が安定してきています。琢磨もADに負けないように頑張って欲しいし、SuperAguriも富士に向けて、来シーズンに向けて何とか奇跡のポイントゲットをして欲しいところです。



 そして最後にちょっと暗い話。
 ラルフ・シューマッハの去就が騒がれています。
 TOYOTAは、結構シーズン中にドライバーを更迭しますよねー。過去も何回かありました。
 今年もラルフに更迭論がシーズン中盤から吹き荒れていましたが、それもいよいよ秒読みのようです。
 今回、ラルフがQ1で脱落したことでそれが決定的になったとも報じられています。
 下手すれば、今回がラルフの見納めと言う噂もあります…
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ウェバー:ラルフぅ、来年のシート決まった???
ラルフ:…
ウェバー:って言うか、今年最後まで乗れるの?
ラルフ:俺とシート変わんない?俺、レッドブルでいいや。
ウェバー:多分、ボスはお呼びじゃないね。
ラルフ:…だよねー…リチャーズに頼み込むしかないかぁ…
 
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by R-130 | 2007-09-11 18:49 | ∟F1 2006 Final
2007年 07月 23日
F1:第10戦 ヨーロッパGP決勝 雨→晴れ→そして雨…大混線を制したのは…
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■ 決勝
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time
1 F・アロンソ マクラーレン 2:06:26.358
2 F・マッサ フェラーリ + 8.155
3 M・ウェーバー レッドブル + 1:05.674
4 A・ブルツ ウィリアムズ + 1:05.937
5 D・クルサード レッドブル + 1:13.656
6 N・ハイドフェルド BMW + 1:20.298
7 R・クビサ BMW + 1:22.415
8 H・コヴァライネン ルノー + 1 laps
9 L・ハミルトン マクラーレン + 1 laps
10 G・フィジケラ ルノー + 1 laps
11 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
12 A・デビッドソン スーパー アグリ + 1 laps
13 J・トゥルーリ トヨタ + 1 laps
Did not finish
14 K・ライコネン フェラーリ + 24 laps
15 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 40 laps
16 R・シューマッハ トヨタ + 41 laps
17 M・ヴィンケルホック スパイカー + 46 laps
18 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 58 laps
19 V・リウッツィ トロロッソ + 58 laps
20 S・スピード トロロッソ + 58 laps
21 A・スーティル スパイカー + 58 laps
22 J・バトン ホンダ + 58 laps


 ハミルトンのクラッシュと言う尋常ならざる雰囲気で幕を開けたヨーロッパGP。
 その不穏な流れはレースも続いていましたね。

 決勝前にF1-Live.comとGP Update.netのニュースを斜め読みしていたら
「決勝は雨の予報」
なんてニュースがありました。これまでも雨の予報はヨーロッパラウンド各地でありましたが結局降らなかったので、またまたそんな…と読み流していましたが…

 降りました、それも2回も(^^ゞ



 スタート。
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 もうこの時点でかなりの雨が降り始めた中でのスタート。
 マッサが抜群のスタートで2番手のアロンソを抜いて、フェラーリの1-2体制に。ハミルトンは10位から脅威のロケットスタートで1コーナー後には6位まで順位を上げ、BMWの2台の接触で2コーナーを立ち上がった時には…アロンソの真後ろ4番手までポジションを回復。本当に驚異的。

 しかしその後接触かなんかでレーススピードを回復できずに後方に埋もれていく。


 1周で雨の強さに各車がたまらずピットインしようとする中、先頭のライコネンに"第1の"アクシデント発生。
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 ピットロードのコーナーを曲がりきれずにオーバーランしてしまい、なんとホームストレートに"戻されてしまうアクシデント"発生。土砂降りの中1周をドライタイヤでの走行を強いられ7位まで順位を落とす。
 

 その後は土砂降りになり、各コーナーで飛び出したり接触が続出。
 特に川ができてしまった1コーナーは、土砂降りの視界不良とハイドロプレーニングで、
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 バトンを皮切りに、
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 ハミルトン、スーティル、スピード、ロズベルグ、
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 レースをホールドしようとしたSCのおかまをあわや掘らんとする激しいスピードで突っ込むリウッツィ。ちなみに車両を撤去しようとしたクレーン車に軽くヒット。そして最後にAD。
 ハミルトンとADはレースに復帰したが、5台が1コーナーのハイドロプレーニングでサーキットから姿を消した。


 3周終了後に赤旗中断。
 長い中断後(20分強)、SCホールドの元レースが再開。
 周回遅れをゲインして最後尾につけたハミルトンがここでギャンブル。
 SCがoutする直前のタイミングで誰よりも早くドライタイヤにスイッチしたのだ!!
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 しかしこれはギャンブルが過ぎた。
 各車が続々ハミルトンを周回遅れにしていく。
 3周後には路面コンディションがドライに回復してハミルトンが誰よりも早く競争力を回復したが、その3周の間のビハインドは非常に大きく、結局ハミルトンは連続表彰台記録も途切れ、ポイントも獲得できなかった。しかしレースペースは非常によかったのでクラッシュの影響は感じさせなかったのがすごい。次戦以降に期待したい。


 そしてニュルの悪魔はまたしてもライコネンを襲う。
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 レース再開後、7位から3位までポジションを回復し、アロンソに肉薄してから、徐々に離され始めたので何かトラブルかと思ったら、ここで"第2のアクシデント"。ストップしてしまった。ギアボックストラブルだろうか?リリースがまだ出ていないのであまり書けないが、これで痛恨のノーポイント2戦目。ホント、ライコネンはついていないとしか言いようが無い。


 そして、ニュルの悪魔はまたも気まぐれを見せる。
 なんと残り10周でまた雨が降り出したのだ。
 これを味方につけたのがアロンソ。
 雨が降る前までマッサの5秒後を走っていたのが、雨が降ってタイヤをチェンジしてから猛追。一気にギャップを縮めて、
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 6コーナーでパス。両者は軽く接触した。


 予選のミス、スタートでフェラーリ2台に前を行かれた後もミス無いレースで、好位置に就けて、最後のチャンスをしっかりつかんだアロンソがモナコGP以来の今シーズン3勝目。
 ドライでは圧倒的な速さを見せ付けながら、ウエットではセットの決まらなかったのが致命傷になったマッサが2位。3位にはSC後はステディな走りで後続を抑えきったレッドブルのウェバーが3位に入賞した。荒れたレースには強さを見せるヴルツが、ウェバーに僅差の4位。スタートをフルタンクで走ったクルサードが5位。序盤に接触したBMW勢は6位ハイドフェルド、7位クビカと滑り込み、何とか地元の維持を見せ、8位に最後レインに素早くチェンし背するギャンブルを見せて何とか滑り込んだコヴァライネン。完走13台の荒れたレースだった。

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 アロンソがレース終了後、カメラにアピール。
「こんな走り(ぶつけてくるような)しちゃいけないよな」

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 ポディウム前に、2人がちょっとした口論に。
 イタリア語で激しくバトル。
 でも、プレスカンファレンスでは、アロンソはしおらしくしていましたけど(笑)
 マッサは怒りが収まらないのか憮然としていましたね。

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 ポディウムのプレゼンテーターはミハエル。
 さっきまでフェラーリのフリース着てたような…って言うかこういうのあり?
 ロン爺が
「ほら、引退しないでマクラーレンに来ればよかっただろう?」
って、ミハエルに…言うわけないか。


 "これからのチャンピオンシップは経験が物を言う"
 と言い放ったアロンソが、その言葉を体現したかのようなレース運びで優勝。
 ライコネンはまたしても痛恨のリタイア、2戦目のノーポイント。
 ハミルトンは、連続表彰台はおろかポイント記録も途切れる今年初のノーポイント。
 マッサは手中に仕掛けた優勝が手のひらからこぼれる2位…

 2強4人にとって悲喜こもごものレースとなりました。
 しかしドライバーズポイントは

1位  ハミルトン  70pts
2位  アロンソ   68pts
3位  マッサ    59pts
4位  ライコネン  52pts

 となりました。展開的にはライコネンは最低でも6ポイントは欲しかったでしょうね。それでも大きくハミルトンとの差を詰めることができましたから。このライコネンのリタイアは、チャンピオンシップに大きな影響を与えることは間違いないでしょうね。


 さて、次戦は、HONDAが第3期F1活動で初優勝を遂げたハンガリーGPです。
 流石にHONDAに昨年の再現は望むべくもないですが、この2強4人の熱いバトルはこれからも見逃せないですね。
 浜島さんも、ハンガリーにはエクストラソフトを投入すると明言しました。このエクストラソフトを上手に使いこなせたチームが、勝利に近づけるような気がします。
 また2週後が楽しみでなりません。



 最後にお詫び。
 ヨーロッパGP予選のエントリーで、クラッシュした時のハミルトンの足のバタバタを、「体の無事の確認」と書きましたが、本人のコメントで「自分自身のミスだと思い、悔しくてああいうリアクションを取った」と言うことだったそうです。
 お詫びして訂正いたします。

 …そんな余裕あるならもっと安心させてくれよ。
 ホントに心配したぞ。  
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by R-130 | 2007-07-23 01:36 | ∟F1 2006 Final
2007年 07月 11日
F1:第9戦 イギリスGP決勝 ライコネン連勝!!マクラーレンのWエースを撃墜!!
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■ 決勝
1 K・ライコネン フェラーリ 1:21:43.074
2 F・アロンソ マクラーレン + 2.400
3 L・ハミルトン マクラーレン + 39.300
4 R・クビサ BMW + 53.300
5 F・マッサ フェラーリ + 54.000
6 N・ハイドフェルド BMW + 56.300
7 H・コヴァライネン ルノー + 1 laps
8 G・フィジケラ ルノー + 1 laps
9 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
10 J・バトン ホンダ + 1 laps
11 D・クルサード レッドブル + 1 laps
12 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1 laps
13 A・ブルツ ウィリアムズ + 1 laps
14 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 2 laps
15 C・アルバース スパイカー + 2 laps
Did not finish
16 V・リウッツィ トロロッソ + 6 laps
17 J・トゥルーリ トヨタ + 16 laps
18 A・デビッドソン スーパー アグリ + 24 laps
19 S・スピード トロロッソ + 30 laps
20 R・シューマッハ トヨタ + 37 laps
21 A・スーティル スパイカー + 43 laps
22 M・ウェーバー レッドブル + 51 laps


◇ 自身母国グランプリ予選でポールを取ったハミルトンと、ミスったライコネンの"僅差"

 ハミルトンフィーバーに沸くイギリスGP。
 まさかこのルーキーが、ポイントリーダーで凱旋するなんて誰が思ったであろうか。
 90年代のナイジェル・マンセル以来のファンの大騒ぎ振り、そしてどこでも注目されるハミルトン。どれだけ若いにしては落ち着いても、逸材であっても、力が入らないわけがない。
 アロンソがマイペースで着々とセットアップをこなしていくのとは対照的に、FPでもタイムを出そうとしたハミルトン。必然、母国GPと言うことでプライオリティーのあるハミルトンは燃料を軽めに設定してP.P.を狙った。
 一方のフェラーリ勢は、今回も気温・路面温度ともそれ程上がらない"フェラーリ寄り"のコンディションの中、ロングランと予選セッティングをしっかり煮詰める。そしてハードではなく、ミディアムでもロングランで美味しく走れるという自信を深めて予選に臨む。

 結果は予定通りハミルトンがP.P.。ライコネンは最終コーナーでタイヤ1個分外に膨らんでタイムロスをし、僅差の2番手につけた。しかし、搭載ガソリン量の差やミディアムでロングランが出来る強みを考えれば、その差は無いに等しかった。



◇ マッサがまさかのエンジンストール、ハミルトンはライコネンを突き放せず

 フォーメーションラップが終わろうかとしたとき、突如ピットロードのマーシャルがイエローフラッグを激しく振り始めた。
 誰か、エンジンストールでもしたのか?
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 その答えはマッサだった。
 予選は珍しくライコネンより重く積み、予定通り4番手を獲得。しかし1回目のピットを出るときにはフェラーリの1-2体制…を目論んでいたフェラーリ陣営の戦略はあっけなく崩壊。エクストラフォーメーションラップの開始で、マッサはピットスタートに。

 スタート。
 レコードラインの2番手ライコネンの動き出しが良い。
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 しかし、ハミルトンがアウトにすっと車を寄せて被せ、ライコネンの進出を阻止。
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 1位ハミルトン、2位ライコネン、3位アロンソで1コーナーへ。

 マッサは最後尾から怒涛の追い上げを見せる。
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 最終的にはクビカの真後ろの5位まで追い上げてチェッカー。アグレッシブな走りで我々を魅せてくれた。

 北米ラウンドの頃のマクラーレンなら、スタートしてから1周でコンマ5-1秒位後方を離していくのが常だった。
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 しかし今回は全く逃げられない。
 ライコネンが常に1秒程度のギャップでハミルトンの後方につき、10周目以降はハミルトンを追い立てまわす。
"いつでも抜けるぞ"
そう言わんばかりのドライブである。

 予定通り軽かったハミルトンが早めにピットへ。
 ここで、ハミルトン、プレッシャーか気が焦ってロリポップが上がらないのにマシンを走らせようとして、若干タイムロス。
 その間にライコネンが驚異的なペースでハミルトンとの差をつけ、9秒の給油をしてもハミルトンの前で戻ることに成功した。



◇ アロンソのギャンブル発動!!しかしレースを制したのは…

 しかし、レースとは面白いもので、ハミルトンがライコネンの相手にならないとなった途端、今度はアロンソがライコネンに襲い掛かる。
 アロンソはライコネンが止まった次の周にピットに入ってロスタイムは6秒ちょっと!!アロンソよりロスタイムを3秒削って何とアロンソがライコネンの前に出る!!アロンソはギャンブルに打って出た!!
 その後タイムがコンマ5近くずつ開いていく…が、段々開くタイム差が縮まっていく。コンマ5が3になり1になり…
 アロンソとライコネンのギャップが5秒になったところでそれ以上差が開かなくなった。もうすぐピットに入らんとするアロンソと、まだガスを積んでいるライコネンのラップタイムが同等なのである。5秒のマージンもあってないようなものだった。

 アロンソがピットに消えた後、またしてもライコネンは驚異的なペースアップでアロンソのギャップを削り取り、アロンソが入った6周後、ライコネンが2回目のピットを出た後、2秒のギャップを築いてコースに復帰した。
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ライコネンの見事な勝利、しかも連勝!!
2005年の、あの速かったマクラーレン時代のライコネンを髣髴とさせる、強い、勝負どころをしっかり抑えた文句なしの速さだった。

 地元GPのプレッシャーに潰されたハミルトン。
 ギャンブルに負けたアロンソ。
 そして速く強かったライコネン、(マッサもトラブルが無ければこの二人を交わしていただろう)

 北米では銀組の足元にも及ばなかった赤組が、
 今や銀組が赤組の引き立て役となっている!!

 今後がますます楽しみなグランプリ折り返し地点だった。

 


 
 
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by R-130 | 2007-07-11 01:25 | ∟F1 2006 Final
2006年 08月 09日
F1:HONDA、39年ぶりに頂点へ!!バトンも初優勝!!
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 ついに、ついにHONDAがやってくれましたよぉぉぉ!!(号泣)

HONDA単体で39年ぶり

エンジン・サプライヤー時代から数えれば14年ぶり

祝!!優勝!!!!おめでとう!!!!
PAN!( ^-^)∠※.。・:*:・゜`☆、。・:*:・゜`★ バトン初優勝おまけ付


 いやあ、祝杯あげました、1人ですけど(^^ゞ
 リプレイ見ながら、焼酎飲んで酔いちくれました(*^_^*)
 F1見るとき、絶対お酒は飲まないんですが、流石にビデオだし、めでたいしいいかぁ、と思って飲みました!!
 美味しかったし、嬉しかったよぉおぉぉぉ。

 HONDAの方には謝らなければなりません。
 今年は(優勝してほしいと願っていた気持ちを)あきらめます的な発言、本当にごめんなさいm(__)m
 諦めちゃあいかんですね。諦めたらそこで全てが終わる。
 諦めなかったからこそ、HONDAは優勝できた!!そう思ってやみません。

 それでは、バトン+HONDA中心のレースリビュー、行って見よおぉ~(^o^)丿



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 予選は4位のタイムながら、エンジン交換でグリッドは14位だったんですね。
 最初はこんな中を掻き分けながら走っていました。
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 しかし、3周目にはクルサードをパスして8位ポイント圏内に。
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 7周目には、ミハエルを交わして4位につけます!!アロンソがいて目立ちませんでしたが、実は結構凄い走りだったんです!!
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 そして、例のクラッシュでSCが入り2位まで上昇。SCが抜けた後、1位アロンソとのタイムは9秒あったはずなんですが…
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 44周目にはその差も0.8秒に!!すさまじい追い上げ!!
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 47周目に、給油のみのピットイン。
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 しかしその後もファステストを連発。恐らくアロンソがコース上に残っていたとしても、バトンが優勝していたでしょう。それほど、今回のHONDAは速かった。
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 55周目にはドライタイヤに替えるためだけにピットインするも首位は明け渡さず、
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 70周目には2位40秒の大差をつけました!!エンジン・トラブルだけは本当に心配で心配でたまりませんでしたが…
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 ついにファイナル・ラップ!!凛々しい"Don't Walk."
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 最終コーナーでは、喜びを押さえきれず早くもガッツポーズ!!
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 そして、栄光のトップチェッカー!!バトンやHONDAのクルーには様々な思いが去来したことでしょう!!
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 喜びを爆発させるクルー。
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 感涙に咽ぶクルー。
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 パレードラップをバトンはどんな思いで、走らせていたのでしょうか?
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 車を降りて、まずはニック・フライ代表のところへ!!
 そうか…ニック・フライなんだ…(# ̄З ̄) ブツブツ
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 こんなバトンの顔、見たこと無いです。最近暗かったもんなぁ…
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 イングランド国旗も揺れる中、いよいよポディウムの中央へ。
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 お父さんのジョン・バトンも見つめる中…
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 ポディウムの中央へ!!コンストラクター1位の国歌は勿論"君が代"!! 
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 本田技研工業の福井社長も楯を授与され、本当に嬉しそう!!この後、バトンは福井社長とがっちり握手!!
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 そしてついにシャンパンファイト!!
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 皆から、シャンパンかけられまくり!!
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 トップスリーも、本当に新鮮な顔ぶれでした。
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 プレカンでも終始笑顔のバトン。当然ですね!!


 第13戦ハンガリーGPは、HONDA、そしてバトンの優勝。バリチェロは4位入賞で、HONDAの"1-4"で幕を閉じました。
 優勝は優勝。この事実に、けちはつけられません。しかもSCに助けられた展開ではありましたが、決して棚ぼた勝利ではなかったと思います。ただ、じゃあ100%実力かといえば…層ではない部分もあったと思います。
 やはり、今回はウェットだったことが大きかったと思います。
 戦前、HONDAはMIのロングランでは不安定であることが、グランプリウイーク中ずっと指摘されていました。しかし、本番はウェットセッションになったことで、その弱点が帳消しになり、文字通り"水を得た魚"になっていました。
 次は、是非ドライコンディションで、フェラーリ・ルノーを打ち負かしてほしい。
 今年はちょっと無理かもしれない。でも、できれば今年、無理なら来期以降。必ずコンストラクターズチャンピオン争いが出来る車を仕上げてほしい。八百屋はそう願わずにはいられません。
 でも今日は、ああだこうだ言うのは野暮ですね!!
 HONDA、39年ぶりの優勝本当におめでとうございます。
 現場のスタッフの方も、研究所のスタッフの方も、本当にお疲れ様でしたm(__)m

 
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by R-130 | 2006-08-09 00:56 | ∟F1 2006 Final
2006年 08月 08日
F1:第13戦ハンガリーGP決勝 ミハエル、ギャンブルに敗れる…
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決勝結果 . .
順位 No. ドライバー チーム トータルタイム 周回 平均速度 (km/h) 最高位
1 12 J.バトン Honda 1:52'20.941 70 163.773 1
2 4 P.デ・ラ・ロサ マクラーレン・メルセデス 1:52'51.778 70 163.027 2
3 16 N.ハイドフェルド ザウバーBMW 1:53'04.763 70 162.715 2
4 11 R.バリチェッロ Honda 1:53'06.146 70 162.682 2
5 14 D.クルサード RBRフェラーリ 1:52'42.055 69 160.929 5
6 7 R.シューマッハ トヨタ 1:53'05.344 69 160.377 6
7 6 F.マッサ フェラーリ 1:53'24.702 69 159.921 7
8 5 M.シューマッハ フェラーリ 1:49'09.799 67 161.328 2
9 18 T.モンテイロ MF1トヨタ 1:53'15.391 67 155.498 10
10 19 C.アルバース MF1トヨタ 1:53'19.136 67 155.412 11
11 21 S.スピード STRコスワース 1:53'32.755 66 152.786 10
12 8 J.トゥルーリ トヨタ 1:47'35.019 65 158.811 9
13 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI Honda 1:52'23.674 65 152.013 13
1 F.アロンソ ルノー メカニカル 51 158.951 1
3 K.ライッコネン マクラーレン・メルセデス アクシデント 25 161.418 1
20 V.リウッツィ STRコスワース アクシデント 25 152.849 12
10 N.ロズベルグ ウィリアムズ・コスワース 電気系 19 153.146 14
2 G.フィジケラ ルノー スピンオフ 18 159.660 4
15 C.クリエン RBRフェラーリ スピンオフ 6 149.340 16
9 M.ウェーバー ウィリアムズ・コスワース アクシデント 1 129.350 17
23 山本左近 SUPER AGURI Honda エンジン 0 0.000 -

■ クビカは車両重量規定違反で、7位リザルト抹消。ミハエル以下が順位繰上げのため、ミハエルが8位で1ポイント獲得

DRIVERS CHAMPIONSHIP STANDINGS
--01 F.アロンソ(ルノー) 100                      
--02 M.シューマッハ(フェラーリ) 90                      
--03 F.マッサ(フェラーリ) 52
--04 G.フィジケラ(ルノー) 49
--05 K.ライコネン(マクラーレン・メルセデス) 49                
↑06 J.バトン(Honda) 31
↓07 J-P.モントーヤ(マクラーレン・メルセデス) 26                      
--08 R.バリチェッロ(Honda) 24                      
↑09 N.ハイドフェルド(ザウバーBMW) 19                      
↑10 D.クルサード(RBRフェラーリ) 14
↓11 R.シューマッハ(トヨタ) 13
↑12 P.デ・ラ・ロサ(マクラーレン・メルセデス) 10
↓13 J.トゥルーリ(トヨタ) 10
↓14 J.ビルヌーブ(ザウバーBMW) 7                      
↓15 M.ウェーバー(ウィリアムズ・コスワース) 6                      
↓16 N.ロズベルグ(ウィリアムズ・コスワース) 4                      
--17 C.クリエン(RBRフェラーリ) 2                      
--18 V.リウッツィ(トーロ・ロッソ・コスワース) 1

CONSTRUCTORS CHAMPIONSHIP STANDINGS
--01 RENAULT 149
--02 FERRARI 142
--03 McLAREN 85
--04 HONDA 52
--05 TOYOTA 26
--06 BMW SAUBER 20
--07 RED BULL 16
--08 WILLIAMS 10
--09 TORO ROSSO 1

結果についてはF1-Live.comを参照


(注:文中のタイヤの表記について、スタンダードウェット=インターミディエイト、ヘビーウェット=ウェットのタイヤを指します。ご了承ください。)
 決勝が行われる1時間ほど前に、激しい雨に見舞われたハンガロリンクは、今年初のウェットコンディションでのスタート。ウェットレースが宣言されたが、決勝前に雨は上がったので、SC先導によるローリングスタートは見送られた。
 タイヤは、バリチェロがウェット以外、全車インターミディエイトをチョイス。バリチェロのタイムに注目が集まった。

スタート。
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 激しいウォータースクリーンを巻き上げていく中、ライコネンは好スタート。後続は、ポジションの出入りが激しい。その中で、ミハエルは、スタートでジャンプアップに成功。11位スタートだったが1周する前に、マッサまで交わして4位辺りまで一気に上げてきた。
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 しかし、更に圧巻だったのはアロンソ!!15位スタートからスタートで5台交わして、その後も色々なコーナーでオーバーテイクショーを展開。重タン+ウェットコンディションで、トラクションにも好影響を与え、コーナーの出口で一気に差を縮めて抜きまくるシーンを展開。
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 1周目の最終コーナーで、マッサのインに車体をねじ込み、
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 2周目にはフィジコを抜き去り5位。
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 3周目にはミハエルの背後に迫り、
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 4周目には、抵抗するミハエルを子ども扱いして4位まで奪還。恐るべき速さで、順位を4位まで上げてきた。
 残念ながら、コース上の水量の多い状態では、MIのインターミディエイトの方が速いようだ。ウェットに強いミハエルが、驚異的なマシンコントロールで5位にとどめる中、マッサはスピンを繰り返してタイヤを痛めて更に順位を落とし、ウェバーはスピンで早々にリタイア。トヨタ勢は、中位に埋もれて国際映像になかなか映らない。レース序盤は、MI勢の独壇場だった。
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 さて、唯一ウェットでスタートしたバリチェロ。最初の1-2周はライコネンに迫る走りを見せたが、水量が減っていくと一気にパフォーマンスが落ちて5周目にデ・ラ・ロサにパスされる。これで、マクラーレンは1-2体勢。
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 6周目には我慢できずに、インターミディエイトへ。バリチェロも順位を落とす。
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 ミハエルはペースが上がらず、8周目から延々フィジコに追い回されるがそこはウェットに強いミハエル。マシンのハンデを腕でカバー。5位を死守する。
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 そんな後続のドタバタを他所に、ライコネンは独走。アロンソとの事実上の首位争いに。
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 アロンソはついにデ・ラ・ロサの背後に迫り2位を窺う。
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 この辺りから、また雨が降り始め、乾きつつあり徐々に良くなり始めたBS勢はまたしてもタイムががくんと落ち、フィジコと再びやりあいに。ミハエルは、必至にフィジコを抑える。しかし、最終コーナーでインにねじ込まれ、ホームストレートへ。
 ストレートではフェラーリエンジンが伸び、インにフィジコ、アウトにミハエルが併走するような形で1コーナーへ。インサイドを死守したフィジコは、若干ラインが苦しく、アウトに膨らむ。そこにクロスラインでインに差し込もうとしたミハエルだが…
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クロスラインをとろうとしたときに、インの縁石に乗り上げて滑ってしまい、フイジコと接触!!フロントウィングを破損してピットへ。8位まで転落する。
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 マクラーレン勢が、揃ってピットに入った関係で、15位スタートのアロンソが、混乱の間隙を突きつつも、大胆且つ繊細な走りでついにトップへ!!こんな展開を一体誰が予想しただろうか!!アロンソは、ファステストラップを連発しながら後続に差をつけにかかる。
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 チームプレーが大事なフイジコ、コースアウトしてリタイア。コンストラクターズ争いでも、マッサが沈んでいただけに、また差をつけるチャンスだったのに勿体無い…
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 快調に飛ばすアロンソと、降雨でタイムの上がらないBS勢。ついにはアロンソがミハエルをラップする。ミハエル、多少抵抗を見せるも、あまりこれが長く続くようだとペナルティーの対象になるので大人しく道を譲る。この後アロンソがピットに入った後…ついにハンガリーGPの本当のドラマの幕が切って落とされた!!
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 27周目。周回遅れのリウッツィとライコネンが接触!!パーツがいたるところに散乱!!
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当然SCが入る。この間に、各車バタバタとピットインする中、序盤にピットインしていたHONDAのバトンはステイアウトし、2位にジャンプアップ!!
 そして、アロンソのSC直前のピットのおかけで、周回遅れから同一ラップに戻り、SCの介入で大きなギャップが帳消しに!!ミハエルはツキがあった。
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31周目、SCアウト。1位アロンソと、2位バトンの間には、5-6台のバックマーカーが存在し、バトンがバックマーカーを処理する間に、アロンソが大きく差を広げるだろうと誰もが予想した。
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 実際、バトンの目の前がクリアになる34周目までの間に、アロンソはバトンに9秒のギャップを築く。
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 ところが、その2周後。アロンソとバトンのギャップは5秒へ…バトンの猛追が始まる!!
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 SCがアウトした辺りからレコードラインが乾き始めた!!
 ここにチャンピオン争いの主役ミハエルが、乾き始めた路面を味方にオーバーテイクショーを始める。まずはクルサード。
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 更にハイドフェルド。もりもり順位を回復して4位に。更にファステストを叩きながら上位に迫る。
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 47周目、ミハエルは給油のみピットへ。もう少しガソリン搭載量が多ければ、また違った展開になっていたと思われるが…
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 そして、更にドラマは続く。
 52周目、アロンソピットイン。タイヤはドライにチェンジ。
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 ピットアウトして、コースインした1コーナーでアロンソふらつく。この段階では、スリックタイヤでコースインしたため、少し足元をすくわれただけだろうと誰もが思ったと思うが…
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 嗚呼…チャンピオン争いにつきものの、"ナット外れ"…
 91年、故A・セナとタイトルを争うナイジェル・マンセルを思い出してしまった…
 あの時は、ピットの所定外の場所で作業してマシンを送り出してしまったため、失格だったっけか…呪われし、チャンピオン争いとナット外れ…恐るべし
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 アロンソ、右リアの安定性を欠いたマシンで2コーナーを直進しクラッシュ!!今季初リタイア!!優勝に一番近かった男が、まさかの形でレースを終えた。チームのミスなのか、それとも右リアに何らかのトラブルがあったのか?いずれにしろ、アロンソはノー・ポイント。残るは優勝争いと、ミハエルが"何点取るか"に注目が集まった。
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 そのミハエルはタイヤを替えないギャンブルに出た!!インターミディエイトのまま、2位を死守する作戦に出たのだ!!意地でも8ポイント稼いで、アロンソとの差を「3」まで縮めるつもりだ!!俄然盛り上がりを見せるレース終盤。
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 しかし、急速に乾いてきたコース上。スリックのデ・ラ・ロサが1周2秒以上速いタイムでミハエルに迫る!!
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 63周目にはデ・ラ・ロサがミハエルの背後に!!3周ほど抵抗するも…
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 66周目にパスされ、さらに間髪いれず今度はハイドフェルドが背後へ…
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 68周目、ハイドフェルドにパスされる。この時、右フロントが接触して、ミハエルの車は操舵不能へ…ミハエルもまさかのリタイア!!アロンソとのポイント差を縮める絶好の機会を失った。
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 なんてこったい…
 ピットクルーも頭を抱える。


 結局レースは、HONDAのバトンが初優勝!!
 HONDAも第3期参戦では初優勝。エンジンサプライヤー時代からは14年ぶり、オールインワンのHONDA時代からは実に39年ぶりの優勝となった!!


 ミハエルは、アロンソとのポイントを縮める最大のチャンスを逸した。
 これについては、賛否両論あると思う。
 しかし、ひとつだけ言えるのは

ミハエルは、ワールドチャンピオンのタイトルを熱望している

 と、言う事だろう。
 クレバーに考えれば、ドライタイヤを替えるなり、インターミディエイトでコースにとどまっても他車と接触するようなドライビングは避けるなどの対処はあったはずだ。現在のF1においては、チームはそのようなドライビングをドライバーに要求する。
 しかし、ミハエルは違った。7度のワールドチャンピオンになった男が、8点のために大博打に出たのだ。結果は最悪だったが、真のレーサーの選択だったと八百屋は思っている。こんなドライビングが見たくて、我々はF1を見ているんだとつくづく思った。

 大人しく走って5点取るより、賭けで8点を手に入れる…

賛否両論あると思うが、このような勝負を見せてくれたミハエルに八百屋は感謝したい。
クビカの失格で、順位が繰り上がり1ポイントを獲得したミハエルは、これでアロンソとの差を10に縮めた。
残り5戦、どのようなバトルが見られるのか!?
新旧王者対決は、まだまだ終わらない!!





HONDAファンのくせに、殆どHONDAのこと書いてないじゃないかって?
フフフ(・-・*)
HONDAのことは、別エントリーにたっぷり載せています(*^_^*) 
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by R-130 | 2006-08-08 01:00 | ∟F1 2006 Final
2006年 08月 01日
F1:第12戦ドイツGP決勝 ミハエル、3連勝で自力優勝が見えた!!
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決勝結果
順位 No. ドライバー チーム トータルタイム 周回 平均速度 (km/h) 最高位
1 5 M.シューマッハ フェラーリ 1:27'51.693 67 209.277 1
2 6 F.マッサ フェラーリ 1:27'52.413 67 209.249 2
3 3 K.ライッコネン マクラーレン・メルセデス 1:28'04.899 67 208.754 1
4 12 J.バトン Honda 1:28'10.591 67 208.530 3
5 1 F.アロンソ ルノー 1:28'15.400 67 208.340 4
6 2 G.フィジケラ ルノー 1:28'16.507 67 208.297 3
7 8 J.トゥルーリ トヨタ 1:28'18.237 67 208.229 5
8 15 C.クリエン RBRフェラーリ 1:28'39.824 67 207.384 6
9 7 R.シューマッハ トヨタ 1:28'52.044 67 206.909 9
10 20 V.リウッツィ STRコスワース 1:27'54.567 66 206.042 9
11 14 D.クルサード RBRフェラーリ 1:27'59.119 66 205.864 10
12 21 S.スピード STRコスワース 1:28'14.038 66 205.284 11
9 M.ウェーバー ウィリアムズ・コスワース 水漏れ 59 204.627 3
22 佐藤琢磨 SUPER AGURI Honda ギアボックス 38 202.667 13
17 J.ビルヌーブ ザウバーBMW アクシデント 30 202.224 15
11 R.バリチェッロ Honda エンジン 18 207.425 5
16 N.ハイドフェルド ザウバーBMW ブレーキ 9 184.247 19
4 P.デ・ラ・ロサ マクラーレン・メルセデス 燃料ポンプ 2 195.841 7
23 山本左近 SUPER AGURI Honda ドライブシャフト 1 55.400 21
10 N.ロズベルグ ウィリアムズ・コスワース アクシデント 0 0.000 -

DRIVERS CHAMPIONSHIP STANDINGS
--01 F.アロンソ(ルノー) 100                      
--02 M.シューマッハ(フェラーリ) 89                      
↑03 F.マッサ(フェラーリ) 50
↓04 G.フィジケラ(ルノー) 49
↓05 K.ライコネン(マクラーレン・メルセデス) 49                
--06 J-P.モントーヤ(マクラーレン・メルセデス) 26                      
--07 J.バトン(Honda) 21                      
--08 R.バリチェッロ(Honda) 16                      
--09 R.シューマッハ(トヨタ) 13
--10 N.ハイドフェルド(ザウバーBMW) 13                      
--11 D.クルサード(RBRフェラーリ) 10
--12 J.トゥルーリ(トヨタ) 10
--13 J.ビルヌーブ(ザウバーBMW) 7                      
--14 M.ウェーバー(ウィリアムズ・コスワース) 6                      
--15 N.ロズベルグ(ウィリアムズ・コスワース) 4                      
--16 P.デ・ラ・ロサ(マクラーレン・メルセデス) 2
--17 C.クリエン(RBRフェラーリ) 2                      
--18 V.リウッツィ(トーロ・ロッソ・コスワース) 1

CONSTRUCTORS CHAMPIONSHIP STANDINGS
--01 RENAULT 149
--02 FERRARI 139
--03 McLAREN 77
--04 HONDA 37
--05 TOYOTA 23
--06 BMW SAUBER 20
--07 RED BULL 12
--08 WILLIAMS 10
--09 TORO ROSSO 1

結果については、F1-Live.comを参照


 第12戦ドイツGP決勝。気温32度、路面温度50度。金曜からの涼しい流れから一転、暑さが戻ったコンディションで決勝がとり行われた。

 スタート。
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 上位3台は磐石の飛び出し。7位スタートのアロンソが好スタート!!1コーナーを抜けた段階で5位に上がる…が、パラボリカでバトンに抜き返されて6位に落ちる。HONDAは今回は好調を維持している。
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 ラルフはここでも接触。予選に引き続き今度はクルサードと接触。これでいいポジションに居たクルサードはポイント圏外へ脱落。同様にラルフもポイント圏外へ。今回、ラルフはこの後ピットレーンの速度違反でドライブスルーペナルティーも課せられ9位完走にとどまる。前回フランスGPでは評価を上げたが、まだまだレースにムラあり…
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 ロズベルグ、気張りすぎてアジップカーブ曲がれず、コースアウトし0周リタイア。このアジップカーブ、微妙なバンプがあるみたいで、多くの車がそのバンプに乗り上げて車が明後日の方向に飛んでいっていた。終盤には、あのドライバーも餌食になりかける…
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 デ・ラ・ロサは燃料ポンプのトラブルで1周でリタイア。マクラーレンは車の出来が良かっただけに無念。メルセデス、早くも1台を失いライコネンにドイツ企業の意地が託される。
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 何とかSA06Aが間に合った山本だが、ドライブシャフトが最初から調子が悪く、ゆるゆるとコースを一周してリタイア。データ収集のためにも、走らせたかったがそれも叶わぬほど、事態は深刻だったみたい。
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 母国BMWは散々のウイークエンド。ハイドフェルドはブレーキトラブル、ヴィルヌーブはオーバースピードで最終コーナーでクラッシュ。BMWは2台全滅で、まさかの早期店じまい。マリオ・タイセンもがっくり。
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 ずーっとウェバーを追っかけていたバリチェロは、エンジンが火を噴いてリタイア…HONDA久々に好調を維持していただけに残念無念…

 と、のっけからリタイアが多かったドイツGPだが、落ち着けばトップライコネンがフェラーリ2台を徐々に引き離し始め、その後ろにバトン-フィジケラ-アロンソ-ウェバー-バリチェロと続く。エンジン交換で20位スタートのトゥルーリはこの段階で10位までポジションを回復し、早くもポイント圏内を窺う走りだ。
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 ライコネンの燃料搭載量に注目が集まっていたが、なんと10周で最初のピットへ。後の決勝後のプレカンでライコネンが告白しているが、給油機の不調で予定分の燃料が搭載できなかったということでの、変則的な3ストップ作戦になってしまったのだ。
 しかし、このハプニングが、レースを面白くしてくれたのは間違いない。

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 HONDAのバトンは、ウェバーをオーバーテイクしてピットインし、次いでフェラーリ勢・ルノー勢、引っ張ってウェバーとトゥルーリがピットインして1回目の交換が終了。
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 ちなみに、ウェバーが1回目にピットに入ったとき、ライコネンは予定より早いの2回目のピットストップへ。左リアタイヤのブリスターと左フロントのグレイニングでラップタイムが上がらず、バトンにも交わされ追撃できず、早めにタイヤを替えてタイヤ不調によるタイムロスを抑えようとしてのピットだったようだ。現にこの立ち回りは成功し、第3スティントから、ライコネンの切れ味鋭い走りが復活する。

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 SA06Aの初レースとなる琢磨は、スタートで14位まで上がりMF1勢の押さえ込みに成功。中盤も、ピットイン後もモンテイロを押さえ込む走りを見せてくれたが、38周目にギアボックスドラブルでリタイア。残念ながら完走はならなかった。SA06Aの評価としては、やはりアンダーステアがきついことは変わっていないということ。1週にもならない前にタイヤが転がったばかりだから、上出来、と言う見方もなくもないが、根本的に曲がらない性質でエンジンの助けが非常に大きいマシンであることに変わりは無い。フロント回りの改良版SA06Bがデビューすれば、アンダーステアも解消するのか、注目したい。しかし、前のSA05のように、明らかにブレーキングポイントが他のマシンより数メートル手前とかそういう感じではなくなったので、ずいぶん他のマシンに近づいてきてはいると思う。今後に期待したいし鈴鹿当たりでは、MF1だけでなくトーロ・ロッソ辺りともバトルをしてもらいたい。

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 このレース、結構頑張っていたウェバー。重めの重量で第1スティントを引っ張り、BSのロングライフ性能を活かしてジャンプアップに成功。59周に"水漏れ"という珍しい理由でリタイアするまで、上位陣を脅かしてくれた今回のダークホースだった。完走していれば、アロンソよりは前でフィニィッシュしていたと思うので何とも惜しいといわざるを得ない。

 フェラーリ2台が独走で多少張り合いがなくなりつつあったレースを、最後に盛り上げてくれたのがこの人、ライコネン。
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 ウェバーにおりゃああっと競り勝ち、
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 バトンも、ラインの乱れからコーナー出口の加速が鈍ったのを見逃さず、ズバッとオーバーテイク。流石です…車があればしっかり走ってくれるんだから、頼むから来期はこの走りに応えてくれる車を持つチームに移籍してください(残留はないだろうなぁ…)。

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 59周目。タイムの上がらないバトンを抜きにかかろうとしていたアロンソが、アジップカーブで痛恨のコースアウト。幸いロスは少なくコースに戻れたが、コースに戻れば予選20位からしぶとく7位まで上がってきたトゥルーリが猛追。間にフィジコがいたから太刀持ち露払いしてくれたけど



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 母国の大観衆に見守られながら、ミハエル優勝。予想以上に圧倒的で、トップに関していえばちょっとつまらなくなもなかったが、チャンピオンシップの上ではコンストラクターズは10点差といよいよ射程圏内。ドライバーズポイントも11点差と、一時期の差に比べればずいぶん縮まった。
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 うーん、ミハエル嬉しそうだなぁ(^^ゞ


--ベスト・ドライバー--
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ヤルノ・トゥル-リ
 予選20位にめげず、我慢の走りで7位まで上がってきたのは流石。今回はラルフが前々パッとしなかったのでこのトゥルーリのポイントは大きいかなぁと。


--ベスト・チーム--
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フェラーリ
 言う事ないでしょう。
 マッサが完璧に仕事をこなしていました。この調子で残り6戦も、マッサがこのような働きをしてくれたら、ルノーはちょっと厳しいでしょうね。



■ タイヤメーカー、明暗くっきり
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 BS100勝、フェラーリ、ルノーを射程圏に捕える3連勝で労い合うお二方。
トッド:「いやぁ、本当に良くなったわ。去年は悲惨だったけど、今年はいいよね」
BS:「やっぱり、トヨタやウィリアムズが走ってくれているのは大きいでしょうねぇ」
トッド:「今まで、うちは浮気せずオタク1本で来たんだから、来期も優遇してよ」
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 ルノー泥沼。マクラーレンだけでなく、HONDAバトンにも前を行かれ、不機嫌なブリアトーレ。
ブリアトーレ:「ちょっとさぁ、今年で撤退するからって手、抜いてるやろ、こらぁ(怒)」
MI:「いやいや、マクラーレンとHONDAは走っていますから、そうとは言えないでしょう」
ブリアトーレ:「なんかこの前のヘレステストで、HONDAには新バージョンのタイヤを作ったらしいやんけ、うちにも作ったれや(怒)」
MI:「それより、マスダンパーの代替案を作った方がいいんじゃないですか?このままじゃやばいですよ」


 とまあ、こんな会話になっているかいないかは別として、はっきり言えるのはハンガリーでは、このタイヤ状況が劇的に変化することは考えにくいということ。今週はインターバルナシ。即ハンガーリGPだし、テストも禁止期間に突入しているので、なかなか弱点を見つめなおせない。悪いところは悪いなりにいってしまう可能性は高い。気温も高い状態が続きそうなので、高い路面温度にスイートスポットをあわせたBSタイヤが有利なような気がする。タイヤファクターが今年はBSに傾きつつある。果たして、MIは巻き返せるのか、注目したい。



 次戦は、今週末にハンガリーGP。息つく間もなくチャンピオン争いは佳境に入っていきます。今グランプリで、コンストラクターズのトップが入れ替わる可能性もあるだけに、ルノーとしては意地でも阻止したいところだが果たしてどうでしょうか。
 低速コースなのでマクラーレンのポテンシャルも気がかりです。
 また、今週末にお会いしましょう(^^ゞ
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by R-130 | 2006-08-01 01:08 | ∟F1 2006 Final
2006年 07月 17日
F1:第11戦フランスGP決勝 ミハエル敵地で連勝!!通算88勝!!!!
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P. No ドライバー チーム - エンジン タイヤ Gaps/Laps 平均速度 ピット
1. 5 M.シューマッハ フェラーリ B 1h32'07"803 200.968 Km/h
2. 1 F.アロンソ ルノー M + 0'10"131 200.600 Km/h
3. 6 F.マッサ フェラーリ B + 0'22"546 200.151 Km/h
4. 7 R.シューマッハ トヨタ B + 0'27"212 199.983 Km/h
5. 3 K.ライコネン マクラーレンメルセデス M + 0'33"006 199.775 Km/h
6. 2 G.フィジケラ ルノー M + 0'45"265 199.335 Km/h
7. 4 P.デ・ラ・ロサ マクラーレンメルセデス M + 0'49"407 199.187 Km/h
8. 16 N.ハイドフェルド BMWザウバー M 1 lap(s)
9. 14 D.クルサード レッドブルフェラーリ M 1 lap(s)
10. 21 S.スピード トロ・ロッソコスワース M 1 lap(s)
11. 17 J.ビルヌーブ BMWザウバー M 1 lap(s)
12. 15 C.クリエン レッドブルフェラーリ M 1 lap(s)
13. 20 V.リウッツィ トロ・ロッソコスワース M 1 lap(s)
14. 10 N.ロズベルグ ウィリアムズコスワース B 2 lap(s)
15. 19 C.アルバース ミッドランドトヨタ B 2 lap(s)
16. 23 F.モンタニー SAF1 Honda B 3 lap(s)
17. 12 J.バトン Honda M 9 lap(s)
18. 9 M.ウェバー ウィリアムズコスワース B 17 lap(s)
19. 8 J.トゥルーリ トヨタ B 31 lap(s)
20. 11 R.バリチェロ Honda M 52 lap(s)
21. 18 T.モンテイロ ミッドランドトヨタ B 59 lap(s)
22. 22 佐藤琢磨 SAF1 Honda B 70 lap(s)

DRIVERS CHAMPIONSHIP STANDINGS
--01 F.アロンソ(ルノー) 96                      
--02 M.シューマッハ(フェラーリ) 79                      
--03 G.フィジケラ(ルノー) 46
--04 K.ライコネン(マクラーレン・メルセデス) 43                
--06 F.マッサ(フェラーリ) 42
--05 J-P.モントーヤ(マクラーレン・メルセデス) 26                      
--07 J.バトン(Honda) 16                      
--08 R.バリチェッロ(Honda) 16                      
↑09 R.シューマッハ(トヨタ) 13
↓10 N.ハイドフェルド(ザウバーBMW) 13                      
↓11 D.クルサード(RBRフェラーリ) 10
--12 J.トゥルーリ(トヨタ) 8
--13 J.ビルヌーブ(ザウバーBMW) 7                      
--14 M.ウェーバー(ウィリアムズ・コスワース) 6                      
--15 N.ロズベルグ(ウィリアムズ・コスワース) 4                      
初16 P.デ・ラ・ロサ(マクラーレン・メルセデス) 2
↓17 C.クリエン(RBRフェラーリ) 1                      
↓18 V.リウッツィ(トーロ・ロッソ・コスワース) 1

CONSTRUCTORS CHAMPIONSHIP STANDINGS
--01 RENAULT 142
--02 FERRARI 121
--03 McLAREN 71
--04 HONDA 32
↑05 TOYOTA 21
↓06 BMW SAUBER 20
--07 RED BULL 11
--08 WILLIAMS 10
--09 TORO ROSSO 1

結果については、F1-Live.comを参照


 グランプリウィーク中猛暑に襲われた、フランスGP、マニクールサーキット。
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 男性観客は上半身裸になっての観戦も目立っており、この酷暑振りがうかがえる。
 気温30度オーバー、路面温度50度オーバー。この酷暑の果てに、栄冠をつかんだものは誰か?
 早速レースを振り返ってみたい。

 戦前から、地元フランスのルノーvsイタリアのフェラーリ、地元フランスのMIvs日本のBS、地元企業の地元winか、多国籍軍がフランスを駆逐するか、そんな盛り上がりを見せていた矢先に、W杯決勝カードがフランスvsイタリア。サッカーの無念をF1で晴らせ!!とばかりに、青と黄色の旗(←ルノーの旗ですね)を持ったルノー応援団が大挙して押しかけ、いつも以上に青軍団が目立つフランスのスタンド。今年のフランスGPは例年以上に大盛り上がりを見せていた。
 予選から決勝の激しさを垣間見るような、すさまじいミハエルとアロンソのバトルで、ボルテージも最高潮!!ドライバーズスタンディングで19ポイントまで差を縮めたミハエルが母国でもアロンソに更に迫るのか?地元の意地を見せ付けて、アロンソルノーが再び引き離すのか?
 赤青全面対決、フランスの陣が切って落とされた。



 スタート。
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 ミハエルは真っ直ぐ1コーナーへ。マッサが若干遅れ、そこにアロンソが並びかける。
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1コーナーからエストリルの並びかけまでアロンソはマッサにひかない姿勢を見せ付けたが、エストリルの入りでアロンソは引き、マッサが2位確保!!
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フェラーリが最初のミッションに成功。アロンソの2位ジャンプアップを許さなかった。
 しかし、アロンソは本当にギリギリまでマッサに引こうとしないながらも、これ以上突っ張ると接触して最悪ノーポイントというギリギリのラインで身を引くこのアロンソの計算高さは改めて24歳とは思えないしたたかさだ。伊達に去年ワールドチャンピオンを獲っていないなぁと唖然。今宮さんがCSの解説で「ついこの間、出てきたような気がするドライバーですが…」というコメントに激しく賛同してしまった。
 さて、フェラーリが1-2を死守した後方でもバトルが激しい。ライコネンはスタートで2ストップのトヨタを喰おうと並々ならぬ闘志でスタート。新品タイヤの旨味を使いトヨタを駆逐しようと計画した、が…ラルフもライコネンの猛アタックを紙一重で交わし、ポジションキープに成功。トヨタも2ストップ作戦で、うまくいけば表彰台を画策していたはずだ。
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そのはるか後方では、SA05最後の走行となる「予定」の琢磨が、クラッチトラブルで1周でリタイア…散々辛酸を嘗め尽くされたSA05ともこれでお別れ「予定」。ドイツGPからは新星SA06で本当に3秒早くなってもらいたい。ちなみに3秒早くなれば、中・上位での争いが可能に。本家HONDAは喰われる恐れがあります果たして如何に。ちなみにモンタニーは16位完走!!母国でしっかり足跡を残した。
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 マクラーレンのモントーヤのピンチヒッター、デ・ラ・ロサはスタートで躓き、序盤、ウェバーとヴィルヌーブに散々押さえられる映像が頻繁に映し出されていた。
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これを快く思わない、メルセデス上層部とマクラーレンの1部のクルーは、来期にレギュラー昇格予定のハミルトンと乗せたがっているとの噂が出ているが、ロン・デニスは今期のハミルトンのドライブは無いと明言している。デ・ラ・ロサについても、まあ久々のグランプリだからしょうがない、という意見と、レギュラードライバーより車転がしているんだからもっと早く走れるだろう!!と、言う意見が真っ二つらしいけど八百屋は前者。あくまでテストは特異ケースのテストが多いわけで、実践を多く積んでいるライコネンにはかなわないのが当たり前。また、予選もこれまでと大きく異なった方式にいきなり飛び込んで(他の方はもうなれているのでそれだけでも大きなハンデ要因)Q3まで残って8位なので一定の評価をしていいはずだ。やはり八百屋的には05年バーレーンGPの快走が頭に残っているので、慣れてくれれば速さを見せてくれると思う。
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 今回はバリチェロの自動車教習所。
 うーん、長い。長い列が…
 HONDAももうシーズン半分が過ぎたけど、未だ上昇の気配すら見えない…今年のHONDAは終わってしまったの?体制変わってもあまり効果が無いのはやはり根本的な問題が解決できないのだろう。最近信頼性すら満足に確保できていない非常にまずい状態に。とにかく信頼性は最低限確保して、ポイントが取れるところまでポテンシャルを復活させてもらいたい。このままでは…日本のファンとしても辛すぎます。
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 レースは、マッサがアロンソにフタをしながらミハエルが逃げる展開。ミハエルは最初のスティントで10秒以上のリードを築き、独走態勢に。またマッサも徐々にアロンソとの距離を広げ始め、このままいけば、本当に敵地フランスでの1-2フィニィッシュが現実味を帯びてきた…
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 そんな中、マッサが1回目のピット。3ストップを匂わせる停止時間でコースに復帰。フェラーリのレースプログラムは順調に見えた。
 やや遅れて、アロンソがピットに。
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 アロンソは積んだ。変則2ストップにストラテジーを変更してきた。このまま3ストップでは、フェラーリに惨敗するので、2ストップで2位に望をつなぐ作戦に変更してきた。この辺の臨機応変さが昨年から顕著で、この機転の速さが昨年もコンストラクターズタイトルを取った所以だと思われる。
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 その後ミハエルもピットへ、こちらは3ストップ。順調にレースプログラムをこなしている。
 上位陣では、最後にトヨタがピットストップ。こちらは最初から2ストップで挑んできている。スケジュール通りだ。
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ラルフは左リアのナットがしまらずピットで10秒ほど大きくタイムロスし、後退するも今回ラルフは腐らず頑張る。この結果が最後に大きなプレゼントをもたらすことになる…
 上位陣のストラテジーが分かれた。フェラーリとマクラーレンが3ストップ。ルノーとトヨタが2ストップ。同じタイヤメーカー同士でもストラテジーが分かれる興味深い展開だ。

 第2・第3スティントでマッサのタイムが伸びない。このままでは、2ストップに切り替えたアロンソに届かないかもしれない。ロス・ブラウンが必死に無線でマッサに指示を飛ばす。しかし、ミハエルにあわせて作られたマシンでミハエルと同じように走らせたドライバーは今まで皆無。フェラーリ時代からでも、アーバイン・バリチェロ・マッサといるが、一発のタイムでは早くてもレースペースとなるとなかなかそうはいない。この辺が、フェラーリのチームプレーの限界か知れない。マッサもミハエル同様早く走ってもらうには、やはり相当テストを積んでマッサなりのファインチューニングが見つかるまで走りこませないと難しいだろう。もっともシーズン中にそこまで走るのは不可能だし、最近は色々空力デバイスが投入され、1戦1戦マシンのテイストが違うのでそうも言ってられないかもしれないが…難しいところだ。
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 結局マッサが3回目のストップを終えてコースに戻ると、アロンソは5秒前方を走行。アロンソを捕まえるにはいたらなかった。これはマッサを責めるより、アロンソを褒めるべきだろう。駄目なら駄目なりにリザルトをまとめるのもチャンピオンの仕事。その辺、アロンソはソツがない。だから彼は強いとも言われるし、つまらないともいわれる所以だろう。
 ライコネンも3ストップ。トゥルーリはブレーキトラブルでリタイヤし、目下の敵はラルフ。このピットストップの結果如何では、ラルフを逆転するかに思われたが…逆転にはいたらずラルフが前に。
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その後ラルフはライコネンをじわじわ引き離して4位フィニィッシュ!!表彰まであと一歩だったが、1回目のストップのクルーのミスにも腐らず集中力を切らさず、最後ライコネンを抑えての4位は立派だろう。
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 結局、ミハエルは独走で今期4勝目!!通産では88勝目!!!!(凄すぎ…)2位に被害を最小限に食い止めたアロンソ、3位にマッサが入り、マッサも最低限の仕事を果たし、それぞれの役者がそれぞれの仕事をキッチリ果たし、充実したグランプリリザルトだった。
 以下、4位ラルフ、5位ライコネン、6位フィジケラ、7位デ・ラ・ロサ、8位に垂直ウィングのハイドフェルドが入賞。BMW堅いです…


--ベスト・ドライバー--
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ラルフ・シューマッハ

 文中でも述べたが、1回目のピットストップで、左リアのホイールナットがはまらず、大きくタイムロスしてしまったにもかかわらず4位入賞は素晴らしいの一言。昔だと、このような第3者のミスに集中力を失い、リタイアするケースがおおかったラルフだが精神的にも大きく成長した。アメリカGPに続く大口のポイント獲得。トゥルーリがリタイアした為、ラルフのポイントの意味はますます大きなものになっただろう。


--ベスト・チーム--
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フェラーリ


 敵地で、予選1-2、決勝1-3はお見事の一言。マッサも下手に戦略を分けずにミハエルと同じ戦略をとらせることでフレキシビリティを持たせたことも好印象。チームの現状もすこぶる良好のようで、マッサとミハエルも「今のところ」ほころびは全く無いだろう。この強力タッグでシーズン後半も席捲することができるか!?あと1歩、マッサが戦闘力が上がれば、フェラーリの大逆転ドライバー+コンストラクター逆転優勝が現実味を帯びてくるが果たして…


--今週のおまけ写真--
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 今回はいつにもまして国旗が目立ったグランプリだった。W杯の影響もあるのだろうか?イタリア国旗やフランス国旗は当たり前。猛牛の絵が書かれたスペイン国旗や何故かルーマニア国旗も振られていた(←なぜ?)
 イタリアは、セリエAの不正疑惑の処分が下され今年のリーガ・カルチョはどうしても盛り下がらざるを得ない状況。
 それだけに、レース界はF1はフェラーリの巻き返し、MotoGPでは、予選二桁順位に沈んだロッシが、後方一気!!驚きの優勝を遂げるなど頑張っている。
 カルチョで憂鬱な気分を、ぜひレースで晴らしていただきたいものだ!!


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 気になるのはHONDAの成績だ。既に半分以上のレースが終了し、ボチボチ終盤戦に突入しようとしているが、レースが進む毎にリザルトが悪化している。昔は最悪完走すればポイントがついてきたが最近はそれもなし。
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 さらには信頼性も悪化している。
 バリチェロはエンジントラブルで早々にリタイア。バトンも残り10周を切ったところでピットへ。詳細はわかっていないが、ギアボックスかハイドロ系のトラブルかもしれない。マシンの開発がままなっていないのに信頼性まで悪化してきたHONDA。開発が滞る非常にまずい事態に陥っている。
 現状体制を一新して臨もうとしているが、このような人事面の刷新の場合、効果が出るのには数戦はかかる。最悪、来期を見据えた開発という割り切りも必要になってきたHONDA。今年のレース前にあれほど持ち上げられていた理由は何だったのか?今思い出しても、思い出せないほど今HONDAのリザルトは悲惨のひと言だ。
 HONDAファンとしては、諦めずに応援したいがここまでひどくなると、もう今年はある程度捨てて来年に全てを賭けたほうがいいのでは…そう思ってしまう今日この頃である。



 さて、次戦は13戦目になるドイツGP、ホッケンハイム。昔の超高速コースから中速テクニカルコースに「無理矢理」改修させられて少し興味が減退してしまいましたが、それでもここはミハエルの地元!!この勢いを持って、またしてもアロンソを抑えてもらいたいものです。
 次回のスケジュールは1週間のインターバルを置いて、7/28~
 ヨーロッパ時間なので体に優しいグランプリが暫く続きます!!
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by R-130 | 2006-07-17 21:51 | ∟F1 2006 Final