カテゴリ:∟F1 2007 Final( 13 )

2007年 10月 18日
F1:第16戦 中国GP決勝 まさか、まさかの展開に…
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■ 決勝
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time
1 K・ライコネン フェラーリ 1:37:58.395
2 F・アロンソ マクラーレン + 9.800
3 F・マッサ フェラーリ + 45.800
4 S・ヴェッテル トロロッソ + 53.500
5 J・バトン ホンダ + 1:08.600
6 V・リウッツィ トロロッソ + 1:13.600
7 N・ハイドフェルド BMW + 1:14.200
8 D・クルサード レッドブル + 1:20.700
9 H・コヴァライネン ルノー + 1:21.100
10 M・ウェーバー レッドブル + 1:24.600
11 G・フィジケラ ルノー + 1:26.600
12 A・ブルツ ウィリアムズ + 1 laps
13 J・トゥルーリ トヨタ + 1 laps
14 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 1 laps
15 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
16 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 2 laps
17 山本 左近 スパイカー + 3 laps
Did not finish
18 R・クビサ BMW + 23 laps
19 L・ハミルトン マクラーレン + 26 laps
20 R・シューマッハ トヨタ + 31 laps
21 A・スーティル スパイカー + 32 laps
22 A・デビッドソン スーパー アグリ + 45 laps

今更、と言う気もしますが中国GPの決勝だけ更新させてください…
リアルタイムで見られるはずもなく、深夜のリピートを当てに帰宅したのが夜11時…
結構疲れていたんですが、まず間違いなく(ワールドチャンピオンがハミルトンに)決まるだろう、いや決まっているだろうと思って、頑張って見ることにしました。

現地映像は…おおっ、雨だ!!これは何か番狂わせがあるかも…と多少期待しながら頑張ってみていたんですが…
周回が進む毎にハミルトンが徐々に2位ライコネンを突き放し始め、ここでこりゃ駄目だ、と脳が判断するや否や怒涛の睡魔が…
この後は、しばし記憶がありません。

…………zzz


っと。と、ふと気がついたら、CS解説陣にわかに騒がしいことに。
なんだろうと思ってみていると、天候がドライに傾き始めてライコネンが猛追!!自分の意識が途切れる前は6秒以上あったライコネンとの差が、なくなろうとしていた瞬間でした。
何が起きたのか自身も状況が把握できない内に、電光石火の早業でライコネンがハミルトンをパス!!!!!!

すげーっっっw(*゜o゜*)w

これはこれで狂喜乱舞のシーンだったんですが…
ふと冷静になれば、彼は3ポイントを取ればチャンピオンが決定する立場。

これごときでは番狂わせは起きない…
そう思った矢先に…今年のグランプリ神様は、とんでもない所でいたずらを仕掛けてくれました。
タイヤがズルズルになりピットロードに向かうハミルトン、ピットロードに向かう大廻の左コーナーをまさか曲がりきれずにグラベルを直進…
っとここまではよくある話。スパでもコースアウトしながら無傷で戻ってくる強運の持ち主ハミルトン。ちょこっとタイムロスをしたかに思われました…が…

なんとそのまま止まってしまったではないですか!!
そうです、止まった場所が悪かった。止まった場所のグラベルが盛り上がっていて、アンダートレイを持ち上げるようになってしまい、いくらアクセル吹かしてもタイヤが空転するばかり…

ハミルトンやロン・デニスが
「車を押せ押せ!!」
と苛立ちの表情でジェスチャーを送りますが、消極的な中国人マーシャルは必死で車を押そうともせず(この辺状況を知っているマーシャルなら是が非でも押したでしょうが)ハミルトンのリタイアが確定!!とんでもないことがおこってしまいました。

ライコネンは、スタートからハミルトンより重い燃料を積んでいたにもかかわらず冷静にレースを組み立てて、今季5勝目一番乗り!!中盤以降、アロンソもライコネンを追いかけるアクションを見せましたが、届かないことを悟ると次戦も同一エンジンで戦わなければならないアロンソはクルージングに切り替えて2位確保へ。

レースはそのまま終了し、完璧な走りを見せつけたライコネンが優勝!!2位アロンソが8点。ハミルトンはまさかのノーポイントで、最終戦ブラジルGPまでタイトル争いはもつれることになりました。
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大躍進は、STR!!ウェットコンディションと言う紛れもありましたが、それでも本家を凌いでヴェッテル4位、リウッツィ6位と大健闘。何でも本家と同じパーツが使えるようになったらしいと言う情報も有りますが、ウエットならBMWよりも速いなんて素敵じゃないですか!!


 さて、ここに来て来期のシートの情報も入ってきました。

■ ヴルツ、今年限りでの引退を発表
 荒れたレースでこそポイントを拾っていますが、それ以外は大型ルーキーのニコの影も踏めないレースが多く、自身の限界を感じたのかもしれません。ただ、さすが学卒のインテリドライバーと言うこともあってかテストドライバーでは非常に評価の高いヴルツ。来期以降はマシンの開発でF1に携わっていくのかもしれません。
 そして、これに続く発表で驚いたのが、最終戦は、そのヴルツの替わりに中嶋一貴がウイリアムズからF1デビューするそうです。恐れ入りました。ニコと比較されるのは辛いと思いますが、可能性を感じさせる走りをアピールしてもらいたいものです。当然ですが、中嶋一貴も2世ドライバー・来期は2世ドライバーの数が更に増えるかも…

■ TOYOTAラルフを見限る
 別に驚きもしない情報ですね。ラルフファンには申し訳ないですが…
 昨年あたりで首を切られてもおかしくなかっだけに、TOYOTA首脳はよく最後までラルフを我慢して使ったと思います。
 ラルフ本人はF1への残留に自身を覗かせていますが…周囲の評価は恐ろしく低くなっていることが容易に予想されるだけに、ただ同然のサラリーを覚悟しないとF1残留は厳しいでしょう。

■ マッサは契約を延長
 2010年まで、フェラーリとの契約を延長しました。
 とは言え、予想通り最後はライコネンとの差が浮き彫りになってしまいましたね。
 彼に求められるのは、どのサーキットでもコンスタントに成績を残す実力。
 今年は浮き沈みが激しく、駄目なサーキットではまったく期待できない仕上がりだっただけに、このムラをなくさないとチャンピオンシップの獲得は難しいかと思います。

■ フィジケラは来期残れるかどうかの正念場
 噂にあがっているアロンソのルノー復帰のあおりを受けて、フィジケラのシート喪失の危機が迫っています。そうでなくとも、ネルソン・ピケJr.の存在もあり、今季後半はコヴァライネンが実力を見せつけたこともあってか、フィジケラがルノーに残れる可能性は極めて低くなったというのがどのメディアでも報じられています。
 フィジケラは最終戦で、チームメイトを凌駕するだけでなく出来る限り多くのポイントを稼がないと、残留は厳しいでしょう。

■ 空いたTOYOTAのシートに座るのは…
 トゥルーリが、"死に物狂いでアロンソを獲れ"なんてTOYOTA首脳に進言したそうですが、どれだけ札束積んでもアロンソはTOYOTAには来ないでしょう。こんな可能性を感じないチームに来るほどバカじゃあないと思います。
 現実路線では、スーティルやGPチャンピオンのグロッソの可能性が大きいんじゃないでしょうか。スーティルは一度否定されましたが、実力としてはなかなか高いと思います。中嶋一貴は…厳しいでしょうね。マーケティングを考える前に、マシンのポテンシャルを真剣に考えるべきでしょう。

■ ニコがマクラーレンへ…
 アロンソが抜けたときに限り、と言う条件付ですが、その可能性も報じられています。
 もともとハミルトンの存在がなければ、ニコがマクラーレンに収まっていた可能性があっただけに、この噂は全くのデタラメでは無いと思います。絶対売らない、とフランク・ウイリアムズは豪語していますが、過去の例から考えても大金がテーブルに用意されればあっさり放出しそうなので、アロンソの動きに注目です。
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by R-130 | 2007-10-18 14:03 | ∟F1 2007 Final
2007年 10月 18日
F1:第15戦 日本GP決勝 ルーキーがタイトルに"王手"
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1 L・ハミルトン マクラーレン 2:00:34.579
2 H・コヴァライネン ルノー + 8.377
3 K・ライコネン フェラーリ + 9.478
4 D・クルサード レッドブル + 20.297
5 G・フィジケラ ルノー + 38.864
6 F・マッサ フェラーリ + 49.042
7 R・クビサ BMW + 49.200
8 A・スーティル スパイカー + 1:01.100
9 V・リウッツィ トロロッソ + 1:20.600
10 R・バリチェロ ホンダ + 1:28.300
11 J・バトン ホンダ + 1 laps
12 山本 左近 スパイカー + 1 laps
13 J・トゥルーリ トヨタ + 1 laps
14 N・ハイドフェルド BMW + 2 laps
15 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 2 laps
Did not finish
16 R・シューマッハ トヨタ + 12 laps
17 A・デビッドソン スーパー アグリ + 13 laps
18 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 18 laps
19 S・ヴェッテル トロロッソ + 21 laps
20 M・ウェーバー レッドブル + 22 laps
21 F・アロンソ マクラーレン + 26 laps
22 A・ブルツ ウィリアムズ + 48 laps

 SCが20周近くも隊列をホールドしているのを見て、このまま終わってしまうのではないか、という不安が頭をよぎって仕方なかった第15戦日本GP決勝。
 (ぶっちゃけ、雨がやまずにSCが約60周近くホールドし続けた結果、2時間ルールが来てしまい、"前代未聞の出来事です"なーんてアナウンサーが困り果てた実況をしているのを想像していました…)
 結果としては、ルーキーが年間王者に"王手"を掛けることになる展開になってしまった。

 レースはSC先導で開始。
 フェラーリに、"エクストリームウエットを装着してレースに臨む"と言うFIAからの通達が遅れてしまい、インターミディエイトを装着してスタートしてしまったため、レーススタート後10周も経たないうちにタイヤ交換+給油をするシーンが発生。
 これは真剣勝負のチャンピオンシップに、何とも冷ややかな水を差しかねないお粗末振り。もしSCがホールドしている間に路面が見る見る乾いていたらどうなっていたのか…いろいろな邪推をしてしまう次第である。今回、この交換が展開にさして影響しなかったのは本当に結果論でしかない。
 また、ピットスタートしたSTRのリウッツィは、ピットレーンがオープンになるまでコースインしてはいけないと勘違いされたレース運営者によって1周足止めを喰らい、周回遅れでレースに復帰すると言うお粗末な運営もありました。これは、後に処理の過ちに気がついたスチュワードが、リウッツィに隊列を抜かせて同一周回に戻すと言うジャッジを下しましたが、これが皮肉にもレース再開を決定させる"誘因"になったのが何とも皮肉です。

 SCがアウトしてレース再開したのが19周目。
 再開周にはクラッシュが多発して順位が更に乱れ、マクラーレンの給油でトップに躍り出たのはSTRのヴェッテル!!Q3の躍進に加え、ウエットセットアップの決め込みがはまったと言うのもあるだろうが、彼の非凡さが改めて窺い知れた瞬間でもありました。残念ながら、アロンソに軽く接触した上に、2度目のSCホールド中には3位のウェバーと接触して両者リタイアと言う最悪な結果で終えてしまいました。ガレージで泣き崩れるヴェッテルが映っていましたが、とりあえずはアロンソに誤っておいたほうがいいと思います(汗)

 そのハミルトンを2ポイント差で追いかけるアロンソは、ヴェッテルとの接触で空力バランスが崩れ、それでもハミルトンとの差を詰めようとひっちゃきになって追いかけた結果…クラッシュして今季初のノーポイント。2年連続ワールドチャンピオンのアロンソも、流石に焦りを感じたんでしょうか。皮肉にも昨年の鈴鹿でリタイアしてワールドチャンピオンがほぼ絶望になったミハエル…彼の気持ちを今アロンソは痛感しているのかもしれないです。

 追い上げが命題になっているフェラーリ勢は、SC中に2度のピットストップを強いられた挙句に、ガスが持たず結果3回ピットをしたことになるも、ライコネンは猛追して3位まで上昇。最後は同郷のルノーのコヴァライネンと激しくもクリーンなバトルを展開するも後一歩届かず3位止まり。マッサは、SCホールド中にスピンを喫して順位を落としたのにもかかわらず、ハイドフェルドをパスしてしまったためペナルティーを喰らい、ファイナルラップでクビカと強烈なドッグファイトの末6位に。

 そして、この荒れた天候を見事に制したのはルーキーのハミルトン。最高得点の10ポイントを獲得して、2位アロンソとのポイント差を12とし、文字通り年間王者に"王手"をかけました。
 尚、8位フィニィッシュしたリウッツィにペナルティが課されたため、繰り上げてスーティルが8位で今期嬉しい初ポイントゲットです。

 いよいよ今年も残り2戦。
 今週末には上海での中国GPが行われます。
 展開如何では、今年の年間王者も決まりそうな雰囲気です。ルーキーが年間王者という、またしても新しい歴史が生まれる瞬間の目撃者になれるかもしれません。ミハエルという生ける伝説が引退した後も、間髪要れずこうした歴史が作られていく瞬間に立ち会えることは本当にすごいことだと思います。

 さて、富士で30年ぶりにF1が開催されたんですが、運営のやり方について少し取り上げる必要があると思い、最後に書いておきたいと思います。
 まず、ナショナルネットのニュースでも取り上げられた、地盤沈下による対応の拙さです。
 最悪4時間以上も寒い中取り残されたお客さんがいたわけで、あのような輸送方法を強いた以上、その遅れや対方法については説明の必要があったと思います。
 また、横断幕やフラッグなどの規制についても、いまいち意味不明なところがあります。
 今までそのような応援グッズを規制したグランプリってあるのでしょうか?
 おそらく現地で禁止を知らされた人もいるかと思います。
 意外に考えているようで考えられていないような気がしたトヨタ方式の運営術。
 そして、問題のない運営を最優先で考えられた挙句、ストレスを感じたであろうサーキットを訪れたファンの皆さん。
 今年は1年目ということで言い訳も利くでしょうが、来期はもっとファンのことも念頭に置いたグランプリ運営を考えてもらいたいものです。
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by R-130 | 2007-10-18 10:58 | ∟F1 2007 Final
2007年 09月 17日
F1:第14戦 ベルギーGP決勝 フェラーリ、ノルマの1-2フィニィッシュを達成
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■ 決勝
1 K・ライコネン フェラーリ 1:20:39.066
2 F・マッサ フェラーリ + 4.695
3 F・アロンソ マクラーレン + 14.343
4 L・ハミルトン マクラーレン + 23.615
5 N・ハイドフェルド BMW + 51.879
6 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1:16.876
7 M・ウェーバー レッドブル + 1:20.639
8 H・コヴァライネン ルノー + 1:25.106
9 R・クビサ BMW + 1:25.661
10 R・シューマッハ トヨタ + 1:28.574
11 J・トゥルーリ トヨタ + 1:43.653
12 V・リウッツィ トロロッソ + 1 laps
13 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
14 A・スーティル スパイカー + 1 laps
15 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 1 laps
16 A・デビッドソン スーパー アグリ + 1 laps
17 山本 左近 スパイカー + 1 laps
Did not finish
18 J・バトン ホンダ + 8 laps
19 A・ブルツ ウィリアムズ + 10 laps
20 D・クルサード レッドブル + 15 laps
21 S・ヴェッテル トロロッソ + 36 laps
22 G・フィジケラ ルノー + 43 laps

 第14戦ベルギーGPの決勝は、フェラーリがノルマである1-2フィニィッシュを決めて、チャンピオンシップの行方を盛り上げてくれました。フェラーリとしては今後は1-2フィニィッシュを続けて、アロンソとハミルトンに大量ポイントを獲得させないことが絶対条件です。
 下世話なシミュレーションで恐縮ですが、残り3戦、1位ライコネン、2位マッサ、3位アロンソ、4位ハミルトンが最後まで続いたときのポイントテーブルは以下のとおりです。

ハミルトン 97 + 15 = 112
アロンソ  95 + 18 = 113
ライコネン 84 + 30 = 114

 ………
間違いなく史上もつれにもつれたチャンピオンシップとして後世に語り継がれることになるでしょうし、ライコネンは伝説になるでしょう…
って、まあこんなにうまくはいかないでしょうが、裏を返せばこうでもしない限りフェラーリ・ライコネンに逆転のチャンスは無いということです。マクラーレンに先行を許した時点で、フェラーリのドライバーズチャンピオン輩出はほぼノーチャンスになると思います。

 今回はいつものレースの振り返りと言う趣向から変えて、自分なりに思う事を少し書きたいと思います。
 
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 アロンソは流石2年連続ワールドチャンピオン、と言わんばかりの走りをこの所披露しています。他のドライバーに負けない絶対的な強みを持ったコーナリング、そしてミスの少なさ、そして素早い判断力、そして強い精神力…残念ながら現状コース上にその全てを凌ぐドライバーは存在しません。ライコネンにはライコネンの良さがありますが、アロンソと対等になるにはあと少しの努力が必要だと感じます。いまやハミルトンとアロンソのポイント差は無いに等しいような気がします。
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 一方のハミルトンは、レース後半に入るにつれて、ツキも勢いも無くした様に感じます。ハンガリーのように自分でつまらないいさかいの種を作ったりしたのも、余計に勢いをなくしてしまったように感じます。
 スパの決勝後のコメントに、アロンソの1コーナーのライン取りに不満をぶち曲げていましたが、しかし彼がそこまで固執したのも、1コーナーで前に出られなければノーチャンスであることを本人自身が良く理解していたからだと思います。その結果を受けての不満だったと思いますし、事実彼はオー・ルージュの競り合いに負けて以降はまったくのノーチャンス。しかもレース終盤に些細なミスからコースアウトしてあわやレースを棒に振り兼ねない結末でした。しかし、オールジュに並走して突入する2人は迫力満点のシーンでしたが…

 しかし、CS解説で森脇さんが言うように、彼はまだF1の1年生です。今が学習のときなんだと思います。ここで先輩たちに大いに揉まれて、これを糧に成長すれば、ライコネンやマッサ、アロンソを超える偉大なドライバーになる可能性だって秘めていると思います。


 いずれにしろ残り3戦。
 アロンソ、ハミルトン、そしてライコネンの三つ巴のチャンピオンシップ争いがますます目が離せなくなったのは言うまでもありません。
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 そして次戦は、1977年以来の富士でのF1開催。ロングストレートの攻防を今から楽しみでならない今日この頃です。


 最後に。
 Bシャーシ+ソフトタイヤで序盤レッドブルに負けるとも劣らない速さを見せていたスーティルと、ワークスのバトンを抜いた琢磨、

 GJ!!
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by R-130 | 2007-09-17 21:26 | ∟F1 2007 Final
2007年 08月 30日
F1:第12戦 トルコGP決勝 ハミルトン謎のタイヤトラブル…
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■ 決勝
1 F・マッサ フェラーリ 1:26:42.161
2 K・ライコネン フェラーリ + 2.275
3 F・アロンソ マクラーレン + 26.181
4 N・ハイドフェルド BMW + 39.674
5 L・ハミルトン マクラーレン + 45.085
6 H・コヴァライネン ルノー + 46.169
7 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 55.778
8 R・クビサ BMW + 56.707
9 G・フィジケラ ルノー + 59.491
10 D・クルサード レッドブル + 1:11.009
11 A・ブルツ ウィリアムズ + 1:19.628
12 R・シューマッハ トヨタ + 1 laps
13 J・バトン ホンダ + 1 laps
14 A・デビッドソン スーパー アグリ + 1 laps
15 V・リウッツィ トロロッソ + 1 laps
16 J・トゥルーリ トヨタ + 1 laps
17 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
18 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 1 laps
19 S・ヴェッテル トロロッソ + 1 laps
20 山本 左近 スパイカー + 2 laps
21 A・スーティル スパイカー + 5 laps
Did not finish
22 M・ウェーバー レッドブル + 49 laps


 スタート。
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 レコードライン側の、マッサとライコネンが猛ダッシュを決めて2番手のハミルトンを置き去りに。4番手のアロンソはBMWの2台に先を越されて6番手までドロップアウト、しめしめ。
 予選好調のトゥルーリが他車と軽く接触してスピン、16番手でレースを終える不運。

 フェラーリ2台は目に見えない激しいタイムバトルを繰り広げるも、ライコネンが先にピットストップをしなければならない運命で勝負は半ば決まったようなものだった。

 アロンソは何とかリカバリーでBMWの2台を交わして4位がいっぱいいっぱいかと思われたところにアクシデントが勃発。
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 自分が20年近く見てきた中でも初めて見るタイヤトラブル。
 トレッドの剥離?バーストではこんな感じにはならないですから本当に不可解なトラブルです。このタイヤは原因追求のために日本に空輸された模様。3番手を走っていたハミルトンはハイドフェルドにも抜かれて5番手にダウン。その後もカーバランスに苦しみ、6番手のコヴァライネンにコンマ9秒まで肉薄される、後半は厳しいレースになりました。

 ハミルトンには申し訳ないけど、これでトップ4のポイント差は縮まってますます面白い環境に。

  ハミルトン 84
  アロンソ  79
  マッサ   69
  ライコネン 68

 まだ数字上ではどのドライバーにもチャンピオンの可能性があると思います。
 その一方でCS放送で川合氏が言っていた、フェラーリはドライバーがポイントを分け合ってしまいマクラーレンの2人にこのままではポイントで追いつかないのでは、と言う指摘も。合わせてどちらかにプライオリティーを置かないとドライバーズタイトルは厳しいだろう、とも付加しておりました。
 確かにそうかも。ライコネンは2回のトラブルによるリタイアがあったとはいえ、マッサとこんなに接戦になるとは思っても見なかった。序盤は接戦であれ、後半はライコネンがぐんぐん引き離すと思っていたから、マッサがすごいのか、ライコネンが乗れていないのか…この辺もフェラーリ陣営としては微妙なんでしょうねぇ。どちらかが引き離せばプライオリティーどっちかに置くんだろうけど、こうも接戦だと譲れとは言えませんもんねぇ。

 絵になるマッサの写真をアップ。
 この男の喜び方は清々しくて、八百屋は個人的には好きです。
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 後は、サーキットを選ばない速さがあれば、この喜びをより多くのサーキットで表現できると思うんですけどねー。
 
 あ、TOYOTAにフランク・ダーニーの加入が発表されました。
 この空力のベテランの加入はTOYOTAに大きな恩恵をもたらしそうですね。
 HONDAさん、スパイカーと接戦演じてちゃあダメですよぉ…
 今年のHONDAは本当に切ないです。

 ニック・フライ代表は
「来期はアース・カラーにするかどうかは分からない」
なんてコメントしていました。今年の成績鑑みても、カラーリングのせいじゃないことは百も承知だけどしないだろうなぁ。これで、来期もカラーリング継続して、速いマシン作ってくれればカッコいいんだけど…がんばってくれー、HONDAァ!!
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by R-130 | 2007-08-30 07:44 | ∟F1 2007 Final
2007年 08月 06日
F1:第11戦 ハンガリーGP決勝 優勝してもトロフィーをもらえないマクラーレン
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■ 決勝
1 L・ハミルトン マクラーレン 1:35:52.991
2 K・ライコネン フェラーリ + 0.715
3 N・ハイドフェルド BMW + 43.129
4 F・アロンソ マクラーレン + 44.858
5 R・クビサ BMW + 47.616
6 R・シューマッハ トヨタ + 50.669
7 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 59.139
8 H・コヴァライネン ルノー + 1:08.104
9 M・ウェーバー レッドブル + 1:16.331
10 J・トゥルーリ トヨタ + 1 laps
11 D・クルサード レッドブル + 1 laps
12 G・フィジケラ ルノー + 1 laps
13 F・マッサ フェラーリ + 1 laps
14 A・ブルツ ウィリアムズ + 1 laps
15 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 1 laps
16 S・ヴェッテル トロロッソ + 1 laps
17 A・スーティル スパイカー + 2 laps
18 R・バリチェロ ホンダ + 2 laps
Did not finish
19 V・リウッツィ トロロッソ + 27 laps
20 A・デビッドソン スーパー アグリ + 29 laps
21 J・バトン ホンダ + 35 laps
22 山本 左近 スパイカー + 65 laps


 マクラーレンチームのゴタゴタで混沌としたハンガリーGPの決勝は、ハミルトンが今シーズン3勝目をマークしました。
 アロンソの遅延行為で、マクラーレンチームはコンストラクターズポイントをこのレースは加算されない裁定が下りましたが、ライコネンは2位、マッサは予選14位が響いて決勝も13位と揮わず、混乱の間隙を突くことは出来ませんでした。

 スタート。
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 アロンソが5グリッド降格のペナルティーを受けて6番手に後退。代わりに3番手にあがったライコネンがグッドスタートでハイドフェルドをパス。ライコネンもここでハイドフェルドを抜けなかったら厳しいレースになってたでしょう。
 アロンソは1コーナーの出口でミスして8番手まで後退。その後リカバリーして6番手までつけるもこのロスが最終的にポディウムに乗れなかった要因かも、と個人的には思っています。
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 このレースはTOYOTAのラルフが頑張りました。
 いつもはトゥルーリの後塵を拝していいところなくリタイアに終わって(←失礼!!)しまっていたんですが、今回は立場がまるっきり入れ替わり、再三にわたり国際映像に登場!!それもそのはず、アロンソを第2スティントまで抑えきっていましたからね。決してハンドリングがよさげと言うわけではありませんでしたが、ストレートをきっちり凌いでアロンソにレースをさせませんでした。アロンソも臍をかみながらラルフのテールを見つめていたことでしょう。
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 マッサは痛恨の14番手スタート、スタートもミスしてロケットスタートを決めた琢磨にも抜かれて15番手と苦しいレース展開。とてもチャンピオンシップ3位につけているとは思えないレース振りでした。ハンガリーでは後方に沈むとリカバリーが難しいですね。
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 HONDAは惨憺たるレースが続いていますね。
 昨年のウイナーバトンはリタイア。バリチェロもスタートでミスして最後尾まで脱落してその後も最下位の18位フィニィッシュです。HONDAは今年は光明を見出せないままシーズンを終わりそうな気がしてきました…来期に開発を集中させる方がより合理的とも言えそうですしね。

 ライコネンは、ハミルトンを1秒以内まで追い詰めましたがオーバーテイクには至りませんでした。そのハミルトンは1コーナーをトップで制してから1度も首位を譲ることなくトップチェッカー。落ち着いたレース運びでした。本人は、色々あった週末に神経を消耗した、とメディアにこぼしていましたが、また一歩チャンピオンへの階段を上ったことは間違いないでしょう。
(後でまた追記します。)
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by R-130 | 2007-08-06 10:59 | ∟F1 2007 Final
2007年 07月 02日
F1:第8戦 フランスGP決勝 キミ開幕以来の2勝目!!フェラーリ今季初1-2Finish!!
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■ Final
1 K・ライコネン フェラーリ 1:30:54.200
2 F・マッサ フェラーリ + 2.400
3 L・ハミルトン マクラーレン + 32.100
4 R・クビサ BMW + 41.700
5 N・ハイドフェルド BMW + 48.800
6 G・フィジケラ ルノー + 52.200
7 F・アロンソ マクラーレン + 56.500
8 J・バトン ホンダ + 58.800
9 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 68.500
10 R・シューマッハ トヨタ + 1 laps
11 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
12 M・ウェーバー レッドブル + 1 laps
13 D・クルサード レッドブル + 1 laps
14 A・ブルツ ウィリアムズ + 1 laps
15 H・コヴァライネン ルノー + 1 laps
16 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 2 laps
17 A・スーティル スパイカー + 2 laps
Did not finish
18 S・スピード トロロッソ + 15 laps
19 C・アルバース スパイカー + 42 laps
20 A・デビッドソン スーパー アグリ + 69 laps
21 J・トゥルーリ トヨタ + 69 laps
22 V・リウッツィ トロロッソ + 70 laps


 いやいやいやいや、よかったよかった。
 赤組が今回は銀色の車を寄せ付けずに1-2Finish!!見事でした。
 しかも今回びっくりしたのが、マクラーレンが3ストップ作戦だったと言うこと。と、言うことは予選でも2ストップ分の燃料で走ったフェラーリと3ストップ分の燃料で走ったマクラーレンがほぼ互角だった、と言うことは…フェラーリ進歩!?とも言えると思います。
 ただ、1つだけ言えるのは、サーキットのコンディションが涼しいとフェラーリ勢が強いということ。これはCS解説陣が指摘していましたが、まさに会心の出来だった開幕のアルバートパークでも同じことが言えました(あの時も異常なくらい涼しかったですよね)。涼しいときのタイヤの使い方はフェラーリのほうに分がありそうです。しっかり想定された温度まで上がってくると、マクラーレンのほうが美味しいみたいで…この辺はBSユーザー歴の長いフェラーリに一日の長があるといえるのかもしれないです。
 それではレースを簡単に振り返り。

 スタート。
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 レコードラインのフェラーリ2台の加速がよく、ハミルトンは3番手に後退。
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 後方ではADとリウッツィが交錯してリタイア。
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 アデレードヘアピンでは、トゥルーリとコヴァライネンが接触。トゥルーリは8番手を不意にするリタイア。コヴァライネンは修理してレース復帰するもポイント圏からは蚊帳の外のレース。

 アロンソは10番手から猛追してロズベルグを抜いて7位まで上昇するも…
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 ハイドフェルドまでは抜けず。この後第2スティントもハイドフェルドを抜きあぐねるアロンソ。ハードプッシュしすぎて細かいミスを連発。ただ、セクター2の計測区間後の高速シケインでオーバーテイクした技術は流石ワールドチャンピオン!!と思わせる走りだった。

 ハミルトンは、1回目のストップも早く2回目も早め…ん?3ストップ!?このレース最大の驚き。
 アロンソは3ストップではポイント圏内もおぼつかないと判断し、残り30周近くを残して無理矢理残り全ての燃料をチャージするも、これが大失敗。タイムも上がらず、タイヤも痛めて
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最後はフィジコも抜けず、7位フィニィッシュ。

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 ライコネンは、マッサの太刀持ち露払い役に徹していたが、ルイスがピットに入りミラーから消えると反撃開始!!
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 フェラーリ同門対決!!16秒台前半の激しい凌ぎあいが始まる。2人の差は周回遅れを挟んでも1秒から2秒差!!

 しかし、ピットインが後手でガスを多く積んでいたキミに軍配!!
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 しっかりマッサの前でコースインし逆転!!そのまま逃げ切りに入る。

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 3回目のピットストップ後、アウトラップのアデレードヘアピンでクビカを交わすハミルトン…この辺も恐ろしい。タイヤ温まっていないはずなのに…アロンソが「こいつをルーキーと呼ぶのはおかしい」というのも頷ける。
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 結局フェラーリ1-2体制は揺るがずそのままフィニィッシュ。
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 ライコネンは無線もクール!!
 マシン降りてもクール!!
 ポディウムでもクール!!
 King of cool!!

 でも、ボトル割っちゃったけど…

 3位にはまだ連続表彰台は途切れずハミルトン。4位にしっかり自分のレースをして復帰を今季最高位で飾ったクビカ。5位に上がってきたハイドフェルド。6位に何とかかつてのチームメイトを抑えきり得意げのフィジコ。7位アロンソ、ハミルトンとのポイント差が…と嘆いております。8位に久々のHONDAバトン、HONDAはようやく今季初ポイントとなった。

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 予選ではいまいちと言った評価は間違いでした、取り消させてください。
 ロングランパフォーマンスがいい!!すこぶるよくなってます。しかも第1スティント30周分の燃料積んで17秒フラットまでタイムを縮め、その後は16秒台まで入ったと言うことは、タイヤにも結構優しい車かもしれないです(涼しいと言う条件もプラスかもしれませんが)。バリチェロはさしてトラブルが無かったにもかかわらずバトンに大きく離されたのが気になりますが、今後に期待の持てる出来だったと思います。


 さて、次週は間髪開けずにイギリスGP。ハミルトンの母国です。
 ハミルトンのモチベーションも上がり、アロンソだって差を詰めようと高いモチベーションで来るでしょう。
 そして1-2で締めて活き上がるフェラーリ勢も更にたたみかけようとやってくるでしょう!!
 今週末もますます盛り上がりそうでっす!!


追伸:

 そういえば、マニクールは今年で最後と言うことらしいです。
 あの人が断言しちゃいましたから、そうなんでしょう。
 お次は、パリ?ベルサイユ?ポール・リカール?
 是非、ポールリカールでやってください!!
 90年の熱いレースの印象が今も頭に焼き付いています。
 フェラーリ・プロストの優勝も素晴らしかったんですが、今は亡きレイトンハウス(マーチ)・ジャッドがあと少しで優勝か!?と言うレースでした。この時のレイトンハウスのデザイナーがかのニューウィー先生だったわけで…
 南おフランスだから暑いと思うけど、開催熱望しますっ!!ミストラルストレートも長いしっ!!


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by R-130 | 2007-07-02 23:58 | ∟F1 2007 Final
2007年 06月 20日
F1:第7戦 アメリカGP決勝 もうルーキーとは言わせない!!
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■ 決勝
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time
1 L・ハミルトン マクラーレン 1:31:09.965
2 F・アロンソ マクラーレン + 1.518
3 F・マッサ フェラーリ + 12.842
4 K・ライコネン フェラーリ + 14.422
5 H・コヴァライネン ルノー + 41.402
6 J・トゥルーリ トヨタ + 1:06.703
7 M・ウェーバー レッドブル + 1:07.331
8 S・ヴェッテル BMW + 1:07.783
9 G・フィジケラ ルノー + 1 laps
10 A・ブルツ ウィリアムズ + 1 laps
11 A・デビッドソン スーパー アグリ + 1 laps
12 J・バトン ホンダ + 1 laps
13 S・スピード トロロッソ + 2 laps
14 A・スーティル スパイカー + 2 laps
15 C・アルバース スパイカー + 3 laps
Did not finish
16 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 5 laps
17 V・リウッツィ トロロッソ + 5 laps
18 N・ハイドフェルド BMW + 17 laps
19 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 60 laps
20 R・バリチェロ ホンダ + 72 laps
21 D・クルサード レッドブル + 72 laps
22 R・シューマッハ トヨタ + 73 laps
(文中のタイムや写真はF1-Live.com及びGPUpdate.netを参照)

 第7戦アメリカGP決勝は、マクラーレンのルーキーハミルトンが、2戦連続のポールトゥウィンを成し遂げました!!ってこんなルーキーは未だかつていなかったんじゃないでしょうか。少なくとも近代F1においてはありえない話だったと思います。また、クビカの代打出場のBMWのヴェッテルが、展開に助けられた感はありますが8位ポイント獲得で最年少ポイント獲得記録を塗り替えています。これも何気にすごい話です。

 それでは簡単にレースを振り返りましょう。

 スタート。
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 マクラーレン2台がセオリー通り壁を作ってマッサの進入を許さず。1位ハミルトン、2位アロンソのまま1コーナーへ。
 第1スティントでミディアムタイヤ装着の奇策に打って出たライコネンは、イン側の厳しいラインでのアプローチを強いられ減速が著しく、ハイドフェルドだけでなくコヴァライネンにもやられる。ミディアムタイヤでタイヤの温まりも悪かったのも影響したか?まあ、ライコネンは新品のソフトタイヤを持っていなかったのでこの辺のチョイスの真意を聞きたい気もする。
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 後方では割と激しい接触が。
 クルサードとラルフあたりが接触してバリチェロあたりも割を食うという展開。
 ラルフはサスペンションが折れて即リタイア。
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 琢磨はオーバーテイク後の3コーナーで右リアタイヤをダートに落としてスピン。そのままグラベルにハマってリタイア。何とこの前に、イエローフラッグ振動時に追い越しをしたと言うことでペナルティが課せられていたのだが、ペナルティ消化前にリタイアしてしまったため、フランスグランプリの予選グリッドが10グリッド降格の"持ち越しペナルティ"が課せられることに。なんとも厳しい…マニクールでオプションが美味しければ、予選はそこそこに走ってフレッシュのオプションを2-3セット残すという荒技もありかと思いますです。

 レースの数少ない(カナダGPと比べると…ねぇ)見所を。
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 コヴァライネンの後で我慢のレースが続いていたライコネンだったが、ハイドフェルドがピットに入った後は猛然とプッシュしその差をつめる。
 そして、コヴァライネンがピットアウトした周に、ハイドフェルドまで交わして一気に4位に浮上。久々ライコネンらしさが見えたレース。その後もユーズドソフトタイヤでマッサを激しく追い上げる。
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 ライコネンがマッサに並びかけるシーンもあったが、オーバーテイクまでには至らず。しかしライコネンらしさを感じるレースだった。次戦以降に期待したい。

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 チームメイト同士といえばこちらはもっとタフだった。ハミルトンとアロンソの2秒以内の攻防。
 ロン爺も、「チームオーダーは一切なし」とレース後公言したとおり、一応正々堂々のバトルになったようだ。
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 アロンソもハミルトンに並びかけた瞬間もあったがやはり抜くには至らず。
 2年連続チャンピオンの後方からの突き上げを73ラップ凌ぎきった。

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 クールに喜ぶハミルトンと、目が笑っていないアロンソ。
 今はまだこんなポーズも出来るんだろうけど、その内こんなシーンも見られなくなるんじゃないだろうか…


 ハミルトンの2戦連続ポールトゥウィンで終えたアメリカGP。
 北米2連戦の赤銀直接対決は事実上、銀組の圧勝と言う形で幕を閉じた。
 正直ここまで差がつくと予想していた人は少なかったのではないだろうか。
 特にチャンピオンシップでは、ライコネンはハミルトンにかなり離され厳しい状況が続いています。何せこの新人は未だ1度もポディウムを外していない。競馬で言えば連対率100%!!すごすぎます。アロンソとのポイント差も10に拡がり、着々とトップの座を固めつつあります。


 チーム状況としては、進歩の度合いが遅いフェラーリがBMWにキャッチアップされつつあります。まだガチンコで戦えばフェラーリが負けないでしょうが、展開如何ではBMWの後方に沈む可能性も充分に出てきました。
 一時は今年はもう駄目かとも言われたルノーですが、ここに来て3強の後まで追いつくことが出来たようです。レッドブルの速さもなかなかのものですが信頼性がないのがたまに傷。TOYOTAも新サス投入でパフォーマンスが向上。
 SuperAguriは投入したリアウイングがいまいちみたいですが、素性は良さそう。このマシンもどうやらコーナーリングの多いサーキットとの相性が良さそうなので今後はそれなりに期待が持てると思います。


 最後にクビカについて。
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 こんな横断幕もあるほどクビカは人気で、何よりポーランドからの応援団を至るサーキットで目にすることが出来ます。そのクビカですがフランスGPでは復帰が濃厚です。ヴェッテルもデビュー戦POINT獲得と言う若さにして非凡な能力を見せ付けましたが、タイセンはクビカが復帰できる状態になれば、ハイドフェルドとクビカのコンビで行く、と公言しているように恐らく今グランプリのみの出走になるものと思われます。既にFIAのメディカルチェックはパスしているので、マニクールで乗るな、と言う理由はないはずです。

 
 本日からシルバーストーンでの合同テストを経て、1週間開いてフランスGP、そして連戦でイギリスGPとなります。マニクールは見納めの可能盛大!!シルバーストーンも展開次第では見られなくなる可能性もありますので、心してみたほうがいいかもしれません(それほどでもないか…)
 個人的には、HONDAの新車がどれほどのモノかに期待したいです。ほぼぶっつけで持ってくるので初期トラブルとかバリバリ出るでしょうけど、それでも今よりマシになることを願っています…頼みます…マジで…
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by R-130 | 2007-06-20 01:13 | ∟F1 2007 Final
2007年 06月 13日
F1:第6戦 カナダGP決勝 不安、危機、絶望、そして歓喜…
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1 L・ハミルトン マクラーレン 1:44:11.292
2 N・ハイドフェルド BMW + 4.300
3 A・ブルツ ウィリアムズ + 5.300
4 H・コヴァライネン ルノー + 6.700
5 K・ライコネン フェラーリ + 13.000
6 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 16.600
7 F・アロンソ マクラーレン + 21.900
8 R・シューマッハ トヨタ + 22.800
9 M・ウェーバー レッドブル + 22.900
10 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 23.900
11 A・デビッドソン スーパー アグリ + 24.300
12 R・バリチェロ ホンダ + 30.400
Did not finish
13 J・トゥルーリ トヨタ + 12 laps
14 V・リウッツィ トロロッソ + 15 laps
15 G・フィジケラ ルノー + 18 laps
16 F・マッサ フェラーリ + 18 laps
17 C・アルバース スパイカー + 21 laps
18 D・クルサード レッドブル + 35 laps
19 R・クビサ BMW + 43 laps
20 A・スーティル スパイカー + 48 laps
21 S・スピード トロロッソ + 61 laps
22 J・バトン ホンダ + 70 laps

(文中のタイムや写真はF1-Live.com及びGPUpdate.netを参照)

 とにかく色々な事がありすぎた2007年のF1第6戦カナダGP。
 御託は後から並べて、まずはレース展開を追いかけてみたい。
(今回はすげー長いです(-"-)それでも良いと言う方は是非付き合ってくださいましm(__)m) 


 スタート。
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 3番手のハイドフェルドが好スタートを切るが、ハミルトンがインを抑えてその後行き場を失う。
 アロンソはアウトから被せようとするも、コースコンディションが最悪でオフラインに乗ってしまいNoGripで曲がりきれずに直進…昨日の予選の2回目のアタックといいこのミスといい、アロンソには高くついてしまったミスになった。アロンソはハイドフェルドを先に行かせて、自身は3位に転落。これでハミルトンとの間に壁が出来てしまい、ハミルトンが1周コンマ5以上の差をつけて独走状態に。
 ライコネンは2コーナーの立ち上がりでマッサと軽く接触し、ここでロズベルグに前に行かれ6位。キミも悪い展開にはまり込む。この後も、クラッシュの破片を拾い、より難解なレースへと道が進んでいく…

 9周目。
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 スピードがヴルツと接触して、リタイアに追い込まれる。
 スピードはオールドピットヘアピン手前の芝生に車を止める。
 …これが惨劇の複線になるとは、この時点では誰も予想だに出来なかっただろう。

 19周目。
 アロンソとマッサが1秒以内の接近戦状態になっていたが、アロンソが1コーナーでまたもアウトのオフラインに乗り上げ直進。マッサが労せずに3位へとポジションアップ。

 20周目。
 ハイドフェルドが上位陣では先陣を切ってピットに。やはり軽かった!!
 21周目にはハミルトンも1回目のスケジュールストップ。今回のピットのプライオリティはハミルトンにあったため、ハミルトンは先にinを決断するもこれが大正解と判明したのはレースが終わってからのことだった。

 "この後上位陣が続々とピットインしながらも、アロンソはマッサにもふたをされてしまい、レースは淡々と流れてハミルトンが初優勝を飾るんだろうなぁ…"
と、まどろみながらそう思っていた自分。しかし、22周目のSCを機に、レースは大波乱の様相を呈することになる。

 22周目。
 
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 スーティルが4コーナーでヒットし、これを除去するためにこのレース初のSCが入る。
 ここで割を喰ったのがこの周終了後、スケジュールストップになっていたアロンソとロズベルグ。
 今年からSC時の新しいルールで、SC導入後は、SCがラップリーダーを抑えて隊列が整うまでピットレーンが閉鎖されるため(それを判断するのはレースコントロール)SC導入直後はピットに入っても給油が出来ないというルールに変わっていた。
 ところがアロンソとロズベルグは本当にガスが残っておらず、ガス欠の危機が迫っていたため、ペナルティ覚悟で給油を敢行。のちに2人には10秒間のストップアンドゴーのペナルティーが課せられることになる。

 26周目。レース再開。
 しかしこの周に、近年でも稀に見る大クラッシュが発生する。
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 オールドピットヘアピンの侵入前、トゥルーリに並びかけようとしたBMWのクビカが、トゥルーリと接触。マシンは制御不能になり、280km/hのスピードでイン側のコンクリートウオールに接触。この時、9周目にマシンを止めていたスピードの左フロントタイヤにクビカのマシンが乗り上げて宙に浮いて大クラッシュに発展!!
 その直後を走っていたリウッツィのオンボードが一部始終を捉えていた。
 あれを全て見せ付けられたリウッツィは集中を保つのが極めて難しかっただろう。
 実際リウッツィは56周目に最終シケインでマシンの左サイドをウオールに当ててリタイア。4回目のSC導入の原因となっている。

 クビカの救出と事故処理に長引き、34周目にレース再開。
 ここで琢磨はオールドピットヘアピンで、ミスをしたライコネンをパスして10位に上昇。
 3周後にアロンソとロズベルグがペナルティを消化。アロンソも12位まで落ち込むが、ここから怒涛の追い上げを見せていく。

 41周目。
 SCのスロー走行などで燃費をセーブし、ここまでピットに入らず3位まで上昇したラルフがピットへ。2回目のSCOut後、このラルフとその後のウェバーが3位以下をしっかりブロックして、ハミルトンとハイドフェルドの後に大きなギャップが出来ることとなる。
ラルフは、1ストップを選択するかと思いきや2ストップだった。

 43周目。
 アロンソは怒涛の追い上げで8位まで上昇。
 6位琢磨、7位ライコネンの背中を追いかけ猛チャージを続ける。

 48周目。ハイドフェルド2回目のストップ。
 最後はエクストラソフトに履き替えてコースin。ウェバーが後をホールドしてくれたおかげでウェバーの後の3位で復帰。

 49周目には、ハミルトンが2回目。こちらもエクストラソフトに履きかえる。
 スケジュールは54周目だったが、SCの導入を恐れて早めに招き入れたのが今回も大正解だった。

 51周目。
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 アルバースが7コーナーのシケインでミスをして自分でマシンにダメージを追う。
 大量のパーツが飛び散り、本日3回目のSC導入。
 この間に、琢磨がピットへ。もたつきはあったが、エクストラソフトに履きかえる「裏技(後述)」を使い、給油はペナルティーになるため行わずにコースへ復帰。一時的に大きく順位を落とす。

 52周目。
 何とマッサとフィジケラにブラッグフラッグの裁定。
 1回目のSC時のピットインの時の、ピットアウトの信号無視。
 しかし、失格とは厳しい裁定だった。
 マッサとしては、チャンピオンシップに暗い影を落とすノーポイント!!

 54周目。
 ピットレーンがオープンになると、コース上でライコネンに頭を押さえつけられていたアロンソと
ライコネンが同時にピットへ。クルーの根性勝負に。
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 クルーの気合はマクラーレンに軍配。先にピットinしたライコネンだったが、先にピットアウトしたのはアロンソだった。
 琢磨もこのタイミングでピットへ。タイヤをハードに戻して残り周回に命運をかけることに。

 55周目。レース再開。
 ADがアロンソにトラップを仕掛ける(コントロールライン通過前にアクセルを戻してスローダウンしアロンソに抜かせて、ペナルティーを取らせようと言う罠)も、アロンソはこのトラップに引っかからなかった。流石である。

 56周目。
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 前述の通り、リウツツィが最終シケイン出口でマシンをヒットさせてリタイア。これを除去するため本日4回目のSCが出動。

 59周目。
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 ピットレーンオープン後にトゥルーリがピットへ。
 ピットアウト後、コース合流点の右カーブでグリップ力を失い曲がりきれずにマシン左側をタイヤバリアに激突させてリタイアに追い込まれる。

 61周目。リウッツィのマシン除去に手間がかかりようやくレース再開!!
 しかし、ここからが真のレースのハイライトである!!
 まずアロンソがラルフを交わして7位。以下8位ラルフ、9位が琢磨。
 しかし3位バリチェロはもう1回のピットがあるため、実質の順位は4位のヴルツ以降が1つ繰り上がることになる。

 63周目。バリチェロがピットイン。ヴルツが3位に浮上。
 この時点で琢磨は8位へ。このまま終われば1ポイント獲得である。
 この辺から、国際映像が琢磨を捕らえる回数が飛躍的に増える。

 そして67周目。いよいよ琢磨のオーバーテイクショーが始まる。
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 まず、ラルフを最終シケインでしとめる。7位に浮上。
 この時のアロンソとの差は1.2秒。
 しかし68周終了時にはその差が0.4秒に縮まる。
 コース上の至る所でアロンソより速いところを見せ付ける琢磨。
 確かに、エクストラソフトを無駄遣いして(キミを追い回すため)グリップ力を失っているアロンソと、このサーキットではロングランで安定したラップを得られるソフトタイヤと言う格差はあったかもしれない。
 しかし、方や昨年最下位を走行していたチームと、2年連続ワールドチャンピオンのアロンソとの一騎打ちである。盛り上がらないわけがない。
 オールドピットヘアピンを抜群のコース取りで通過し相手のスリップに入る。
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インを守ろうとするアロンソに対して、果敢にアウトから仕掛ける琢磨、そして鮮やかにオーバーテイク!!
 琢磨が自力でレースをして6位3ポイントを掴み取った瞬間だった。
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 歓喜するサーキットの観客たち。SuperAguriの編み笠がとても渋い。



 リザルトは、優勝はデビュー6戦目でポールトゥウィンを果たしたハミルトン。2位にハイドフェルド、3位に大どんでん返しのヴルツ。第4位にコヴァライネン。以下ライコネン、琢磨、アロンソ、ラルフの順となった。
 予選のエントリーで、チームメイトに水を開けられているヴルツ、コヴァライネン、ラルフには頑張ってもらいたいという風にアップした矢先だけに、その人たちに聞こえたのだろうか?(そんなわけはないか…)


 まず気になったのはクビカの様態について。
 一時は骨折説も飛び出しが、結論は脳震盪と手首の捻挫と言う風に、見た目からすれば信じられない軽傷で済んだのは、不幸中の幸いだったと言えるだろう。
 月曜日にはドクターの許可をもらって退院。自力で運転して帰ったとか。
 BMW側も、クビカを起用するか、TDのヴェッテルやグロックにするかは発表を先送りにしており、6/14(木)に正式発表するようだ。
 本人はレースに出たくてうずうずしているようだが…流石に大事を取るべきではないかと思わずにはいられない。


 次にSC導入時の新ルールについて。 
 今回4回のSC導入により、今シーズンからのSC導入時のルールの改正点がよくわかった。隊列が整うまでは、ピットインでの給油は禁止(タイヤ交換はOK)ピットレーンがクローズ、と言う表現を実況ではよく用いていた。また周回遅れは、レースコントロールからの指示が出れば、SCを追い抜いて隊列の一番後ろについて同一ラップに戻ることが出来る。但し今回はレースコントロールの指示を待たずにニコやADがSCを追い抜いて勝手に列の最後尾につけていた。
 この件については私見を交えながら、別の日に改めて取り上げることにしたい。


 次に、ハミルトンのデビュー6戦目でのポールトゥウィンについて。
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 我々がまたしても偉大な歴史が刻まれようとしている瞬間の目撃者になりつつあることは間違いない。昨年まで、数多くのレコードを塗り替え長岐に渡りF1のトップであり続けたミハエル・シューマッハが刻み続けてきた歴史の目撃者になってきた。最後の2年間はアロンソにタイトルを奪われながらも、まだトラックの上では未だ最速、未だ最強を見せ付けてくれていた。
 その彼がいなくなった今年、F1界の更盛を危惧する意見もあったが、それはまったくの杞憂に終わった。アロンソでも、ライコネンでも、そしてマッサでもなく、デビュー1年目の新人が間違いなく今年のF1サーカスを引っ張っている。
 初戦から常にポディウムの上に立ち続け、あれに荒れた第6戦のモントリオールを、1人だけ"another planet"の世界で独走し、危なげなく初優勝をポールトゥウィンで飾る。新人とは思えない安定感すら感じる。
 チャンピオンシップは、1位ハミルトンで48ポイント。以下アロンソが40ポイント(-8ポイント)、マッサが33ポイント(-15ポイント)、ライコネンが27ポイント(-21ポイント)と、ここに来てポイント差が大きくばらけてきた。誰がこのような展開を予想したものか。
 個人的に、だからハミルトンがデビューイヤーにワールドチャンピオンになる、と言うつもりはない。しかし、ライコネンとの差は21ポイント。シーズンはまだ10戦以上残っているがこの差は早くも如何ともし難い差になりつつある。
 果たして、またも新たな歴史が刻まれるのか。我々がその目撃者になり得る可能性が充分に出てきたことは間違いない。


 そしてやはり触れずにはいられない、SuperAguri、佐藤琢磨の6位入賞について。
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 アロンソと琢磨の間に、タイヤを含めたマシンの色々な事情が横たわっていたとは言え、2年連続のワールドチャンピオンを、トラック上で堂々とオーバーテイクしての6位は素晴らしいのひと言だ。日本人だからだろうが、正直、ハミルトンよりインパクトの大きい出来事だった。昨年まで常にテールエンダーだったチームが、トップコンペティターと争えるまでに1年でレベルアップしたのだからただただ驚くしかない。
 本当にあのオーバーテイクは絶叫モノだった。ありがとう、琢磨!!
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 はいはい、クルーも思いっきり羽目を外しちゃってください。


 最後にTOYOTAの冨田会長の辞任について。
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 このレースを最後に冨田氏もサーキットに姿を現すことはなくなるだろう。 
 間違いなく近年の成績不振の責任を取らされた形だ。大企業にありがちなドライな人事である。
 後任には山科氏が決定しており、現状もすでに山科氏がチームを統制している。
 因みに冨田氏はこの後、FSWの会長に就任することが決定している。
 なんか、天下りみたい…


 さて今週末には第7戦USAGPがインディアナポリスで開幕する。
 連戦と言うことと、サーキットの特性が高速寄りと言う性質が若干似ているということもあり、似たような結果になる可能性が極めて高い。
 フェラーリは、ドライバー・コンストラクターズ選手権において赤信号が点滅している。
 彼らがこの危機をどう乗り越えようとするのかに期待したい。
 そして好調のSuperAguri。琢磨の思い出の地で、更に高みへと歩を進めることが出来るのかにも併せて注目していきたい。
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by R-130 | 2007-06-13 02:57 | ∟F1 2007 Final
2007年 05月 28日
F1:第5戦 モナコGP決勝 マクラーレンが通算150勝を1-2フィニィッシュで達成
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Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time
1 F・アロンソ マクラーレン 1:40:29.329
2 L・ハミルトン マクラーレン + 4.095
3 F・マッサ フェラーリ + 1:09.114
4 G・フィジケラ ルノー + 1 laps
5 R・クビサ BMW + 1 laps
6 N・ハイドフェルド BMW + 1 laps
7 A・ブルツ ウィリアムズ + 1 laps
8 K・ライコネン フェラーリ + 1 laps
9 S・スピード トロロッソ + 1 laps
10 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
11 J・バトン ホンダ + 1 laps
12 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1 laps
13 H・コヴァライネン ルノー + 1 laps
14 D・クルサード レッドブル + 2 laps
15 J・トゥルーリ トヨタ + 2 laps
16 R・シューマッハ トヨタ + 2 laps
17 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 2 laps
18 A・デビッドソン スーパー アグリ + 2 laps
Did not finish
19 C・アルバース スパイカー + 7 laps
20 A・スーティル スパイカー + 25 laps
21 M・ウェーバー レッドブル + 59 laps
22 V・リウッツィ トロロッソ + 77 laps
(文中のタイムや写真はF1-Live.com及びGPUpdate.netを参照)


 やっぱり、と言うか、当然、と言うか…第5戦モナコGP決勝は、予想通りマクラーレンが他車をぶっちぎって、1-2フィニィッシュを達成した。マクラーレンは通算150勝を達成。ポディウムの面子も予選グリッドと変わらず、1位アロンソ、2位ハミルトン、3位マッサで確定。
 ドライバーズポイントも、これで再びアロンソとハミルトンが38点で並び、優勝数の差でアロンソがトップに立った。
 それでは簡単にスタートを振り返りたい。


 スタート。
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 ハミルトンが「直感的なスタートに賭ける」と言っていたのはマッサ封じだったのか。
 アウト側のハミルトンはマッサのノーズの頭にねじ込むようにステアリングを切り、マッサの飛び込みを潰す。この瞬間、針の穴ぐらいしかなかったマッサのチャンスは、ノーチャンスになってしまった。1位アロンソ、2位ハミルトン、3位マッサでサン・デ・ボーデへ。
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 スタート時の接触といえば、このハイドフェルドとロスベルグくらい。しかし、大事に至らず。他もこれと言ったスタート時のクラッシュはなく、粛々とオープニングラップが進む。
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 が!!この、2台の軽い接触を経てハイドフェルドがロズベルグの前に出たことで、2ストップの連中は今回軒並みポイント圏外に沈むこととなる。
 ハイドフェルドが第1スティントで選択したのは何とエクストラソフト!!まったくタイムが上がらずに、6位ロズベルグ以下に蓋をしながらレースが進んでいく。2ストップを選択した連中は、重いタンクにグリップしないタイヤで走るハイドフェルドに進路を塞がれレースプランを台無しにされ、全員がポイント圏外に沈むことになった。ちなみにこのエクストラソフト。レースではまったく使えないタイヤだった。マッサも、マクラーレンに大きく水をあけられてしまったので、第2スティント第3スティントとソフトタイヤを使ってギャンブルに出たがまったくタイムは上がらず、結局1分以上の差をつけられてしまった。
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 ライコネンはスタートでこそ4台抜きをしたもののその後は我慢のレース。
 何とか8位フィニィッシュで1ポイントを獲得してレースを終えた。
 CS放送で今宮氏が「ライコネンはずっと他車のギアボックスを見ながらのレースでした」と言っていたが、本当にフラストレーションのたまるレースだっただろう。
 しかし、比較しちゃいけないんだろうけど、去年のミハエルのモナコでのレースはすごいんだなぁと改めて実感。あんな魂のこもった走りが出来るドライバーって、今のトラック上に何人いるんだろうか…
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 日増しにスピードが高まってきているレッドブルだが、信頼性は一向に上がってこない。ウェバーはまたもギアボックストラブルでリタイア。折角ポイント圏内を走っていただけに残念。クルサードはリウッツィのクラッシュのもらい事故でフロントウイングの左側のエンドプレートを破損してタイムが上がらず14位にとどまった。
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 この日唯一にして最大の見せ場は、第3スティントに移るピットストップだったと思う。
 1位アロンソを5秒程度の差で追いかけるハミルトン。この2台は直接見えないながらに、ものすごいタイムの応酬合戦を繰り広げていた。それは、先にアロンソがエクストラソフトにチェンジして、ピットアウトした後、何周後にハミルトンがピットに入るかが見えてこなかったからだ。
 もし、アロンソがエクストラソフトにチェンジした後、ハミルトンが長い間、イや5周でいい、コースに居座り続けることが出来れば、エクストラソフトでタイムの上がらないアロンソとしてはお手上げの状態になってしまうのである。よって、アロンソは少しでもマージンを稼ごうと躍起になってタイムを出すのだが、その勝負どころを知っているハミルトンも譲らない。
 両者、ものすごいドライブによるタイムの削りあい!!特にアロンソがマシンをスライドさせながらタイムを削っているのには身震い!!ここはモナコなのにっ!!と思わせるような鬼気迫る走り。
 ハミルトンも、ガードレールにヒットしながらタイムを削っていく(ん?これはミス?まあ、いいか)
 結局アロンソは1分15秒2のファステストを出し、ハミルトンは1分15秒3の自己ベストで追随する激しい見えない駆け引きが続いた。
 しかし、この争いに終止符を打ったのはチーム。
 アロンソが2回目のピットアウト後、何周ハミルトンがコースに留まるかに注目が集まったが、明らかに燃料を持っていたにもかかわらずその2周後にハミルトンをピットに呼び寄せる。
 150勝がかかっていたので無用の争いを避けたのか、こうして全世界が唯一固唾を飲んで見守っていたアロンソとハミルトンのモナコ対決はあっけなくアロンソの勝利で幕を閉じたのであった。

 ポイントまで後一歩の9位に、ベルガーに「冬眠している」と酷評されているSTRのスピードがつけた。惜しいレースだった。
 日本勢は散々。10位バリチェロ11位バトンのHONDA勢。15位トゥルーリ16位ラルフのTOYOTA勢。17位琢磨18位ディヴィッドソンのSuperAguri勢。琢磨はスタートで18位までポジションを上げるも、トゥルーリに塞がれてそれ以降のアップが出来なかった。


 さて、2週後は早くも北米シリーズ。
 モントリオール→インディアナポリスの連戦となる。
 ポールリカールのテストが本当なら、高速サーキットではフェラーリ有利、と言うことになるが果たして…まずはフェラーリはこの拙い流れを断ち切りたいところだろう。

 そう言えばモナコといえば有名人、と言うことで今年は例年以上に沢山の有名人が来られていたそうですが、個人的に2名の方についてちょっと一言。

 まずは、ルノーのCEOカルロス・ゴーン氏がルノーの現地視察に来ていたが、彼は今年のルノーの成績に激怒しているようだ。チームとしては、今年最高の4位フィニィッシュを果たすも、ゴーンハひと言。
「私は4位と言う成績じゃ満足しない」
ルノー、大丈夫でしょうか。

 次は世界的には著名じゃありませんが、日本で走らない人はいないであろう著名人、木村拓哉がCXのゲストとしてモナコ入り。地上波のオープニングで、セナとミハエルについて語ってくれていましたが…台本どおり???いやいや、多くは語らずにおきましょう。
 ただ、純粋にレースが見たい視聴者にとっては、彼のせいでただでさえカットされるレースのシーンが更にカットされるかと思うと…腹が立つんじゃないでしょうか。
 そもそも、視聴率アップに芸能人なんて、要らないんじゃないの?
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by R-130 | 2007-05-28 09:50 | ∟F1 2007 Final
2007年 05月 14日
F1:第4戦スペインGP決勝 SuperAguri琢磨がついにポイントを獲得
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Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time
1 F・マッサ フェラーリ 1:31:36.230
2 L・ハミルトン マクラーレン + 6.670
3 F・アロンソ マクラーレン + 17.456
4 R・クビサ BMW + 31.615
5 D・クルサード レッドブル + 58.331
6 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 59.538
7 H・コヴァライネン ルノー + 62.128
8 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 1 laps
9 G・フィジケラ ルノー + 1 laps
10 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
11 A・デビッドソン スーパー アグリ + 1 laps
12 J・バトン ホンダ + 1 laps
13 A・スーティル スパイカー + 2 laps
14 C・アルバース スパイカー + 2 laps
Did not finish
15 N・ハイドフェルド BMW + 18 laps
16 R・シューマッハ トヨタ + 20 laps
17 V・リウッツィ トロロッソ + 46 laps
18 S・スピード トロロッソ + 55 laps
19 K・ライコネン フェラーリ + 56 laps
20 J・トゥルーリ トヨタ + 57 laps
21 M・ウェーバー レッドブル + 58 laps
22 A・ブルツ ウィリアムズ + 64 laps
(文中のタイムや写真はF1-Live.com及びGPUpdate.netを参照)

 色々と書き所の多いグランプリになった、第4戦スペインGP。
 早速スタートから振り返りたい。

 スタート前に、6番手のTOYOTAのトゥルーリがエンジンストールでピットスタートに。1周減算の65周でレースが行われることに。

 スタート。
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 この3戦なかなかスタートの良いマクラーレン勢。4位ハミルトンは3位ライコネンをあっさり喰って3番手。P.P.のマッサはアウトから並びかけるアロンソを1コーナーで弾き飛ばす!!
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 マッサに押し出されたアロンソは無理矢理被せるようにコースに復帰。BMWの2台が止まってくれたから大惨事にならなかったが、アロンソのドライビングは非常に危険だった。如何に母国グランプで何としてでも、と言うのはあるだろうがあれはペナルティものだろう。
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 唖然としたのは9周目。ライコネンがトラブルでストップ。ハイドロ系?電気系?まだサイトに情報は上がってきていないのでなんともいえないが、まさかここでノーポイントで終わるとは誰が思っただろうか。
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 ライコネンもフラストレーションがたまっているだろう。予選のタイムではまだ若干マッサが速い、と言うのもある。そして、去年まで在籍していたポコポコ壊れていたマクラーレンが今年はノートラブル。去年殆ど壊れなかったフェラーリに今年はマイナートラブルが多い…ライコネンが乗り切れていないと言うのもあるとは思うがまさかマシントラブルでノーポイントに終わろうとは…
 ライコネンの試練は続く。
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 散々な日本のメーカーワークス。
 HONDA勢は同士討ち。22周、バトンがタイヤ交換後の1コーナーでチームメイトのバリチェロと接触してバトンがノーズを破損。踏んだり蹴ったり。
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 本日はBMWにも不運が。
 3戦連続4位と安定した成績のハイドフェルド。ピットストップでアクシデント。
 左フロントタイヤをクルーが締めている途中でロリポップマンがロリポップを上げてしまい、ハイドフェルドスタート!!ナットがTOYOTAのクルーのところに転がる。
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 「おいおい、ナットが外れたままだぜ」
手を振るトヨタクルーを無視してコースに出て行くハイドフェルド。1周を超スロー走行を強いられて何とかピットに戻りタイヤを締めなおすも結局リタイアに終わる。

 最後にはドラマが待っていた!!
 変則3ストップ作戦に切り替えたフィジケラ。これで琢磨が8位に上がれるチャンスが巡ってきたのだ!!
 フィジケラが2ストップを終えた時点で、琢磨との差は8秒。それが1周1秒近く差を広げて3ストップ前にはその差を22秒にまで広げる。
 運命の3ストップ目。
 もちろんスプラッシュアンドゴー。
 ロスタイムを考えてタイヤ交換は無し。
 CS解説陣は4秒くらいでピットが終わるだろうと予測。
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 ピットに滑り込むフィジケラ。給油のみ。
 2秒…3秒…4秒…
 リグを抜くのにちょっとひっかかり、4秒9。

 琢磨はどの辺を走っているのか。
 ホームストレートの映像に切り替わる。
 …まだ来ない。
 …まだ来ない。
 …まだ来ない、ってえ゛え゛ーっ、フィジケラが先に画面に映ったぞ!!
 お゛お゛お゛お゛お゛ーっ、来た来た来たあーっっ!!琢磨来たぁぁぁッ!!
 がんばれーっ!!HONDAエンジン、このときだけは2万回転位回ってくれエーッ!!(それはレギュレーション違反です)
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 抑えたぁ!!琢磨抑えた!!いやーすごいっ。昨年まで(最終戦を除く)ダントツビリだったチームとは思えない。ストレートスピードもSuperAguri伸びているんですよね。本当にいいマシンです。何てったって昨年のチャンピオンチーム相手に競り勝ったわけですから!!
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 残り6周をしっかり抑えて、SuperAguri8位で待望の初ポイントゲット!!
 いやぁ、琢磨おめでとう。
 亜久里代表おめでとう!!腸ねん転で緊急入院して心配されたけど、いやいや良かった良かった。顔色は相変わらず浅黒いからよくわからないんだけど…いやいやホントおめでとうございますm(__)m
 最後、3速を失って満身創痍で走行していたデビクルに、ロスベルグが猛チャージを仕掛けるも、何とか1秒2の差を残して5位フィニィッシュ。相変わらずしぶい走りである。
 ヨーロッパラウンドの開幕戦は思った以上に荒れて完走14台、リタイア8台の結果だった。

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 プレカンの様子。マッサとハミルトンがニコニコなのにアロンソの表情は終始強張りっぱなし。ポディウムの時もマッサとハミルトンはニコニコ会話していたが、アロンソはひと言も会話をしていなかった…まあ結果を見れば当然といえば当然か。因みに、レース終了後、一番汗をかいていなかったのはハミルトン。これも何気にすごい。
 アロンソにしてみれば、スタートでマッサに押し出され、第2スティントのハードタイヤギャンブルも外れて踏んだり蹴ったり。そして、気になるのはレースでの安定感は既にハミルトンが上なんじゃないかって思うくらい、ハミルトンはレース巧者。何でも昨日のインタビューで、

「アロンソとのタイム差は燃料搭載量の差、そのものだよ」

なんて言っちゃったもんだからさあ大変。ハミルトン、本気でアロンソを喰おうとしているのかも…恐ろしい新人である。


 色々と見所の多かったスペインGPだが、やはりコース上でのバトルが少ないのが物足りない。それさえ増えれば本当に楽しくて仕方が無いグランプリシーズンだと思うのだが…
 モナコはオーバーテイクは期待できないけど、その分予選からの総力戦に期待したい。


 余談だけど…
 浜ちゃんって、何か幸運をもたらす力でもあるんかね?たまたまなんだろうけど…
 あと、これはあくまで憶測なんだけど…
 地上波の解説のマッチはCS放送の解説をそのままパクっている、ような気がする。
 現地にいるから放送を聴くことは出来ないだろうけど…今宮氏や川合氏から色々教えてもらってるんだろうなぁ… 
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by R-130 | 2007-05-14 00:42 | ∟F1 2007 Final