2007年 07月 30日 ( 1 )

2007年 07月 30日
サッカー:アジアカップ 決勝 3位決定戦
■ 決勝

○ イラク 1 --- 0 サウジアラビア ●


■ 3位決定戦

○ 韓国 0 --- 0 日本 ●
  (PK 6 --- 5)



 地上波の各局が選挙速報をこぞって放映する中、非国民のようにBS2にチャンネル合わせてアジアカップの決勝を観戦w
 ここまで勝ちあがってきたイラクの実力がフロックでないことを証明して見せた試合だった。

 試合はほぼ互角の内容。
 ただ、実績を考えればサウジが圧倒的に上だし、イラクは国内情勢を踏まえればサッカーどころではないはず。
 
 しかし、勝負にかける情熱は、歴史を作ったイラクの方が上だった。
 日本戦を見た後に、この試合を見たからと言うのもあるかもしれないが、まさに"見せ付けられた"感じ。勝負にこだわるとはこうだ!!といわんばかりの気迫に満ち溢れたサッカーだった。

 この試合を見た日本代表の選手はどれくらいいただろうか。
 この試合を見て少しはインスパイアされて欲しいものである。



 その3位決定戦。
 試合内容や精神論は、多くのブロガー様が取り上げられていると思うのでここでは割愛して、大会全体を通しての、日本代表の問題点を考えて見たい。



◇ 問題点1 脆弱なDFライン

 今回のDFラインは正直言って守備力が低すぎた。
 中沢以外に守備のスペシャリストがいなかったのが、不用意な失点や何度も危ない場面を招いた大きな理由だろう。
 何度も言うように、阿部はCBが専門ではない。
 このまま彼が良いように使われれば、器用貧乏になって大成しないだろう。ポリバレントなんて横文字使えば聞こえが良いが、要は何でも屋さんでしかもスペシャリストがいないがために、穴埋めのように使っただけのことである。
 トゥーリオが戻れば阿部はLSBに回るのだろうか。それとも中村憲剛を外してボランチで使うのか?オシムはどう考えているのだろうか。

 また、SBも残念ながら守備力は低いとしか言いようがない。
 現在のフットボールにおいては、SBに求められるのは、タッチラインを何度もアップダウンできるスタミナ、瞬発力、守備力、出来ればフィジカル、そしてついで攻撃力である。
 チームカラー如何では攻撃力を優先することもあろうが、基本はディフェンダー、守備ありきなのだ。
 そういう意味では、駒野はフィジカルが弱く守備力も低い。セットプレーでは相手に振り切られ、ゴールも奪われてしまった。
 加地は論外。プレーが消極的過ぎるし、守備も当たりさわり無いプレーしか行わないので目立たないが、内容は最悪だ。
 今後は坪井をRSBで起用してみたり、今野を起用してみたりして欲しい。坪井はスピードもあり、CBもこなせるだけあってフィジカルもそこそこ。今野は身長が低く当たり負けしそうだが、プレーオン時のハードマークは定評があり、機を見たオーバーラップも悪くない。
 是非検討してもらいたい。



◇ その2 オシムのメンバー招集と起用に対する疑問

 今大会のメンバーを見たとき、殆どの方が試合に出られる選手はメンバーの2/3しかいないことを悟ったはずだ。事実、交代はいかにもワンパターンで更に悪いことに事態を打開できる選手はゼロだった。
 これはレギュラー組、ないし準レギュラー組みに信頼を置いているというオシムのメッセージなのかもしれないが、もっと色々な選手をテストマッチで試す必要があったと思う。
 特にFWの人選はあまりにも隔たりがありすぎた。誤解を恐れずに言えば、好き嫌いだけで選んだ感が強い。怪我で間に合わなかった田中達也や大久保あたりは、是非次回以降の候補に挙げて欲しい。矢野も使うならじっくり使ってみて欲しい。
 中盤は頭数が沢山いたわりに、使える選手はごく僅か。経験を積ませるつもりで呼べるほど、今の台所事情は潤沢ではないはず。この暑さやコンディションを考えれば総力戦と言う位置づけで、小野のような実力者や家永、松井と言ったサイドのスペシャリストを呼んで欲しかった。
 少なくとも山岸や羽生よりは素晴らしい活躍を見せてくれたはず。

 特に羽生。PK外した挙句にメディアに「蹴りたくなかった」なんて言うヤツは二度と代表に呼ぶべきではない。もうこの時点で、代表失格である。



◇ 高原を活かすなら2トップを

 高原はCFのタイプとしてはペナルティエリアに張っているタイプ。たまーにサイドに流れたりもするが、基本的にはゴールゲッターである。
 このタイプを活かす場合、高原を1トップにしてしまうと2列目以降の攻撃の組み立てに非常に工夫がいる。しかし、今大会の2列目を担った遠藤、中村、山岸の場合仕掛けられる選手が山岸しかいないためどうしても最後の崩しが閉塞的になりがちだ。
 高原にトッティのようなうまい具合に引いてきてチャンスメイク…を求めるのはコクなので、やはりトップのマークをバラけさせる意味でも2トップにするのが良いだろう。高原の相棒は、大久保や佐藤のように裏に飛び出すのを得意とするタイプが良いだろう。
 2列目のゲームメーカーのパスの受けては、必然的にSBかアンカーの1枚になる。この流れは今大会でもそこそこ構築されていたので、より一層の成熟と最後の詰めの形を作れるようになってもらいたいものである。



 トルシエやジーコがアジアカップ勝てて、オシムは勝てなかったという現実は重く受け止めなくてはならない。続投するにしろ、交代するにしろ、今大会の結果を厳粛に受け止めて課題を確実に克服してW杯予選に取り組んでもらいたいものである。
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by R-130 | 2007-07-30 03:35 | ∟サッカー日本代表