2007年 03月 11日 ( 1 )

2007年 03月 11日
F1:開幕まであと5日!!タイヤのワンメイク化がレース展開をどう変える?
 いよいよ2007年シーズンの開幕まであと1週間を切った。
 きっと今頃は、初戦の結果も出て、今年はこうなるかなぁ、と言う展開の予想に花が咲いているところだろうか。
 かく言う八百屋も、この日は…当然仕事(涙)時差の少ない開幕3戦は、リアルタイムでの観戦はお預け。周囲の情報をいっさい遮断して、悶々としながら仕事をしつつ帰りを待つという不健全な(?)ウイークエンドになりそうだ。

 さて、開幕間近と言うことでF1のエントリーにも力を入れて行きたいが、今回は昨年からの主な変更点について触れてみたい。昨年とはちょっと変わった見方が必要になってくる点もあると思うので…
 
 まずはタイヤ。
 ご存知の通り、ミシュランの撤退によりブリヂストンのワンメイクとなる。ワンメイク化に伴い、これまで山のようにあったタイヤスペックは4スペックに限定、ハード・ミディアム・ソフト・エクストラソフトの4スペックになる。
 そしてサーキットに持ち込むスペックは2種類の限定され、またドライバーもこれまでの使用制限に変更が。細かい説明は省略するが、予選から決勝の間に、ブリヂストンが持ち込んだタイヤ2スペックをいずれも1セットは使用する義務が発生する。
 この変更点に伴う今年のポイントは2つ 

①硬めと柔らかめの二つのタイヤの使用義務をどのセッション・スティントで使用すのか 
②昨年のブリヂストン勢はアドバンテージがあるのか 

 この2点になる。

 ①について。
BSが持ち込む2つのスペックは、エクストラソフトとソフト、ソフトとミディアム、ミディアムとハード、と言った組み合わせが基本で、コンパウンドの固さが1つないし2つ飛びで持ち込まれることは無いそうなので、極端に片方のコンパウンドではタイム落ちが激しい、と言うことにはならないだろう。しかし、この冬、チームが血眼になってタイヤテストを繰り返していたのは、今年は限られたコンパウンドのタイヤの性能を如何に引き出すこと、これが出来れば相手との差をつけられる大きなチャンスだからである。
ところで、2スペックのタイヤを予選と決勝で必ず1セット以上使わなければならない、となった場合、どのような使用方法が考えられるだろうか。
 
 一番コンサバな考え方は、Ⅰ予選と、決勝の2スティント(2ストップ)を柔らかめで走ってマージンを稼ぎ、順位変動の少ない最後のスティントを硬めで走る、と言う方法。1番無難なような気がする。しかし、最後のスティントがマッチレースだった場合、ハードだとソフトより勝負が掛けにくいと言うリスクも背負う。この辺のドラマは面白くもある"かも"知れない。
 また、持ち込んだ柔らかめのタイヤの相性がよく好タイムが期待できるが硬めのタイヤではあまりタイムが期待できない、となった場合(序盤の3連戦はこの可能性があると思います)、Ⅱ硬めのタイヤのスティントを思いっきり短くすることでタイムの落ち幅をとどめると同時に、ソフトタイヤでコースに長く留まるようにする作戦、もありかもしれない。これはソフトタイヤの性能をフルに引き出し、ハードとのタイム差が大きいチームが取ってくる可能性もある。
 更に、セカンドグループのチームで、Q2でノックアウトしたチーム・ドライバーなんかは、Ⅲ割と燃料を重めに積んで硬めのタイヤでコースに少しでも長く留まり、残り2スティントを変則ショートストップでソフトでバリバリ走る、と言う策もある。ストレートスピードに自信があり、後ろの車を抜かせずに抑えることが出来れば、あわよくばポイントも、という考え方だ。
 いずれにせよ、どこかに硬めのタイヤを1回はさまなければならない、と言うレギュレーションが恐らく今シーズンの何処かに劇的なドラマを生むことは間違いないだろう。まあ、純粋な競争ではないじゃないか、と言う声も無くはないが、まあそれはそれ。今年のレギュレーションの"妙"を楽しみたい。


 ②について。
 TOYOTAやSuperAguri勢については残念ながらアドバンテージはあまりなさそうだ。彼らの場合、マシンのハンデがあまりにも大きく、タイヤに言及する以前の問題と言ってもいいかもしれない。
 しかし、フェラーリについては若干のアドバンテージがあるようだ。去年はBS勢の一番柔らかいタイヤを履いていた傾向もあり、ソフトコンパウンドのスペックを持ちこまれたサーキットでは、それなりの力を発揮しそうだ。現に、シャキールでいきなりフェラーリが好タイムを連発し続けているのは、サーキットデータだけでなく、タイヤへの順応性が早いと言うのもあげられるだろう。BSのトップチームとして常に2人3脚で開発を支えてきたフェラーリ。これ位の恩恵はあって良いのかもしれない。
 逆の言い方をすれば、MIからBSに切替を余儀なくされたチームはタイヤに苦しむかもしれない。ルノー陣営も"タイヤへのアプローチを180度変えて臨まなければならない"と言っており、その特性の違いを認めている。マクラーレンやルノーを初めとするMIトップチームがどう対応していくかも見所のひとつといえるだろう。

 ざっとタイヤの変更だけでも、今年は一味変わった見方が出来そうだ。開幕まで後5日。今からの開幕が本当に待ち遠しい。
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by R-130 | 2007-03-11 23:55 | ∟F1 2007 Other issue