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2007年 01月 29日
サッカー:日本代表に欧州組をどのように融合するのか?
 最近、欧州で試合に出場している日本人選手の活躍の報道が増えてきている。

 まずはセリエA。カターニャの森本がデビュー戦初ゴール!!しかも後半39分からの途中出場と言うほぼワンチャンスを物にした、"good job!!"である。試合もこの貴重な1点で引き分けに持ち込んだ。デビュー戦ゴールは引退した中田英寿依頼の快挙である。

 続いてブンデスリーガ。フランクフルトの高原はシーズン11ゴール目を記録。試合はシャルケに1-3で敗れたが、シーズン11点目はこれまた中田英寿のセリエAシーズン10ゴールを塗り替える快挙である。まあリーグとポジションが違うので単純比較は出来ないがそれでも記録を塗り替えた、と言う意味では大きな意義があるだろう。何で去年爆発しなかったんだぁぁぁ!!という不満を持つ人も少なからずいると思います。八百屋もそのひとりです(^^ゞ

 ル・マンの松井大輔もフル出場、とはいかないもののコンスタントに試合に出場。今節もマルセイユ相手に勝ち点3を奪っている。ガラタサライの稲本もコンスタントに出場。彼について評価したいのは、02年自国開催のW杯で攻め上がりを持ち味としたアンカーで名を馳せたが、現在はそのプレースタイルを自重し、チームのために守備ありきのハードワーカーで頑張っているところである。今まで過去の実績にとらわれて自分を見失いつつあった稲本がトルコで新しい自分を見つけて頑張っているところにものすごく好感が持てる。

 そしてセルティックの中村俊輔については"言わずもがな"だろう。このブログでも散々取り上げているので詳しい説明も要らないだろう。今節もインバネス戦にフル出場し、ロスタイムの勝ち越しゴールを演出している。

 さて、これら"欧州組"と言われている欧州で活躍している日本人選手を、オシム監督はA代表でどのように融合していくのか?これが今年のA代表の課題であることは皆さんご承知のとおりだ。昨年は国内組の見極めのためか、一切海外組をAマッチに呼ばなかった。その半年をオシムは果たして有意義に使えたのだろうか。
 八百屋はそうは思わない。理由として、真剣勝負のAマッチが少なかったこと。格上との対戦が無かったこと、が挙げられる。これでは正直、問題点は隠れたままだ。
 例えばCBの人選。今季レッズに移籍した阿部をそのままCBで使い続けるのだろうか。いくら人がいないとは言え、阿部をCBで起用できるのは明らかに格下が相手だったからだと推測する。自国のレベル以上の相手では絶対に守備力としては通用しないはずだ。CBは国外でプレーする有力どころはバーゼルの中田浩二くらい。と言うことはCBの候補者探しは急務だったはず。それを阿部で"済ませた"のか阿部に"託したのか"真意の程はわからないが、もし"託した"のだとすれば今後の日本代表は不安で仕方が無い。
 また、欧州組のメンバーはいずれもクラブチームにおいて"明確な役割"を持ってプレーしている。しかし、オシム監督は方針の中に明確な役割を今のところ持たせていない。自分たちで考える、走りながら考えるサッカーの実践、と言うのがオシム監督のモットーらしいがそれで本当にA代表は06年の過ちを繰り返さないのだろうか?非常に心配だ。
 簡単に言えばゲームプランが著しく欠如しているような気がする。これと言った明確な方針が見えてこないのだ。この辺はジーコに通ずるものがあり非常に心配だ。
 特定の選手を贔屓しないのはいいことだが、選手たちがサッカーやりながら迷っている点は大きなマイナス評価。この問題点を、欧州からやってきた助っ人たちが埋めてくれるのか…とてもそうは思えない。

 近代のW杯の名将たちは、必ず基本となるシステムとゲームプランを持っていた。クラブチームのように長岐に渡って練習時間が確保できないA代表の場合、選手の特徴を見極めてその力を最大限に発揮するシステムを構築し、監督の信念の下にゲームプランを持つ。ホーで実績を残している監督の多くはこれに当てはまる。
 逆に日本代表がしばしばやる4バックと3バックの併用、これは裏を返せばシステムが決まっていない、と暴露しているようなものだ。有能な選手やマルチロールタレントを複数抱えている強豪国ならいざ知らず、CBも枚数不足、SBに至っては適任者がおらず、となっている我が国では早急にバックスを何人にするか決めてシステムを構築する必要があるだろう。バックスの人数が決まれば自ずと中盤の人数も限られたものになる。4枚なのか、5枚なのか、Wボランチなのかワンボランチなのか…システムが構築されれば、自ずとゲームプランも見えてくる。この辺が見えてこないオシム監督が非常に心配な八百屋である。

 06年、史上最強との呼び声の高かった日本代表も終わってみれば2得点7失点勝ち点は僅かに1。過去3大会で内容は最悪とも言える形でドイツW杯を終えている。その教訓を果たしてJFAは活かすことが出来るのであろうか。
 今年の結果如何では、いち早く後任の監督を探す必要があるのではないかと思えてならない八百屋である。
  
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by R-130 | 2007-01-29 17:07 | ∟サッカー日本代表