2007年 01月 16日 ( 1 )

2007年 01月 16日
News:不二家問題追記
 不二家報道も随分下火になった。世の中物騒な事件が多すぎで、最近は殺人だ・死体遺棄だ・バラバラだと、暗くなるような事件ばかり。昔はこんなことなかったのに…ついおじさん節爆発させてしまったが、本当にそう思う。毎日しっかりニュース見ていないと、どのバラバラ殺人かわからなくなってしまうような事態って結構異常だと思いません?愉快犯や模倣犯が昔に比べて飛躍的に増えているのも、異常な事態に拍車をかけている。不二家問題もあまり大きく取り上げられないのもやはり異常事態だからだろう。

 さて、前のエントリーで結構反響があった不二家問題。沢山のコメントありがとうございましたm(__)mこういった意見交換が出来るから、ブログやってて良かったなぁと思います。これからも皆様の忌憚ないご意見をお待ちしております。

 不二家問題のエントリーで、書き足りなかったことやちょっと語弊を招くような表現もあったので追記して、不二家問題についてのエントリーを終了したい。


■ 国際規格のISOシリーズの監査・チェックの見直し

 ISO9001を取得していた工場で、消費期限切れの材料が恒常的に使われていたこの問題。果たして国際規格とは一体何なのかと言う問いかけをしてくれた意味では、実に意味のある問題だったと思う。
 コメントを下さった方の中に、ISOシリーズを認証・取得された会社に勤められている方がおられ、日々のチェック業務の多さや監査前の膨大なチェック項目に対する消し込みの大変さを教えていただいた。八百屋の会社も監査直前はドタバタ。色々なチェック項目の再確認に1日追われてしまうのも良く知っている。
 そう、真面目に取り組んでいる会社だって沢山ある。ISOシリーズの意義に乗っ取り、その手順どおり遵守している企業も少なくないと思う。

 でも、不二家のようにその多くの一般企業が取り組んでいる"国際規格の遵守"を水泡に帰すようなことをしてくれる企業も一部いる。これがいかがなものかと八百屋は言いたい。
 自分の会社が存続すれば何でもしていいものか?目先の利益のために結果多くの従業員を路頭に迷わすようなことをしていいものなのか。企業のお偉方は今一度、この事件を教訓に問い直していただきたい。そして、このような企業が監査を潜り抜けてしまうISOシリーズは、今一度見直されるべきだろう。監査やチェック機構と言うのは、このISOシリーズに関わらずすべてにおいて見直しを迫られている問題だ。医療機関の国への医療補助金請求問題等もそう。政治家の経費申告の"事務所代問題"もそう。ずさんなチェックがこのような問題を巻き起こしている。
 文句の出ない、隠蔽体質を改善するためにも第3者団体がチェック機構を担うべきだ。



■ 経営陣に再度考えてもらいたい

 不二家の問題は「またかよ」と思われた消費者も多かったはずだ。結局どこの企業も、多かれ少なかれ同じようなことしているんでしょ?そう思われてしまっても仕方のない事件だ。
 これが氷山の一角である可能性は残念ながら極めて高い。
 ただ、食品に携わる企業の多くがこのような不正や改竄をしているわけではないことを付け加えておきたい。
 不二家みたいな企業は淘汰されて、全うな企業が残るべきだ。と言う意見も耳にするが、八百屋の見解としては、これを反面教師として今すぐ、全ての企業が全うな商売に戻って欲しい。これを願っている。不二家のような一流メーカーがこのような手法を取らないと生き残れなかったとは考えにくい。もちろん、大きなリストにもあったと聞く。経営が思わしくなかったことも伝え聞いている。
 しかし大事なのは、その重大な問題を従業員全員が共有し、一丸となってその問題に立ち向かうことではないだろうか。経営陣は賞与をカットするから、皆も頑張ってくれ、とメッセージを送り、全員でこの危機を乗り越えることが大事ではなかったのか。少なくとも、消費期限の切れた材料を使うという目先の利益と負の連鎖に手を染めるようなことすれば、それがいずれ自分の首を絞めることくらいわかっていたはずではないのか。

 今回の問題は、トップの無能さがもたらした悲劇だと思っている。少なくとも会社の雰囲気がよければ、内部告発なんて起こりえないものだ。内部告発に踏み切る背景には、会社に対する不振・不満が蔓延しているからだ。トップは従業員を大事にしていない。今回の事件では間違いない事実だ。そうでなければ、あのような無責任な会見を開いて辞任するなんて出来ないはずだ。
 企業人として、モラルと責任感を持った経営を続けていただきたい。従業員も犠牲者だ、と言う表現が正しいとは思わないが、従業員一人一人にしっかり意思統一を図れば、このような悲劇が起こる可能性は低かったはずだ。トップのワンマン経営で企業が成り立つほど今の日本の成長は右肩上がりではない。その辺の事実認識を改めていただきたいものだ。



■ 食品業界の信頼回復に向けて

 またかよ、といわれても仕方のないこの事件。
 食品業界に従事する我々としては、二度とこのようなことが起きないよう努力していくしかない。"安心・安全"が食の命題となっている昨今、我々はいかに安心で安全な商品をお客さまに届けていくかが重要な命題であるかを改めて肝に銘じなければならないだろう。
 そしてこのような事件が二度と起こらないように、企業側からも問題意識を喚起していく必要があるだろう。
 消費者の信頼があるからこそ、我々もお給料をもらえる…
 なんか精神論みたいになってしまったが、それが我々が従事している業界の"事実"であることを全員が理解しなければ、また同様の事件は繰り返されるだろう。 
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by R-130 | 2007-01-16 11:21 | News