2006年 11月 28日 ( 1 )

2006年 11月 28日
サッカー:カンナバーロがバロンドール受賞
 もう、バロンドールの時期なのね、としみじみ思う八百屋(^^ゞ
 今年のバロンドールは、レアル会長のフライング発言もあったが、大方の予想通りカンナバーロ(イタリア代表、レアル・マドリー所属)に決まった。
得票数は、以下のとおり。


<順位(得票数)>

1位(173):ファビオ・カンナバーロ(ユベントス、レアル・マドリー)
2位(124):ジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)
3位(121):ティエリ・アンリ(アーセナル)
4位(73):ロナウジーニョ(バルセロナ)
5位(71):ジネディーヌ・ジダン(レアル・マドリー、引退)
6位(67):サミュエル・エトー(バルセロナ)
7位(29):ミロスラフ・クローゼ(ベルダー・ブレーメン)
8位(25):ディディエ・ドログバ(チェルシー)
9位(17):アンドレア・ピルロ(ミラン)
10位(13):イェンス・レーマン(アーセナル)
11位(11):デコ(バルセロナ)、カカ(ミラン)
13位(9):フランク・リベリー(マルセイユ)
14位(5):クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)、ジェンナーロ・ガットゥーゾ(ミラン)、パトリック・ビエイラ(ユベントス、インテル)
17位(3):フランク・ランパード(チェルシー)、ルーカス・ポドルスキ(ケルン、バイエルン・ミュンヘン)、カルレス・プジョル(バルセロナ)
20位(2):ジュニーニョ(リヨン)、リオネル・メッシ(バルセロナ)、ジョン・テリー(チェルシー)、ルーカ・トーニ(フィオレンティーナ)、ジャンルカ・ザンブロッタ(ユベントス、バルセロナ)
25位(1):フィリップ・ラーム(バイエルン・ミュンヘン)、ダビド・ビジャ(バレンシア)


 アンリやロナウヂーニョを抑えて、カンナバーロとブッフォンのイタリア"カテナチオ"勢が入っている。これは今までの傾向からしても極めて異例の得票だ。これは、今年のW杯の優勝の要因が「堅守であった」と言うことを色濃く物語っている結果といえよう。
 ただ、バロンドールはW杯だけでなくクラブチームでの貢献・功績も得票に絡む。カルチョ・スキャンダルは選手たちには責任は無いとは言え、セリエBに降格したユベントスから2名が上位に選出されたことに疑問を投じる人もいるだろう。

 ちなみに、DFの受賞は過去に2人。ザマー('96)と、ベッケンバウアー('72、'76)のみだ。マテウスは90年に受賞しているが彼のそのときのポジションはDFではないので除外。しかもいずれもドイツ人。この辺に、ドイツのCBは屈強でドイツのチームは堅守だ、と言うイメージが今でも染み付いている所以かもしれない(最近はそうでもないが…)尚、イタリア人の受賞は93年、あのロベルト・バッジョ以来となる。うーん、そんなにイタリア人はこの勝から遠ざかっていたのか!!

 八百屋的私見。
 DFの受賞は個人的には歓迎。現状のサッカーの戦術・トレンドを見る限りでは、FWやMFらばかりが脚光を浴びるのはおかしい。そういう意味では正当な評価といえるだろう。ただ、やはりカルチョ・スキャンダル、もちろん選手に非があるという訳ではないのは百も承知だが、のあったイタリア・ユーベからの選出と言うことでは、100%素直に喜べない、と言うのが正直なところである。後、さらに個人的なことを付け加えさせていただければ、GKのブッフォンでも良かったんじゃないかなぁ、と思ってしまう今日この頃である。


---追記---
 いつも懇意にさせてもらっているfinal-fantasistaさんが、個人的なバロンドールランキングをやっていたので、ここは八百屋もその素晴らしい案を拝借して(←簡単に言えば、パクってます、ごめんなさいfinal-fantasistaさんm(__)m)、超私的、八百屋が選ぶバロンドール賞及び、次点4名を発表させていただきます。


■ 第1位 ジャンルイジ・ブッフォン(イタリア代表 ユベントス所属)

 八百屋が10年見てきた中で、全ての技術が高い、現在世界最高峰のゴールキーパー。W杯での活躍からも最早説明も不要の10年の1人の"逸材"だ。
 八百屋の好きなGKの中には、オリバー・カーン(ドイツ)、アンジェロ・ペルッツィ(イタリア)、ピーター・シュマイケル(デンマーク・引退)、ボド・イルクナー(ドイツ)等がいるが、彼らはもちろん技術が高かったが、若干の欠点を有してもいた。しかし、ブッフォンにはその欠点が見られない。古くはパルマで頭角を現し、16歳でプリマベーラに上り詰め、そこから多くの経験を積んだブッフォン。経験も能力も、いまや世界一だと八百屋は自信を持って推薦する。


■ 第2位 ロナウヂーニョ(ブラジル代表 バルセロナ所属)

 W杯では輝きを放てなかったものの、今をして尚「現代版ファンタジスタ」の名前をほしいままにしているの、まさにクラッキだ。先日もリーガでオーバーヘッドを披露。もう、不調だとは言わせないといったパフォーマンスを披露している。
 ノールックからのスルーパスなど、視野の広さは草食動物を思わせる。また、創造性に溢れながらも、エンターテイメント性を忘れない。彼のプレーは本当に見る物を引き込む。そして大事なのは、彼自身が楽しそうにサッカーをしていると言うこと。これが、我々をも楽しませてくれる最大の要因だろう。
 また、ファンタジスタにありがちな、フィジカルの弱さは彼には全く無い。鍛え抜かれた肉体は、イングランド代表のジョン・テリーをも弾き飛ばす。これが現代版ファンタジスタと呼びたい理由の一つだ。
 ただ、本当のファンタジスタとはどのような場面でも輝かなければならない。彼がバルセロナだけでなく、セレソンでも輝きを放つようになれば、バロンドールを獲得するのも時間の問題だろう。


■ 第3位 ファビオ・カンナバーロ(イタリア代表 レアル・マドリー所属)

 具体的な評価は、本文をご覧頂きたい。スペインでやや苦しんでいる感じも見受けられるが、そこはバロンドール受賞者として、イタリア同様鉄壁の守備を見せつけて頂きたい。


■ 第4位 ティエリ・アンリ(フランス代表 アーセナル所属)

 プレミアで3年連続得点王。5年間で4度得点王を獲得。この実績に異論を挟む余地は無い。W杯でも少ないチャンスを物にする決定力は健在。代表では活躍できない、というレッテルをある程度はがすことが出来ただろう。ストライカーとしてだけでなく、チャンスメイカーやサイドアタッカーとしても1流でプレーの幅は非常に広い。しかもFKも蹴れる。今やプレミアの顔にまで成長したアンリは、もっと評価されて然るべき選手かもしれない。


■ 第5位 ルカ・トニ(イタリア代表 フィオレンティーナ所属)

 1年の実績で5位に推すのは持ち上げすぎかもしれないが、セリエAで約30年振りとなる30ゴール越えの実績は、ハードなディフェンスで鳴らしているリーガにおいて、素晴らしい実績といえよう。
 もっとも彼の持ち味は、懐の深さである。1トップとしてのポストプレーとアクロバティックなプレーが同居し、身のこなしも柔らかい。スピードがあるわけではないので、ディフェンダーに走り勝って振り切るようなプレーはないが、ディフェンダーを背負いながら一瞬の身のこなしで反転やトラップをうまく使い、マークを外して素早く足を振りぬいて制度の高いシュートを打つ技術、また長身を生かした制空権は、まさに相手DFの脅威だ。
 今年はオフに移籍問題で揺れ、現在もトップフォームを戻していない。それでもフォームが戻ってきて、実績を更に積めば、彼にもこの賞を獲得できるチャンスはあるかもしれない。


次点として、これも実績は薄いが期待料込みと言うことで、フランク・リベリー(フランス代表 マルセイユ所属)を推して、この項を了としたい。
 
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by R-130 | 2006-11-28 23:20 | ∟Football otherissue