2007年 10月 18日
F1:第15戦 日本GP決勝 ルーキーがタイトルに"王手"
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1 L・ハミルトン マクラーレン 2:00:34.579
2 H・コヴァライネン ルノー + 8.377
3 K・ライコネン フェラーリ + 9.478
4 D・クルサード レッドブル + 20.297
5 G・フィジケラ ルノー + 38.864
6 F・マッサ フェラーリ + 49.042
7 R・クビサ BMW + 49.200
8 A・スーティル スパイカー + 1:01.100
9 V・リウッツィ トロロッソ + 1:20.600
10 R・バリチェロ ホンダ + 1:28.300
11 J・バトン ホンダ + 1 laps
12 山本 左近 スパイカー + 1 laps
13 J・トゥルーリ トヨタ + 1 laps
14 N・ハイドフェルド BMW + 2 laps
15 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 2 laps
Did not finish
16 R・シューマッハ トヨタ + 12 laps
17 A・デビッドソン スーパー アグリ + 13 laps
18 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 18 laps
19 S・ヴェッテル トロロッソ + 21 laps
20 M・ウェーバー レッドブル + 22 laps
21 F・アロンソ マクラーレン + 26 laps
22 A・ブルツ ウィリアムズ + 48 laps

 SCが20周近くも隊列をホールドしているのを見て、このまま終わってしまうのではないか、という不安が頭をよぎって仕方なかった第15戦日本GP決勝。
 (ぶっちゃけ、雨がやまずにSCが約60周近くホールドし続けた結果、2時間ルールが来てしまい、"前代未聞の出来事です"なーんてアナウンサーが困り果てた実況をしているのを想像していました…)
 結果としては、ルーキーが年間王者に"王手"を掛けることになる展開になってしまった。

 レースはSC先導で開始。
 フェラーリに、"エクストリームウエットを装着してレースに臨む"と言うFIAからの通達が遅れてしまい、インターミディエイトを装着してスタートしてしまったため、レーススタート後10周も経たないうちにタイヤ交換+給油をするシーンが発生。
 これは真剣勝負のチャンピオンシップに、何とも冷ややかな水を差しかねないお粗末振り。もしSCがホールドしている間に路面が見る見る乾いていたらどうなっていたのか…いろいろな邪推をしてしまう次第である。今回、この交換が展開にさして影響しなかったのは本当に結果論でしかない。
 また、ピットスタートしたSTRのリウッツィは、ピットレーンがオープンになるまでコースインしてはいけないと勘違いされたレース運営者によって1周足止めを喰らい、周回遅れでレースに復帰すると言うお粗末な運営もありました。これは、後に処理の過ちに気がついたスチュワードが、リウッツィに隊列を抜かせて同一周回に戻すと言うジャッジを下しましたが、これが皮肉にもレース再開を決定させる"誘因"になったのが何とも皮肉です。

 SCがアウトしてレース再開したのが19周目。
 再開周にはクラッシュが多発して順位が更に乱れ、マクラーレンの給油でトップに躍り出たのはSTRのヴェッテル!!Q3の躍進に加え、ウエットセットアップの決め込みがはまったと言うのもあるだろうが、彼の非凡さが改めて窺い知れた瞬間でもありました。残念ながら、アロンソに軽く接触した上に、2度目のSCホールド中には3位のウェバーと接触して両者リタイアと言う最悪な結果で終えてしまいました。ガレージで泣き崩れるヴェッテルが映っていましたが、とりあえずはアロンソに誤っておいたほうがいいと思います(汗)

 そのハミルトンを2ポイント差で追いかけるアロンソは、ヴェッテルとの接触で空力バランスが崩れ、それでもハミルトンとの差を詰めようとひっちゃきになって追いかけた結果…クラッシュして今季初のノーポイント。2年連続ワールドチャンピオンのアロンソも、流石に焦りを感じたんでしょうか。皮肉にも昨年の鈴鹿でリタイアしてワールドチャンピオンがほぼ絶望になったミハエル…彼の気持ちを今アロンソは痛感しているのかもしれないです。

 追い上げが命題になっているフェラーリ勢は、SC中に2度のピットストップを強いられた挙句に、ガスが持たず結果3回ピットをしたことになるも、ライコネンは猛追して3位まで上昇。最後は同郷のルノーのコヴァライネンと激しくもクリーンなバトルを展開するも後一歩届かず3位止まり。マッサは、SCホールド中にスピンを喫して順位を落としたのにもかかわらず、ハイドフェルドをパスしてしまったためペナルティーを喰らい、ファイナルラップでクビカと強烈なドッグファイトの末6位に。

 そして、この荒れた天候を見事に制したのはルーキーのハミルトン。最高得点の10ポイントを獲得して、2位アロンソとのポイント差を12とし、文字通り年間王者に"王手"をかけました。
 尚、8位フィニィッシュしたリウッツィにペナルティが課されたため、繰り上げてスーティルが8位で今期嬉しい初ポイントゲットです。

 いよいよ今年も残り2戦。
 今週末には上海での中国GPが行われます。
 展開如何では、今年の年間王者も決まりそうな雰囲気です。ルーキーが年間王者という、またしても新しい歴史が生まれる瞬間の目撃者になれるかもしれません。ミハエルという生ける伝説が引退した後も、間髪要れずこうした歴史が作られていく瞬間に立ち会えることは本当にすごいことだと思います。

 さて、富士で30年ぶりにF1が開催されたんですが、運営のやり方について少し取り上げる必要があると思い、最後に書いておきたいと思います。
 まず、ナショナルネットのニュースでも取り上げられた、地盤沈下による対応の拙さです。
 最悪4時間以上も寒い中取り残されたお客さんがいたわけで、あのような輸送方法を強いた以上、その遅れや対方法については説明の必要があったと思います。
 また、横断幕やフラッグなどの規制についても、いまいち意味不明なところがあります。
 今までそのような応援グッズを規制したグランプリってあるのでしょうか?
 おそらく現地で禁止を知らされた人もいるかと思います。
 意外に考えているようで考えられていないような気がしたトヨタ方式の運営術。
 そして、問題のない運営を最優先で考えられた挙句、ストレスを感じたであろうサーキットを訪れたファンの皆さん。
 今年は1年目ということで言い訳も利くでしょうが、来期はもっとファンのことも念頭に置いたグランプリ運営を考えてもらいたいものです。
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by R-130 | 2007-10-18 10:58 | ∟F1 2007 Final


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