2007年 08月 05日
F1:第11戦 ハンガリーGP予選 アロンソ、ポールを獲得も…
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■ 公式予選
1 F・アロンソ マクラーレン 1:19.674
2 L・ハミルトン マクラーレン 1:19.781
3 N・ハイドフェルド BMW 1:20.259
4 K・ライコネン フェラーリ 1:20.410
5 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:20.632
6 R・シューマッハ トヨタ 1:20.714
7 R・クビサ BMW 1:20.876
8 G・フィジケラ ルノー 1:21.079
9 J・トゥルーリ トヨタ 1:21.206
10 M・ウェーバー レッドブル 1:21.256
11 D・クルサード レッドブル 1:20.718
12 H・コヴァライネン ルノー 1:20.779
13 A・ブルツ ウィリアムズ 1:20.865
14 F・マッサ フェラーリ 1:21.021
15 A・デビッドソン スーパー アグリ 1:21.127
16 V・リウッツィ トロロッソ 1:21.993
17 J・バトン ホンダ 1:21.737
18 R・バリチェロ ホンダ 1:21.877
19 佐藤 琢磨 スーパー アグリ 1:22.143
20 S・ヴェッテル トロロッソ 1:22.177
21 A・スーティル スパイカー 1:22.737
22 山本 左近 スパイカー 1:23.774


 第11戦ハンガリーGP予選は、アロンソがポールポジションを獲得しました。
 …って白々しく書きましたが、まさに"疑惑"のポールでしたね。
 チャンピオン争いに付き物になってきている"疑惑の行動"は今年も全世界の視聴者が目の当たりにすることになりました。

 それはQ3の2回目タイムアタック寸前に起きました。
 マクラーレンのアロンソが1回目のタイムアタックを終了した時点で、同僚のハミルトンとの差はコンマ5近くありました。
 エクストラソフトタイヤを上手に使えるハミルトンと、エクストラソフトでハードプッシュするとタイヤが持たないのでソフトタイヤしか使えないアロンソとの差がそのままタイム差になって現れた形です。
 前戦のニュルブルクリンクに続き連勝を狙うアロンソにしてみれば、タイムギャップを埋めてのポール獲得は必須条件でした。
 
 アロンソが1回目のタイムアタックを終えてマクラーレンピットへ。程なくハミルトンもピットに戻ってきました。
 2台順番待ちをして、順次タイヤ交換をする光景はもうどのピットでも見慣れている光景です。
 アロンソがタイヤ交換。
 2回目もソフトタイヤ。
 やはりアロンソはエクストラソフトの使い方に自信が無かったのです。このチョイスには少なくない驚きをもって受け止められました。
 しかし、それ以上の驚きはここからでした。
 何とタイヤ交換を終えたクルーが、今度はエクストラソフトタイヤを持ち出してきたのです!!ソフトtoソフトへのタイヤ交換は終わったばかりだと言うのに…
 そしてもう一人のクルーがアロンソのヘルメットの横で何やらしゃべっています。
 ひょっとして、エクストラソフトとソフトと、どちらを使おうか迷っているとでもいうのでしょうか。
 Q3の残り時間はもう2分を切っています。
 急がないとハミルトンがタイヤ交換してピットアウトしても2回目のタイムアタックに間に合わない時間帯にさしかかろうとしています。
 しかしアロンソとクルーは動かない。
 その間は10秒から15秒あったと思います。
 結局アロンソは、タイヤをチェンジすることなくピットアウト。
 この時点でQ3の残り時間は1分35秒でした。

 ハミルトンがタイヤ交換をしてロリポッフが上がった時の残り時間は1分25秒。
 ピットロードの速度制限を守りコースに復帰しても、1周、速く走って1分20秒。間に合わない計算です。
 しかもそんなタイムで走ってしまえば、エクストラソフトの美味しいゴムを使い切ってしまいます。
 程なくピットから
 「もう間に合わないから、燃費をセーブして戻って来い」
 の指示。ハミルトンは憤懣やるせない気持ちを内に閉じ込め、燃費セーブモードでコースを超低速で走行してピットに戻ります。

 アロンソはしてやったりの2回目のアタック。
 燃料が2周分減ってのタイムアタックで、コンマ5近くあった最初で最後のハミルトンのアタックラップをコンマ1更新して、ポールを獲得しました。

 パルクフェルメで喜びを爆発させるアロンソ。
 しかし、この喜びを冷ややかに見ていたのは、マクラーレンクルーの中にもいました。とても正々堂々と勝負した結果でのポールではないことは、火を見るより明らかです。
 ハミルトンは、アロンソとすれ違う時、抗議をいっさいすることなく、右手で軽く握手を交わしていました。しかも手を先に出したのはハミルトンのほうでした。
 普通のドライバーなり怒り、ドライバーへの抗議も起きかねない雰囲気です。過去の争いにもチームメイト同士でのそのようないさかいは何度も見てきました。
 しかし、ハミルトンは違った。
 別にアロンソに遠慮したわけではない。
 このわだかまりはコースでけりをつけてやる、そんな意思表示とも取れる握手のように八百屋は感じました。

 これが故意であろうとなかろうと、スポーツマンシップに欠けた好意であることは間違いない。
 アロンソは間違いなく世界の多くの視聴者に「悪役」に映ったはずです。

 ハミルトンよ、遠慮は要らない。
 エクストラソフトのスティントをアロンソのソフトのスティントに当てて、コース上でもピット戦略でもいいからぶち抜いてやれ!!
 
 個人的には、昨年のミハエルのラスカス事件より、ずーっと汚い行為に見えました。
 (それは、八百屋がアロンソのことを嫌いだからかもしけないけど)


 さて、熱く書いてしまいましたが、その他の流れを簡単に。
 トヨタは今回も2台ともQ3に進出。パフォーマンが安定してきました。
 絶好調のコヴァライネンはウェバーにラップを邪魔されてまさかのQ2脱落。
 HONDA、Superaguriは振るいませんでした…(琢磨はQ1の最終アタックの最終コーナーで膨らみすぎてコンマ5からまるまる1秒失いました。ADはQ2進出を決めたけどそれ以上を戦えるマシンでは無かったですね)
 驚くべきはマッサ。Q2に出たトラブルでQ1のタイムも更新できずまさかの14番手に沈みます。
 そして要注意は、クルサード大先生。11番手につけていますが、この大先生はしばしばフルタンクで第1スティントを走るので12番手以降の方は押さえ込まれる可能性が高いです。

 そして、最大の見所は、トップのマクラーレン、フェラーリ、BMWのピットストップ回数。
 マクラーレンとフェラーリのタイム差がどえらくあり、フェラーリとBMWのタイム差がほとんど無いことを考慮すれば、
◆ マクラーレン、BMWは3ストップ
◇ フェラーリは2ストップ
 のような気がするんですがどうでしょうか?
 ライコネンはロングディスタンスのタイヤパフォーマンスに自信が有るみたいなので…というよりこれでストラテジーが3チームとも一緒ならフェラーリは致命的ですよ。
 そうであることを願いたいばかりです。



 なーんて1人で熱く熱く、会社の休み時間にパチパチ原稿やっていたんですが、帰ってサイト見たらびっくり!!
 アロンソは5グリッド降格、マクラーレンチームはコンストラクターズポイントの加算ナシ(ドライバーズポイントはいいのか?)
 そして、この事件の引き金は、何とハミルトン!!
 Q3の序盤、アロンソが先に走行すべきところをハミルトンがアロンソを抑えるように走っちゃったのが問題だったらしいです。
 そう言えば、Q3前のピット出口で待機している時に、お行儀よくレッドラインの手前で待つアロンソを無理やり追い越すかのように、規定のラインを超えて止まっていたハミルトン。不自然だなぁと思っていたらこんな複線があったんですねー。アロンソ批判しすぎちゃったよ。でも、馬鹿っぽくて自分らしくていいので、訂正せずそのまま載せときます(笑)
 しかしこれはチームの雰囲気が更に悪くなりますよね。
 ジョイントナンバー1は得てしてこうなりがちですが、マクラーレンというチームはホントこういう運命になるチームなんでしょうかね。
 ハミルトンを贔屓しているっぽいチームの流れも合間っての、アロンソの抗議なんでしょうが、しかし高くついてしまいました。
 このレースはどうなってしまうでしょうか?
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by R-130 | 2007-08-05 20:54 | ∟F1 2007 Quaurify


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