2007年 07月 23日
F1:第10戦 ヨーロッパGP決勝 雨→晴れ→そして雨…大混線を制したのは…
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■ 決勝
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time
1 F・アロンソ マクラーレン 2:06:26.358
2 F・マッサ フェラーリ + 8.155
3 M・ウェーバー レッドブル + 1:05.674
4 A・ブルツ ウィリアムズ + 1:05.937
5 D・クルサード レッドブル + 1:13.656
6 N・ハイドフェルド BMW + 1:20.298
7 R・クビサ BMW + 1:22.415
8 H・コヴァライネン ルノー + 1 laps
9 L・ハミルトン マクラーレン + 1 laps
10 G・フィジケラ ルノー + 1 laps
11 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
12 A・デビッドソン スーパー アグリ + 1 laps
13 J・トゥルーリ トヨタ + 1 laps
Did not finish
14 K・ライコネン フェラーリ + 24 laps
15 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 40 laps
16 R・シューマッハ トヨタ + 41 laps
17 M・ヴィンケルホック スパイカー + 46 laps
18 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 58 laps
19 V・リウッツィ トロロッソ + 58 laps
20 S・スピード トロロッソ + 58 laps
21 A・スーティル スパイカー + 58 laps
22 J・バトン ホンダ + 58 laps


 ハミルトンのクラッシュと言う尋常ならざる雰囲気で幕を開けたヨーロッパGP。
 その不穏な流れはレースも続いていましたね。

 決勝前にF1-Live.comとGP Update.netのニュースを斜め読みしていたら
「決勝は雨の予報」
なんてニュースがありました。これまでも雨の予報はヨーロッパラウンド各地でありましたが結局降らなかったので、またまたそんな…と読み流していましたが…

 降りました、それも2回も(^^ゞ



 スタート。
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 もうこの時点でかなりの雨が降り始めた中でのスタート。
 マッサが抜群のスタートで2番手のアロンソを抜いて、フェラーリの1-2体制に。ハミルトンは10位から脅威のロケットスタートで1コーナー後には6位まで順位を上げ、BMWの2台の接触で2コーナーを立ち上がった時には…アロンソの真後ろ4番手までポジションを回復。本当に驚異的。

 しかしその後接触かなんかでレーススピードを回復できずに後方に埋もれていく。


 1周で雨の強さに各車がたまらずピットインしようとする中、先頭のライコネンに"第1の"アクシデント発生。
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 ピットロードのコーナーを曲がりきれずにオーバーランしてしまい、なんとホームストレートに"戻されてしまうアクシデント"発生。土砂降りの中1周をドライタイヤでの走行を強いられ7位まで順位を落とす。
 

 その後は土砂降りになり、各コーナーで飛び出したり接触が続出。
 特に川ができてしまった1コーナーは、土砂降りの視界不良とハイドロプレーニングで、
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 バトンを皮切りに、
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 ハミルトン、スーティル、スピード、ロズベルグ、
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 レースをホールドしようとしたSCのおかまをあわや掘らんとする激しいスピードで突っ込むリウッツィ。ちなみに車両を撤去しようとしたクレーン車に軽くヒット。そして最後にAD。
 ハミルトンとADはレースに復帰したが、5台が1コーナーのハイドロプレーニングでサーキットから姿を消した。


 3周終了後に赤旗中断。
 長い中断後(20分強)、SCホールドの元レースが再開。
 周回遅れをゲインして最後尾につけたハミルトンがここでギャンブル。
 SCがoutする直前のタイミングで誰よりも早くドライタイヤにスイッチしたのだ!!
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 しかしこれはギャンブルが過ぎた。
 各車が続々ハミルトンを周回遅れにしていく。
 3周後には路面コンディションがドライに回復してハミルトンが誰よりも早く競争力を回復したが、その3周の間のビハインドは非常に大きく、結局ハミルトンは連続表彰台記録も途切れ、ポイントも獲得できなかった。しかしレースペースは非常によかったのでクラッシュの影響は感じさせなかったのがすごい。次戦以降に期待したい。


 そしてニュルの悪魔はまたしてもライコネンを襲う。
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 レース再開後、7位から3位までポジションを回復し、アロンソに肉薄してから、徐々に離され始めたので何かトラブルかと思ったら、ここで"第2のアクシデント"。ストップしてしまった。ギアボックストラブルだろうか?リリースがまだ出ていないのであまり書けないが、これで痛恨のノーポイント2戦目。ホント、ライコネンはついていないとしか言いようが無い。


 そして、ニュルの悪魔はまたも気まぐれを見せる。
 なんと残り10周でまた雨が降り出したのだ。
 これを味方につけたのがアロンソ。
 雨が降る前までマッサの5秒後を走っていたのが、雨が降ってタイヤをチェンジしてから猛追。一気にギャップを縮めて、
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 6コーナーでパス。両者は軽く接触した。


 予選のミス、スタートでフェラーリ2台に前を行かれた後もミス無いレースで、好位置に就けて、最後のチャンスをしっかりつかんだアロンソがモナコGP以来の今シーズン3勝目。
 ドライでは圧倒的な速さを見せ付けながら、ウエットではセットの決まらなかったのが致命傷になったマッサが2位。3位にはSC後はステディな走りで後続を抑えきったレッドブルのウェバーが3位に入賞した。荒れたレースには強さを見せるヴルツが、ウェバーに僅差の4位。スタートをフルタンクで走ったクルサードが5位。序盤に接触したBMW勢は6位ハイドフェルド、7位クビカと滑り込み、何とか地元の維持を見せ、8位に最後レインに素早くチェンし背するギャンブルを見せて何とか滑り込んだコヴァライネン。完走13台の荒れたレースだった。

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 アロンソがレース終了後、カメラにアピール。
「こんな走り(ぶつけてくるような)しちゃいけないよな」

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 ポディウム前に、2人がちょっとした口論に。
 イタリア語で激しくバトル。
 でも、プレスカンファレンスでは、アロンソはしおらしくしていましたけど(笑)
 マッサは怒りが収まらないのか憮然としていましたね。

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 ポディウムのプレゼンテーターはミハエル。
 さっきまでフェラーリのフリース着てたような…って言うかこういうのあり?
 ロン爺が
「ほら、引退しないでマクラーレンに来ればよかっただろう?」
って、ミハエルに…言うわけないか。


 "これからのチャンピオンシップは経験が物を言う"
 と言い放ったアロンソが、その言葉を体現したかのようなレース運びで優勝。
 ライコネンはまたしても痛恨のリタイア、2戦目のノーポイント。
 ハミルトンは、連続表彰台はおろかポイント記録も途切れる今年初のノーポイント。
 マッサは手中に仕掛けた優勝が手のひらからこぼれる2位…

 2強4人にとって悲喜こもごものレースとなりました。
 しかしドライバーズポイントは

1位  ハミルトン  70pts
2位  アロンソ   68pts
3位  マッサ    59pts
4位  ライコネン  52pts

 となりました。展開的にはライコネンは最低でも6ポイントは欲しかったでしょうね。それでも大きくハミルトンとの差を詰めることができましたから。このライコネンのリタイアは、チャンピオンシップに大きな影響を与えることは間違いないでしょうね。


 さて、次戦は、HONDAが第3期F1活動で初優勝を遂げたハンガリーGPです。
 流石にHONDAに昨年の再現は望むべくもないですが、この2強4人の熱いバトルはこれからも見逃せないですね。
 浜島さんも、ハンガリーにはエクストラソフトを投入すると明言しました。このエクストラソフトを上手に使いこなせたチームが、勝利に近づけるような気がします。
 また2週後が楽しみでなりません。



 最後にお詫び。
 ヨーロッパGP予選のエントリーで、クラッシュした時のハミルトンの足のバタバタを、「体の無事の確認」と書きましたが、本人のコメントで「自分自身のミスだと思い、悔しくてああいうリアクションを取った」と言うことだったそうです。
 お詫びして訂正いたします。

 …そんな余裕あるならもっと安心させてくれよ。
 ホントに心配したぞ。  
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by R-130 | 2007-07-23 01:36 | ∟F1 2006 Final


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