2007年 07月 11日
■ 決勝 1 K・ライコネン フェラーリ 1:21:43.074 2 F・アロンソ マクラーレン + 2.400 3 L・ハミルトン マクラーレン + 39.300 4 R・クビサ BMW + 53.300 5 F・マッサ フェラーリ + 54.000 6 N・ハイドフェルド BMW + 56.300 7 H・コヴァライネン ルノー + 1 laps 8 G・フィジケラ ルノー + 1 laps 9 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps 10 J・バトン ホンダ + 1 laps 11 D・クルサード レッドブル + 1 laps 12 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1 laps 13 A・ブルツ ウィリアムズ + 1 laps 14 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 2 laps 15 C・アルバース スパイカー + 2 laps Did not finish 16 V・リウッツィ トロロッソ + 6 laps 17 J・トゥルーリ トヨタ + 16 laps 18 A・デビッドソン スーパー アグリ + 24 laps 19 S・スピード トロロッソ + 30 laps 20 R・シューマッハ トヨタ + 37 laps 21 A・スーティル スパイカー + 43 laps 22 M・ウェーバー レッドブル + 51 laps ◇ 自身母国グランプリ予選でポールを取ったハミルトンと、ミスったライコネンの"僅差" ハミルトンフィーバーに沸くイギリスGP。 まさかこのルーキーが、ポイントリーダーで凱旋するなんて誰が思ったであろうか。 90年代のナイジェル・マンセル以来のファンの大騒ぎ振り、そしてどこでも注目されるハミルトン。どれだけ若いにしては落ち着いても、逸材であっても、力が入らないわけがない。 アロンソがマイペースで着々とセットアップをこなしていくのとは対照的に、FPでもタイムを出そうとしたハミルトン。必然、母国GPと言うことでプライオリティーのあるハミルトンは燃料を軽めに設定してP.P.を狙った。 一方のフェラーリ勢は、今回も気温・路面温度ともそれ程上がらない"フェラーリ寄り"のコンディションの中、ロングランと予選セッティングをしっかり煮詰める。そしてハードではなく、ミディアムでもロングランで美味しく走れるという自信を深めて予選に臨む。 結果は予定通りハミルトンがP.P.。ライコネンは最終コーナーでタイヤ1個分外に膨らんでタイムロスをし、僅差の2番手につけた。しかし、搭載ガソリン量の差やミディアムでロングランが出来る強みを考えれば、その差は無いに等しかった。 ◇ マッサがまさかのエンジンストール、ハミルトンはライコネンを突き放せず フォーメーションラップが終わろうかとしたとき、突如ピットロードのマーシャルがイエローフラッグを激しく振り始めた。 誰か、エンジンストールでもしたのか? その答えはマッサだった。 予選は珍しくライコネンより重く積み、予定通り4番手を獲得。しかし1回目のピットを出るときにはフェラーリの1-2体制…を目論んでいたフェラーリ陣営の戦略はあっけなく崩壊。エクストラフォーメーションラップの開始で、マッサはピットスタートに。 スタート。 レコードラインの2番手ライコネンの動き出しが良い。 しかし、ハミルトンがアウトにすっと車を寄せて被せ、ライコネンの進出を阻止。 1位ハミルトン、2位ライコネン、3位アロンソで1コーナーへ。 マッサは最後尾から怒涛の追い上げを見せる。 最終的にはクビカの真後ろの5位まで追い上げてチェッカー。アグレッシブな走りで我々を魅せてくれた。 北米ラウンドの頃のマクラーレンなら、スタートしてから1周でコンマ5-1秒位後方を離していくのが常だった。 しかし今回は全く逃げられない。 ライコネンが常に1秒程度のギャップでハミルトンの後方につき、10周目以降はハミルトンを追い立てまわす。 "いつでも抜けるぞ" そう言わんばかりのドライブである。 予定通り軽かったハミルトンが早めにピットへ。 ここで、ハミルトン、プレッシャーか気が焦ってロリポップが上がらないのにマシンを走らせようとして、若干タイムロス。 その間にライコネンが驚異的なペースでハミルトンとの差をつけ、9秒の給油をしてもハミルトンの前で戻ることに成功した。 ◇ アロンソのギャンブル発動!!しかしレースを制したのは… しかし、レースとは面白いもので、ハミルトンがライコネンの相手にならないとなった途端、今度はアロンソがライコネンに襲い掛かる。 アロンソはライコネンが止まった次の周にピットに入ってロスタイムは6秒ちょっと!!アロンソよりロスタイムを3秒削って何とアロンソがライコネンの前に出る!!アロンソはギャンブルに打って出た!! その後タイムがコンマ5近くずつ開いていく…が、段々開くタイム差が縮まっていく。コンマ5が3になり1になり… アロンソとライコネンのギャップが5秒になったところでそれ以上差が開かなくなった。もうすぐピットに入らんとするアロンソと、まだガスを積んでいるライコネンのラップタイムが同等なのである。5秒のマージンもあってないようなものだった。 アロンソがピットに消えた後、またしてもライコネンは驚異的なペースアップでアロンソのギャップを削り取り、アロンソが入った6周後、ライコネンが2回目のピットを出た後、2秒のギャップを築いてコースに復帰した。 ライコネンの見事な勝利、しかも連勝!! 2005年の、あの速かったマクラーレン時代のライコネンを髣髴とさせる、強い、勝負どころをしっかり抑えた文句なしの速さだった。 地元GPのプレッシャーに潰されたハミルトン。 ギャンブルに負けたアロンソ。 そして速く強かったライコネン、(マッサもトラブルが無ければこの二人を交わしていただろう) 北米では銀組の足元にも及ばなかった赤組が、 今や銀組が赤組の引き立て役となっている!! 今後がますます楽しみなグランプリ折り返し地点だった。
by R-130
| 2007-07-11 01:25
| ∟F1 2006 Final
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