2007年 06月 15日
F1:第7戦 アメリカGPプレビュー
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■ ウエブサイト  http://www.usgpindy.com
■ アドレス  4790 West 16th Street Indianapolis,Indiana 46222 USA
■ コース全長  4.192km
■ 周回数(レース距離)  73周(306.016km)
■ コースレコード  1'09"454/2004年 R・バリチェロ(フェラーリ)
■ 決勝ベストラップ  1'10"399/2004年 R・バリチェロ(フェラーリ)
■ 2006年 リザルト
  ・ポールポジション  M・シューマッハー(フェラーリ)/1'10"832
  ・優勝  M・シューマッハー(フェラーリ)/1h34'35"199
  ・ファステストラップ  M・シューマッハー(フェラーリ)/1'12"719
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 ここ5週で4戦が開催されるという、見ているものにとっては幸せな、グランプリ従事者にしてみれば殺人的なスケジュールの第2週で第2戦に当たるのが、北米ラウンド2戦目のアメリカGPインディアナポリスサーキットです。
 ここでは言うまでもなくインディ500が開催されることで世界的にも有名なサーキット。F1では、オーバル区間が約1/3、残りはインフィールドに設けられた特設サーキットを繋ぎ合わせてグランプリが行われます。約25秒にもわたる、バンクのついたコーナーを含めた全開区間があるかと思えば、インフィールドにはダブルヘアピンがあったりと、セッティングのバランスがとても難しいサーキットでもあります。ただ、基本的には決勝で抜かれまいと、多くのドライバーがレス・ダウンフォースセットで臨むのが最近の傾向です。
 アメリカGPといえば、2004年のBAR・HONDAでの琢磨の3位表彰台や、2005年のMI勢のレースボイコットによる、史上最少6台(フェラーリ・ジョーダン・ミナルディの2台ずつ)でのグランプリ決勝など話題には事欠かないサーキットなんですが…
 ただ、2005年のMI勢ボイコットの背景に、タイヤへの負担が大きくていつタイヤがバーストしてもおかしくない、と言う事情があるほど、ここはタイヤに厳しいサーキットともいえます。特にバンクがついており長いホームストレートに向けてアクセル全開で挑む最終コーナーは、相当の負担を強いられると思います。2種類のタイヤ使用義務が、思わぬハプニングを呼ぶ可能性も充分にありそうです。


■ モントリオールの路面舗装に"問題あり"

 カナダGP終了後、一斉にドライバーが"口撃"しております。
 しかし、問題として挙げられているのが、コースへの安全性よりも、"路面舗装"に集中しているようです。
 ハイドフェルドやアロンソ、ライコネンも舗装の酷さについて言及。特に毎年舗装しても、それがすぐにはがれてしまうという現状は大いに問題だ、としている模様です。
 今年も、予選ではオールドピットヘアピンでラインを外してタイムを大幅にロスしたアロンソや、FPでも2コーナーを止まれないドライバーが続出。決勝でもトゥルーリがピットアウト直後にラインを外してマシンが制御不能になってリタイアに追い込まれるなど、いかなベテランドライバーでもちょっとでもラインを外せば制御不能に…
 これにランオフエリアの少なさや、コンクリートウォールの多さ、ブラインドコーナーなど危険といえば危険がいっぱいのジル・ヴィルヌーブサーキット。今後はどのような改善が施されるのでしょうか…


■ 2009年、インドでF1開催へ

 アブダビに続きインドでもF1開催が現実のものになりそう。何でも市街地でレースと言う情報が流れています。ただ、記事から察するに決定、と言うわけでは無さそうですが、可能性は非常に高い模様です。
 これによって、年間何戦になるかにもよりますが、ヨーロッパでのF1開催が更に減少する可能性が出てきました。まず間違いなく消えるのが、マニ・クールのフランスGP。シルバーストーンも危ういと聞きます。
 そして、アメリカGP開幕を前に、エクレストンは
「アメリカGPは重要ではない、インドでだってF1は開催できる」
と、爆弾発言。インディアナポリスがあまりF1誘致に熱心ではない態度にエクレストンが痺れを切らしたものだと思われます。現行の契約は今年限り。来年からはインディアナポリスでのF1が見られなくなるかも???


■ トッドはマッサに"同情なし"ブラウンはフェラーリで復帰?、ミハエルが来年チーム代表に?
 
 成績がパッとしないフェラーリに人事の噂が渦巻いています。
 まずは、ピット出口の赤信号を無視して失格したマッサについて。
 これまでトッドは、殆どの状況下でドライバーをかばってきた実績を持っています。それは、昨年のラスカス事件のミハエルにおいてもです。とにかく、自チームのドライバーを大事にすると言うイメージがありました。
 しかし、今回のマッサの失格については一切擁護は聞かれませんでした。
 マッサやフィジケラ、そしてフェラーリのクルーも信号の見にくさについて抗議しているが、トッドは非常にそっけない。
「彼は注意を払わなかったんだ。出て行くことに集中していて、クルマが1台も横を通り過ぎていないことには気がつかなかった。われわれは何も言わなかった。さらに彼も注意を払わなかった」

また、ライコネンの5位入賞についても少しも快く思っていない模様。チームの力よりもポイントが取れていない状況に、トッドもイライラしているのでしょうか。

 また、ブラウンのフェラーリ復帰説もサイトをにぎわせていますが、これは単に、ブラウンが交渉のテーブルに最初につくのはフェラーリと、と言っているだけで本人がフェラーリに戻る的な発言は一切していない模様です。以前にも触れましたが、ブラウンはTOYOTA・HONDAと日本の自動車メーカーが、ブラウンに小切手に好きな数字を書き込めるようにして待っているようです。ブラウンの決断に注目が集まります。
 また、ヨーロッパラウンド以降、フェラーリに帯同しているミハエルですが、ここに来てまたミハエルにチーム代表就任説が浮上しています。何でも今はトッドとの"引継ぎ期間"だとか。来年スムーズにチームを率いれるよう、現在勉強中、と言う憶測です。
 しかし、これは本人が毎回のように否定しています。チームへの帯同も、家族に負担のかからないヨーロッパラウンドのみと言う情報もあります。この辺の情報の信憑性は、極めて低いと言わざるを得ないでしょう。


■ マクラーレンのチームメイトが舌戦状態、これって20年前と一緒じゃないの?

モナコGP以降、チームメイト同士の舌戦が絶えませんが、カナダでのハミルトンの初優勝を受けて、アロンソが大人気なくメディアを使ってチームやハミルトンに揺さぶりをかけてきました。
 いや、本来はアロンソはそんなつもりもなくメディアにコメントしたのかもしれません。しかし、この状況では、メディアも歪曲してでもこの2人のライバル関係を盛り上げようとするはずです。

「ハミルトンの優勝は、運が良かっただけだ。セーフティかーが入ったことで彼(ハミルトン)が8位に落ちる可能性だってあったわけだ。彼が得をして、僕は得をしなかった、それだけだ」

「イギリスのチームにイギリスのドライバー。いい事じゃないか。(中略)僕は間違いなく冷遇されている。それについて、何も言うことはないけどね。」


 この発言がどこまで本当か知る由もありませんが、1つだけ言える事はアロンソもおしゃべりが過ぎたということ。今はどんな発言でも歪曲されてメディアから紹介されるのがオチです。黙ってサーキットで結果を残すのが、2年連続ワールドチャンピオンの"努め"じゃないでしょうか。
 それとも、これほどまでに早く、"追われる立場に回る"事への不安やフラストレーションが、彼をそうさせているのかもしれませんが…
 しかし、これって約20年前のセナ・プロ時代を髣髴とさせるような関係と言うか出来事と言うか…もし、20年前の図式が今年も当てはまるとすれば、今年のワールドチャンピオンは…

 おっと、これ以上言うと、自分も"口が過ぎる"ということになりますかね(^^ゞ


■ クビカが元気にサーキット入り、"Thursday five"にも出席
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 大クラッシュでその後の様態が心配されたクビカですが、軽い脳震盪と足の捻挫だけですみ、月曜には退院して"自分のドライブ"で戻ったクビカ。元気にアメリカ入りしています。
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 木曜恒例の"Thursday five"にもセンターで出席しています(笑)
 本当に元気そうで何よりです。
 が、やはり大クラッシュの後だけに、今グランプリだけは大事を取って欠場してもらいたい気もします。
 代役でヴェッテルとグロックが準備しているようです。アナウンスは現地時間木曜16時の予定らしく、金曜の朝にはF1サイトにもクビカの起用か否かのアナウンスがあると思います。
 でも、本当に元気で良かったです。
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by R-130 | 2007-06-15 03:05 | ∟F1 2007 GP Preview


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