2007年 05月 08日
Jリーグでは、早くも監督交代の話(噂)で盛り上がっている。 J2のC大阪の都並監督が解任。他にも藤川コーチやGMも解任された。1年でのJ1復帰を目指すも14節終了で9位とふるわずついに解任の憂き目となった。後任は97年にもC大阪で指揮を取った現アトレティコ・ミネイロ監督のクルピ氏に決定している。 また、なに振りかまわぬ補強で、序盤こそ4勝1分と好スタートを決めたもののそこから一気に7連敗で急降下の東京Vのラモス監督は前節京都に4-1で大勝し、解任濃厚の雰囲気から一転、続投が決まった。 一方、昨年見事な采配で予想外の昇格を手に入れた、横浜FCの高木監督も、J1では1勝1分8敗のダントツ最下位で、こちらも解任の噂が飛び出している。しかし、横浜FCの場合、怪我人の多さが大きなネックとなっており、監督の手腕どうこうと言った話以前のような気もする。それに、それほど大きな戦力と言うわけでもなかった昨年の横浜FCにおいて、J1昇格させた手腕と言うのは、前述の2人とは大きく一線を画していることを付け加えておく。 後個人的な話で恐縮だが、国営放送のスポーツニュース番組では、下らないギャグともいえないようなセンスのない冗談が鼻について仕方がなかった横浜Fマリノスの早野監督は、序盤の戦績を見ていると解任第一号かなぁ、と思っていたがここに来て7位と盛り返し、自分の椅子を確固たるモノにしようとしている。しかし、サポからこれほど受け入れられい監督も結構珍しいのではないか。(過去の実績やキャラクターを考えれば、そうなるかもしれないが) 閑話休題。 話を本題に戻して、今回はそんなJリーグの監督の中でも、解任が声高に叫ばれているラモス監督について少しとりあげつつ、その他のJの話題を少し触れたい。 ブラジルから帰化後、日本代表で永きに渡って10番をつけたゲームメーカー、ラモス 瑠偉。Jリーグの草創期や、90年代前半の日本代表を支え、良し悪しはあるかもしれないが、日本のサッカーの発展に一役買ってくれていたのは紛れも無い事実である。 しかし、名選手=名監督に非ず、の図式の通り、彼が監督として在籍したチームはこれと言った実績を上げていないと言う現実が存在する。彼の監督としての能力を考える必要があるのではないか。 テレビ等のメディアには、熱い精神論を振りかざしそれなりの受けもあったが、監督ともなれば話は別。熱い精神論より結果である。どれだけ素晴らしいうんちくを並べても、結果が伴わなければ、"能力が無い"と言うレッテルを貼られて当然。 何でもJFAとのつながりもあるとか無いとかで、行く行くは日本代表監督に…なんて話もあるとか無いとか、いやいや今の実績でそれは大いに困る。とにかくは東京VをJ1に導いてからの話だろう。何らかの実績を引っさげてきてもらわないと、その起用はジーコ以上に困惑モノである。 東京Vもアシスタントも柱谷弟とか、チーム出身者ではなく外部からの冷静な判断が出来る人間を招くべきだ。だいたいラモスと柱谷弟ではキャラが被っている。選手としてはやりにくいんじゃないだろうか。 ■ 我那覇、静脈注射(ドーピング)で出場停止6試合の処分決定 ドーピング、と言っても禁止薬物の使用、と言う重篤な禁忌を犯した罪ではないので処分は軽微に済んでいるものの、それでも禁止行為をチームドクターの判断で行わせたチーム側の責任は非常に重いものがある。 ただ、自主的に行っていたすでに4試合の出場自粛も考慮され、残りの出場停止試合数は「2」。この処遇をどう捉えるかは個人で様々だろうが、一外野からの意見としては軽いような気もする。 我那覇は直近のACLに出場することが出来なくなり、またチームも1000万円の制裁金が課せられた。チームドクターの独断は、大きなツケを払わされることになった。 ■ ワシントン、小野…オジェックの技量は如何に? 練習方針に反発したワシントン、起用法に不満をぶちまげた小野、現状ではオジェックは両者とも和解したようだが、それでもこれだけの不満が飛びたす実態に、オジェックの監督としての技量が改めて問われようとしている。 もっとも、この両者にも問題が無くはない。ワシントンは昨年のような神通力が影を潜めている。コンディションがなかなか上がってこない証拠だろう。小野の場合、昨年は怪我に泣き、浦和復帰後の実績に欠けている。確かにフェイエに渡る前、そしてフェイエ在籍時は素晴らしい技量を披露し、チームに貢献した。しかし、厳しい言い方をすれば復帰後は怪我の状態も思わしくなく昨年も、ほとんど小野の力は借りずにチャンピオンに…小野にもお山の大将にならず、チームプレーに徹する必要もあると思う。チームにとって変な影響力を行使してはならない。 しかし、これらの事情を考慮しても、オジェック、どうなの?と思ってしまう。 基本的なコミュニケーションがとれているのかどうかすら怪しく感じる。 確かにチャンピオンを取った翌年に、チームがいい成績を収められないと、こういった不満などはよくある話だ。しかし、いい成績を収められるだけのスカッドを有しつつ、詰めの甘さで成績がピリッとしない(ACL含む)のは、過密日程だけが言い訳にならないだろう。 オジェックもしっかり"試合内容"で周囲を満足させる必要がありそうだ。
by R-130
| 2007-05-08 23:21
| ∟J League
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