2007年 04月 30日
サッカー:プレミア36節 チェルシーの逆転優勝3連覇は遠のく
 大詰めを迎えたプレミア06-07シーズン。残りも4-3試合。マンUとチェルシーの一騎打ち、UEFA圏内の熾烈な争い、そして残留争いと例年以上に盛り上がりを見せている。CLにも4枠中3チームが残るなど、リーグに勢いがあると言うことか。
 2強の結果は後に回して、まずはまずはリバプール、アーセナル絡みの結果から。
 土曜開催のポーツマスvsリバプールは、ポーツマスが2-1でリバプールを下し再びUEFA圏内の7位に浮上した(今年はカーリングカップでチェルシーが優勝しリーグではチェルシーの2位以上が確定しているので、UEFA枠は5-7位に与えられる)。当然リバプールはCLを見据えて大きくメンバーを落としており、リーグ順位も4位以上を確定させている為、余裕と言えば余裕である。
 アーセナルvsフルアムの試合は、1-1で拮抗していた終了間際に、アデバヨールとジウベウト・シウバが決めて3-1で突き放し勝利。残留争いの渦中のフルアムは勝ち点を上積みすることは出来なかった。

 残留争いでホットだったのが、ウィガンとウエストハムの17位18位直接対決。ウエストハムは猛攻でアウェーながらウィガンに0-3で大勝。得失点差の関係で順位こそ変わらなかったが、勝ち点35でついにウィガンに並んだ。テベスとマスチェラー問題で罰金も課せられると散々のウエストハムだが、試合はこの所気合のこもった内容で勝ち点を積み重ねている。昨年旋風を巻き起こしたウィガン、中盤には降格争いを脱したかに見えたがまた失速して終盤に再び残留争いに巻き込まれている。
 チャールトンはアウェーのブラックバーン戦。攻撃的布陣で臨むも後半守備が破綻して1-4で大敗。勝ち点の上積みはならずウエストハムと順位が入れ替わり19位にダウン。
 シェフイールド・ユナイテッドは降格の決まったワトフォードに1-0で辛勝。唯一の得点も相手のO.G.となかなか締まらない内容だった。
 これで 15位シェフィールド・U 勝ち点38 16位フルアム 勝ち点36 17位ウィガン 勝ち点35 18位ウエストハム 勝ち点35 19位チャールトン 勝ち点33。シェフィールドは今節勝ち点3を積み上げたものの全然ほっとできない状況である。

 さて、マンUとチェルシーの2チームは同時刻開催。土曜日の早い時間帯での試合が組まれた。
 マンUはアウェーでエバートン戦。チェルシーはホームでボルトン戦。日本時間20時45分、現地時間12時45分と言う早い時間でのキックオフとなった(CLを考慮してのものと思われる)。
 マンUとチェルシーのフォーメーションを簡単に。

■ チェルシー  4-3-3

 カルー   シェフチェンコ   ライト・フィリップス

     エッシェン      ディアッラ

          マケレレ

ブリッジ  テリー  カルバーリョ  ジェレミ

          ツェフ
【交代】

  カルバーリョ   →   ランパード ('29)
  シェフチェンコ   →   ドログバ ('46)
  ディアッラ   →   J・コール ('15)

 CLを見据えて、ドログバ、ランパード、A・コール、フェレイラ、J・コールがベンチスタート。バラックは怪我でベンチ入りせず。
 カルバーリョが怪我を押して出場していたが、更に悪化させランパードと交代。エッシェンをCBで起用してランパードを中盤に。
 後半、シェバ→ドログバでリバプール戦の再来とばかりにロングボールを多用し、最後はJ・コールまでつぎ込んでスクランブル体制で追い詰めるも…


■ マンU  4-4-2

      ルーニー   スミス

ギグス                スールシャール

      キャリック   スコールズ

エヴラ  エインセ   ブラウン  オシェイ

        ファン・デルサール
【交代】

 エヴラ   →   フレッチャー ('56)
 スミス   →   ロナウド  ('63)
 スールシャール   →   イーグルス ('87)


 
 ロナウドをベンチスタート。
 CLには、怪我しているDF人が戻ってこれる?との噂があり、今は我慢の時か。
 しかし、まさかまさか2点先制されようとは…
 ところがロナウドを投入してから勢いが全然違う。この辺は流石マンUと言ったところか。


 チャンネルをコロコロ変えながら2試合を掛け持ち観戦していたんだけど、なかなか手に汗握る内容に。
 正直一番やきもきしたのはスタジアムで観戦している両チームのサポの皆さんじゃないでしょうか…
 2試合ごちゃ混ぜになるけど簡単に試合を振り返りたい。

 マンUvsエバートンの1戦。エバートンはUEFA圏内に入っており、少しでも勝ち点を上積みしてUEFAカップを確実にしたいところ。
 よってエバートンのモチベーションは結構高い。好不調の波が激しいチームだが、ハマれバ充分に上位陣に一泡吹かせるスカッドを有している。八百屋大好きのアルテタも、気分屋さんだけど仕事するときし凄い仕事するからなぁ…と思いながら見ていたらいきなり先制はエバートン。
 12分。エブラのファールでゴール前のFK。スタッブスの強烈なFKにキャリックの足が当ってしまいコースが変わってゴールへ!!エバートン先制!!観客沸騰!!首位マンUに早い時間帯でゴールを奪い意気高揚。
 マンUは例によってペースを握るが今日はロナウドの不在が響いてか攻撃に若干迫力不足。あのロナウドの敵に向かって仕掛ける高速ドリブルが無いからだろうか…
 
 チェルシーvsボルトン戦。ボルトンもUEFA圏内の5位に位置しており、自分たちの足場を確実にするためにも勝ち点がほしいところ。よって彼らもモチベーションは低くなかった。
 そして、スタンフォードブリッジでも悲鳴が…
 19分テイモリアンのCKをミハリクが押し込んでなんとボルトンが先制!!何と2強が先制されるという外野からしてみれば願っても無い展開に。

 しかし先に追いついたのはチェルシー。
 22分、左サイドからブリッジの正確なクロスがゴール前で待ち受けていたカルーにドンピシャ!!すぐさま1-1に追いつき、33分には、カルバーリョに代わり出場したランパードのCKをまたもカルーがヘッド。これがDFに当たってGKのヤースケライネンが自陣ゴールに入れてしまうというかわいそうな形のOGに。あっさりチェルシーが逆転。流石強いなぁ、と思ったんだが…

 マンUは試合を支配しながらなかなかゴールが生まれない。じりじりした雰囲気の中、前半はチェルシーvsボルトンは2-1でチェルシーリード。マンUvsエバートンは0-1でエバートンリードで折り返した。


 後半。
 シェバ→ドログバと勝ちに来た采配で後半を迎えたチェルーシに待っていたのは"悲劇"だった。
 54分。タルのFKをディヴィスがうまく押し込んで再びボルトンがイーブンに持ち込む。この後J・コールまで突っ込んでサイド勝ち越しを狙うもこの日の選手は明らかに疲労に取り付かれており後半運動量が激減。リバプール戦のような集中力も無く2-2のままタイムアップ。
 途中、グディソン・パークのマンU戦の途中経過がでるたびに大きなため息をついていたチェルシーファンが印象的だった。

 マンUは今シーズン見せ付けている底力をここでも見せる。
 50分にマヌエル・フェルナンデスにシュート決められ、2-0と突き放されたマンUはここからファーガソンが魂の采配をふるう。
 まず、イエローを1枚受けているエヴラに代わりリチャードソンを投入。ある程度守備を捨てて攻撃参加を指示されたのか上がりっぱなしに。ここで流れが代わり、61分、ギグスのCKをGKターナーがファンブル、オシェイが押し込んで1点を返す。ここで流れがガラッと変わった。
 次に温存していたロナウドを投入。行け行けのマンUを防ぎきれず、68分、CKから代わったばかりのロナウドのヘッドにフィル・ネビルが対処を誤ってOG。ついに同点となった。
 しかし、モイーズ監督も男だった。マンUの行け行けムードに、ビーティとマクファデンと攻撃的なカードを切って応戦。試合を盛り上げてくれる。
 それでもマンUの勢いをとめることはできず79分、ロナウドのクロスにエバートンDFが処理を誤りこれがルーニーの足元に。古巣相手に強烈なシュートを叩き込んで逆転の2-3!!これで勝負有り。
 ロスタイムには途中出場の若手イーグルスもゴールを叩き込み2-4でマンUが2点ビハインドを撥ね返す逆転勝利を収めた。

 これでマンUとチェルシーの勝ち点差は5。残りは直接対決を含む4試合。
 対戦相手的にはチェルシーやや不利。次節はアーセナル戦である。
 チェルシーとしては3連覇に"赤信号"である。
 また、最短ではあと2試合、そうマンUとチェルシーとの直接対決で優勝が決まる可能性もある。うーん、去年の逆パターン再現か。

 しかもCLではバラックに続き、カルバーリョも負傷欠場が決定。
 やばいぞチェルシー…
[PR]

by R-130 | 2007-04-30 07:21 | ∟Premierleague 06-07


<< F1:Ayrton Senna...      日々の雑記:皆さん…GWです… >>