2007年 04月 25日
【速報】:UEFAチャンピオンズリーグベスト4 1stleg①
日本時間の25日早朝に行われた、CLベスト4の1stlegの結果を記載しています。
結果を知りたくない方はこの先を読み進めないようにお願いします。
この先の内容は、"続きはこちらから"をクリックしてご覧頂きますよう、お願いします。



 まったりした試合、なんて予想していた自分が恥ずかしくなるような好ゲーム。正直これが決勝戦でも充分満足できたようなスリリングな試合展開だった、マンUvsミランの1戦。早速振り返りたい。

○ マンチェスター・ユナイテッド 3 --- 2 ACミラン ●  at オールド・トラッドフォード
【得点者】 ロナウド('5) カカ('22)('37) ルーニー('59)('90+1)
【警告・退場】 エブラ(b) カカ(b) ギグス(b) ボネーラ(b)
※ エブラはサスペンションで次節出場停止


■ マンU 4-3-3

ギグス    ルーニー    ロナウド

    スコールズ    キャリック

        フレッチャー

エブラ  エインセ  ブラウン  オシェイ

        ファン・デルサール
【交代】
 
 なし


 布陣上は4-3-3だが、フレッチャー・キャリック・スコールズを中盤に配したのはミランのカカ対策と思われた。が、この対策は機能せず。ただ、プレースタイルを見る限り、カカをある程度自由にさせる代わりに攻撃面で思い切っていく、と言う采配があったような気もする。


■ ミラン  4-3-2-1

        ジラルディーノ

     カカ        セードルフ

アンブロジーニ  ピルロ  ガットゥーゾ

ヤンクロフスキ マルディーニ ネスタ オッド

             ヂダ
【交代】

 マルディーニ   →   ボネーラ ('46)
 ガットゥーゾ   →   ブロッキ  ('53)
 ジラルディーノ   →   グルキュフ ('84)

 マルディーニとガットゥーゾは負傷交代。マルディーニはさしたるインパクも無かったが、中盤から自陣内で、すさまじい運動量でマークにカバーリングにと奔走していたガットゥーゾの離脱は、マンUに逆転を許した理由のひとつにあげられるかもしれない。相変わらずジジのパフォーマンスが低調。この日も殆ど見せ場を作れず。ここがもう少し働けば、ミランもずいぶん楽になると思うのだが…
 最後はジラルディーノを下げてまで逃げ切りを図ったアンチェロッティだが…


 プレビューで述べたとおり、CB2枚看板が怪我で守備が不安のマンU。ホームゲームをどのようなプランで戦うのか(攻撃的?守備的?)注目が集まった。
 しかし、試合は思わぬ方向で進んでいく…

 前半。
 いきなり先制はユナイテッド。
 4分、ギグスCK→ロナウドヘッド→ヂダの肩に当たり山なりのボールになってミランゴールへ…最後ヂダが触って入らなかったかもしれない感じのボールがゴールへ…ユナイテッドサポーター沸き立つ。
 その後しばらくマンUが押せ押せ。ギグスの右からのクロス→キャリックがダイレクトでシュート→ヂダが何とか掻き出す…
 なんか雰囲気がこの前のローマ戦に似ている様な気が…またゴールラッシュがはじまるのかと思われたが、流石は歴戦の経験を積むミラン。この後10分の猛攻をしのぐと徐々にペースをつかみ始める。
 ミランにペースが傾いたのは、オッドが初めて右サイドを駆け上がってのクロス→セードルフのヘッドのプレーから。このシュートはファン・デルサールの正面だったがこのプレー以降、ミランが少しずつマンUゴールをうかがう。
 同点ゴールは22分。セードルフのピンポイントパスにカカが素早く反応。ゴールに向かう大きなトラップをかけて、一瞬の瞬発力でエインセを抜いてそのまま左足でゴールに流し込む!!ゴール!!なんとミランが同点に。意外な展開にオールド・トラッドフォードのファンも静まり返る。
 その後ユナイテッド反撃。
 フレッチャーのアーリークロス→ギグスヘッドは枠の上。
 ギグスの左からのクロス→ルーニーが足を精一杯伸ばすも届かず。ネスタが体を寄せてわずかな差でルーニーを自由にさせない。
 ロナウドが右サイドから中に切れ込んで左足ミドル→ヂダ何とか弾く。
 そんな攻撃をかわした後、ミランが逆転。37分。
 ヂダからのロングフィード。左サイドでカカ受ける。この時3対1の局面だったが、オシェイを体を入れ替えて交わし、トリッキーなプレー(頭でボールをちょこんと横に流す)でエインセとエブラを交錯させて3人をすっぱ抜いてキーパーと1対1に。これを冷静に流し込み、なんとなんとミラン逆転!!!!スタジアムを異様な雰囲気が支配して前半終了。
 マンUが持って行きそうな流れを見事にミランが引き戻し、アウェーゴール2点をゲットするという予想できない展開に。

 後半。
 ミランはマルディーニが負傷してボネーラに。その後ガットゥーゾも交錯プレーで負傷してブロッキに交代。この辺がミランにはついていなかった。
 開始早々、ギグスの右からのCK→ファーにいたキャリックがフリー→ダイレクトでインサイド蹴りこむをゴールを外す。
 その後ミランはカカが絡んだ2つのチャンスをモノにできず。この後カカの疲労+ミランが守勢に回りミランの攻撃シーンは殆ど見られないようになる。
 ユナイテッドの同点ゴールは59分。
 フレッチャーからの組み立て→スコールズ受けて、浮き球のスルーパス→ルーニーがうまく反応してシュート→ヂダ体に当てるもボールの威力が勝りゴールへ!!同点!!静かだったスタジアムが活気付く。
 その後、前述の通り、マンUの攻勢にミランはDFラインが下がりっぱなしに。ガットゥーゾがいないため中盤での効果的な守備が出来ずに何度もピンチを招く。結果ファールで止めざるを得ず、きわどい位置でマンUがFKを得るが、雨のせいもあってかゴールにはつなげられない。
 フレッチャーが雨を考慮して何度もミドルを放つがヂダが防ぐ。
 83分にはロナウドが左サイドからの強烈なシュートを放つがサイドネット。
 ルーニーがまたゴール正面でファールをもらい、ロナウドが蹴るもゴールにはならず。
 マンUが逃げ切りそうな気配が濃厚のロスタイムにドラマが待っていた。
 91分。ギグスがミラン陣内でボールを奪うとすかさず右サイドから中央にドリブルで持ち込む。これに交錯するようにルーニーが右に流れ、ギグスが絶妙なパス。これをルーニーがダイレクトでシュート!!ゴール!!劇的な逆転ゴールで3-2。ホームマンUが何とか体裁を保った試合だった。しかし、最後のシュート、ヂダのポジショニングが拙すぎた。あれだけニアポストを空けていたら、ルーニーのような強烈なキック力を持った選手には抜かれてしまうだろう。ミランにとっては防げない失点ではなかったように思えた。

 3-2と予想以上にスコアも入り、見ていた我々も非常に楽しんで見られた試合だった。
 ただ、冷静に試合を振り返れば内容はマンUの方が上だったように思える。
 まず、ミランはヂダのミスで2失点しているところ。最初の失点も、防げなくはなかったと思う。最後の手の当て方が拙かった。エインセや他の選手との交錯もあったが、とっさの判断で触るのを辞めるべきだった。あの角度ならどう当たってもゴールに入ってしまう。
 逆転ゴールを許したのもヂダのポジショニングの拙さ。ルーニーが゛右に切れ込んだ段階でヂダはニアを絞る必要性があったはず。それを怠ってのゴールだと思う。
 攻撃も正直、カカの個人技だった。それがミランのサッカーだと言われればそれまでだが、カカがいなければ恐らく1点たりとも入らなかっただろう。それだけカカ歯卓越しており、またマンUDF陣も見方同士交錯するなどお粗末な場面もあったが、全般的な守備はマンUも悪くなかった。
 そして、賞賛はやはりマンUの攻撃。ロナウドの突破やルーニーの決定力も光ったが、やはり、中盤からのゲームの組み立てが秀逸。スコールズ・キャリックの球出し、そして、スコールズとフレッチャーの飛び出し。これが本当に攻撃にアクセントを添えていた。ロナウド・ルーニーにマークが引っ張られ、中盤から飛び出すスコールズやフレッチャーをフリーにしていた。フレッチャーのシュートが非常に多かったのはそれが理由だ。
 
 内容は個人技有り、組織的攻撃有り、そして若干のミスもあり、3-2と言うスコアからもスペクタクルで人間味溢れるサッカーだったが内容はマンUがミランを凌駕していた。正直、2点のアウェーゴールがあるとは言え、流石に今回のミランは厳しいだろう。
 2ndlegはカカを自由にはさせないはずだ。急所を封じられるであろうミランのアンチェロッティに秘策はあるのか。彼が策を講じなければ、98-99同様、アンチェロッティはマンUに沈められるような気がしてならない。
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by R-130 | 2007-04-25 06:54 | ∟UEFA CL 06-07


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