2007年 04月 21日
サッカー:ユーロ2012開催地は、ポーランド・ウクライナ共催へ
 題名だけ見れば、別に取り上げるにも値しなさそうな内容だが、ちょっと掘り下げて取り上げてみたい。

 実は、このユーロ2012、開催に3つの候補があった。
1つはイタリア。もう1つはハンガリー・クロアチアの共同開催。そして最後に開催地となった、ポーランド・ウクライナ共同開催である。
 しかし、この3つの候補地には、それぞれ大きな問題を抱えていた。故に開催地決定が延期される(本来は昨年の12月8日に決定するはずだった)ほど、この問題は揺れに揺れていたのである。

 まずイタリア。彼らに何の落ち度もなければ恐らくイタリアで決まっていたかもしれない。しかし、彼らにはカルチョ・スキャンダルをいう汚点を抱えており、そして今年に入ってのカターニャ暴動事件である。UEFA会長にプラティニ氏が就いた事もイタリアにとってはマイナス。よってこの3点セットでイタリアの開催は闇に消えた。これにより、ユーロの開催とともにスタジアムの増改築を期待していたチーム関係者のはかなき野望も潰えたことになる。

 ハンガリー・クロアチアの共同開催。実はこの候補が、ユーロ開催に一番近いといわれていた。ハンガリーは、サッカーの関心度が非常に低いことで知られている。昔は"マジックマシャール"などと言われ、国際戦33連勝と言う金字塔を打ち立てた時代もあったが如何せんそれは1950年代の話。現代では「ユーロの大会が自国で開催された場合、スタジアムに足を運ぶか?」との質問への回答は、イエスが26%に留まった。ちなみに、ライバルのポーランドは44%、ウクライナは49%、クロアチアはなんと67%!!3人に2人が、スタジアムに足を運びたい、と言っている傍ら、4人に3人が興味がない、と言っているこの温度差の激しい2国間での開催にはいささか不安が付きまといそうだ。

 しかし、それ以上にマイナスイメージが大きいのは、ポーランド・ウクライナの共同開催だ。ポーランドは、昨年自国のリーグでの八百長事件が発覚、それに伴う贈収賄事件まで発覚し、選手・審判・チーム関係者の実に50名以上が逮捕されるという1大スキャンダルに発展。正直、カルチョスキャンダルの比ではない醜態振りである。そして、更にネックなのが広大な国土。東西に広く伸びたこの2国間の、ホジェフ(ポーランド)とドネツク(ウクライナ)間は何と電車で30時間強!!ウクライナの大きなスタジアムがある、ドネツクとリボフ間でも24時間と、選手の電車での移動は困難を極める。エアバスをチャーターするのだろうか?とても時間かコストがかかる大会になりそうだ。

 まあ3候補ともいろいろと問題を抱えていたが、その中でもインフラ的にも一番問題なさそうだったのがハンガリー・クロアチアの共催候補だった。メディアもその線が報じられていた。
 しかし現実は違った。
 この辺に色々なゆがみがあるのかもしれないが、我々は知る由もない。
 しかし、移動にそれだけの長時間を費やさなければならないこの開催地、どのように問題を解決してくれるのか興味は尽きない。
 少なくとも電車での長時間の移動で、疲労を色濃く抱えた選手など見たくない。選ばれた以上、この問題には真摯に取り組んでもらいたいものである。
 
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by R-130 | 2007-04-21 01:13 | ∟UEFA Euro 2008


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