2007年 03月 12日
サッカー:セリエA28節 ラツィオ、ついにパレルモを捉える
 各国でダービー満載のウイークエンド。セリエは28節。残りも10節ほどとなった。
ミラノ・ダービーは最後に置いておいて、他の試合を。
 不振に喘ぐパレルモと、UFFA圏内が射程距離に入ってきたフィオレンティーナの1戦は1-1でドロー。前節まで4位だったラツィオは、アウェーでレッジーナを3-2で破り、ついにパレルモと勝ち点で並び3位タイとなった。パレルモは予想通りと言うか、毎年の恒例と言うか、後半で大失速。一方オッドの放出もなんのその、ラツィオが驀進してついに3位にまで浮上した。フィオレンティーナはUEFA圏内目前の7位。エンポリはリヴォルノと痛い引き分けで、ミランとの勝ち点差を1しか広げることが出来ない。

 さて、今週はお楽しみのミラノ・ダービー。CL敗退が決まったインテルと、CLには勝ち残ったがリーガはもはや捨て鉢のACミラン。この2チームのモチベーション維持は難しいんじゃないかと予想していたが、流石ダービー。始まればそんな心配は希有に終わった。ちなみに、昨年の第1戦は4-3でインテル勝利。一時3-0インテルとなったときはどうなるかと思ったが、マテラッツィ退場からミランも巻き返すが一歩及ばず。ただ、試合の内容はインテルが圧倒していた。今回はどうだろうか?

 前半。
 序盤はミランペース。ピルロが惜しいFKやミドルを放つも、インテルゴールをわるには至らない。ロナウドがボールを持つとインテリスタから大ブーイング。もう5年も前のことだが、やはりインテリスタにとってロナウドのレアル・マドリー逃亡劇は時間がたっても許されない行為のようだ。
 しかし、クレスポがミランゴール前でフリーで持つも外したシーンから、ペースがインテルに傾きかける。フィーゴ・スタンコビッチ・イブラヒモビッチ(こうやって名前挙げるだけでもすごいメンバーだと思う、賞味な話)がチャンスメイクをするもしかしこちらも得点までには至らない。
 そんな閉塞状態を打ち破ったのはなんとロナウド。ペナルティーエリアの外の右サイドでボールを受けると、前を向いてマクスウェルを小さなフェイントで間合いを外し、その一瞬の隙に左足を一閃!!ジュリオ・セーザルの手をすり抜けボールはゴールへ。ミラン先制!!しかも決めたのはロナウド!!ミラニスタ喝采、インテリスタしょんぼり。ロナウド、太っているだの体脂肪率はどうだだの言われているが、確実に言えることは運動量は本当に少なくなった。昔のような、爆発的なスピードで相手を置き去りにして…みたいなシーンは今後なかなか拝めないかもしれない。しかし、前を向いたときの決定力はW杯でもそうだったが、ずば抜けている。派手なシュートではなかったが、コンパクトに左足を振りぬき、コースを狙ったシュートは見事だった。
 ちなみにインテルは、グロッソとダクールが怪我で、前半にマクスウェルとサムエルに交代。特にダクールは左足首外側靭帯損傷で、ややもすれば長引くかもしれない。次節からはカンビアッソが復帰予定だが、なかなか怪我人が減らない頭の痛い展開は続く。

 後半。
 何度も惜しいシュートを放っていたクレスポに代えて、フリオ・クルスを投入。この投入で流れが変わった。
 直後に右サイドからイブラヒモビッチがマクスウェルのミスを逃さずクロスを入れると、ヂダがこぼしたところに待っていたのはフリオ・クルス!!いきなりインテルが同点に落ち着き、インテリスタが俄然活気付く。
 更に今度は、クルスの右サイドからのチャンスメイクにズラタンのゴールであっさり逆転!!マンチーニの采配がズバリ的中した。
 その後ミランは、カフー、ジラルディーノ、グルギュフら攻撃的カードを切って得点を狙うも空振り。特にジラルディーノは殆ど消えており不振がことのほか深刻。
 結局、2-1でインテル逆転勝ちで、06-07シーズンはミラノダービー2タテ。ちなみにダービーでインテルが2タテしたのは、81-82シーズン以来との事。如何に珍しいかがよくわかる。

 内容からしても、CL敗退したインテルと勝ち残ったミランが逆なのではないかと思うほど、インテルがゲームを支配していた。まあ考えようによっては、CLでインテルはバレンシアに負けてないな。アウェーゴールで敗れただけであって、実力差があったわけではない。しかも2試合ともリピートで見たけど、内容はインテルの方に分があった。まあ、アウェーで2失点は、脇が甘いと言わざるを得ないが…結果が全てであると認識しつつも、インテルは昨年までのレベルからは1段上に上がったなぁとつくづく感じた。
 まあ、あのメンバーだから当たり前か。特にズラタン。本人的には本調子じゃないみたいだけど、切れたプレーを随所に披露してくれる。本当に見ていて楽しいフットボーラーである。

 さて最後に。
 インテルに所属しているレコバが、この度インテルからの離脱をコメント。来期は他のチームでプレーすることを決心したようだ。それと同時に、起用法についてマンチーニを批判。俺を使わないのはおかしい、とメディアにもらしたことも伝えられている。
 確かに魔法の左足は素晴らしく、試合でも是非見たい選手のうちの1人だが、如何せん怪我が多すぎで監督しては主軸に据えづらい状況があることも事実。レコバも、怪我をしないで1年間コンスタントにプレーできるコンディションを整えてから、初めて監督を批判すべきだと思うのは八百屋だろだろうか。
 ただ、他のチームに行けば(チームにもよるが)間違いなくレギュラー待遇だと思うので、その決断は悪くないとは思う。果たして来シーズンのレコバはどこで見られるのか。ひょっとしたら、イタリアではないところで魔法の左足を見ることが出来るかもしれない。
 
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by R-130 | 2007-03-12 23:19


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