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2007年 03月 09日
サッカー:絶叫の後半戦!! UEFAチャンピオンズリーグBest16 2ndleg
 UEFAチャンピオンズリーグ 1/16Final 2ndleg。
 1stlegが全試合僅差だったため、どの試合も目が離せない好ゲームになったがどうやら試合のドラマは後半に訪れた試合が多かったようだ。

○ バイエルン 2 --- 1 レアル・マドリー ●
AGG 4-4 だが、アウェーゴールでバイエルンがベスト8進出

 1stlegの終了間際のファン・ボンメルのゴールが予想以上に利いたバイエルンの結果だった。
 いきなりのサプライズは開始5秒から。
 マドリーボールで始まり、ロベカルのトラップミスをサリハミジッチがかっさらい、縦に走り抜けるマカーイと並走しながら右サイドを突破。開始早々でマークの受け渡し云々も決まらないままに、エルゲラがマカーイを捕まえきれずに、ゴール前でフリーに。サリハミジッチ→マカーイでゴール!!その間開始から僅か11秒!!ミュンヘンのフースバル・スタジアム(今はもうアリアンツ・アレナって言わないんですか?)が大沸騰。この時点でAGG3-3ながらアウェーゴールでバイエルンがリードする。
 ガゴ・エメルソン・ディアッラのトリボーテで失点を防ごうとするカペッロのゲームプランは早くも白紙にしなければならなくなり、エメルソンに代えてグティを投入し、幾分リズムを取り戻すもバイエルンゴールを割るには至らない。
 後半、イグアインに代えてカッサーノを投入するもゲームを支配するには至らず、逆にコーナーキックからルッシオに決められて2-0に点差を広げられる始末。最後はガゴ→ロビーニョへの変更もニステルのPKで1点を返すのが精一杯でタイムアップ。
 レアル・マドリー最悪の16強で姿を消す展開となった。


○ ACミラン 1 --- 0 セルティック ●
AGG 1-0 でACミランがベスト8進出

 日本人ファンが注目した1戦、ACミランvsセルティックの試合は延長戦までもつれ込むも1-0でミランが競り勝ち、常連の面目を保った。
 この日もミランは中盤を厚くする4-3-2-1のシステムで望み、1トップのインザーギはこれまた殆ど見せ場らしい見せ場を作れなかったが、3センターハーフが中盤を掌握し、カカとセードルフがチャンスメイクだけでなくフィニィッシュに絡む活躍を見せる。しかしミランの怒涛の攻撃は、マクマナスの壁やボルツのファインセーブに阻まれ、なかなか1点が奪えない。
 セルティックは、1stleg以上に攻めあぐね、左手小指骨折の中村も、因果関係はともかくとして動きに全く精彩を欠いていた。ミランの弱点であるDFラインを、中村もマクギーティも揺さぶることが出来ず、ガットゥーゾ・アンブロジーニのフォローも素晴らしく、殆どチャンスらしいチャンスが作れなかった。
 延長にも連れ込んだ、延長前半3分。レノンのミスをカカが逃さずボールを奪い、そのまま50メートルドリブルで独走。そのスピードとタッチ数の多いやわらかいドリブルに、ディフェンスに入ったマクマナスも飛び込めず、ファーサイドのシュートコースを消すのと切り替えして右足で打たれるのをケアするので精一杯。その隙に更にカカはドリブルスピードを上げてペナルティエリア内に侵入。ボルツが飛び出したところをカカはボルツの股間を抜くシュートでついに183分目にして初のゴーが生まれた。やはり1点がものをいう世界になると、個人技の差がもろに出るのがよくわかる展開だった。
 延長後半、ストラカン監督はきれの無い中村を下げてミラーを投入し、パワープレーに出るも及ばず。八百屋が日本人だから言うのかもしれないが、ここは中村は下げずに中盤を1枚削ってでもFW3枚入れて、パワープレー+FKのチャンスに賭けて欲しかった。まかり間違って1点でも入ればアウェーゴールで(延長戦でもアウェーゴールが有効になるとは知りませんでした…)勝ちあがれるだけに、その可能性を放棄して欲しくなかった。
 いずれにしろ、セルティックはベスト16で敗退。セルティックの新しい歴史に、中村俊輔が貢献したのは間違いなく、またこのようなビッグコンペティションに日本人が出場したのも中村俊輔が初めてである。セルティックも、日本人選手も、これからはこのラインが今後の指標となるだろう。


△ アーセナル 1 --- 1 PSV △
AGG 2-1 でPSVがベスト8進出

 アーセナルはやってしまった。
 怪我人に苦しみ、ジウベルト・シウバがCB、デニウソンをDMFの抜擢する急造システムでもゲームを支配しながら、またしても点が取れ無いという展開が続く。
 PSVも必死に守って数少ないチャンスに賭けるもこれはアーセナルDF陣がしっかり跳ね返しスコアレスの展開で試合が進んでいく中、PSVはアレックスの痛恨のオウンゴールでアーセナルに先制点を献上。AGG同点で、アウェーゴールも無いので全くの同点となった。
 しかし、残り10分のところでPSVはアーセナル陣内の左サイドの深いところでFKを得て、そのFKにものすごい高い打点でアレックスが合わせて同点に!!脅威のアウェーゴールをゲットに成功。アーセナルはこれをひっくり返すには後10分で2点が必要となりこれで戦意喪失。そのまま1-1でタイムアップし、バルセロナに続き昨年のファイナリストは今年はベスト16で姿を消すと言う大波乱となった。
 ちなみに、この試合の前得点(内1点はオウンゴール)を叩き出したPSVのCBのアレックス。チェルシーからのレンタルって知ってました?来期は変に補強するより彼を呼び戻す方がよっぽどためになると思うのは八百屋だけだろうか?やや、攻撃的なきらいがあるのはモウリーニョ好みではないのかな?


○ マンチェスター・ユナイテッド 1 --- 0 リール ●
AGG 2-0 でマンチェスター・ユナイテッドがベスト8進出

 マンUvsリールの試合は八百屋は見ていないので明言を避けたいが、今期CL最後の舞台となるラーションがグッバイゴールでリールを1-0で下し、AGG2-0でベスト8進出を決めた。
 しかし、マンUはここに来て怪我人続出。この試合予想通りLSBで出場したシルベストルが肩の脱臼、サハがハムストリング、スールシャールは膝、フレッチャーは足首の故障。そしてラーションは予定通り2/12でヘルシンボリに帰還し、いよいよシーズン前半で八百屋か指摘していたコマ不足が現実味を帯びてきた。特にスールシャールとフレッチャーは今期中の復帰が厳しい状況で、プレミアとCLの2足の草鞋を現有戦力でどうやりくりしていくかに注目が集まる。


 ベスト16を見終えて、一番驚いたのはPSVがアーセナルを沈めたことだろう。昨年のファイナリストがベスト16で、しかもPSV相手に涙をのむことになろうとは誰が予想しただろうか。と、言いつつ結構雑誌なんかではPSVにも充分勝機がある、と書かれてあって実際そのとおりの結果となった。
 アーセナルはアンリを始めとする怪我人にも苦しめられた。当のアンリも、2ndleg後半に出場もさしたる見せ場も作れずにまた別の箇所を怪我して離脱。アーセナルは今期無冠でシーズンを終えることになるだろう。
 バルセロナもまさかのベスト16敗退。リバプールがシーズン後半に急激に調子を上げてきた、と言うのもあるが、残念ながら今年のバルセロナに去年のような強さが戻らなかったのが最大の敗退理由だろう。ホームで2失点と言うのも大きな敗退理由だ。同様にスペインのもう一つの雄であるレアル・マドリーも、ホームで2失点し結局敗退の憂き目にあっている。
 インテルのベスト16敗退も驚くべき事象だろう。このチームもやはりホームでの2失点が最後まで響いた。世界選抜とも言える陣容でセリエAを席巻しているインテルも、CLと言う特殊な舞台で結果を残すのにはまだ時間を要するということか。しかしこのメンバーでベスト16で敗退してしまうのも、信じられないと言う気がしてならないが…
 ちなみに、この試合の終わりに両軍も見合いの大乱闘に発展した事件で、バレンシア川ではブルディッソを殴って鼻を骨折させたダビド・ナバーロ、ブルディッソを蹴ったマルチェナ、インテル側では、ブルディッソ、コルドバ、マイコンが、そしてインテル・バレンシアの両チームに何らかの制裁がかけられることが決定された。ちなみに、ダビド・ナバーロは確か試合に出ていなかったはず。それなにのあの乱闘では一番目立っていたのだからいただけないとしか言いようがないだろう。
 何とも後味の悪い試合になってしまった。

 
 UEFAチャンピオンズリーグ 1/16Final 2ndleg。
 1stlegが全試合僅差だったため、どの試合も目が離せない好ゲームになったがどうやら試合のドラマは後半に訪れた試合が多かったようだ。

○ バイエルン 2 --- 1 レアル・マドリー ●
AGG 4-4 だが、アウェーゴールでバイエルンがベスト8進出

 1stlegの終了間際のファン・ボンメルのゴールが予想以上に利いたバイエルンの結果だった。
 いきなりのサプライズは開始5秒から。
 マドリーボールで始まり、ロベカルのトラップミスをサリハミジッチがかっさらい、縦に走り抜けるマカーイと並走しながら右サイドを突破。開始早々でマークの受け渡し云々も決まらないままに、エルゲラがマカーイを捕まえきれずに、ゴール前でフリーに。サリハミジッチ→マカーイでゴール!!その間開始から僅か11秒!!ミュンヘンのフースバル・スタジアム(今はもうアリアンツ・アレナって言わないんですか?)が大沸騰。この時点でAGG3-3ながらアウェーゴールでバイエルンがリードする。
 ガゴ・エメルソン・ディアッラのトリボーテで失点を防ごうとするカペッロのゲームプランは早くも白紙にしなければならなくなり、

by R-130 | 2007-03-09 19:38 | ∟UEFA CL 06-07


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