2007年 03月 05日
サッカー:チャンピオンズリーグ ベスト16 2ndlegプレビュー②
■ バレンシア vs インテル
【バレンシアの勝ち上がり条件】
・勝ちなら無条件でベスト8進出
・引き分けの場合も0-0 1-1ならアウェーゴールでベスト8進出

【2ndlegでのバレンシアの戦い方】
 サン・シーロで結果は残したが、厳しい見方をすれば出来すぎの感もあった1stleg。ビジャのFKもシウバの2点目も常に狙えるプレーとは言いがたいので、1stlegの結果をもってしても"やや苦しい"というのが正直な気持ちだ。基本的には、しっかり守ってカウンターというスタイルと聞いているので(フローレスはこの考え方が基本だろう、アイマールを放出した理由もこれにあたるから)、インテルの攻めを受けてのカウンターと言う形が基本になりそうだ。
 ただ、破壊力満点のインテルの攻めを90分受けれるかどうかは疑問。アルベルダを欠き、中盤のバランサーが不在のバレンシアはややもすれば90分守りっぱなしと言う可能性も無きにしも非ずだ。0-0でも1-1でもいいので抑え切れればバレンシアの勝利なのだが、バレンシアにとっては果てしなく長い90分になることは間違いないだろう。

【インテルの勝ち上がり条件】
・勝利の場合は、無条件でベスト8
・引き分けの場合 0-0 1-1 以外なら勝ち抜け

【2ndlegでのインテルの戦い方】
 条件的に不利とはいえ、勝てば文句なく勝ち上がるのでインテルとしては通常通りの戦い方で問題ない。効率がよくしかも破壊力ある攻撃力でバレンシア陣内でプレーをすれば、それ程恐れるに足らないだろう。フローレスがアルベルダのいない中盤を5枚にする可能性もあるので、その時は中盤の覇権争いに注目が集まる。ただ、変な計算はせずにメスタージャでも行け行けプレーが出来れば、自ずと道は開ける物と思われる。
 注意すべきはセリエAでもよくある後半に入って突然集中がぷっつり切れるところ。これが出てしまうと、間違いなくバレンシアにはやられる。90分間常に集中を保つことが必要だ。勝てない相手ではないが優しい相手ではないことも事実。集中が切れた時点で、インテルは敗退するだろう。


【2ndlegの結果予想と勝ち上がり予想 2-1でインテルがベスト8進出(約70%の可能性)】
 インテルの勝ち上がりを予想。セリエで連勝記録が止まったことをネガティブ要因に挙げるメディアもいるが、そもそもトップリーグで17連勝すること自体が異例であり、変なプレッシャーから開放されてむしろ良かったのではないだろうか。しかも連勝が止まった試合も、ウディネーゼに早々に先制されて苦しい展開ながらも引き分ける粘り強さも持ち合わせており(勝ちきれなかったと言う評価もあるが)、サッカーのクオリティが著しく低下したと言うわけではない。
 条件はインテル不利ながら、しつこいようだが勝てば1点差でも文句なく勝ち上がる為、インテルの攻撃にアルベルダ抜きのバレンシアが耐えられるかに注目が集まる。一方のインテルも怪我のヴィエラやカンビアッソがどこまでのクオリティのプレーを披露してくれるかで話も変わってきそう。いずれにしろ、メスタージャでも受けてカウンターに徹するバレンシアが見られそうだ。



■ バイエルン vs レアル・マドリー
【バイエルンの勝ち上がり条件】
・2点差以上での勝利
・1点差勝利の場合は1-0か2-1

【2ndlegでのバイエルンの戦い方】
 デミチェリス・ハーグリーブスのWボランチの出来が悪かったのがどこまで改善されているのかに注目したいのと、後半サリハミジッチが入って球周りがよくなったので、中盤の起用がポイントになってくる。ベストはハーグリーブスを底に据えるロンボ形で右にサリハミジッチがよさそう。また、アウェーで攻め上がりを自重していた(と思いたい)サニョルやラームが、サイドハーフとどれだけ連携してサイドアタックのシーンをつむぎ出せるかが焦点となりそう。あとFWはマカーイの相方はピサロだろう。「容赦なくピサロ」である(笑)。
 尚、カンナバーロにイタリア帰還説が浮上するなど今年の状態は決してよくない。この辺をどれだけ突けるかがも相手を崩すポイントになりそうだ。前回のように、ルッシオがうまい動きでカンナのマークを外すような陽動が取れれば面白い。

【レアル・マドリーの勝ち上がり条件】
・引き分け以上なら無条件で勝ち抜け
・1点差で負けても3点以上取れば勝ち抜け

【2ndlegでのレアル・マドリーの戦い方】
 怪我人が多く、満足にオーダーを組めなさそうで、イグアインや構想外から復帰を果たしたカッサーに(出場することがあれば、の話だが)期待が集まりそうだ。現状のオーダーでは全く予想が立てられないが、ベンチのメンバーや1stlegの戦い方を見る限りでは守りきろう等と言うプランを序盤から明確に打ち出さないほうがいいだろう。後半途中、手詰まりになりその方針に切り替えるなら解るが、前半はあくまで攻撃的な選手を前線に張り付かせ、バイエルンに好き勝手やらせないようにけん制することが何より必要だろう。
 ニステルが不在だと、攻撃陣は非常に重い命題を背負う。CL経験の豊富なラウールがその重責を果たせるか、いろいろな意味で注目が集まる。


【2ndlegの結果予想と勝ち上がり予想 2-2でレアル・マドリーがベスト8進出(約75%の可能性)】
 両チームのDFの出来を考えれば、打ち合いになる可能性が高い。が、1stlegは両者猛攻で点を取り合ったというわけではないので、前回のような緊張感の無い試合に終始すれば、1-0や1-1、ややもすれば0-0で終わってしまう可能性もありそうだ。バイエルンは1-0での勝利を目指すがそのような器用なサッカーが出来れば、ブンデスリーガで4位に沈み込むことも無いだろうから、アウェーゴールが2点あるとはいえ、レアル・マドリーが極めて優位だろう。
 両者ともチームの性格としては攻撃的な選手を多く有しているので、後は監督のさじ加減次第、と言ったところか。両監督とも海千山千の兵だけに用兵にも注目したい。
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by R-130 | 2007-03-05 22:40 | ∟UEFA CL 06-07


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