2007年 02月 22日
サッカー:UEFAチャンピオンズリーグ Best16 1stlegの結果②
 本日は悶絶するような試合内容が続出!!今日の1stlegは実に内容の濃い試合が多かった。早速試合内容を駆け足で振り返ってみたい。

△ 0 ASローマ --- リヨン 0 △
【得点者】 
【警告・退場】 メクセス(b) パヌッチ(b) ピサロ(b) マンシーニ(b) タッディ(b) トッティ(b) トネット(b) デ・ロッシ(b)/ジュニーニョ(b) ゴブ(b) トゥララン(b)

 22名のフィールドプレイヤーの約半数に当たる11枚の"(・_・)ノ□" イエローカード乱れ飛ぶ荒れた試合展開。シミュレーションも含め内8枚はローマに出されるというホーム、オリンピコのローマが慌てた試合振りが伺える。
 スパレッティは、後半ヴィルヘルムションを投入しその次にはヴチニッチをつぎ込んで2トップにして何としても先制点を奪おうとしたがリヨンゴールは遠く遠く…。このところ国内リーグでも調子が落ちてきているのがそのままCLに現れた結果となった。
 一方のウリエは、カウンター色を強めるために、フレッヂ→バロシュの1枚交換のみ。ゲームをコントロールできていたという気持ちが強かったのだろう。実際スコアレスで、ホームに帰れることに満足しているのではないだろうか。



△ 1 ポルト --- チェルシー 1 △
【得点者】 ラウール・メイレレス('12) シェフチェンコ('16) 
【警告・退場】 ぺぺ(b)/マケレレ(b) エッシェン(b) ツェフ(b) バラック(b)
 
 ポルトはアンデルソンが間に合わなかった以外はほぼベストの布陣。一方のチェルシーはテリー&カルバリョコンビの復活でエッシェンがようやく中盤で使えるという強みが復活。RSBはラッサナ・ディアラが先発。
 先制はポルト。テリーが足を捻挫してピッチを退いていた間に、ゴール前の混戦を縫ってラウール・メイレレスがミドルを突き刺して先制する。
 しかし、その4分後。テリーから交代で入ったロッベンが左サイドを崩しシェフチェンコにラストパス。シェフチェンコが右斜め45度からのシュートを決めて同点に。
 その後はチェルシーが試合をコントロール。後半には途中交代のロッベンを下げてミケルを入れてバランスをとり(ロッベンは怪我?)落ち着いた試合展開で1-1のアウェーゴールを得てのドローに持ち込んだモウリーニョチェルシー。テリーも不在で1-1なら上出来だろうという彼のしたたかな采配が見て取れた。
 ポルトは惜しいシーンもあったがチーム間格差を考えればこの辺が妥当な成績か。いずれにしてもチェルシーにとっては勝ちに等しいドローで、スタンフォードブリッジに凱旋する。



△ 2 インテル --- バレンシア 2 △
【得点者】 カンビアッソ('29) ビジャ('64) マイコン('76) シウバ('86) 
【警告・退場】 ブルディッソ(b) サネッティ(b)/アルベルダ(b) マルチェナ(b)
※ アルベルダは次節サスペンションで出場停止

 思った以上に点数が入って生で見たかった試合(どうせ後日CS再放送をフルタイムで見ますが(^^ゞ)。
 前半はインテルペース。ヴィエラが故障で出られなかったが、他はほぼベストの布陣。ズラタンのパートナーは予想通りCLの経験値の高いクレスポが収まった。また、セリエAで絶好調だったフィーゴがスタメンを飾り、ヴィエラの穴はカンビアッソが埋めた(カンビアッソも試合中に故障し、途中でダクールに交代)。
 バレンシアはバラハが間に合わず、マルチェナで代役を立てる。他はベストの布陣。
 前半29分にフィーゴの右サイドのクロス→ズラタンがマークを背負いながらアクロバティックなシュート→阻まれたところをカンビアッソがヘッドで押し込み先制。カンビアッソはオフサイドっぽく見えたような気がしたがこれは八百屋の素人視点か。
 その後も前半はインテルが押せ押せで進めるが追加点はならず。バレンシアはビジャの左からの切れ込みで、キックフェイントでDFを外しフリーでシュートを打つ場面があったがわずかにボールはゴールの左へ。
 後半。ビジャがゴール正面20メートル後半のFKを、直接決めるスーパーゴールが炸裂!!右のインフロントで蹴ったボールは、ゴールポストの外からな中に切れ込む ものすごい弾道だった。ゴール正面からのカメラアングルで映像を見るとそのすごさがわかる。
 しかしホームインテルは、後半31分にマイコンが右サイドから進出。パス交換から1-2を決めてついにペナルティエリア内に進出し、そのままシュート!!ゴール!!インテルが勝ち越しに成功。マイコンのシュートは、ちょっと古いが98年W杯の決勝トーナメントベスト4、クロアチアに苦しむフランスが、テュラムの得点で決勝戦に勝ち進んだ試合を思い出した。あの時のテュラムのポジションはRSBだった。
 これでインテルが辛くも1点差で逃げ切るかと思われた後半41分。ゴール前の混戦からのルーズボールにシウバがミドルを突き刺し、勝ちに等しい同点ゴールを叩き込む!!バレンシアが予想以上に得点を叩いて、下馬評を覆してアウェーゴール2点を叩いてスペインに帰国。インテルは勝ち上がるためには次節は勝ちが絶対条件、引き分けでも2点差以上が求められる厳しい条件となった。国内リーグでも後半ややゲームが緩む悪い癖があるのだが今回もそれが顔を覗かせたようである。


 今回の八百屋生観戦は、宣言どおりバルセロナvsリバプール。
 試合展開は、ホームで主導権を握るバルサに、頑なに強固なディフェンスからカウンターに徹するリバプールの様相で進んだ。果たして最後に笑ったのはどちらか。いやいやすごい展開になりました。


● バルセロナ 1 --- 2 リバプール ○
【得点者】 デコ('14) ベラミー('43) リーセ('74) 
【警告・退場】 ベレッチ(b) ザンブロッタ(b)/アッゲル(b) カイト(b) シッソコ(b) ベラミー(b) 

■ バルセロナ 4-3-3

ロナウヂーニョ   サビオラ       メッシー

     デコ           シャビ

             モッタ

ザンブロッタ  マルケス  プジョール  ベレッチ

             バルデス

【交代】
イニエスタ in  モッタ out ('54)
ジュリ in シャビ out ('65)
グジョンセン in サビオラ out ('82)

後半モッタを外してイニエスタ。シャビがアンカーに下がり、イニエスタがセンターハーフに。
今度はシャビを外してジュリ。同点に痺れを切らしたライカールトが攻撃的布陣に変更しメッシーをセンターハーフへ。この段階でバルサのバランスが崩れ中盤が機能不全に陥る。
サビオラをグジョンセンに替えた直後、ベレッチが捻挫。しかし交代枠を使い切っておりベレッチはそのままプレー。しかしピッチ上はGK除くほぼ9人でのプレーを余儀なくされたバルセロナ。


■ リバプール 4-4-2(4-4-1-1?)

    カイト          ベラミー

リーセ                   ジェラード

      シャビ・アロンソ  シッソコ

アルベロア  アッゲル   キャラガー  フィナン

              レイナ 

【交代】
ペナント in ベラミー out ('80)
ゼンデン in シッソコ out ('84)
クラウチ in カイト out ('90+4)

交代はリバプール逆転後に集中して行われる。
1ゴール1アシストのベラミーを外してペナント。この段階でシステムが4-3-2-1に。シッソコが故障明けながらもまた負傷交代。今度は長引かなければいいのだが…時間稼ぎで最後にカイトからクラウチ。


 バルセロナは、SBは左にザンブロッタ。右にベレッチ。ベレッチは昨年のファイナルの好印象をイメージしての起用か。アンカーはモッタ。エトーはスタンド観戦。
 色々フォーメーションが噂されたリバプールは結局オーソドックス、と言うか守備的な4-4-2のフラットを採用。シャビ・アロンソ、シッソコ、ジェラードのセンターハーフを3枚用いて、3ボランチのような形になっているときもあった。やはり迫力不足のクラウチはベンチスタート。正解。

 前半。
 取っ掛かりにリバプールが突っかけた以外はバルサペースで進む。リバプールはMFもラインを作ってがっちり引いて守り、前線にベラミーかカイト1枚。セカンドトップにベラミーかカイトを残す。きっちり守って少ないチャンスにかけるというベニテス監督のゲームプランが伝わってくる。シッソコはもうカード覚悟で汚れ役に徹させていたのも印象的。事実彼は、バルサの中盤を潰すのに貢献していた。そのほかの選手もファール覚悟でバルサの攻撃を止める。実質リバプールの最終ファール数は、バルサの2倍を超える27を記録。とにかく流れを作らせずファールで止めてでも攻撃をさせないという徹底振りだった。
 それでも先制はバルサ。前半14分、左サイドから起点。ザンブロッタオーバーラップ→ロナウヂーニョと1-2で左サイドをえぐりセンタリング→中盤から大外を回ってきたデコがファーサイドでヘッドで合わせて先制。リーセがデコを捕まえていなかったと攻めるのは簡単だが、ここは中盤から大外を走ってファーサイドに回りこんできたデコを褒めるべきか。デコの出来はよかったのだが…
 その後もバルサが押しながらゲームを進めるがリバプールがじっと耐え、そして訪れた繊細一隅のチャンスをリバプールは物にする。
 前半43分。リバプールのカウンター。右サイドからジェラードのクロス→ファーサイドからベラミーのヘッド→バルデスがボールをキャッチするがキャッチした場所はゴールマウスのラインの中に!!(スパイクが滑った?単なるミス?)リバプールが意外な形で追いつき、ゲームの方向は霧の中へ。酒の席でゴルフクラブでチームメイトを殴ってベニテスから思い罰金を言い渡されたベラミーが、ゴルフのスイングでゴールパフォーマンス。大丈夫なのか!?

 後半。選手の用兵に難のあるライカールトがおかしな采配を。まず、イニエスタinモッタout、これまではまだ分かった。ありえない話ではない。しかし次のジュリinシャビout、これが分からない。見た目メッシが中盤に入っていたが、これでパサーがデコだけになり、また純然たるアンカーが消えてバルサの中盤は機能不全に。イニエスタとメッシーはゲームから消えてしまい、ボールはDFラインからのロングボールが飛躍的に増え、バルサのフットボールは死んでしまった。この時点で、バルサの勝利はなくなったと言っても過言ではなかっただろう。
 さらにバルサに追い討ちをかけるのは後半29分。カイトの右サイドからのシュート→こぼれ球がベラミーの足元に→ベラミーが落ち着いてペナルティーエリアに張っていたリーセにパス→リーセが珍しく右足で蹴りこみ逆転!!カンプ・ノウに悲鳴に似たため息が漏れる。
 バルサはサビオラが2度ほど決定機があったが今日は決めることが出来ず、デコのFKは(これもポストの外からうちに曲がってくるトレメンダスなフリーキックだったが…)ポストに嫌われ万事休す。
 バルサがまさかのホームで2失点の敗北。まるでクラブワールドカップを見ているかのような試合運びでリバプールに敗れた。
 エトー騒動などバルサが揺れているのも事実だが、後半にはバルデスがバックパスをキャッチしてしまいペナルティーエリア内で間接FKになるなど、今日は何処かおかしかった。前半の流れを維持できるようなライカールトのハーフタイムでの修正が必要だったはずだがそれも叶わず指揮官の意味不明な交代で自滅。さらにサビオラ→グジョンセンというしてもしなくても良いような交代で、ベレッチの負傷に対応できず、まあ出来てもバルサが勝てたかどうかは微妙だが、監督の差が大きく出てしまった試合だった。
 1st legでホームで負けたチームはリールに続き2チーム目。ただ、リールは審判の裁定に泣いたところもあったが、バルサの場合は文字通り完敗であった。
 尚、リバプールはCLではカンプ・ノウで負けなし(チャンピオンズカップ時代は別)、またベニテスもカンプ・ノウで負けなし。このデータが今回も生きる形となった。

 バルサはアンフィールドでリバプールに2点差以上つけて勝利するか、3点以上とって1点差で勝利できるのだろうか?エトーがいれば…と周りは嘆くがどうも問題はそれだけではないような気がするのだが…昨年のディフェンディングチャンピオン、バルサの巻き返しに期待したい。
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by R-130 | 2007-02-22 13:51 | ∟UEFA CL 06-07


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