2007年 02月 21日
サッカー:UEFAチャンピオンズリーグ Best16 1stlegの結果①
 いよいよCLのノックアウトステージが始まった!!
 日本時間の21日早朝に、最初の4試合が行われたのでざっと振り返りたい。

● 0 リール --- マンチェスター・ユナイテッド 1 ○
【得点者】 ギグス('83)
【警告・退場】 フォーヴルゲ(b) デブチ(b) シウバ(b)/エヴラ(b) ヴィディッチ(b)

 リールvsマンUは、よもやの昨年のアップセットを思わせるような展開に。
 ケイタがサスペンションで出場出来ないという痛手を背負いながらもホームで果敢に攻める。特に低めのグラウンダーのクロスを多用して、マンUディフェンス陣を苦しめていた。
 前半はお互い好機が生まれながらもそれを活かせずスコアレスの展開。
 しかし雰囲気的には、締まらないマンUと果敢に攻めるリール構図だった。
 後半17分に、左サイドからのクロスをオデムウインギーがヘッドで合わせてついに先制!!かと思われたが、これはオデムウインギーのファールを取られてノーゴールの判定。これだけでもホームリールファンはおかんむりだったが、怒りが収まらない判定は更に続く。
 後半38分のゴール前20メートルのFKを得たマンU。これを壁が揃う前に素早くギグスがゴールに蹴りこみボールはゴールマウスへ吸い込まれる。これを主審がゴールと認めてこれが決勝点となった。マンUはアウェーで貴重な勝利を挙げた。
 …とは言え、ゲームの内容はマンUが常に優勢に進めていたとは言いがたく、むしろ審判のジャッジに救われた格好だった。オデムウインギーのファールは致し方ないとしても、ギグスのゴールは認められるべきではない。何よりこの試合はチャンピオンずリーグ、ビッグコンペティションである。熱戦がこのような形で決着を見るのは、ファンならずとも寂しさを感じずにはいられない。しかもここは、リールのホーム。より公平なジャッジをしてもらいたかった。
 ただ、ケイタを欠いており、ややもすればワンサイドかと思われた1戦は辛うじてマンUの勝利という予想外の決着に。2ndlegの試合が楽しみだ。


○ 1 PSV --- アーセナル 0 ●
【得点者】 メンデス('61)
【警告・退場】 センデロス(b)

 驚いたのはPSVvsアーセナル。
 ファファンも欠い、攻撃陣がズタボロのPSVがまさか1-0で勝利するとは思わなかった。
 アーセナルはアウェーながら何度かビッグチャンスをつかむもこの日はPSVのGKゴメツがスーパーセーブを連発。最後の最後でアーセナルにゴールを許さない。
 そして凌ぎに凌いだPSVは後半16分、メンデスのミドルがアーセナルゴールに突き刺さり思わぬ形で先制!!その後もなりふり構わず猛攻を仕掛けるアーセナルに、PSVDF陣は最後まで集中を切らさず凌ぎきることに成功。特にGKゴメツは3点くらい決定的なシュートを止めていた。
 雑なプレビューで、マンUとアーセナルの勝利を確信していた八百屋にとっては、改めて自分の見る目のなさを痛感した2試合だった。これだからサッカーは面白い、と言う言い訳も出来るが、サッカーにはこうした弱きが強きをくじくと言うことが出来うるスポーツなだけに、本当に見ていて飽きないものだ。


△ 0 セルティック --- 0 ACミラン △
【得点者】
【警告・退場】 中村(b)/マルディーニ(b) ジラルディーノ(b)

 そして日本人待望のセルティックvsミランは0-0のドロー。セルティックにとっては必要最低限の結果を手に入れ、2ndlegに望みを繋いだ。
 セルティックは何よりジラルディーノに救われた。彼が2点はとらなければならないシュートを悉く外してくれたのがセルティックを窮地から救った。不可解なダイブも当然シミュレーション。かつて弱小パルマを力強く牽引していたストライカーの面影は今の彼にはない。ジラルディーノは欠場と言うデマも流れたが結局スタメン入り、ただ4-3-2-1というミランにとっては決して相性のよくない1トップにしてくれたこともセルティックを救ったかもしれない。ただ、それでもセルティック相手だとミランの4-3-2-1はそれなりに機能していたように見えたが…
 セルティックは、フェネゴールが故障していたのが痛かった。"これしかない"と予見していた、中村からフェネゴールの頭と言う得点パターンが2度ほどあったが、動き出しが鈍くミランゴールを割ることは出来なかった。また、中村自身もミランの中盤のプレスにあいなかなかボールを持たせてもらえなかったが、それでも数少ないボールタッチから何度かチャンスを演出指定のは流石だった。ただ、FKは残念ながら不発に終わり、中村俊輔の歓喜はサン・シーロまでお預けとなった。
 しかしやはり中盤のクリエイティブなボール回しはなりを潜め、横パスが多かったのも事実。ホームでこの結果と言うことが、アウェーでどのように作用するかは…何とも言えないところだ。
 とは言え、セルテッイクは、2ndlegで1点で取れば、ベスト8が大きく近づく。アウェーゴールになるのでミランに1失点してもまだ大丈夫だからだ。今度こそ、伝家の宝刀FKは炸裂するのか!?期待したい。



 八百屋の生観戦は、レアル・マドリーvsバイエルン・ミュンヘン。セルティック戦とどちらを見るか悩んだが、どうもセルティック戦は0-0で終わりそうな気がしたのでこちらを選択した。後、実況の倉敷さんが好きなもんで(^^ゞ地上波ではおよそ聞けないであろう実況もCSではありなのがいいところ(^^ゞ


○ レアル・マドリー 3 --- 2 バイエルン・ミュンヘン ●
【得点者】 ラウール('10)('28) ファン・ニステルローイ('34) ルッシオ('23) ファン・ボンメル('88)
【警告・退場】 デミチェリス(b) シュバインシュタイガー(b) ハーグリーブス(b) 

■ レアル・マドリー 4-2-3-1

       ファン・ニステルローイ

ラウール    イグアイン     ベッカム

      グティ       ガゴ

ロベカル  エルゲラ カンナバーロ トーレス

          カシージャス

【交代】
ロビーニョ in  イグアイン out ('53)
ラウール・ブラーボ in ロベルト・カルロス out ('59)


■ バイエルン・ミュンヘン 4-4-2

    ポドルスキー    マカーイ

シュバインシュタイガー     ファン・ボンメル

    デミチェリス    ハーグリーブス

ラーム  ルッシオ  ブァン・ブイテン  サニョール

           カーン

【交代】
サリハミジッチ in デミチェリス out ('45)
ピサロ in ポドルスキー out ('61)
ショル in シュバインシュタイガー out ('79)

前半はフラットな陣形だったが、後半からサリハミジッチを投入してロンボに変更。底にハーグリーブス、右にサリハミジッチ、トップ下にファン・ボンメル。


 サンティアゴ・ベルナベウでの1st legとなったこの試合。マドリーの布陣は"やや"攻撃的と言うところか。大舞台に強いラウールや、ベッカムの1激を睨んでの用兵ということだろうか。守備的なMFのディアラやドリブラータイプのロビーニョやレジェスはベンチスタート。
 一方のバイエルンはFWがポドルスキーでスタート。容赦なくピサロで行くべきではなかっただろうか。中盤はとりあえずフラットに敷いてやや守備的に。デミチェリスとハーグリーブスの出来に注目が集まった。

 前半。
 やや緊張感の欠けた展開。果敢に仕掛ける場面も少なければ、ハードに守る場面も少ない。ボールは両コートをよく往復するのだが展開が乏しい時間帯が多かった。ただ、守備面ではややレアルのほうが緊張感を持って守備をしていたように感じる。グティ、ガゴ、ベッカムが中盤でよく睨みを効かせ、バイエルンの縦に早いボール回しを未然に防いでいた。
 一方のバイエルンは、守備面に難が多い。ルシオとブァン・ブイデンのポジショニングがかぶったり大きく割れたりとチグハグ。デミチェリスもハーグリーブスも出来が悪かった。仕掛けの場面も左サイドでシュバインシュタイガーが単独で突っかけるシーンが多く、ラームとの連携もイマイチだった。
 先制はレアル。ベッカムのロングパス→ニステルがDFを引き連れながら溜めて→2列目から走りこんできたラウールにスルーパス!!絶妙の飛び出しでキーパーと1対1になったラウール。カーンも足に当ててラウールの突破を防ごうとしたがセカンドボールがラウールの足元に納まり万事休す。
 しかし、バイエルンもすかさず同点に。セットプレーからルッシオがヘッドで叩き込む。ルッシオについているはずのカンナバーロの動きが不可解。ルッシオをほぼフリーで打たせてしまった。集中が切れていたのか?
 しかしその後すぐにレアルが追加点。ベッカムのCK→エルゲラがヘッドしたやまなりのゴールに向かうボール→またしてもラウールが頭で触る!!で2点目!!エルゲラの山なりボールで勝負あり。バイエルンには不運なゴールだった。
 更に3点目はファン・ニステルローイ。ベッカムのFK→エルゲラ?頭でかすめてほんの少しボールの軌道を変える→ゴール右に走りこんできたニステルがダイレクトで蹴りこむ!!きれいな3点目だった。これは、ニステルをちゃんと捕まえていないバイエルンDFが悪い。
 ベッカム、ラウール、ニステルとCLの経験値が高いベテラン選手の大活躍で、レアルがよもやの3得点!!びっくりの展開で前半を終える。

 後半。
 バイエルンはサリハミジッチを投入して流れを変える。ボールが両サイドに散り始め、シュバインシュタイガーの左だけでなく、サリハミジッチの右からも攻撃の起点が作れるようになる。レアルも、最初の10分は前半の勢いが保てていたが、カペッロがロビーニョを入れて思いっきりカウンター狙いに戦術を切り替えたのが大失敗。ロベカルの負傷交代で、左サイドの効果的な上がりが全く見られなくなり、以降レアル・マドリーは防戦一方になる。
 バイエルンは、ピサロ、ショルを投入して行け行けモードに。何とか1点取って3-2でミュンヘンに戻れれば…という思惑は後半終了間際に現実のものとなる。
 88分、ファン・ボンメルのミドルがレアルゴール右隅に突き刺さる!!アウェーゴール2点を許し1点差勝利という、レアルにとっては非常に後味の悪い試合の終わり方だった。

 試合のあやは、カペッロの交代だろう。3-1で迎えた後半、バイエルンが前がかりになったところでロビーニョを投入してカウンタースタイルに切り替えようとした。
 しかし、現存のメンバーは守備力に乏しい選手が多い。ボランチのガゴにしろグティにしろ、カペッロ大好きの"守備専従"ではない。バイエルンの猛攻に次第に重心が下がり、DFラインもべったり引いてしまっては、カウンターに繋ぐにしても自陣からの展開に精度を欠く。結果ロビーニョとニステルが孤立してしまい、守りだけになってしまったカペッロの作戦負けである。
 ポイントは後1つ使えた交代枠だろう。この状況で必要だったのは中盤からの積極的な守備。中盤の守備かルーズだったために、DFラインがズルズル後退してしまい、最後はバイエルンのサンドバックになっていた。カペッロの戦術がイタリアチックなのは周知の事実だが、今回の用兵ではカペッロの守備的なストラテジーを忠実に守れる選手が少なかったということか。後半の最初のレアルの動き出しを見る限り、もう少し様子を見ても良かったように思える。点数がまだ入る可能性はあったと思えただけに…


 さて今晩は注目カードがずらり。どれを見ようか真剣に悩んでいます…
 が、八百屋はWOWOW未加入なので、バルセロナvsリバプールにしようかと思います。インテルvsバレンシアも非常に捨てがたいんですが…悩めるバルサも見て見たいので(^^ゞ
 今夜も大興奮必死です!!    
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by R-130 | 2007-02-21 20:59 | ∟UEFA CL 06-07


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