2007年 02月 08日
サッカー:国際親善試合 イングランドvsスペイン
 マンUの本拠地のオールド・トラッドフォードで行われたイングランドvsスペイン。
 共にEuro08予選で崖っぷちに立たされている2チームであり、監督の技量が疑問視されている2カ国である。イングランドがベストを組めない状況であることは理解していたが(ルーニーとテリーが怪我で出られない状況)、それなりに両国本気でやってくるだろうということで朝早起きして生観戦(CSのフジテレビ739)することに。
 

スタメン
-イングランド 4-1-4-1-
             
             クラウチ

ランパード  ジョンソン? ジェラード  ライト・フィリップス

             キャリック

P・ネビル  ウッドゲイト  ファーディナンド G・ネビル

             フォスター

-スペイン 4-4-2-

       モリエンテス   ビジャ

  D・シウバ               アングロ

        アルベルダ   シャビ

カプデビラ  プジョル   マルチェナ?  セルヒオ・ラモス 

             カシージャス

(1部記憶がはっきりしていなくてスタメンに誤りがあると思います、すみませんm(__)m)


 内容としては正直決して褒められた内容ではなかった。両国とも攻撃のイマジネーションに欠けていたように思う。結果は0-1でスペインの勝利。後半途中出場のイニエスタが、ビジャのクロスにイングランドDFがはじいた(かすった?)こぼれ球を豪快にミドルで差し込んだのが決勝点になった。
 冒頭にも触れたとおり、両国ともユーロ08の予選は崖っぷちの状態である。ただ、この試合を見てどちらがより深刻な状態にあるか時かれれば…イングランドと答える人が多いと思う。

 スペインは、ラウールを外し(代表にも召集せず)中盤から前の6人の内5人をバレンシア勢で固めた。特にサイドハーフと2トップはバレンシアのまんま。クラブチームでやっている間柄と言うのもあり、攻撃はそれほど悪いとは感じなかった。事実両サイドの上がりにビジャのチャンスメイクとモリエンテスの前線での動き等、役割・攻撃の形共に悪くは無かった。

 しかし、ルーニーやJ・コール、A・コールやテリーなど多くの役者を欠いているとは言えイングランドの攻撃の形は酷かった。CSの実況や解説陣は、ランパードとジェラードの共存がどうとかこうとかと言う話に終始していたが、一番問題なのはマクラーレン監督があまりにも"無策"である、と言うことである。
 前半の5分はスペイン陣内に猛攻を仕掛け、今年のイングランドは違うか、と思わせたがボールが落ち着くと後は防戦一方。攻めも右サイドのみの単調な攻めに終始し、いかなライト・フィリップスもあれだけベタに右サイドにボールを集められると、相手も考えて守るというものである。事実、D・シウバ、カプデビラ、アルベルダで効果的に守り、ライト・フィリップスの進入をしっかりケアしていた。
 タレントの質と言う意味ではイングランドもスペインもそれほど大きな差はないと思う。しかし量で言えば、時代のタレント予備軍は圧倒的にイングランドのほうが多い(と思うのは、八百屋がプレミアしか見ていないからかもしれないが…)ように感じる。
 そのようなタレントを全く活かしきれていないのがマクラーレン監督だ。
 そもそも、どのようなシステムで彼が戦おうしているのかが見えてこない。もうユーロ予選も後が無いとなれば、解任覚悟で腹をくくって戦術をある程度固定化すべきだ。1トップなのか、2トップなのか、2トップならファーストチョイスはだれだれなのか?中盤はワンボランチにするのか、フラットにするのか?ワンボランチを置くなら、ジェラードとランパードはどう使うのか?ジェラードはサイドでランパードを中に使うのか?…
 この辺が90分を通してどうしたいのか見えないまま無得点でオールド・トラッドフォードを後にするマクラーレン監督とスリーライオンズ。彼らの出口はまだ先のようだ。

 解説陣が腐心していたランパードとジェラードの共存。これは八百屋的にはトライすべきだと思う。持ち味の似ている二人だが、二人とも世界で屈指のレベルのMFである。使わない手はない。しかし、イングランドのFW陣に決定力のある選手がルーニーしかいないのでFWは2トップで固定するか、ルーニーの1トップにワンボランチおいて攻撃的能力の高いMFを4枚並べるか、ここら辺で決める必要があるだろう。八百屋的にはルーニーはワントップで活きない事、J・コールも怪我していることからも2トップのセンターをフラットにする布陣を勧めたい。もちろん、ジェラードとランパードを共存させ彼らをセンターハーフにすえるので、最低限の約束事は決めておきたいところだ。
 サイド攻撃を活性化させる1つのオプションとしては後半左サイドで目を引いたダウニングと、今年は精彩を欠いているがトッテナムのレノンも活用したい。もちろん今回のライト・フィリップスが悪いわけではない。彼はある意味マクラーレンの無策に討ち死にしたようなもので、マクラーレンが策を用意していればフィリップスも活きていた筈である。J・コールが不在である以上、人選が厳しいのは否めないが、現状のプレミアを見る限り彼らを使うのは有効だと思う。
 マンCのRSBのマイカ・リチャーズは良かった。攻撃的に行くならG・ネビルの代わりに彼を使うのも手だろう。LSBは…A・コールがいないと致命的だ。ブリッジもにしても今回のP・ネビルにしても決め手にかける。ここは積極的にプレミアの選手を試す必要があるだろう。

 イングランドのEuro08予選の次なる相手は、アウェーでのイスラエル戦。ここで負けると本選出場は果てしなく厳しくなる。マクラーレン監督の首もかかるであろうこの1番。マクラーレン監督の意地とスリーライオンズの底力に期待したい。        
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by R-130 | 2007-02-08 15:33 | ∟Football otherissue


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