2007年 02月 07日
サッカー:セリエA 基本は無観客試合で17日より再開か?
■ 今週末にもセリエA再開の可能性 スタジアムに新安全基準適用へ…ISM

■ マルディーニ「観客なしでの試合はばかげた案だ」…スポーツナビ

■ カターニャGM、森本の完全移籍明言…日刊スポーツ

■ 安全確保強化で合意=伊サッカー暴動事件で=リーグ再開、大半は無観客か…時事通信

■ アウエーサポーター団体入場禁止…セリエA暴動事件…スポーツ報知

■ 安全性確保できないクラブは追放も-セリエAの暴動事件…サンケイスポーツ

■ イタリア内務相「今後は試合開催禁止か、空のスタジアムで」…ISM


 やはり、と言うべきか。セリエAの再開にあたっての規制について、大揉めに揉めている。
 現段階の報道では、基本的に以下の条件を満たさないスタジアムについては、無観客試合での再開と言うことになるそうだ。条件を満たしていれば、観客は入れて良いとの見解らしい。

・グランド内外にビデオ監視装置がついている
・観戦チケットにナンバーが記入されている
・スタジアム内に警察官の詰め所がある


 この案件を満たすスタジアムは、以下の4つしかないそうだ。

・ローマ   スタディオ・オリンピコ(ASローマ、ラツィオ)
・トリノ    スタディオ・グランデ・トリノ(トリノ)
・パレルモ レンツォ・バルベラ・スタジアム(パレルモ)
・シエナ   スタディオ・アルテミオ・フランキ(シエナ)

 原則、この4箇所以外のスタジアムで試合をする場合は、無観客となるのが現段階での報道だ。
 しかし、無観客試合については上のマルディーニやチームオーナーも一斉に反対。酷いチームオーナーになると、
「これは警官とサポーターの問題だから、試合はもちろん観客を入れて即刻再開すべきだ」
と声高に主張する人もいるらしい。もちろん、イタリアのプロディ首相は「受け入れられない」と、ばっさり切り捨てたが、この発言は、殉職された警察官のとある情報が元となっている。
 尚、殉職された警官についての続報はスポーツ報知から引用した。

◆ 死因は肝臓破裂
 暴動事件で死亡したフリッポ・ラチーティさん(享年38歳)の死因が肝臓破裂だったことが5日、分かった。当初は顔面に爆竹があたったことが死因とされていたが、4日の司法解剖の結果判明。またラチーティさんは9月のカターニャ-メッシーナ戦後の暴動の後、裁判で暴動に加わった人物に不利な証言をしており、カターニャサポーターから逆恨みされていたという説も上がっている。



 いずれにしても根深い問題であることに変わりは無く、この件を警察官とサポーターだけの問題で片付けるわけには行かないだろう。実際に暴動は起きているわけだし、現に1人の尊い命が失われている。そこに直接的にしろ間接的にしろ、"カルチョ"が関わっているわけである。
 サポーターの暴動は昨今問わず常に起きており、大多数の健全なファンの妨げになっているとしか言いようが無い。イタリア政府はもとより、FIGC(イタリアサッカー協会)とCONI(イタリア五輪委員会)は毅然とした態度でこの問題の対策に乗り出して欲しい。

 ただ一方で長期の中断による経済的打撃も深刻になることが予想される。
 もちろん、中止した分の試合の打撃もさることながら、世界各国のセリエAの"馬鹿高い"放映権を支払っているテレビ局から、損害賠償のクレームが来ることは想像に固くない。たたでさえ、カルチョスキャンダルの影響で、セリエA離れが進んでいた矢先の出来事である。

 セリエAは、今、非常に危険な常態にあると言っても過言ではないだろう。
 とにかく、フットボールで人の命が奪われるようなことがあってはならない、
 そのことだけは間違いの無い事実である。
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by R-130 | 2007-02-07 01:09 | ∟Serie A 06-07


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