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2007年 01月 31日
F1:1/30 バレンシアテスト初日、初日は雨天、トラブルもボチボチ
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 スパイカーとトーロ・ロッソの2チームを除く9チームで30日からバレンシアで合同テストが開催された。ニューマシンを発表したチームが一堂に会するの最初の合同テストなだけに注目が集まった。尚、ウイリアムズとSuperAguriは暫定マシンでのテストとなった。

 初日はウェットセッションで雨は上がってもドライタイヤに履き替えるほどには回復しなかったようだ。タイムは以下のとおり。F1-Live.comより抜粋。

1. フェルナンド・アロンソ - マクラーレン・メルセデスMP4-22 - 1:12.538(+0.000) - 96周
2. キミ・ライコネン - フェラーリF2007 - 1:13.533(+0.995) - 48周
3. ネルソン・ピケJr. - ルノーR27 - 1:13.550(+1.012) - 31周
4. フランク・モンタニー - トヨタTF107 - 1:13.672(+1.134) - 38周
5. ヤルノ・トゥルーリ - トヨタTF107 - 1:13.722(+1.184) - 54周
6. ニック・ハイドフェルド - BMWザウバーF1.07 - 1:13.863(+1.325) - 56周
7. ジャンカルロ・フィジケラ - ルノーR27 - 1:13.871(+1.333) - 37周
8. ルーベンス・バリチェロ - Honda RA107 - 1:14.018(+1.480) - 35周
9. セバスチャン・ベッテル - BMWザウバーF1.07 - 1:14.047(+1.509) - 81周
10. 中嶋一貴 - ウィリアムズ・トヨタFW28 B - 1:14.527(+1.989) - 79周
11. ジェームズ・ロシター - Honda RA106 - 1:14.638(+2.100) - 43周
12. 佐藤琢磨 - SUPER AGURI Honda RA106 - 1:15.684(+3.146) - 31周
13. マーク・ウェバー - レッドブル・ルノーRB3 - 1:15.729(+3.191) - 32周
14. ルカ・バドエル - フェラーリ248 F1 - 1:16.388(+3.850) - 48周


 ハイドフェルドやウェバーはトラブルに見舞われた模様。また、ライコネンはF2007を初ドライブし2位とまずまずのタイムを記録している。トップタイムは、マクラーレンのアロンソ。ただ、路面状況などが見えてこないので何とも言えない所だ。
 ドライセッションでの力比べは明日以降に持ち越しとなった。
 今日は、他に2点の取り上げたい。


■ SuperAguri、東京で新車発表。タイミングは開幕戦の直前

 どうやら日程が3月12日(月)に決まったようだ。これは開幕戦のオーストラリアGPの4日前と言うぎりぎりのタイミング。カスタマーシャーシ問題で注目されているSuperAguriとSRSだが、SuperAguriはギリギリまで発表を先送りにしたのか、それともギリギリまでマシンの完成に時間がかかっているのか…いずれにしても開幕戦までには僅かな時間しか走れないことは間違いなさそうだ。
 HONDAの昨年型マシンのモディファイバージョンなのか、それてもまったくのブランニューマシンなのか、非常に気になるところだ。


■ ウイリアムズ、中嶋一貴を高評価。
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 TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プロジェクト)のF1候補生3人の中で、ウイリアムズが選択した中嶋一貴が密かに注目を集めている。
 中嶋一貴は日本人初のフルタイムF1ドライバー、中嶋悟の息子であることは富に有名。他にも、ネルソン・ピケやケケ・ロスベルグやマイケル・アンドレッティの息子らも続々とF1で走っており、2世ドライバーブームが巻き起こりつつある。
 ちなみに、ウイリアムズは中嶋一貴を3人の中から"テスト選抜"した。それは筆記や語学力と言ったテストで、その結果からウイリアムズは中嶋一貴を選択したという。事実、この3人の中で中嶋一貴が一番語学力が上と言う評価だ。
 しかもウイリアムズが中嶋を評価しているのは語学力などのコミュニケーションだけではない。チーム初のテストでもウエッコンディション明けの難しいシチュエーションにもチームがリクエストするテストを淡々とこなし、フィードバックも正確、ラップタイムも安定していたという。その評価としてチームは、テスト最終日には中嶋一貴に"タイムアタック"のご褒美が出たほど。これはテストドライバーに厳しいウイリアムズには極めて"異例"の出来事だそうだ。
 今回もウェットセッションながら、テスト1年生の中嶋をドライブさせている。これはチームから信頼を勝ち得ている証拠である。もし、技術に難のあるドライバーなら、ウイリアムズは中嶋にテストを任せなかったはず。しかし初日からステアリングを握っているのは如何に首脳陣や技術陣やクルーから評価されているかをうかがい知ることが出来る。TOYOTAエンジンの見返りとも言われていた中嶋一貴が、今や自分のポテンシャルをチームに認めさせ、F1への階段をまた1歩上ったようだ。彼の今後に期待したい。

by R-130 | 2007-01-31 21:10 | ∟F1 2007 Test


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