2007年 01月 21日
サッカー:プレミア24節 リバプールvsチェルシー
 プレミアリーグ24節。今週は4強対決のゴールデンカード。
 土曜日はアンフィールドでリバプールvsチェルシー。時間帯もそれ程遅くなく日本人にとってはありがたい時間帯だ。
 しかし、好勝負を期待するのは裏腹に、チェルシーはエマージェンシー状態に陥っていた…

 ホームチェルシーは以下の布陣。

          クラウチ      カイト

 リーセ   シャビ・アロンソ   ジェラード   ペナント

F・アウレリオ  キャラガー   アッガー    フィナン  

             レイナ

 カイト、ベラミー、クラウチの3FWが並び立つことはなかった。ペナントの位置にベラミーでも面白いと思ったがペナントがここに来て調子が上がってきたので使う必要もなかったか。現にペナントは活躍したし。
 前回は3バックを試したがやはり守備陣が不安定だったので4バックに戻したのは賢明な判断。LSBは、現地映像はリーセになっていたが、リーセが前線に顔を出していてそれをアウレリオが追い越していく形が多く、どちらがLSBか良く分からなかった。

 アウェーチェルシーは、大変な布陣に…

  ロッベン     ドログバ     カルー

  ランパード    ミケル      バラック

A・コール エッシェン P・フェレイラ ジェレミ

           ツェフ

 ツェフが頭蓋骨骨折で開頭手術をしたのが去年の10月。それから僅か3ヶ月での復帰。トップアスリートの回復力の早さには本当に驚かされる。ヘッドギアを着用してのプレーがちょっと痛々しくも映った。しかし、アンフィールドのレッズサポーターも、ツェフのアナウンスに拍手が送られていた。
 しかし、ツェフの復帰を補って余りあるマイナス材料がチェルシーには揃っていた。
 テリー腰痛、カルバーリョが発熱で土壇場で欠場、マケレレサスペンション…さらにブラルースとブリッジが離脱…センターラインを欠き、さらにDF陣は満足にオーダーも組めない状態。守備に難のあるジェレミ、P・フェレイラにスペシャリストでないエッシェン…これではチェルシー本来の強さは望むべくもなかった。中盤のそこには不慣れなミケルが陣取りバランスに不安を残す。RWのカルーもエールディヴィジで見せていた精彩は欠いたまま。この辺もJ・コール不在が重くのしかかっている。
 満身創痍のチェルシーをホームで迎え撃つリバプールは、誰の目から見ても有利な状況だった。

 前半。
 試合はあっさりリバプールが先制。
 3分、自陣からのフィナンのロングボールにクラウチのヘディング空振りフェイントがあったものの、チェルシーDF陣の対応が悪すぎ。カイトがフリーで受けてあっさり先制。誰が悪い、とは一概に言えないが、カイトをフリーランニングさせたジェレミも悪いし、ロングボールの対応のまずさを見せたフェレイラ・エッシェンも良くなかった。
 18分には、ペナントが右45度、25メートルのミドルを突き刺し2点目。A・コールが詰めないのがいけないと粕谷氏は指摘していたがあの間合いでは飛び込めないだろう。ペナントの好調振りが伺えるプレーだった。
 これで事実上リバプールが試合の主導権を握った。
 一方のチェルシーは序盤はパスが繋がらない。バラックやランパードが殆どパスに絡まない。サイドからおずおずとパスを繋ぐ単調な攻撃に終始し創造性はゼロ。ミケルもたびたび前がかりになり、ランパードがそのスペースをカバーしていたのもあったと思われる。このメンバーでは、守備から攻撃に移るときのスピードがベストメンバーに比べて大きく欠如していた。リバプール陣営も余裕を持って守備していた。
 20分にはロッベンが故障交代。替わりにライト・フィリップスが入る。シェフチェンコでも良かったような気がする。2点開けば、シェバに賭けて見ても良かったのではないだろうか。
 30分にはシャビ・アロンソがドログバの肘打ちを喰らい、上唇を出血。長らくリバプールは10人になっていたがそれでもチェルシーがリバプールゴールを脅かすことはなかった。アロンソはハーフ・タイムで上唇を5針縫って後半戦に復帰している。

 後半。
 リバプールはトーンを落としてカウンター狙い。決定的なチャンスは作れなかったが、リーセのロングシュートやカイトのジャンピングボレーなど見せ場がないわけではなかった。
 ボールポゼッションで主導権を握ったチェルシーは、ランパードやバラックのパスから好機を作ろうとするが、カルーやライト・フィリップスの絡みがイマイチで迫力ある攻撃の形が作れない。流石に今日はドログバも沈黙。
 後半28分には、ミケルを外してシェバ導入。4-4-2(4-2-4?)に切り替えるも全く活路は開けないままタイムアップ。
 チェルシーは全くいいところなくリバプールに完敗した。

 リバプールは、カイトの巧さは目立った。ペナントもひところの不調からは脱しているように見えた。しかしユナイテッドやチェルシーのベストメンバーと互角に渡り合えるほどの力は感じられなかった。例えば前半の内に後1点が奪えなかったのも、正直力不足の感が否めない。正直優勝の可能性はおろか、2位に食い込める可能性も低いと言わざるを得ないだろう。まあこちらも故障者が少なくない。シッソコやキューウェルあたりが復帰する2月以降に期待したい。

 チェルシーは今日に限ってはどうしようもないだろう。このメンバーでは、モウリーニョがどうこうという問題ではない。暫くチェルシーやモウリーニョを取り巻く環境は騒がしいままだろう。

 しかし、冬の補強はなしと決め込んでいるようだが、CBか右SBを1枚補強する必要はないのだろうか…ブラルースが空振りに終わってしまった以上、補強の必要性はあると思われるのだが…
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by R-130 | 2007-01-21 23:03 | ∟Premierleague 06-07


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