2007年 01月 15日
News:ISO取得企業である不二家の不祥事が投げかける問題
 不二家の不祥事。テレビでもドドーンと取り上げており、皆様もご存知のことだと思う。
 お約束の内部告発で、賞味期限切れの牛乳だ、卵だが恒常的に使用されている可能性が指摘されており、この報道を受けて、腹が痛いだの気分が悪いだの不二家の商品を食べた人間が1部訴えているとかそんな話にもなっている。
 
 さて、今回の問題。他の菓子メーカーもこんなことしているんじゃないか、と言う問題をはらんでいる、なんて提起はたくさんの人がしていると思うので、ちょっと別の観点から問題を考えてみたい。

 それは、この不二家がISO9001を取得していたと言う事実。
 ISO9001については、色々なサイトで山のように説明がされているが、このサイトがわかりやすいと思うのでリンクを載せときます。
 語弊を恐れずに言えば、このISO9001は、企業内の管理体制がしっかり構築されている、と言う認証を受けないと取れない。簡単に言えば企業の"資格"みたいなものでこれを取れば「品質・管理」等で社会的なステータスが得られる、と言ったところか。最近このISO9001や、より環境面に配慮したISO14001を取得していることを売りにしている企業が増えてきており、文言などはどこかで聞いたことがある人も多いだろう。

 しかし、品質管理や安心安全面で認証を受けているはずの不二家がこのような不祥事を起こす事実。つまり、ISO9001なんてただの看板でしかないと言うことが露呈されてしまった。結局、消費者が頼れる指針なんてどこにもないのだ。
 この認証制度も、本当に怪しいものだ。八百屋の会社もISO14001を取得しているが、取得に際しての外部審査さえ通れば、次の外部審査はうまくやれば5年に1度程度。毎年の審査は内部審査で、いわゆる内輪での監査になるため、なあなあになってしまいがちだ。八百屋の会社もそうだから間違いない。こんないい加減な国際規格があっていいのかと信じられない気持ちになってしまうものだ。

 最初さえ頑張って基準を満たせば、後は然るべき外部審査のときのみ、皆で口裏合わせて乗り切ればいいのだ。何とお手軽な国際規格なんだ!!社会的信用をこんな適当なやり方で得てしまっていいのだろうか?

 この問題を見事にぶっちゃげてくれたのが不二家だ。いい加減としか言いようの無い、ISO関連。ISOもこのような有名無実化している事態を重く、厳粛に受け止めるべきである。雪印の事件で消費者も本当に賢くなっている。
 社会における信用とは何なのか。企業ももっと真剣に考えるべきだ。本当の安心・安全を消費者に提供できない企業は、存続すべきではない。雪印然り、不二家然り。お客さまを騙した罪は、本当に大きい。もし欺き続けている企業がいるのなら、これを機に全うな商売をすべきである。
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by R-130 | 2007-01-15 01:30 | News


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