2007年 01月 06日
サッカー:シーズン前半戦総括 ~セリエA~
 現在ウインターブレイク中で、今週末より試合が再開されるセリエA。
シーズン前のカルチョスキャンダルで揺れに揺れたが、その影響を色濃く受けた前半戦の総括を簡単に行いたい。


■ 期待以上の活躍

・カターニャ ・エンポリ 


■ 期待通りの活躍 普通

・インテル ・パレルモ ・ASローマ ・ラツィオ


■ 期待に対して今一歩 今後に期待

・ウディネーゼ ・サンプドリア 


■ 期待外れ 残念

・ACミラン ・フィオレンティーナ


 シーズン前半最大のサプライズは、昇格組のカターニャの躍進だろう。敗戦は、カターニャより上の3チーム+フィオレンティーナのみというから驚きだ。4-3-3の攻撃的布陣は、八百屋の大好きなゼーマンを思い起こさせると思っていたら、カターニャのマリーの監督はなんとゼーマンに師事していたことがあるらしく、これは後半戦はカターニャを応援していこうを心に決めた。大体得点25ながら失点31.この失点の多さはリーグワースト3位だ。それでも4位にいちゃうカターニャ。好き嫌いありそうだが八百屋は大好きだ!!スカパーさん、頼むからカターニャ戦を放送してください(^^ゞ
 エンポリも堅守で話題をさらった。前半の終盤で上位チームにボコボコにやられて失点数はリーガ2位に下がったが中盤までは堂々1位を堅持していた。ただ、ヴァンヌッキの閃きだけで勝ち点が積み上げられるほどセリエAは甘くない。ここに来て息切れしつつあるチームをどう立て直すのかに注目したい。

 カルチョスキャンダルの影響を受けなかったこの4チームは、概ね期待通りの成績を残している。インテルは今年スクデットが義務付けられているチームだ。あれだけのスカッドを有して勝てなかったら、はっきり言って"何やってんの?"の世界である。まあ個人的には、それでも優勝できずに監督の座を解任されるマンチーニの弁を聞いて見たい気もしたが…ただ、18戦を終えていまだ無敗と言う結果は評価してもいいかもしれない。
 ASローマ、パレルモも予定通りの順位だが、やはり選手層がインテルほど無いため、コンスタントに結果を残しづらいといえそう。パレルモは完成度の高さで序盤首位を走っていたが、インテルとの直接対決に敗れた後は徐々に後退。現在3位につけている。ASローマは今シーズンセリエAで一番スペクタクルなサッカーをやっていると評判だがやはりパフォーマンスが安定しない。ドカーン点を取ったかと思えば貧打に喘ぐときもある。中盤より上は替えの効かない選手が多いために誰かが欠けると戦力がダウンするからだろう。
 その同胞をダービーで破ったラツィオは徐々にペースを上げてきた。ASローマ同様見ごたえのあるサッカーで前半のもたつきを取り返して5位まで上がってきた。もっともこのチーム、カルチョ・スキャンダルの裁定で勝ち点は-3。順位的に浮上するのに時間がかかったのも致し方ないか。

 カルチョスキャンダルの影響を受けていないウディネーゼとサンプドリア。12月ごろからようやく両チームとも本領を発揮し始め、順位は共に6位と悪くないが、正直前半にもっと勝ち点積み上げられただろうと言う評価から、今一歩とさせていただいた。特にサンプドリア。あれだけのスカッド有していれば4位くらいに食い込んでもおかしくないはずなのに、中盤で一気に負けこんで一時は14位まで急落した。ただチームは上り調子なので今後は上位を脅かすジョーカーになるかもしれない。ウディネーゼもイアキンタや新加入のギャンを活かせず順位が低迷した時期があった。このチームも序盤好調ながら中盤に3連敗を含む5試合で勝ち点3しか取れなかった時期がありそれで6位に甘んじている。もっとやれるだろうと思うので後半に期待したい。

 今年のセリエAをつまらなくしているのは間違いなACミランとフィオレンティーナ、この2チームである。両チームともカルチョ・スキャンダルのあおりを受けた形での不振となっているが、それでも特にACミランのこの順位はいただけない。
 確かに、補強がままならなかった点は考慮しなければならないだろう。シェフチェンコの抜けた穴と、DFラインの整備は裁定がなかなか確定しなかったこともあり遅々として進まなかった。それでも、現有のスカッドは尚イタリア屈指であることは間違いなくこれは補強だけの問題とは一概にいえないような気がする。
 W杯後でCL予選からの出場でコンディションが滅茶苦茶だというのが通説になっているがそれでも下位チーム相手に取りこぼしが多かった前半戦はとても評価できない。勝ち点ペナルティがあろうと、12位と言う成績はフロントも考えきれない"不測の事態"なはずだ。この状況を監督がいかにして選手のモチベーションを上げ、リーガとCLの2足のわらじに対応していくか。最低限のCL出場枠の4位に滑り込むには、4位カターニャと勝ち点5の差を縮めればよい。これは現実的な差である。後半の巻き返しに期待したい。
 フィオレンティーナは、数字上はそこそこやっているのだが、イマイチ結果が伴っていない気がする。今年はトニが去年のように活躍しきれていない。また、攻撃陣だけを見れば18試合で30得点と言うのが少なく感じてしまう。厳しい言い方をすればこの辺にプランデッリ監督の限界が見え隠れする気がする。有力なスカッドを有しているだけに、監督が変われば面白いサッカーをするのではないか。そんな気がする。フィオレンティーナも何とかカップ戦の出場枠にたどり着くことが出来るだろうか?CL圏内なら勝ち点8、UEFA圏内なら勝ち点5を縮めれば手が届く範囲だ。こちらも現実的な差である。後半戦で逆境を跳ね返せるのか、注目したい。


 前半戦は、期待はずれの2チームが下位に沈んだ以外はほぼ、予想通りの展開だった。後半戦はインテルを慌てさせるチームが出てくることを期待したい。このままだと上位3チームが確定し、残りのCL1枠を多くのチームが熾烈に争う展開になりそうなので、もう一波乱あることを期待したい今日この頃である。  
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by R-130 | 2007-01-06 07:25 | ∟Serie A 06-07


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