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2006年 12月 03日
スポーツ:世界バレーについて考える
 なんか、以前のエントリーで似たような事やってましたけど、見逃してやってください(^^ゞ

 約2ヶ月間続いた世界バレーも本日で日程を終了と相成った。
 しかし、皆さん、不思議に思いません???
 なんか毎年、バレーボールの世界大会らしきものが行われていることを。
 しかも、ほぼ日本で行われていることを(違う土地で開催されたこともあったかもしれないけど)。

 自分は、サッカーしか見ないんでサッカーの価値観で物を計っちゃいけないと思うんですが、でも世界大会ってワールドカップぐらいじゃないの?あとオリンピックぐらいだよね。
 で、今回は世界バレー。あれ、去年は何だった?一昨年は何だったっけか?でも、なんか「世界ほにゃらら」とか「ワールドほにゃらら」とか冠のついた大会が、最近頻繁に日本で行われているような気がしてならない。

 どうして、毎年のように、しかも日本なんだ!?


 やっぱり日本でやると儲かるからでしょうねぇ。それはFIVAも認めてるし。
「日本は重要なマーケットプレイスだ」って。
日本のテレビ局も、放映権の獲得のためにFIVAに相当お金を積んでいるみたい。視聴率とれるから。10%~15%は固いみたい。ちなみに、日米野球は5%程度。それはバレー映した方がいいってことになるよね。
 しかも放映権賄う為にスポンサーも沢山つけなきゃいけないから、色々とスポンサーの注文も多い。タレントも起用しなければならない。スポンサーの意向もあれば、バレーに興味のない視聴者層を取り込まなきゃいけないから。DJも雇わなきゃいけない。音頭を取らなきゃだしね。ニッポンチャチャチャってね。

 …なんかおかしくないか?
 タレント起用したり、DJ雇ったりって…それってスポーツに関係あるの?
 スポーツの素晴らしさだけを追いかけるなら、DJもタレントも要らない。スポーツだけで、バレーの試合を流すだけの真っ向勝負にすればいいじゃない。それでも、中身が素晴らしければ視聴率は充分に取れる。サッカーや野球はそうだ。ここぞと言うときの試合はものすごい視聴率を取る。それは皆が惹かれるような素晴らしい何かがそこにあるからだ。ディープインパクトが日本の深夜にフランスで走って、それに日本国民の5%が見たって言うんだから、何もしなくてもそのコンテンツに、訴えかける何かがあれば、飾りは要らない。

 結局、民放各局はバレーと言うスポーツを純粋に放映するという"コンテンツ"に自信が無いんだろう。だから、タレント雇ってDJ雇って盛り上げて、目先の数字だけを追いかける…これじゃあスポーツと言う文化が根付くはずもない。その場だけで終わっちゃう。選手に、ニックネーム就けるのも意味不明。"鉄腕エリカ""プリンセス・メグ""ゴッツ"終いには荻野には"戦う30代"…(いや、でも荻野が日本代表にまだいたのには相当びっくりしたけど)。そこに、民放各局は我々に何を訴えようとしているのか?

 今回の世界バレーの裏話。
 日本戦は、すべてテレビスケジュールにあわせて組まれたんだと。
 優勝決定戦が前座で昼過ぎごろ試合が行われ。7位決定戦の日本戦がゴールデンタイムにあわせて夕方6時からの試合。もちろん、7時からのTBSのテレビ中継にあわせるため…
 おいおい、優勝決定戦が日本戦の"前座"?サッカーじゃまずありえない。
 こんな扱いされて、ほかの国はマジ怒ってると思うぞ、賞味な話。
 つまりは、日本戦が6時に試合開始になるように、他の試合のスケジュールは全く流動的であったというのだ。こんなことを認めるFIVAもどうかしていると思うけど。

 また、来年も日本でバレーの世界大会が行われるそうな。
 何処が放映権を獲得したか知らないけど、もう既にホスト局も決まっているとの事。頼むから来年は、バレーボールの魅力"だけ"に迫っていただきたいものだ。
 頼むから、タレントを起用するのはやめよう。もうお腹いっぱいって感じです。

 メディアがこのようにスポーツの本質をゆがめ、変に装飾して我々に届けるようなことをしてほしくない。頼むから純粋に届けてもらいたいものだ。純粋なスポーツファンの獲得に、是非民放各局は務めていただきたいものだ。


  

by R-130 | 2006-12-03 23:11 | Sports


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